合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

私は以前に飲食店を経営していたことがあり、体力的にも自分が高齢になっても働くことのできる仕事ではないと感じていました。自分で開業できて、かつ長い期間働くことのできる資格はないかと考え、行政書士という仕事があることを知りチャレンジしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

令和3年には他校の通信講座を受講し、結果は残念ながらあと一歩及ばず合格できませんでした。令和3年は行政書士試験の過去問のみを勉強していたため、少しでも知らない問題が出ると全く正解できずにどう対策するか悩んでいました。
アガルートの上級総合カリキュラムでは、司法試験や司法書士など他資格の過去問で行政書士に必要な知識をピックアップしたテキストがあり、それがとても魅力的でこの度こちらの講座を受講しました

合格体験記・学習上の工夫

私は令和3年の試験では172点で不合格でした。その試験では民法が壊滅的で、択一の問題では民法の問題9問中2問しか正解できませんでした。だからこそ令和4年の試験では余裕を持って勉強し、民法では躓かないようにすると心に決めていました。
しかしながら一身上の都合で、令和4年の行政書士試験の勉強を7月半ばまであまり勉強時間をとることができず、本腰を入れて勉強を始められたのは7月末でした。余裕を持ってやると決めていたのに、とにかく時間がなく間に合うかどうか不安で勉強を始めたのを覚えています。
昨年の勉強の経験から行政書士試験は平均的に勉強をやるよりも、まずは配点の割合の多い行政法や民法の勉強でしっかり点数を落とさないように学習するのが良いと思い、民法と行政法には特に力を入れて勉強しました。
昨年学習していたので基礎知識はあったため、解ける問題は確認程度に解説をさっと読み、解けない問題は頭で理解できるまで、何度も条文や判例を自分で調べ、間違えたらまた調べるということを繰り返しました。
過去問を解くときの工夫としては択一の問題を解くときでも、記述だったらどう出題をされるかなど想像しながら解き、解説に条文が出てきたらその条文を逐条ローラーインプット講座で調べ、そのページのなかでよく使われる条文もついでに復習して少しでも記憶を定着させるようにしていました。
記述の問題の対策では行政法はあまり苦労はしませんでしたが、民法の記述問題に関しては苦労しました。
民法の記述の学習を始めたての頃は、何を書いていいか全く分からない問題やなんとなく書く内容は分かるが規定の文字数にうまくまとめられない問題しかありませんでした。しかし択一問題の理解度が深まるにつれて、記述の問題も解けるようになっていった気がします。
模試は10月に3回受けましたが、どの模試でも180点~200点程度とれるようになっていたため、10月末からの勉強は理解できなかった問題、条文、記述問題のみに焦点を当てて勉強をしました。
本試験一週間から総合的に復習をして、試験の前日は条文の読み直しと総まくり記述80問攻略講座のみの勉強をして試験に備えました。試験の結果は苦手な民法の問題では9問中8問正解し、総合得点は200点を越えることができ余裕を持って合格できました。

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

はじめてこのテキストを見たときは、どう使えばいいのかイマイチ分からないなというのが正直な感想です。それは自分の知識が足りていなかったのが原因でした。自分の勉強の理解度が深まるにつれて、使い方が分かっていきました。
テキストのサイズが他のテキストに比べ小さいので、主に机に向かえない時間や眠りにつくまでの間などのちょっとした時間に活用することが多かったです。
具体的には、頭の中で制限行為能力者の保護者や成年後見人など有する権限を思い浮かべて確認したり、パラパラとめくりこんなところあったなと復習するのに使っていました。覚えていない部分は印をつけて、翌日の学習はじめに調べるようにしていました。
他にも過去問を解く際にも隣に置いて、民法で出てくる細かい要件やその判例などを勉強するのにもよく利用しました。過去問の解説より詳しく書かれている箇所もあり重宝しました。あくまで、まとめであり簡素で短く書いてあるため、理解の足りていない部分に関しては再度学習が必要でしたが苦手な箇所をあぶり出すのにも便利だったと思います。
判例などのすべてが書いてあるわけではないため、逐条ローラーインプット講座やその他の方法で調べたりして補完する作業は必要ですが、過去問や他のテキストと併せて使うと便利で試験までの期間に何度も助けられました。

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

時間がとれなかったこともあり、他の方と比べると解説動画を利用した回数は少なかったと思いますが、拝見させていただいた講座はどれも面白くとても分かりやすかったです。私は分からないところは自分で理解するまで調べるようにしていたのですが、自分で調べるだけではどうしても分からないところにとても役立ちました
他校の講座では講座の途中で眠くなってしまうことが多く、正直何回聴いても頭に残らなかったのですが、豊村先生は話が上手で聴きやすく、すっと頭に入るので少ない回数でも理解に繋がったと思います。講座の際に先生の使う言葉のセンスが良く、本試験のときに思い出した部分もありました。他校の通信講座も受講したことがあるからこそ、余計に面白さを感じました。

