合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

入管業務の実務家になりたいと考えていたから。大学の英文科を卒業後、就職した会社で外国人との勤務経験を重ねるうちに行政書士の国際業務に興味を持つようになりました。勤務と並行した受験勉強でも多数の合格者が存在する国家資格であるという点も前向きな判断材料の一つでした。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

豊村先生の講義がわかりやすかったから。この1点に尽きます。法律初学者の私にとって条文学習は当初苦痛でしかなく、他の予備校の堅い雰囲気の講義は私にはハードルが高かったです。全ての講義に音声ダウンロードがついている点と、改正点を踏まえて重要条文の絞り込みをしてくれる点が非常に助かりました。

合格体験記・学習上の工夫

私は独学2年・予備校2年の計4回目での合格でした。誤った学習方法の反省を経て、最後は択一のみで180点の合格を果たしました。
1回目は完全な記念受験であり76点での不合格。記述式は採点されず一般知識も足切りでした。2回目は引き続き独学で参考書による学習でしたが、客観的に学習方法を修正する機会が無く150点での不合格でした。条文学習はほぼしていませんでした。
実は2回目の不合格の後、自分には向いていないかもという理由で翌年は受験勉強から離れており、本試験も申し込まずに未受験という状態でした。その後は行政書士試験への消化不良の思いを捨て切ることが出来ず悶々とした日々を過ごしていました。そんな中、YouTubeで豊村先生の存在を知り、「これなら自分でもついていけるかも」と思い受験勉強の再開を決意します。
そして3回目の受験。アガルートの入門クラスで学習を再開した私は「直前期の素材作り」を念頭に置いた学習を開始することになります。
苦手意識のあった条文学習ですが、豊村先生のメリハリのある講義は私にとって相性が良く、本試験では行政法で17問正解するまでに成果が出ました。3回受けた模試でも1回も170点を下回ることが無く、独学時代とは明らかに違う盤石な基礎が固まりつつある実感がありました。しかしながら、満を持して臨んだ本試験では174点での不合格。敗因は明らかで、過去問に偏った学習の結果、民法での得点の上積みが不足していたことです。
4回目の受験も迷わずアガルートの受講を決めました。理由としては予備校のせいでは無く、自分の学習計画ミス(特に民法)が明確であった点と、他資格問題集・記述問題集での民法の得点力アップが見込めると判断したからです。
結果的にこの作戦は功を制しました。民法(特に債権分野)での条文知識の改善が目覚ましく、過去問で問われたことのない条文知識を網羅的に他資格セレクト問題集でカバーしたことが本試験での自信に繋がりました。
また記述問題集も得点力アップの大きな要因であり、問題集がコンパクトであることと1問毎に収録が区切られている点が、通勤時での音声復習を後押しして主要な条文知識の抜け防止に役立ちました。4回目の受験では模試で200点を下回ることが1度もありませんでした。本番も択一のみで180点、記述は34点と昨年の反省を生かした学習計画で合格を勝ち取ることが出来ました。
複数回受験での合格なので偉そうに言える立場ではないのですが、敢えてポイントを挙げるならば①条文学習の重視②音声学習の導入だと思います。行政法は勿論ですが、①②を民法(特に債権分野)まで広げることができれば合格は一気に近づくかと思います。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

全科目ごとに問題集を計3周繰り返しました。具体的には8月までに全科目を1周。9月以降はそれぞれ2周といった具合です。2周目以降は間違えた問題・間違えた選択肢のみに絞って演習を実施し「1度正解した問題・選択肢は極力繰り返さない」ということを方針としていました。
勤務しながらの受験であったことと、前年度の経験から「自力で1度正解できている問題は10月の最後の模試以降の復習で足りる」という実感があったので、かなり大胆な絞り込みをしたと思っています。結果的にこの絞り込みのお陰で「自力で得点できていない論点」に多くの時間を費やすことが出来、苦手である民法の条文・難化傾向の憲法に多くの時間を割くことが可能となり、模試での得点が大幅に安定した実感があります。
また、豊村先生が常々講義で仰っていたように憲法の統治分野・民法の家族法分野・個人情報保護法などは直前期の詰め込みでも間に合いますし、むしろ意図的にそのようなメリハリをつけるべきです。不合格の年は満遍なく全科目を学習していましたが、今回合格出来たのは「直前期になるまでやらなくていいことリスト」を作成したお陰だと思っています。
上述した豊村先生の学習アドバイスは何気なく講義で耳にしたものですが、その1つ1つを「無理なく自分の計画に落とし込む」ことが上手な付き合い方ではないかと思います。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

