合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

仕事をするうえで、各種法律を遵守することが大事だと考えています。以前、ビジネス実務法務2級の資格を独学で勉強し、取得しました。そして、私自身の今後のキャリアアップを見据え、さらに難関な資格にチャレンジをするならと考えたところ、国家資格の行政書士が良いと思ったからです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

法律の勉強をするにあたり、試験では細かい知識が問われると考えました。
そこで、講義が充実している予備校が良いと思い、各予備校のホームページを見比べていました。アガルートアカデミーのホームページを拝見したところ、試験に必要な知識のほとんどの範囲を網羅しており、講義時間も他予備校より多く取り入れていました。私自身の勉強のやり方に合っており、適切な知識を身に付けるのであればここだと感じたのが、受講しようと思ったきっかけです。

合格体験記・学習上の工夫

まず一番大事にしていたのは、毎日短くても良いので一定の時間を勉強すると決め、コツコツ勉強するよう意識していました。行政書士の試験範囲は、科目が多く範囲も広いので、長期間の勉強を乗り切るモチベーション維持が必要となります。私自身、何度もだらけてしまう時がありましたが、どれだけ忙しくとも1日5分でも勉強するようにして、自分は試験勉強をしているという意識は残すようにしていました。そうすることで、次に勉強する時のハードルを低くすることができたと思います。
次に、勉強時間の確保についてです。私自身が社会人として勤務しており、勉強時間の確保が一番の課題でした。行政書士試験に合格するために、必要な勉強時間の目安が約800時間程度と知り、まず実施したのはスキマ時間等の勉強時間の抽出です。
通勤時間、昼休み、勤務時間後の時間を全て算出して、1年間という長期間に渡って、モチベーションが低下しない無理ない範囲の時間を考えました。そこで導いた時間は、平日、休日ともに3時間程度の勉強時間の確保です。週で換算すると1週間21時間、年間で1000時間程度となります。
しかし、上記の計算は毎日勉強すれば届く最大値の時間となるため、合格目安である800時間に到達するには、8割を超える日数を確保しなければ課題をクリアできません。私自身の性格を考えると、実際に勉強ができるのは6割程度だと考えていたので、残りの200時間が足りなくなります。
そこで、考えたのが講義時間の倍速再生です。アガルートの講義時間は全部で300時間程度あり、私は講義時間を1.5倍速程度で聞くことで、150時間の時間削減になりました。最終的には、上記方法で社会人でも勉強時間は確保できると確信し、あとは余計な事は考えず、淡々と勉強をするようにしていました。
さらに、勉強方法ですが、私自身は勉強の回転を特に重視していました。とにかく豊村先生の講義を繰り返し、「ながら」聴きでも良いので何回も聴き続けることで、法律の全体像を把握するように努めていました。
そして細かい所を肉付けしていくため、特に大事にしていたのは、田島先生の逐条ローラーインプット講座です。逐条ローラーインプット講座は条文を取り上げて、丁寧な説明をしてくれるので、今までの全体像から細かい内容まで掘り下げてイメージができます。この講座を通じて、条文読みがいかに大切かを実感しました。
最後に、各科目は一回でも良いので、すべての講義を聴く事をお薦めします。どうしても勉強範囲が広く、行政法や民法の勉強が比重を占めると思いますが、長期間になってくると勉強が煮詰まってきたりします。
そこで私自身は、憲法、商法、個人情報保護法、一般知識を気分転換の一環として勉強していました。一度、行政法、民法の頭から離れることで、煮詰まってきたときのマイナスイメージを外すことができました。また、ある程度勉強して点数が確保できる自信がついてくると、得点配分の多い行政法、民法を多少落としても、他の科目がカバーしてくれると思えるので、保険がかけられ気分的には楽になります。特に、試験直前期には点数配分が少ない科目に手を回している余裕がないため、早い段階で各科目一周していくと後の勉強スケジュールも立てやすくなり、精神的に楽になるのでおすすめです。
ほとんどが精神論に近しい内容ではありますが、それぐらい長期間勉強して初めて合格水準に達する資格だと思います。合格するための計画を立て、淡々と勉強することで、自信もつき1年間という長期間を耐えられると思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

