合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

私は遺言作成に携わり、遺言を残そうと考えている方のお手伝いをしたいと考え行政書士試験を目指しました。
現在製薬会社の医薬情報担当者として勤務しております。15年前にフットサル仲間であった医師が講演活動をされていることを数年前にお聞きしてご講演を拝聴したときに、緩和ケア患者さんに徹底的に寄り添う医師の姿勢に感動し、私にも何かできることはないかと思うようになったのがきっかけとなりました。
最期まで目一杯生き抜くことを決意し遺言を残そうということに至った方の思いに今の私の理解が到底届かないことは十分に承知していますが、これから実務を身につけてもっと人間力を磨き、遺言を残したいと考えている方を全力で応援できるような行政書士になりたいと思っております。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

初回の受験は過去問学習を中心に何週も実施した上で独学受験し不合格でした。
試験合格のための最低限の学習ではなく十分な法律知識を身につけることを目的に他校の通信教育行政書士講座の資料も取り寄せ、サンプル講義を視聴し、受講相談をした上で総合的に検討してアガルートアカデミー行政書士講座を受講しました。サンプル講義視聴時の講義の臨場感と講座のカリキュラム、学習時間を決め手といたしました。

合格体験記・学習上の工夫

合格体験記


私が今回合格できたのは記述式の得点が大幅に向上したことにあります。1回目の受験時は4点、今回は46点でした。以下本試験時に記述式問題を見たときに感じた感動を記載します。

  • 1問目
    豊村先生のご講義内で条文学習をした際、確認した条文の前後を確認するようご指導頂いており、重要論点に関しても前後の流れを確認する学習習慣となっていたため記述すべき内容が思い浮かびました。
  • 2問目
    直ぐに当該論点の豊村先生の講義が思い浮かびました。後述の通りインプット動画の視聴は一度のみですが非常に印象深く頭に残っていたため講義でお話されていたことを思い出しながら記述しています。

以上2問は記述対策として反復トレーニングしていた内容ではありませんでしたが、講師の先生方の学習指導と講義の内容の印象で記述すべき内容が構成できました

  • 3問目
    2022総まくり記述80問攻略講座より類似問題が出題されました。何度も書いて反復トレーニングを実施していた為、直ぐに書くべきことがわかりましたがストライク過ぎて慌ててケアレスミスをしてしまいました。ズバリ出題された時も落ち着いて解答することを心がけて準備しないといけないなと振り返った次第です。

学習上の工夫

以下実際の学習スケジュールと試験後振り返ってこうしておけばもっと良かったのではないかという改善点を記載いたします。

学習内容

  • 動画視聴中心
    12月 民法インプット①
    1月 行政法インプット①
    2月 憲法インプット①
    3月 商法インプット①
    4月 逐条ローラーインプット講座民法①
    5月 逐条ローラーインプット講座民法①、逐条ローラーインプット講座行政法①、
       一般知識インプット①
    6月 総まくり択一1000肢攻略講座インプット①
    7月 総まくり択一1000肢攻略講座インプット①、記述インプット①

  • 演習中心
    8月 他資格セレクト問題集アウトプット①
    9月 他資格セレクト問題集アウトプット②、記述アウトプット①②
    10月 他資格セレクト問題集アウトプット③④⑤、記述アウトプット③④⑤⑥、
       総まくり択一1000肢攻略講座アウトプット①②、文章理解①②、補講インプット①、
       模試①
    11月 他資格セレクト問題集アウトプット⑥⑦⑧、記述アウトプット⑦⑧⑨、
       総まくり択一1000肢攻略講座アウトプット③、文章理解③

他資格セレクト問題集は三週目以降、間違えたところを中心に繰り返しております。記述は三週目以降、全ての問題で解答を書きながらキーワードを押さえました。移動の際(車、電車)は常にインプット講義を聴いておりました。文章理解は10月中旬より1日2問勉強前に実施しました。

