合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

現在在籍している会社が建設業を営んでいる会社で、その会社に20年務めており、その中で建設業許可や産業廃棄物業の許可の申請を長年担当しているうちに、この知識や経験をもっといろんな人の役に立ってもらえるのではないかと思い、行政書士を目指すに至りました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2点あり、令和3年度の試験に落ちたことが確定してから講座を探し始めたのですが、分かりやすく図表でまとめてあるテキストがないかなと探していたところ、上級講座の図表まとめ講座が目に留まりました。これなら分かりやすいと思って、上級総合カリキュラム(フル)を選択しました。
もう1点は、図表まとめ講座のサンプル動画で豊村先生の講義を聴いたところ、大変分かりやすく、これなら途中くじけずに最後まで突っ走れそうだと思ったところです。

合格体験記・学習上の工夫

まず勉強時間の確保については、平日は2時間、会社が休みの日は4時間程度を勉強時間に充てました。平日については、仕事が終わってから勉強するのはどうしても眠くなってしまって勉強にならなかったので、朝に勉強するようにしました。出社のために家を出るのが午前7時前だったので、朝3時から最低2時間は勉強するようにしました。朝は講座を視聴して勉強を進め、通勤時に講座の音声を聴きながら行き(帰りも同様に音声を聴きながら帰る)、昼休みの時間を使って過去問を解くというサイクルを繰り返しました。
講座の板書は、全てテキストに書き込みました。書き込みはどうしても細かくなると思ったので、極細のボールペンを使用しました。講座を何コマか受講した直後に、その講座で触れた条文は必ず六法を引いてチェックしました。理解をする上で重要だと思われるところは、テキストに書き込んだ内容を六法にも書き込み、周辺の条文に触れたときに復習しやすいようにしました。
模擬試験は他校も含めて全部で12回受けました。本試験と同じ条件の環境で受けたほうが良いと思い、自宅受験はスケジュールが合わない場合にやむを得ず受ける程度にとどめ、極力会場で受験しました。
本試験では文章理解の3問を最初に解き、記述問題をざっと見たあとに第1問から順番に取り組みました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

令和3年度の不合格の要因として、知識を体形的にまとめ切れていなかったかなというところが反省点の一つだったので、文章を追うよりも、図表を中心に体形的にまとめられているテキストがないかなと探しているうちに、私の思いにドンピシャのこの図表まとめ講座にたどり着きました
内容に関しては、要点が図表でまとめられていることにより、ビジュアルでイメージできるようになり、スムーズに内容が頭に入っていったように思います。また、1コマの講義時間も10分~20分程度でコンパクトにまとめられており、集中力が切れることもなく勉強を進めることができました。
6月ごろまで、図表まとめ講座を中心に勉強を回しました。朝に図表まとめ講座の受講をし、その直後に六法で講座が触れた条文とその前後の条文や項を確認して、その日の昼休みに関連する過去問に取り組むという作業を毎日行いました。
一通り終わった後は、「START UP 判例」解説講座や総まくり記述80問攻略講座で詰まった時にテキストを読み返したり、講義を再度聴講したりして確認しました。この作業の繰り返しをすることによって、判例や条文のキーワードを体系的に把握でき、記憶の抜け落ち部分を埋めることができたのではないかと思います。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

この講座は、民法、憲法、行政法の判例教材として利用しました。講義では、豊村先生が事例を分かりやすく紹介して、この事例のキーポイントや論点はこの点であるということを示してくれていることで、この判例を使った問題を解くに当たって着目する点が分かり、実際に問題を解くときに大いに役に立ったように思います。
この学習をすることによって、事例と結論の結びつきだけで終わりがちな判例の学習が、背景や判決に至った理由まで学習することで、より深い知識として記憶できたと思います。
また、講義の中で赤線と青線で認められた点や認められなかった点を示してくれ、結果、復習する時にどこを読めば良いかが分かり、知識の整理ができ、復習時の時間短縮に役立ちました。

行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

行政書士試験の過去問については、全てこの講座のテキストを使いました。トータルで全ての科目の択一についてまず2周しました。1周目は図表まとめ講座の講義を聴講した後、会社の昼休みを利用してその日の講義の範囲に関する過去問に取り組みました。2周目は民法と行政法を重点的にじっくりと問題を解き、その他の科目をさらっと流す間隔でスピーディーに解く練習をしました。その上で、1週目も2周目も間違った問題を3周目で解きました。
多肢選択と記述の過去問はこの後に取り組みました。特に記述に関しては、解説でキーワードの確認を入念に行いました。
手軽に持ち運ぶことができるテキストだったので、会社に持ち込んで手軽に取り組むことができました。常に問題を解ける環境が構築できたのは大きいと思います。WEB上やスマホでもできればもっと良かったとは思いますが、これだけのボリュームがコンパクトにまとめられていれば、特に問題はなかったように思います。

