合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

育休やコロナ禍により、社会とつながっていないような不安や、自分に対する自信の喪失、この先への漠然とした不安や焦りなどもあり、将来への選択肢を広げておきたかったのと、自己実現といいますか……自分自身にも子どもたちに対しても、何か誇れるものがほしかったのだと思います。

まずは育休中に取っておきたかったFP2級の資格を取得しました。次は? と考えた際に、行政書士の資格を取ることで自分の価値を上げ、企業法務等を扱っている今の会社にも何か貢献できることがあるのではないか、と考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

下の子がまだ7か月でしたので、通学や独学は初めから諦めて、通信講座のみに絞って検討しました。他社の授業をお試しで視聴しましたが、憲法は高校の授業や大学の教養科目で学習した程度で、本格的な法律の勉強は初めてなのもあってか、講師との相性も合わなかったのか、すぐに眠くなってしまい、育児をしながらではきっと難しいだろうな、という印象でした。

しかし豊村先生の授業を視聴した際に、引き込まれるように授業の内容が頭に入ってきて、「法律って面白い!」「この授業なら集中して取り組めるし、豊村先生を信じてついていけば合格できるかもしれない!」と感じ、受講を決めました。合格率の高さや返金制度も決め手となりました。

合格体験記・学習上の工夫

とにかく育児と仕事をしながら勉強時間を捻出することがとても大変でした。子どもが就寝後の2、3時間を講義に充てて、テキストの書き込みなど座学に取り組みました。正直なところ、その都度机に向かって復習をする余裕がなく、講義をこなすだけで精一杯でした。

スキマ時間や家事などの間の「ながら作業」で、理解が不十分な講義は1.5倍、2倍にして聞いていました。仕事復帰後は自宅から駅までの通勤時間で耳学習し、電車内やランチ時間に過去問を解いていました。

試験直前期には、行政法の逐条ローラーをひたすら1.5倍速や2倍速で繰り返し聞いていました。この速度調節ができる点と、耳で聞く学習方法がとても効果的でした。本番では、ここでやった条文が記述にも活きました。

記述対策は、先生が「〇記マーク」をした箇所や、模試やヤマ当てで出てきた箇所をノートに書き写し、2、3周しました。本番はこのノートと逐条ローラーのテキストのみ持っていきました。

試験会場では緊張からかほとんど何も手につかない状態でしたので、とにかく呼吸を整えて気持ちを落ち着かせることだけに集中しました。

また、合格者の体験記を読んで参考にさせてもらったり、試験直前期には合格した際の自分の姿をイメトレしたりしていました(笑)。

講義の中で先生方が励ましてくれたり、鼓舞してくれたりすることで、孤独を感じずに最後まで頑張れたと思います。

それから家族の理解と協力が必要不可欠でした。直前期の休日は夫や義理の母に子ども2人を預かってもらい、勉強に集中させてもらいました。これ以上家族に負担はかけられない、というプレッシャーもあり、踏ん張れたのだと思います。

また、家族や自分の体調管理も本当に大変で、タイミングや運も大事だと思いました。子どもから胃腸炎をもらい、試験を受けられるだけで御の字だと諦めそうにもなりましたが、直前の試験10日前に復活し何とか本番は乗り切れました。

失敗談としては、勉強の仕方は基本的には先生がオリエンテーションや講義で語ったやり方を素直に実行しましたが、短い時間で大量の講義をこなすことに焦りを感じていたからか、民法・行政法学習の際に、一度全て講義を聞き終わってしまってから過去問に取り組んでしまいました。

その時にはすっかり初めの方の講義の内容を忘れていて、結局もう一度やり直すという遠回りなやり方をしてしまいました。憲法の学習からは、「講義を聞いたらすぐに過去問を解く」という方法に軌道修正しました。

また、商法・会社法に手を広げてしまいました。会社法に興味があってぜひ学習したいと思っていたのと、模試の際に、憲法や民法で点数が取れなかった際の得点源になっていたので、点数にもムラがありましたが、捨てるのはもったいないと思っていました。

模試や過去問では結構取れていたのに……結果、本番では0点でした。ふわっとした知識しか頭に入っていなかったのが原因かと思いますが、特に今回の商法・会社法は難問だったようです。

結果として合格はすることができましたが、もし落ちていたら、商法・会社法に時間をかけずにほかの科目にもっと時間を割くべきだったと後悔していたのでは、と青ざめております。

今回、行政書士に挑戦して1年間ほぼ毎日2、3時間の勉強を、育児や仕事をしながらよく続けられたと自分で自分を褒めてあげたいです。今回、子どもがこんなに小さいのに、大事な時期に家族に負担をかけてまで試験に臨むことが果たしてよかったのだろうかと不安や葛藤もありました。

応援してくれた家族には本当に感謝です。蓋を開けてみないと分からないだろうと記述の採点サービスは行わず、試験後は一切勉強のことは忘れて家族と過ごすことに決めていました。