改善点

  • 一発勝負のため試験慣れが必要で本番を想定した模試を複数回受ける必要がある
  • 難解な文章はキーワードを外さずに読み込むトレーニングを繰り返し、見たことのない内容、読みにくい文章でも慌てない
  • インプットから記述を意識して学習する
  • 朝方の勉強習慣に早めに切り替える

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

民法→行政法→憲法→商法の順番で視聴いたしました。各科目1か月程度の視聴期間で完了しております。講義とアウトプットが交互に組み込まれているカリキュラムのため理解の定着にとても効果的であったという実感があります。動画の視聴は前述しましたスケジュールで実施しておりますので1度のみですが移動時間で音声データを聴いていました。
他資格セレクト問題集は試験までに計8周しましたが3週目以降は間違えたところを中心に実施するとともに理解が不十分だと感じる点はテキストと条文を確認しアウトプット時もジグザグに学習して理解の定着を図っております。テキストのアンダーラインは自分でチェックすると結局すべての文字にラインを引いてしまいがちとなってしまうので、1回目のインプットで重要ポイントを絞ったカラフルでわかりやすいテキストとなり効果的に反復学習できました。
アウトプットは基本的には問題集を外に持ち出すことなく自宅での学習でのみ活用しております。繰り返すたびに1週にかかる時間が短縮され理解の定着が実感できました。
他資格セレクト問題集は行政書士試験の過去問はほとんど使用していなかったかと思いますが単なる過去問の暗記では太刀打ちできないと1度目の試験時に感じていたので、理解して考えて解答する力が養われるという意味で私にとってとても効果的でした。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

他資格セレクト問題集を中心にアウトプット演習を実施したため、全体では計3週の学習ですが、1問1答形式となっているためこちらは1週目から間違えたとことをチェックして間違えたところを中心に隙間時間を活用し持ち歩いて学習するようにしていたので、実際は3週以上の学習を実施していたと思います。
また科目ごとに一通り終わってから次の科目に行くのではなく「民法→行政法→憲法→民法→行政法→憲法→商法→民法→行政法→一般知識」で1週終わるように1科目ごとの問題数を調整して学習しておりました。1科目につき50問前後で次の科目へ移っております。
さらに直前期は知識確認のみの活用ではなく、概ね1時間で100問以上は解答できているか解答スピードも確認していました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

計9周しましたが前年度不本意な結果であったということもあり7月の1回目のインプット時からかなり意識して取り組み一番注力しました。前半3週はキーワードを落とさないよう解答を口に出して記憶の定着を図りましたが不十分であると感じたため4週目以降はすべての問題を実際筆記して、できるようになるまで反復しております。
最終的には問題を見た瞬間に解答を書くようになっていたため、実際本試験でも類似問題の出題によりケアレスミスをしてしまいましたので、考える習慣という意味ではこのやり方では弊害もあるかと思いますが、頂いたカリキュラムは重要論点しかトレーニングされていないかと思いますので、文章構成を身につける上でも私にとってはとても効果的なカリキュラムだったかと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

基本的にはテキストに講義を聴きながらアンダーラインを入れて書き込みをしながら学習しておりますが、逐条ローラーインプットのみすべてのレジュメで配布されているPDFの内容をノートに書き写して書きながら理解の定着を図っております。一通り視聴した後は主に移動中に音声データを聴いていました。
またアウトプット時に理解が不十分であった際、条文確認とともにレジュメの該当箇所を確認するようにしております。各チャプターで時々雑談が入っておりますが、予備校の講師をされていることもあるとは思いますが、学習に対するモチベーション向上のための私の活力をなりました。「今学習してきて、ここまで視聴している人、本気なんでしょ?」というようなお話があったかと思いますが、私にとってはとても刺さり、「そうだ、やるしかない」と自身を奮い立たせることができました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

