合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

33年間会社員として働いておりますが、通勤時間も往復4時間と体力的に負担が増してきておりますので、定年ももうすぐということもあり、生涯健康で社会人現役を貫きたく、開業可能でかつ短期間で資格を取得できるといわれている行政書士をめざしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

1回目の試験日に日大法学部会場に豊村先生がおいでになり、ブラックサンダーをもらった事で親近感がわき、また豊村先生の講義は一般公開されているYouTube動画を見て講義が分かりやすいということは実感しておりましたので即決でした。おまけに講座料返金制度があるということも大いに背中を押しました。

合格体験記・学習上の工夫

私は令和4年度の行政書士試験が2回目の受験でした。今年は「絶対合格する!」と意気込み、3月から講座に申し込み動画視聴を開始しました。しかしその10日後心臓病に襲われ2か月半の療養生活に入る事となりました。もちろん会社も休職です。勉強は不本意ながら中断となりました。
体調が戻った5月中旬より動画視聴を再開し勉強の開始です。しかし試験当日まであと5か月程度と考えると時間もなく勉強の効率を上げる事しか頭にありませんでした。そこで、インプットは昨年の受験時の貯金を信じて過去問学習(一問一答式、5択式)を勉強時間の7割を投じ、2割基本テキスト、1割条文の確認という勉強方法をとりました。57歳の身体、脳みそにムチをうちながら、往復の通期電車のなかでは2時間はひたすら問題をといていました。これは毎日かかさず実行しました。そこで私の勉強方法ですが

  1. 各講義をサラッと1回視聴
  2. テキストを読む(黙読)
  3. テキストで読んだ該当単元の過去問題を解く(1問1答式、5択選択式両方)
  4. 間違えた問題にはデカい〇を打つ。
  5. 間違えた問題に関する部分を解説、テキストで確認する。
  6. 問題に出てきた該当の条文を読むと同時に印をつける。これ大事です。


基本これを繰り返します。最終的に問題集は最低7周位はしておりました。7周する頃には〇(間違い箇所)の数がかなり減っていき、自分の成長を感じる事ができました。しかし最後まで何度も間違える問題もありますが直前期に駆け込み記憶で対応です。
そこで大事なのが、難易度ランクA、Bを確実なものにすることです。Cランクは気にしてはいけません。さて、記憶法ですが私は音声からの記憶の定着が非常に悪く、視覚重視の記憶方法をとっておりました。何度も目に入る事で覚えて行こうという方法です。とにかく目にする回数で勝負です。そして、会社通勤の歩いている時間は、昨日勉強したところの1定義でも思い出しながら歩くようにしていました。暗記は想起する事で記憶が定着するようで。
そして最後に条文学習についてですが1回目の受験の時はなぜ条文を読めといっているのか理解できず、条文に触れる事を疎かにして不合格となりましたので、今回はテキスト、過去問に出てきた条文は必ず紐解くようにして実力があがりました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

講座開始直後から、まずはじめたのが、この図表まとめ講座でした。1回目の受験で各科目のテキストのインプットは終了しておりましたが、いざ2回目の受験勉強をはじめてみると知識が抜け落ちている所、網羅的に理解してない所が多数ある事を痛感し、この図表まとめ講座を活用し、高速で全体像を把握する事に努めました。
まずは2冊のテキストを兎に角集中して1周を終了させる事に集中しました。『民法・商法』は2週間で1周し、『行政法・憲法・基礎法学・一般知識編』も2週間で1周を終了しました。そうする事で試験科目全体を一通り押さえたんだという自信と安心感がめばえ、その後の各科目の勉強に自信をもって挑む事ができました。
図表は要件効果、類似論点の比較などすごく良く効率的にまとめられておりましたので、過去問、問題集を取り組んで間違った箇所、よく迷う箇所についてはこの図表まとめ講座テキストに戻り、論点の比較、整理に使用しました。
また直前期の暗記ラストスパート時期においても、どうしても混乱する知識について自分の言葉を付けたしながら暗記の一助として活用しました。講座の中で豊村先生がおっしゃている事でテキストに記述がない箇所はもれなくテキストに書き込み、1言も漏らさないぞという意気込みで臨んでおりました。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

「START UP 判例」解説講座はメインの勉強の合間に補助的に講座を視聴していました。時には豊村先生の講座の中で「START UP 判例」解説講座でも詳しく説明する旨の事をおっしゃった時はすぐに該当箇所を聴いたりもしましたが、基本的には冒頭の通り勉強と勉強の合間に肩肘はらず視聴するというスタイルをとっていました。民法、行政法をメインとし知識を補強しました。
すべての単元を視聴することはできませんでしたが、知識の補強には貢献してくれたと感じております。あれだけ判例を細かく分かりや数すく説明されているので、1回目の受験勉強では一切判例の勉強を行ってこなかった私が、具体的な判例の読み方が分かるようになり、法律の具体的な適用の仕方が腑に落ちて分かるようになりました

