合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

将来的に不動産を中心とした総合的相続コンサルタントとして独立開業を目指す中で、宅地建物取引士との複合資格により業務範囲を拡大したいと思い、行政書士試験にチャレンジいたしました。
行政書士は兼業についての規制が比較的厳しくないというイメージがあり、会社員を続けながら副業で取り組みやすいのではないかと考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

ネット検索のトップに出てくるアガルートが目に止まり、取り敢えず資料請求し、他の予備校数社と比較検討させていただきました。
価格的には決して安いとは言えませんでしたが、テキストの見やすさ、講座内容のバランス、全額返還制度、そして何より相賀先生の話し方に惹かれ、アガルートに決めさせていただきました。

合格体験記・学習上の工夫

1.本試験受験結果


神奈川会場にて受験し、以下の結果でした。


得点状況

基礎法学1/2、憲法4/5、行政法18/19、民法5/9、商法1/5、多肢選択9/12、記述(推定)44問15点、45問15点、46問0点一般知識12/14(うち、文章理解3/3)、総合得点212(法令科目選択式134点、記述30点、一般知識48点)


解答順


かなり独特な順番で、模試でも本番でも以下のように解答を進めました。民法記述のキーワード検討→民法択一→民法記述解答記入→一般知識→行政法記述のキーワード検討→多肢選択3問→行政法択一→行政法記述解答記入→基礎法学→憲法→商法
※その意図は、以下のような感じです。
・思考力が必要な民法、記述、多肢選択、文章理解などを、時間と心に余裕がある前半部分で落ち着いて解きたい
・記述のヒントとなるもの(漢字も含め)が択一や多肢選択の問題文に記載されている可能性に期待した(結果的には特にありませんでしたが)
・基礎法学や憲法から解くと試験センターの術中にはまりそうなため裏をかきたかった
・体力に自信がないので、失敗が許されない一般知識を前半でこなし、あまり得点が期待できない商法を最後にしたかった


上記解答順の取組結果

想定通り、最後の商法にたどり着いた時には朦朧気味で、間違い肢の組合せを選ぶべきところ、正当肢を探していたという失態が2問もありましたので、良い意味ではないですが作戦成功と言えるかと思います(勘違いしなくても正答できなかった可能性が高い科目だったから)。
また、勝手にシャッフルして解答していると、奇問愚問に出くわしても不思議と焦る気持ちが湧いてくることはなく、淡々とこなすことができたようにも感じています。
なお、シャッフル解答のリスクであるマークミスや記述記入欄の間違えですが、模試では慌てて間違えそうになったことが3回ほどありましたが、実践訓練を重ねたことで、本番では通しての見直しの際にミスは見出せませんでしたので、全体としてはまずまず成功であったと感じています。

2.本試験を受験しての感想


・4~5日前から緊張感が高まり、眠りも浅くなりがちで、当日も疲労感と緊張感がかつてないレベルに達していると感じていました。
・よれよれの状態で何とか会場入りしましたが、試験開始後は予想よりも冷静に対処できました。
・これは、「できなくて当たり前」の民法から取り掛かったこと、次の一般知識がヒラリーさんやGDPなど、本当に一般常識を問う問題が多く例年以上に解きやすいと感じたこと、そして勝負どころの行政法も正解肢が一読で判断できる問題が多かったこと、などに助けられた結果だったかもしれません。
・詳細な分析をしたわけではないのですが、過去問や各予備校の予想範囲からの出題は多くはなく、初見の問題にいかに対応できたかが成否の分かれ目だったと感じています。
・10月以降、何となく過去問をこれ以上繰り返して確認する気が全く起きず、なるべく新鮮な問題に取組みたいという直感に従って勉強したことが、結果的に奏功したのかもしれません。
・一般的なアドバイスに反し、過去問を入念にはこなさず、模試などに手を広げて実践での勘を養おうとした方向性が本当に最適だったのかは立証できませんが、本試験を体験してみて、やはり基本知識をただ覚えてアウトプットする訓練だけでは合格が難しい試験だと感じました。


3.受講・学習状況

私は保険会社に勤務する会社員(係長)で、これまで取得してきた資格は、宅建(6年前)、消費生活アドバイザー(3年前)、FP技能士1級(20年以上前)などです。以下、今回の学習・受講経緯をお伝えします。
・2月申込、学習開始3月(憲法、商法)
・途中4、5月は仕事が忙しく、GWも含め、ほとんど勉強できず
・6月に再度気持ちを入れ替え、6月末までに民法の講義を一通り視聴
・7月初旬に司法書士試験のお試し受験(憲法2/3、民法9/20、商法3/9、学習していない他の科目はほぼ0点)
・7月末までに行政法の講義を一通り視聴
・8月末までに過去問を1回転(民法、行政法)
・9月末までに過去問2回転目(民法、行政法)※全科目2回転目以降は前回不安が残った問題のみ実施、以下同様
・10月中旬までに行政法のみ過去問3回転目+LEC模試付録ドリルにて憲法・行政法の条文、判例を復習
・10月末までに憲法・商法3回転目、民法完成の80問の講義視聴、各種豊村先生の直前ヤマ当て視聴
※9月、10月はほぼ毎週日曜日に模試を受験(他校7回、アガルート1回)、9月は概ね記述抜きで140~160点、10月は150~180点といった感じの得点状況
・11月は記述対策の暗記(模試9回分および他校の市販問題集)と、平成3年過去問初回(解説講義は聴けず)、各種YouTubeの視聴、一般知識模試復習、他校模試2回分簡易実施
・直前1週間はニュース検定、速攻の時事、8回の模試の復習など一般知識を強化、記述は問題集模試からピックアップした問題と解答を読み上げた録音を3回くらい聴く勉強を実施(眼精疲労が強くテキストを読める状態ではなかった。。。)、各予備校等の直前対策YouTubeの視聴にて知識補充