前年度の試験時の印象と学習開始初期に確認した際、文章理解はある程度できる見込みであったため、本格的に取り組んだのは10月に入ってからでしたが、一気にすべてを実施するのではなくアウトプット前のウォーミングアップのような位置づけで、内容合致→要旨把握→空欄補充→文章整除の順番で、1問ずつ1日2問前後で試験直前期まで実施していました。
論理的に解答を選択するための思考順序について的確に解説されていたため文章を読むときに意識しなければならないコツが身につきました。本試験の文章理解よりも少し難易度の高い内容で用意されているかと思いますのでこちらを確実に学習すれば本試験では十分に得点できるカリキュラムではないかと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

私は前述のとおり他校の模試は実施せずにすべて仕上がった段階での本当に直前期での確認の位置付けでカリキュラム上の模試を一度だけ実施しています。もちろん学習してきたことを確認するのには十分な内容でありますし、誤った個所の解説動画の視聴は強化部分を直前に確認できるという意味では有用ですが、1度の模擬試験で基準点を超えることができたとしても、本試験は一発勝負なので、講義中に豊村先生もお話しされておりましたが模試を複数回計画し、その度にピークの山を持っていくという方法で本試験に臨むのがより確実に本試験に向けて準備できるかと思います。3時間で60問という長時間の試験なので自身で解答しやすい順番と時間配分を練習するという意味でも模擬試験を活用させて頂きました。ちなみに私は
①文章理解、個人情報、一般知識(45分)→②記述式(20分)→③多肢選択式(15分)→④法令択一(100分)で計画し本試験もその順番で解答しております。

講師へのメッセージ

豊村先生、田島先生、ご指導頂き本当にありがとうございました。本当に感謝の気持ちでいっぱいで直接お礼を申し上げたいと思い、合格者インタビュー出演を決めました。
田島先生のご講義内で「アガルートのカリキュラムは合格ラインギリギリを狙うカリキュラムではないので自信を持って試験に臨んでほしい、仮に失敗してしまったとしても基準点は割らない」という趣旨のお言葉があったかと思います。
私も上位合格者を目指して本試験に臨みましたが、当日時間配分を失敗してしまい、択一の自己採点では当落線上だという認識があったため、試験翌日から今年の試験に向け学習を開始しておりました。しかしながら前述のように記述式が予想よりも得点できていたため、私はまさに幅広く十分な量をカバーできるカリキュラムのお陰で合格できたと思っております。
通信教育を始めて受講いたしましたが動画での試聴にもかかわらずまるで教室で受講しているような臨場感のある豊村先生の講義、講義の合間の雑談を交えた田島先生の励ましのお言葉を私の原動力として最後まで諦めず頑張り抜くことができました。
またアガルートアカデミー行政書士試験講座を受講してから毎日机に向かうことが習慣化し、学生時代は苦手だった勉強も長時間心を燃やして取り組み続けることができるようになりました。
学習習慣が身についた結果、新たな知識習得に対する学習意欲が湧いてきて人生が豊かになりました。

カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等

講師の豊村先生、田島先生、また2022年行政書士講座のコンテンツ作成に関わった全てのアガルートアカデミーの皆様のおかげで、私に行政書士としてスタートライン立つチャンスが訪れました。
1回目の受験後は、今後何度受験しても難しいだろうと希望が見出せず途方に暮れておりました。今回合格できたことは自身にとって嬉しさはもちろんありますがそれ以上の大きな驚きで、心震える瞬間の感動を肌で感じ、目の道が開けました。
私一人ではとても合格できる試験ではなかったと思っており、支えて頂いたアガルートアカデミーの皆様にはどんなに感謝してもとても感謝しきれません。この感謝の気持ちを忘れずにどれ程時間がかかっても今回取得したライセンスで社会貢献して恩返ししていきたいと思っております。 この度はどうしても諦めきれなかった私に最後までご指導、ご支援頂きまして本当にありがとうございました。全てのアガルートアカデミーの皆様に心より御礼申し上げます。