合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

法学部を卒業し、大学院の修士課程を修了している状況で、士業のひとつも取得できないようでは自分の人生は何なのかと疑問を感じたからです。
また、就職氷河期世代なこともあり、新卒時における状況は芳しくございませんでした。結局は非正規の契約社員からスタートし、正社員としての雇用も見込めなかったので、せめて同じ文系の人間の中で、そして正社員よりも資格だけは秀でていなければ、自分の存在意義を見出すことができなかったからです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

結論は合格特典です。合格することで消費税等相当額も含めて発生した費用を全額戻入頂けることに魅力を感じました。そもそも私は他の予備校生でした。昨年度も行政書士試験の受験申込をしましたが、試験日の3日前、11月11日木曜日午後に人生初めての急性腰痛となり、一歩も動けない状況となりました。昨年度で終わらせるべきであったことを終わらせることができなかった。
よってこれ以上費用をかけたくない、しかしこれ以上失敗したくないのでモレやヌケは絶対になくしたい。以上の思惑が合致して中上級総合カリキュラム(フル)を選択の上、受講しました。

合格体験記・学習上の工夫

結論は中上級総合カリキュラム(フル)を選択しましたが、まず、アガルートアカデミーのどの講座を選択するかというところで苦労しました。なぜなら自分がどのレベルに達しているかわからなかったからです。ゆえにどの講座を選ぶべきか判断が難しかったです。私は他の予備校で2017年度および2021年度(昨年度)に講座を受けておりました。昨年度の行政書士試験において、記述式問題を除いて当時の予備校講師が設定していた点数に達しておりました。それ以前の行政書士試験においても記述式問題が足枷となって結果を得ることができませんでした。
以上から、今年度の講座においては記述式問題の部分は確実にやりきることと、アウトプット(スタートは過去問)から始めることにしました。そうすることで自分の弱点を発見することができて、補うべき部分について効率良く対策することができると考えました。とにかく昨年度までのやり方を徹底的に改めることを心掛けました。アウトプットをある程度こなしてから答え合わせをして、間違った部分、弱点となっている部分や理解できていない部分を抽出し、該当の部分をインプットの教材に印をつけて読み直す、講義を聴いて理解を深めるという方法を採用しました。
とにかくインプットの講義を聴いてからアウトプットをやろうという方法は採用しませんでした。自分は合格できる実力があるという前提を起点とし、逆算で学習を進めていき、敢えてその認識が誤りであったという衝撃を強く与えることや危機感を煽ることで記憶に残るように仕向けていくという形式で学習を進めていきました。
中上級総合カリキュラムを選択する方はそもそも実力のある方だと思いますので、主体的に学習計画を立てられる方でなければ難しいと思います。順序良く講師の言うとおりに動けば良いではなく、自分に足らない部分について都合よく講師を利用するぐらいの方針の方が望ましいと考えます。得意な部分(特に諳んじられる部分)は講座を受ける必要な無いと思いますし、苦手な部分(重要度にもよりますがその差配は講師の意見を聞いて)は諳んじられることを目標に繰り返せば良いと思います。

中上級総合講義のご感想・ご利用方法

今までの経験をいかして、順番通りにインプットから始めないことにしました。昨年度の行政書士試験の出来具合から、記述式問題以外は合格点に達しているという前提からスタートし、問題を解くことから始めて、弱点や理解できないところが発見した際にインプット教材を読み直したり講義を受けたりして対策を行いました。
行政書士試験においてはその場で考えることが必要な問題も多く出題されるので、行政書士以外の試験についての問題が学習できたことは収穫でした。同時に正直このレベルまで必要なのかと疑問に思うことはありましたが、今年度は失敗したくないという気持ちがありましたので、行政書士試験以外の問題についても学習できたことは良かったです。
大は小を兼ねるという意味なのか、学習を進めていくに過程において、行政書士試験レベルを上回る問題を経験しておくことが、行政書士試験においてその場で考えることが必要な問題についても対応できる能力を養うことができると思いました。
ただし、アウトプット教材においてはある程度の取捨選択は必要ということも認識できました。さらに、行政書士試験合格以降に必要とされる自己研鑽という目的で言えば行政書士試験レベルを上回る問題を解くということでその予行演習と、自己研鑽をする際の手段についても事前に練習ができたという意味で今回の講座選択は正解だったと考えます。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

行政書士レベルに留まらずあらゆるレベルの問題が1000問あるのにコンパクトに纏まっていることが良かったです。場所移動の隙間時間に何度も繰り返して学習することができました。正解・間違いに関わらず、理解できていないものについては隣のページの解説を読みましたが、それでも理解できていないものについてはインプット教材の該当部分を読み直したり、講義を聴いたりして理解を深めました。
ただし、全体的に行政書士試験レベルを上回る問題もあるだろうと認識しておりましたので、難しいと思われる部分、過去問等で何度も問われていない部分については深入りしないことを心掛けました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

今年度だけでなく、行政書士試験合格には記述式問題の攻略が避けて通れないことは実感していました。しかし昨年度までは有効な攻略手段が見つけられなかったのでずっと苦労していました。よって今回の講座における重要な部分であると位置付けていました。まずは理屈抜きに文章を書くということから始めました。とりあえず数をこなして拒否反応を消すことが肝心だと考えました。幸い問題数も80題用意されていましたので数をこなして自信をつけるという意味では良かったです。
その後、行政書士試験における記述式問題は引っ掛けるような論点、細かい論点や論点を絞り込んで聞かれることが想定(外すと得点できない)できましたので、その見分け方については講義を受けることで整理していくことにしました。このように最初は量をこなして、最後は質をあげるという方法で利用をしました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

まず、重要科目である民法と行政法の条文が網羅されていたことが良かったです。この二つの科目は条文の知識だけ、もしくは条文の知識が無ければ得点できない問題もございます。しかし、場所移動の際の隙間時間を利用して学習するにしても、他の六法が記載されている教材であれば、行政書士試験合格に限定した場合、不要な記載も多いので場所移動の際の持ち運びにおいてはどうしても嵩張ります。
その上で、講座において講師が指定した重要な部分は直接教材に書き込むことで集約化され、追記のあるなしでメリハリをつけることができましたので、条文学習が非常にやり易かったです。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

一般知識等については、例年足切りされることはないし、足切りになったことはないので後回しにしました。また、他の予備校生だった2017年度においてひと通り学習しましたが、全く役に立ちませんでした。2022年度においては、文章理解のみ講座があったので対策はしましたが、その時も本番では役に立ちませんでした。
経験上、一般知識等は深入りすると泥沼に嵌まってしまうので、法令等の学習の合間の息抜き程度の学習に留めました。結果論ですが、今年度の行政書士試験における一般知識等は、14問中12問正解(文章理解は例年に比べて簡単だったので、3問全て正解)でした。息抜き程度に深入りせず、軽くやったことが良かったのかもしれません。

模擬試験のご感想・ご利用方法

行政書士試験の本番と同じ形式の書式だったことは良いと思います。模擬試験においては本番と同じ時間制限で問題を解いてから答え合わせをし、普段のアウトプットと同様の進め方ですが、問題の肢の正否まで理解できていないものについては正解したもの、間違ったもの区別なく解説を読んで、問題用紙に書き込みを行いました。解説を読んで理解できないものは解説講義を聴いて理解を深めることにしました。
特にどういったことを引っ掛けとして出題されるかということを重点に置いて解説講義を聴くことを心掛けました。なお、本番形式で行ったのは1回だけにしました。理由は模擬試験の正答率を上げることが目的ではなく、あくまで行政書士試験前の事前練習と位置付けていたからです。