合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

40代を迎え、先々のことを考える機会が増える中で、不動産や相続に関する知識を得るための1つの方法として、身近な法律を学びたいと考えるようになりました。前年に宅建士試験を受験しており、さらに学習を深めたいと思ったため、行政書士試験の勉強を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

楽しく学びたいと考えていたので、講座を選択する際は講義が面白いか、自分に合っているかを重視しました。
豊村講師の講義は、ネット上での評価が高く、実際にサンプル講義を視聴してみると、カジュアルな雰囲気で楽しく勉強を続けられそうだと感じたため受講を決定しました。

合格体験記・学習上の工夫

ガイダンスやAWESOMEコンサルティング等での豊村講師のアドバイスに従って学習を進めていきました。特に以下の点が本試験での得点に結びついたと考えています。
1.アウトプットの継続的な反復
学習開始当初は、講義視聴がキリの良い所まで進んだら該当箇所の過去問を解くという「ジグザグ方式」で、早い時期から過去問演習でのアウトプットを開始しました。主要科目の講義視聴が終わった後はアウトプット中心で、「1日○ページ解く」というノルマを定めて問題を解いていました。
11か月に渡る長期の学習期間は忘却との戦いでもあったので、一度正解できた問題も含め、定めた分量の演習をラジオ体操のように日課として繰り返しました。一方で、形骸化した問題演習にならないよう「理由付け重視」「スピード重視」「消去法での絞り込み」など、学習時期によってテーマを設けて問題を解くようにしていました。「量」と「質」の両方を意識したアウトプットが有効だったと思います。
2.「学習四天王」にリンクをはる
豊村講師がアドバイスされているように「学習四天王(テキスト・六法・過去問・問題集)」を参照しやすくなるよう、掲載ページや問題番号を相互に書き込みました。テキスト上で過去問での出題箇所が可視化されることによって、テキストのどの部分を重点的に読み込むべきかが分かりやすくなりましたし、過去問や六法からテキストに戻る際の時間短縮につながったと思います。
3.直前期に集中して追い込む
9月から本試験までの直前期は、知識の精度を高めることを意識して学習を進めました。その下準備として、学習過程の中で、問題演習で間違えた事項や暗記が必要な項目にはテキストに目印をつけ、直前期に復習すべき部分を絞り込んでいきました。
更に10月以降は、それまでに解いたすべての過去問や模試を解き直し、自信がない肢をピックアップして、最後の1週間はそれらの肢に毎日目を通しました。直前期の追い込みのおかげで、本試験では模試を超える得点を取ることができました。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

サンプル講義の「楽しそう」という印象通りでしたが、単に楽しいだけでなく、本格的で骨太な講義だと感じました。具体例を交えて説明されるので、暗記に頼らない理解ができたと思います。
特に判例の解説では、事件のバックグラウンドや、規範→あてはめ→結論という判例の構造など、自分一人でテキストを読んでいるだけでは分からないことを詳しく知ることができ、資格取得のための勉強にとどまらない法律学習の方法を教えていただいたと思います。また、憲法の講義などでは人権に関わるデリケートな事例も多くありましたが、豊村講師の説明には様々な立場の方への配慮を感じることができ、そうした面でも信頼感のある講義でした。
テキストにペンやマーカーで線を引く方法も分かりやすかったです。対照的な事項を赤と青で色分けしている部分は、暗記事項を視覚的に覚える際に役立ちました。色分けのルールは、今後、自分自身で法律書を読み進める際にも応用したいと思います。
講義動画を通して視聴したのは1回のみでしたが、音声データをダウンロードすることができるので、通勤時間などに音声のみ繰り返し聴いていました。豊村講師が次に話すことを予測しながら聴くことで、理解が曖昧な部分の炙り出しに役立ちました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

ガイダンスでは「分からなかった問題だけ解説を視聴すればよい」というアドバイスがありましたが、問題を解いた後にテキストを参照しても腑に落ちない場合が多かったので、一般知識を除き、すべての解説動画を視聴しました。林講師が、どの問題を正解すべきか、どの肢が重要かを明確に示されるので、試験テクニックの観点から参考になりました。
過去問の冊子は、豊村講師が勧めていた、問題文に重要ポイント、テキストの該当ページ、条文番号等を直接書き込む形で使用しました。アガルートの市販の過去問集を別途購入し、問題を解く際は書き込みのない冊子を使い、書き込みのある冊子で答えを確認することで効率的な学習ができたと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

問題を自身で解いた後、冊子で解法手順を確認し、講義は倍速で視聴する、という利用方法でした。解答作成までのプロセスや、予想配点などが詳細に説明されているので、本試験での得点方針を固める際の参考になりました。過去に記述式で問われたことがある箇所は重要な論点だと考えられるので、記述で書けるレベルの正確な理解を意識することが、択一式対策にも役に立ったのではないかと思います。
本試験に向けた記述式対策としては、完答での高得点は目指さず、論点やキーワードを外さないことを心がけていました。入門総合講義の中で豊村講師が「マル記マーク」とされた箇所や模試で出題された問題をQ&A形式で一覧表にまとめ、直前期には、質問を見て論点とキーワードを思い出す練習を行いました。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

過去問と並行して学習を進め、行政書士試験の過去問で未出題の論点を補充するのに役立ちました。入門総合カリキュラム(ライト)では、他資格試験の過去問演習はこの講座の民法80問のみでしたが、演習量として十分だったのではないかと思います。
他資格試験では行政書士試験と出題傾向や問われ方が異なる部分があるので、行政書士試験の過去問を繰り返すうちに問題と答えをそのまま覚えてしまっている論点について、違う角度から問われて「そこまで正確に押さえていなかった!」と気づかされることがありました。
豊村講師による解説は、入門総合講義と同様に、詳細で分かりやすかったです。冊子の解説に下線を引きながら説明されるので、後から復習する際に重要なポイントがすぐに分かって便利でした。

模擬試験のご感想・ご利用方法

本試験の3週間前に、最後の模試として利用しました。それまで他校の模試を数回利用していたので、出題傾向が異なっていても得点できるかを確認することができました。模試を受験する際は、毎回、本試験と同じ日曜の午後1時から開始し、解答スピードやどの問題から解いていくかを試行錯誤しました。
また、豊村講師より各科目の本試験での目標点が示されていたので、模試を受験した際はその目標点を達成できているかを確認し、その後の学習での課題を明確にするようにしていました。模試の解説は豊村講師が担当されていたので、「これが豊村先生の最終講義だ」と感慨深く思うと同時に、本試験に向けた意気込みにつながりました。

講師へのメッセージ

資格試験の勉強を続けるためには、最初の1周を挫折せずにやり通せるかが1つの関門だと思います。豊村先生の講義で最初の1周をひたすら楽しく進めることができ、本試験の日まで学習を続けることができました。
また、AWESOMEコンサルティングやYouTube動画でのポジティブなメッセージも励みになりました。
ありがとうございました。