行政書士試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

令和3年の試験の勉強では主に行政書士試験の過去問のみの勉強だったので、解いたことのある問題が多かったです。ただその中でも特に頻出とされている箇所や大事な部分をもれなくピックアップされていたため、やみくもに過去問を解くよりも遙かに効率よく過去問の学習をこなせていたと思います。
良い問題がピックアップされていた分、二週目以降は解けなかった問題や理解の浅い問題に焦点を当てて、スピード感をもって学習に取り組むことができていたので、10月以降本試験の前の総復習まではこちらのテキストは使わなかったです。

他資格試験過去問ベストセレクション講座のご感想・ご利用方法

私はこのテキストで発展知識や過去問にはない深い知識を学習させていただきました。試験までに一番学習したテキストだったのではないかと思います。
このテキストは1周学習するのにすごく時間がかかりました。問題が全く分からずに最初から解説を見ながら解くものばかりだったからです。しかし解説を見て、条文を調べ、判例を調べるという作業を繰り返すことが一番知識が広がっていくと実感できる学習でもありました。
そして何より司法書士試験や司法試験の問題でもしっかり勉強すれば理解できるようになるという自信に繋がりました。もちろんすべてが試験の点数に直接繋がる訳ではなく、深い知識で本試験に出ないような問題もあります。
しかし本試験において少しでも多く知識があるというのは本当に大事です。本試験では見たこともない肢が出ることがよくあるのでこちらのテキストを学習することは、本試験でいきなり全く知らない問題が出る確率を減らすのに役立つと思います。基礎問題の正答率が上がってから取り組むのにはお勧めのテキストです。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

過去問だけでは足りない、しかしとても重要で押さえておきたいところがまとめられた80問です。私は民法の記述問題が特に苦手で、9月の半ば頃から学習の最後に記述問題を毎日取り入れていました。問題の解き方が具体的に書かれていて、規定の文字数にまとめるのが苦手な自分には向いていました。何回も学習していたので似ている問題が出れば、模試でも完璧に解答ができるようになっていました。記述で必要なのは暗記ではなく知識であり、それがあれば少し違う形で出題されても解けるようになること教わることができました。
本試験では、一問だけ問われていることと違うことを自分のミスで書いてしまいましたが、残りの2問をしっかり解答でき記述で40点採ることができました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

私は恥ずかしながら六法全書なしで勉強していたため、このテキストは常に過去問や記述のテキストの横にありました。令和3年のテストの時は過去問をやるばかりで、条文は重要な部分だけをなんとなく覚えているような感じで勉強をしていたため、全然知識がついていなかったんだなと感じさせられました。
令和4年の勉強は条文が出てきたら、すぐこのテキストで調べるということを徹底していたため、知識の定着がまるで違いました。六法全書と違い、はじめから民法と行政法の試験に必要な範囲のみが載っているのでとても使いやすかったです。自分にとってわかりにくい条文は、その条文の横に判例やその図を書き込んで使っていました。
試験の前日は、記述の復習とこのテキストのみに絞って学習しましたが、行政法の部分を特に読み込んでいたため、試験本番では行政法の択一問題の条文知識で迷うことはなかったです。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

本試験でどんな問題が出るか分からない中、いろいろなタイプの問題が多く載っていたので文章理解に対する苦手意識がなくなりました。私は、一般知識の問題の中で落としてはいけない文章理解の問題があまり得意ではなく、問題の対策に悩んでいました。
間違えた問題でも詳しく解説が載っていて、解き方のコツもあり重宝しました。模試でも文章理解の問題はほとんど正解できるようになっていたので、点数の底上げに繋がっていたと思います。
テキストの回数としては全体を通して1回やっただけですが、文章理解は何回も同じ問題をやるのではなく、様々な問題を解いてみるのが大事だと思うのでこのテキストは1回やるだけでも価値があると思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は10月に他校のものも含めて3回やっただけでした。回数が少なかった理由は、7月末から勉強を始めたので時間がなかったからです。
模擬試験は1回やるだけでもかなり体力を消耗し、問題の答え合わせ、解説で一日の勉強が終わってしまうのがもったいないと思ったのと、点数もギリギリではありましたが3回とも合格点に達していたため必要以上にやることはなかったです。
ただ、模擬試験をする際は、時間配分や問題を解く順番、少しでも時間がかかりそうな問題は飛ばすことを徹底してやりました。解けなかった問題や知らなかった問題はこれが本試験じゃなくて良かったと前向きに捉え、新たに調べて知識にすることができました。正直にいえばもう少し時間があれば、あと2、3回は模擬試験をやりたかったです。

講師へのメッセージ

アガルートの講師の方々や豊富な教材によってこの度、行政書士試験に無事合格することができました。
こちらの講座を受講させていただいたきっかけは、他校の講座で学習しているときに、YouTubeで豊村先生の講義を拝見させていただいて興味を持ったからです。
私にはこちらの講座が合っていたようで、勉強を去年よりも楽しくすることができました。直前ヤマ当て講座や本試験前の応援メッセージには本当に心が救われました。行政書士になっても勉強は続いていきますが、学んだことを活かして頑張りたいと思います。ありがとうございました。