行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

行政書士試験過去問ベストセレクション講座は『行政法』『民法・商法』は2周、その他は1周したものもあれば1周できないものもありました。私はこの試験勉強全体の勉強時間のうち、択一式問題集、5択式問題集に取り組む時間を勉強時間の7~8割も割いており、この行政書士試験過去問ベストセレクション講座は試験直前の前の時期に力だめし的な利用方法をとりました。
択一は市販問題集の肢別過去問、5択式は市販の有名な本を使用、最後の力だめし的な位置づけでこの行政書士試験過去問ベストセレクション講座を活用しました。野球でいえば7回の表裏位の時から取り組んだため、冒頭で述べたように1周できなかったものもありました。5択の試験本番の練習試合のつもりで迷わす肢のにおいをかぐ、また即切りの感覚を身に着ける訓練になったともいます。2週目は肢別問題と同様にとらえ全ての肢の解説を読み、理解していない肢は付箋をはり見直しを行いました。

他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

この講座は勉強時間の制限がある中で、他の資格の問題集に取り組んで、勉強の効果がでるのか疑問がありました、司法試験?司法書士?当たり前ですが行政書士より難しいとの固定観念から手をつけるのを躊躇していました。
ある程度実力がついてから取り組もうとそっと本棚に鎮座させておりましたが、実際に軽く解いてみると以外に解ける事を実感し一通り解きました。
特に民法においては抽象的で短文の肢を並べられると非常に難しく本質、条文を理解していないと解けないと新たな発見をさせて頂きました。これにより以後に条文に対峙する意識が一段階上のレベルにいったのではないかと感じております。問題文の本質を理解する力が養えたと思います。事例問題の方が簡単に思えるようになったことで自信となりました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり記述80問攻略講座はその名の通り試験当日3か月前の8月中旬ころから勉強に取り組みました。自分のなかで記述問題は非常に苦手意識があり、後回しにしていたというのが本当の所です。
記述問題は択一の問題の実力が付くと記述も実力が付くはずとの自分勝手な論理で自分を納得させてしまっていた事は反省する点かなと思います。もっと遅くに記述式に取り組んでいたら、捲りが不発に終わっていたかもしれないと思うとぞっとします。択一は実力に比例して記述の実力もつく説は自分にあてはめると違っていて、記述の実力が付くと択一の実力が付くという感覚です。
講座の取組はまず、自力でもがきながら記述をする。ほとんど書けない問題もありますが、解答例をみる、書けなかった問題は解答を自分で手を動かして丸写しをする、動画を視聴するという順番で取組みました。問題の該当の条文も六法を確認して、記述のマークを条文番号にふるという豊村先生の教えの通りに実行しました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

この逐条ローラーインプット講座は、図表まとめ講座を終わらせた直後から勉強を開始しました。
私は1回目の試験勉強の時は条文学習をやる意味が理解できず、過去問をこなしていれば試験は通ると宅建試験の成功体験を踏襲しており過去問を回す学習スタイルでおりました。
結果は言うに及ばすでした。今回はこの勉強スタイルの反省を踏まえこの逐条ローラーインプット講座は田島先生の教えの通り、ランク付け、マーカーを使用し素直な気持ちで受講いたしました。今回の試験を突破できたのは、この逐条ローラーインプット講座に出会ったからだと実感しております。抽象的な条文の文言を具体例、関係を図に示して頂き、時には勇気つけられる雑談をしていただき、のめり込むように動画を視聴しておりました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は大学受験の時から非常に苦手意識が強く、それを克服してやろうという意気込みで講座を受講しておりました。巷には文章理解はテクニックで容易に解けとおっしゃっている予備校の先生もいるようですが、田島先生は真逆、真の読解力を付けなければならないと力説しており、逐条ローラーインプット講座で先生の人柄を理解しておりました自分としてはこの言葉を真に受け止め、文章理解講座に取り組みました。
先生の教えの通り、類似,対比を追いかけながら読み進めるという事を必ず実行しておりました。おっしゃる通り、その後の文章理解の問題はかなりの正答率で解答する事ができるようになりました。文章理解にテクニック的な物はある程度は存在するが、真に読解力がなければ正解に結びつかない事を教えていただき本番では軽く3問頂きました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

本講座の模擬試験は最終の模擬試験のつもりで、本試験前の最後の練習試合という位置づけで利用しました。問題を解く順番、1問にかける時間、全問解く時間すべて本番のつもりで自宅の机で実施しました。今回の受験勉強では会場模試はゼロで本講座模試にたくしました。10月下旬に実施しましたが、記述抜きで170点を超えた結果に今までの勉強がまちがってなかったことを実感し安心して本試験に臨めました。
その他自宅模擬試験は市販の模試を2冊購入し、1冊目は科目別に時間配分通りに実践できるか確認、2冊目は本試験同様ととらえ総時間配分のみ意識して実践。正解不正解の結果には一喜一憂せずに時間のかけ方だけにフォーカスして時間内に余裕をもって解答できるように訓練しました。最後は総仕上げの本講座の模擬試験実践ということにしました。

講師へのメッセージ

豊村先生は語り掛けるような講座をしていただき、教室で聴いているかのような講座の進め方で非常に分かりやすく楽しく視聴することができました。ありがとうございました。
田島先生には逐条ローラーインプット講座では条文に必要性を教えていただき、文章理解におきましてはテクニックに走ろうとする自分を止めて頂きありがとうございました。また一般知識講座では多数的中していただき、ありがとうございました。おかげ様で一般知識12問頂きました。ありがとうございました。