入門総合講義は行政書士試験の知識のほとんどが網羅されておりますので、時間はかかりましたが、やって良かったと思っております。豊村先生の講義は分かりやすく、事例等具体的な内容を話してくれますので、全体像を掴むのに非常に役に立ちました
利用方法としては、勉強時間の確保がありましたので、1.5倍速程度で聴いておりました。それぐらいの倍速でも聴き取れるぐらいのスピードで話してくれておりますので問題はありませんでした。学習の工夫でもあげましたが、とにかく科目の回転を早くすることを意識して利用はしていました。
行政書士試験は科目が多く、1科目で講義が100を越える科目もありますので、一つ一つを丁寧にやっていくといくら時間があっても足りません。それであれば、理解は薄くてもまず講義を終わらせることを試験勉強開始時にはいていく必要があります。そうすることで、理解は薄くても膨大な講義を終わらせられた自信に繋がります。そうなれば、2週目はそんなに気持ちも落ちずにすることができ、勉強が習慣化されると思います。
そういった意味では入門総合講義はまず勉強習慣を身に付けてこれからの長期間の勉強を耐え抜くための講義として利用するのが良いかもしれません。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答過去問は何回も解くのに最適な量だったと思います。私自身が勉強の回転を重視しておりましたので、過去問は1日1科目やると意識して試験直前期はやっていました。何回もやっていく内に何が苦手なのかが分かってきて、そこを通常講義やテキストを使って、何回も覚え、理解するように利用していました。
過去問を何回も解いたら覚えてしまうと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、それは知識としてなっている証拠ではありますので、それをなぜ解けるのかを考えていけば、理解に繋がると思います。最終的には、何回もやらないと知識は蓄積されません。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

記述過去問についても、何回も解いておりました。私自身、記述が苦手で頭では何となく解答は出てはいましたが、実際には書けないということが続いておりました。
それを解決するために、過去問を何度も書いて、行政書士の記述はどのようなことを最低限書けば部分点をくれるのかを研究しました。最終的には、あやふやな知識を書くのではなく、確固たる理解のうえで、余計なことは書かない方が良いと結論になりました。
記述が苦手な方は、テキストの事例を書く練習を何度もしていくと、何を書いたら良いかのイメージが湧きやすくなりますのでお薦めです。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

最初は通常講義をやっていれば合格水準に達するだろうと思っていましたが、全体のイメージしか掴めませんでした。しかし逐条ローラーインプット講座を受けてから勉強の考え方が大きく変わりました
逐条ローラーインプット講座は条文を取り上げて、丁寧な説明をしてくれるので、今までの全体像から細かい内容まで掘り下げてイメージができます。この講座を通じて、条文読みがいかに大切かを実感しました。正直逐条ローラーインプット講座を適切に聴いていなかったら合格はなかっただろうと思うぐらい受けて良かったと思っています。利用方法としては、とにかく何回も聴き直す方が良いかと思います。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

文章理解は一般知識で絶対に落とせない科目になりますので、講義は丁寧に聴くようにしておりました。講師の先生の説明も丁寧で、実際に聴いた後に問題を解くとスムーズに解答できたときはびっくりしました。
利用方法としては、まず通常講義を全て聴くことをお薦めします。文章理解はあとで良いと思っている方も多いと思いますが、一般知識で文章理解を全て正解しておくと、足切りにほとんどならないうえに、しっかり講義を聴いていれば、ほとんど落とさなくなります。行政書士の試験は落とす科目をいかに減らして保険をかけられるかで合格率は大きく変わると思っています。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

『択一式対策完成への問題』解説講義は問題を深掘りして講義をしてくれますので、非常にありがたかったです。私自身が「ながら」聴きで勉強をして、科目の全体像を把握するのを優先してやっていたので、択一式の問題が解けない科目がありました。その時に解説講義を聴いて、今までの知識を肉付けすることで、次は解答できるようになっておりました。
解説講義なんて聴かなくても良いと思っている方もいるかと思いますが、択一式の問題はあやふやな知識では解答できないぐらいのレベルになっております。時間がもったいないと思うかもしれませんが、分からない問題は聴くにこしたことはないと思います。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模擬試験は難しかったです。正直合格点ギリギリしか取れませんでしたので、合格できないのではないかと不安になりました。しかし、自分の弱点や、得点源になる科目を把握することができ、その後の勉強構成を決める重要な内容となりました。
利用方法としては、直前期にするのではなく、少し余裕をもって、自分の実力をはかりたい程度で考えて実施するのをお薦めします。もし、点数が悪くても、解説を見て、弱点を把握することが大事ですし、そこから巻き返しをはかれます。
模試を受けたあとは一喜一憂しますが、最終的には試験に合格すれば良いだけですので、深く考えずに実施して下さい。

講師へのメッセージ

講師皆様の分かりやすく丁寧な講義のおかげで合格することができました。
本当にありがとうございました。