他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

当初は、行政書士試験の勉強をする上で他の資格の過去問に触れるということの重要性を特に感じていなかったのですが、いざ取り組んでみるとこの考えが変わりました。令和3年度の受験の時に受講したスクールでは他資格過去問というのはありませんでした。アガルートの講座の大きな特色だと思います。行政書士試験の過去問では触れられていないような分野の問題に触れる機会を得たというのは大きかったと思います。
実際に取り組んだのは、行政書士過去問ベストセレクションを2周した後だったと思います。各科目1周しかしませんでしたが、その分休日を利用して時間をかけて取り組みました。同じ論点でも角度を変えるとこんな問題ができるのかということを学び、アウトプットの重要性を特に感じた学習でした。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

令和3年度の行政書士試験において、記述の点数が思った以上に全然取れなかったので、この講座は気合を入れて臨みました。
時期的には大手予備校の模擬試験が始まったあたりだったかと思います。解説動画を視聴する前に、まず自分で解いてみて、答えだけを確認してから動画を視聴するスタイルにしました。いったん自分で考えてから聴講したほうが理解できると思ったからです。講義も丁寧な説明だったので、問題の論点、外してはならないキーワード、その周辺知識を網羅的につかむことができたと思います。
本試験ではこの講座で学んだ問題演習(テキストの第29問)とほぼ同じ問題(問46)が出てきたので、この問題に関しては満点の解答ができたものと自負しております。この問題をパーフェクトに解答できたから合格できたと言っても過言ではなく、この講座を受けたおかげかなと思います。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

この講義を聴講し始めた時期は、図表まとめ講座と「START UP 判例」解説講座を一通り聴講した後だったと思います。これまで学習してきた中で培った民法と行政法の条文知識を総まとめするような感覚で受講しました。
テキストには条文だけ載っており、解説はありませんでしたが、これがかえって良かったと思います。自分だけが分かる、自分流の参考書に仕上げることができたと思います。
本試験を受けるにあたり、試験前の直前チェックのために持って行ったテキストでした。六法を持って行きたかったのですが、あまりにも分厚く、試験に持って行くのは不向きだったのでどうしようかと思っていたところ、このテキストが最適だったので助かりました。直前にチェックした条文から出題があったりしたので、やはり試験のお供で持って行ったのは正解だったと思いました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

もともと文章理解については一定の自信があり、実際過去に受験した本試験でも間違えたことはなかったのですが、どうしても感覚的に解いてしまうという部分は否めないなと思っていたところでした。
そこでこの講座を受講したときに、目から鱗でした。どのように考察していけば解答が導き出せるのか、ということは、全て論理的に説明できるのだということを実感させられました。
時期的には直前期と呼ばれる9月に入ってから受講しました。講義を聴く前に問題を解いて、講義を聴いて理解を深めるということをしました。
本試験では解答するのに時間がかかる文章理解を最初に解くスタイルで臨みましたが、予定していた時間の半分程度で解くことができました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートの模擬試験だけではなく、他の大手予備校の模擬試験も当然ながら受験をして、全部で12回模擬試験を受けました。
アガルートの模擬試験は自宅で受験して、自己採点するという形だったので、なるべく本試験の環境に寄せていこうと考え、試験前にするであろう条文チェック等を午前中にして、昼食を早めに取り、13時きっかりに始めました。この模擬試験でも時間を少し余して終了でき、自己採点も190点台を取ることができたので、基礎的なところは理解できているなと思い、本試験に対してある程度の自信を持つことができたと思います。
解説動画もしっかり聴きました。今年度の本試験で想定される分野が出題されているものと心得て聴講しました。

講師へのメッセージ

豊村先生の講義は、分かりやすい事例と「ドラ息子」等のパワーワードで事例に対するイメージとキーワードがクローズアップされ、スムーズに頭に入っていく感じでした。令和3年度が168点で涙を飲んだのですが、「このままじゃ終われない」のモチベーションを保つことができたのは豊村先生のおかげだと思っております。
ありがとうございました。