本格的に取り組んだのは直前期である8月中旬以降でした。大きく時間を割くことはせず「通勤時間のコマ切れ時間しかやらない」と決めて1か月で1周、その後は間違えた選択肢のみで2・3周しました。
商法・一般知識分野でこの講座は特に威力を発揮したように感じます。「時間をかけたくないけど、網羅的に最低限の知識は押さえておきたい」という矛盾した直前期での悩みを解決してくれたように感じます。
結果的に本試験では商法を3問・一般知識を10問得点することが出来、憲法・民法・行政法への時間捻出を邪魔しない中で、最大限の活用が出来たのではないかと感じています。
ただでさえ範囲が膨大で知識の維持も大変な中、「実績のある予備校が学習範囲を絞ってくれている」と信じ抜いたことが結果に繋がりました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

本格的に取り組んだのは直前期である8月中旬以降でした。1日4題と決めて9月の模試ラッシュの前を期限に1周しました。少し変わった使い方かもしれませんが「2・3周目を解きなおす」ということを私はしませんでした。その代わり1週間で80題を目安に、通勤中や勉強疲れで休んでいる時にテキストを見ながら音声復習をする、という手法を取りました。結果的に本試験までに音声復習を80題で8周程度はしました。
この取り組みでは大きなメリットが2点ありました。1つ目は、民法の条文学習を短時間で網羅的に出来たことです。結果、模試で出会う記述問題1つ1つが「音声学習の復習の場」のような位置づけとなり学習効率が飛躍的に向上しました。2つ目は、条文素読の代用としての活用です。私は条文素読をするのが苦痛で課題を抱えていましたが、総まくり記述80問攻略講座で扱った条文「+αの周辺条文」のみ素読するという絞り込みをした結果、「飽きない・負担に感じない」範囲で自分のペースにあった条文学習が出来ました。コンパクトサイズで持ち運びし易い点も大変気に入っていました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

計6回受験しました。不合格だった昨年は完璧主義で選択肢を全て復習し1週間近くかけていたのですが、今回は「不正解の問題・選択肢」のみに絞って復習をするように心掛けていました。結果的に模試復習はそれぞれ1日半程度で済むようになり、一般知識に関してはあまり深刻に考えずに半ば「読み物」として活用していました。
唯一こだわっていたのは主要法令科目の「条文」であり、不正解した問題・選択肢については該当条文をスマホで撮影・画像保存して嫌でも日常的に見返すという状況を作っていました。こうした取り組みの甲斐もあって6回の模試では1度も200点を下回らずに本試験に臨めました。条文学習にはある種の執念と工夫が必要だと感じています。
また、アガルートの模試につきましては演習する教材がネタ切れになった後に補助的に使用しました。解説は不正解問題しか視聴していません。問題の難度が高く少々面食らったのですが、その分本試験では余裕を感じることが出来たので良い精神安定剤になったかと思います。

豊村ゼミのご感想・ご利用方法

条文学習の絞り込みが得点力に繋がった。この1点に尽きます。ゼミで扱った条文知識は「紫ペン」と決めて六法にマーキングしていました。どういうことかというと、8月までの「素材作り」を見据えて間違えた問題・選択肢の関連条文を六法にマークする作業を当初から行っていました。
その一方で「自分の弱点範囲の特定」はできても「試験で問われる範囲の特定」は出来ていない、という課題を抱えていました。そのような状況の中で他の受講生の皆さんを交えて「周りも得点できないから優先度を下げて良い分野」と「周りも正答するから落としてはいけない分野」のメリハリをつけることが出来ました
最終的には上述した、目的の異なる2種類のマーキングを活用して本試験の記述問題では昨年度の得点から20点増を果たし、民法・行政法という主要科目で大きく合格に近づけたように思う。

講師へのメッセージ

豊村先生のお陰で行政書士試験に合格することができました。講義の中で度々口にしていた学習方法へのヒントが、私の学習方法の修正を後押ししてくれました。本当に感謝しています。
アガルートは自信を持って行政書士受験生にお勧めできる予備校だと思います。これからも数多くの受験生を合格へ導いてください。