入門総合講義のご感想・ご利用方法

【受講しての所感】
・講義動画は主に通勤時間に視聴しました。相賀先生の講義はとにかく分かりやすく楽しい雰囲気なので、学習意欲を維持することができ、結果として短期合格を実現できましたことに大変感謝しております。
・他校の模試解説講座も受講しましたが、アガルートの講師陣の皆様のレベルの高さが印象に残っております。
・相賀先生の講義は1ユニットの時間が短いため、通勤時の使用には最適でした。
・15分前後というユニット時間は、乗り換えや徒歩時等の隙間時間の活用に役立つことはもちろん、もう一度聴きたい箇所を見つける場合も探しやすい等、大変便利で重宝しておりました。
・また、重要ポイント箇所のスピードチェックも大変ありがたい存在で、特に民法は難解な科目でしたので、複数回視聴した箇所もありました。
・テキストはじっくり読み込む時間がありませんでしたが、不明な点を調べるとほぼ必ず答えが記載してあり、適度なカラー使用で大変字体も見やすく、改めてその完成度の高さを感じております。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・林先生の過去問講座も視点が鋭く、試験センターへの批判精神にあふれていて最高に楽しかったのです。
・特に行政手続法における適用除外の覚え方など、独自のノウハウが随所に散りばめられていて、実戦力を養うことができました。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

・記述対策を開始したのは9月に入ってからだったと思いますが、林先生の記述過去問解説講座に対する意気込みや情熱に熱いものを感じ、大変前向きに取り組むことができました。
・解説動画の視聴は1回しかできませんでしたが、解答に至るプロセスを段階的に丁寧に説明くださいましたので、重要なポイントをしっかり把握することができました。
・また、個々の問題の解答方法に加えて、記述式問題への対策として共通する全般的な注意事項や手法の解説が最初にあり、学習法に迷ったり、行き詰まってしまった時に再度視聴することで、指針を得ることができました。
・記述テーマの網羅性を補完するために、市販のテキストも活用しましたが、林先生の講義で基本的な考え方や学習方法を学んでおりましたので、大変スムーズに進めることができたと感じております。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

・民法の学習は範囲を過去問だけに絞った場合でも、完全に理解することが難しいと感じておりましたので、『択一式対策完成への問題』解説講座に着手しましたのは10月以降になりました。
・特に民法は過去問未出題のテーマが毎年出てくる印象でしたので、他資格試験の問題をセレクトした『択一式対策完成への問題』解説講座は、模試と同様、実戦力、応用力、現場対応力を養うには最適なものだと感じました。
・特に豊村先生の解説は軽快な語り口と、絶妙な例え話などが相まって、大変印象に残りやすい内容に仕上がっており、最後の総まとめとして大変ありがたいものでした。
・入門総合カリキュラム/ライトでは行政法や一般知識の『択一式対策完成への問題』解説講座を受講できなかったため、Amazonでテキストのみ購入して、自習することになりましたが、最初から入門総合カリキュラム(フル)にしておけばよかったと、少し後悔しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

・豊村先生のAWESOMEコンサルティング動画では、アガルートの模試は、最後まで大切に取っておくべきデザートなどではなく、早めにさっさと受けて、重要予想ポイントを確認する方が良いとおっしゃっていたのですが、私も多くの皆さんと同様、最後まで大切に残してしまいました。
・前述のとおり、9月、10月はほぼ毎週日曜日に模試を受験(他校7回、アガルート1回)しておりましたので、各予備校ごとの出題傾向の違いなどを感じながら学習しておりました。
・アガルートの模試は入魂の1回のみのため、豊村先生もおっしゃっていましたが、出題が予想される重要ポイントのみで構成されており、もちろん未体験ゾーンの肢も散りばめられていてはいますが、総仕上げには最適な内容だったと感じておりました。
・やはり最後まで大切に残しておいてよかったと感じた次第です。

講師へのメッセージ

今回無事合格できましたのも、学習指導をいただいた相賀先生、豊村先生、林先生、そしてサポートスタッフの皆様のお力添えあってのことと、あらためて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
本試験直後に各予備校の速報解説動画を視聴しましたが、アガルートの講師陣のまとまりや温かい雰囲気、そして的確な問題分析や解説など、一歩も二歩もリードしている印象で、やはりアガルートを選んで良かったと嬉しく思いました。
次に目指す目標を不動産鑑定士にしてしまったので、アガルートで学べないのが大変残念ですが、(いつになるかは分かりませんが)その次に目指す予定の土地家屋調査士ではアガルートアカデミーを選びたいと思っております。本当にいろいろありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。