合格発表日、合格者受験番号の表から自分の受験番号を発見した時は嬉しくて震えが止まりませんでした。これは本当だろうかと、何度も何度も番号を確認し直しました。今、本当に行政書士試験に挑戦して良かったと、と幸せを噛み締めています。自分に自信を持つことができましたし、いくつになっても学ぶことってこんなに楽しいのだと再認識しました。

何かに挑戦するということは何かを犠牲にする可能性もありますし、決していい結果ばかりではないと思います。しかし、信じてやればできるということを子どもには教えてあげたいですし、そう信じさせてあげられるような親でありたいと、思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

先生がオリエンテーションや講義の中で勉強の仕方を教えてくれていたので、素直に民法→行政法→憲法……の順番で進めました。テキストに沿ってマーカーを引いていく講義スタイルで、色分けで視覚的に覚えることがで、書くことが記憶の定着につながったと思います。

初めは、カラーテキストといってもそんなにカラーじゃないな、と思っていたのですが、マーカーや書き込みをしていくうちに、これが丁度よくて最適だったのだなと感じました。

膨大な講義の量でしたので、講義を復習する時間もなく、予定していたスケジュールで消化せねばと焦り、一通り民法、行政法等の講義を終わらせてから過去問に取り組みました。

講義を受けたらその都度過去問を解いてみる、ジグザグ方式を勧めていた先生のアドバイスがあったにもかかわらず、です。結果、初めの方にやった講義はほとんど覚えていなくて、やり直しをするという遠回りなやり方をしてしまいました。

講義では説明があったのですが、プリントや図などで「この時期にはこれをやる」というスケジュール表があったら良かったなと思いました。

とにかく豊村先生の説明が丁寧で分かりやすく、時折混ぜてくるジョークや雑談などでさらに理解が増しました。特に判例の説明はとても楽しかったです。先生が問いかけてくるスタイルで、一緒に講義を受けているようなライブ感がありました。

家事中に、通勤中に1.5倍から2倍速で講義を見たり聞いたりしていました。私にはこの学習方法がとても効果的で本当に通信講座にしてよかったと思います。いつでも自分の都合でスキマ時間に見られますし、聞き逃したところは再度再生すればいいですし、通学では叶わないことが叶えられました。

短答過去問解析講座のご感想・ご利用方法

林先生の解説が分かりやすく、細かく説明してくれるのでとても分かりやすかったです。テキストもコンパクトで持ち運びもしやすいサイズだったので、通勤中やランチ中にお弁当を食べながら、さっと片手で持って解いていました。

行政法の分厚い過去問は例外ですが(笑)。林先生のなかなかマニアックな話や、シニカルな表現が、スパイスが効いていて面白かったです。その分記憶にも残りました。

「地方自治法についてはこの過去問だけ充分」など、独学では知りえなかった情報やアドバイスがあり、逆に「これでいいんだ、私でも合格できるかも」という期待が膨らみいい方向に作用したようです。色々手を広げなくても十分だと分かりました。行政法の過去問はムラがありますが、6,7周位は回せたと思います。

記述過去問解析講座のご感想・ご利用方法

一度しか回せませんでしたが、とても役立ちました。記述に対して難しそうなイメージがありましたが、出される問題は基本が多いということが分かりました。テクニック的なところも教えていただき、途中から解くのが楽しくなりました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

開始したのが9月頃だったのでかなり焦っており、しかし条文がとにかく大事だという話をどの先生方もされていたので、やりきる気持ちで終わらせました。つらかったですが、これが正解でした。

試験直前では何度も倍速で耳学習をしていました。テキストを見るよりも聞く方が結果的に多かったです。本番の記述でも逐条で学んだ条文が目に浮かび、答案用紙を埋めることができました。

田島先生のコーヒーブレイク雑談で、気持ちを打たれ、鼓舞され、試験を頑張ろうという気持ちになりました。先生にモチベーションを上げてもらっていました。また、度々話題にでる先生の地元が馴染みのある場所だったので、勝手に親近感を覚えておりました。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

こちらは時間が無くて3分の2くらいしかできませんでしたが、かなり役に立ちました。何なら自分の大学受験時にも、この手法を知っておきたかったです(笑)。

学生時代、現代文に苦手意識があったのですが、思ったよりも難しくなく、得点源になるということが分かりました。文章を理解することから、テクニックまで、「へぇ~と」言いながら講義を受けていました。

『択一式対策完成への問題』解析講座のご感想・ご利用方法

こちらは初めの10ページほどまでは解いたのですが、時間がなくほとんど手つかずで終わってしまいました。やり切りたい気持ちがありましたが、あくまでも過去問をやり尽くして、それでも物足りない人向けということでしたので、過去問に時間を割くことにしました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

他の予備校の模擬試験も受けましたが、「アガルートの模試はもったいぶらなくてもいいよ」という豊村先生の言葉があったので(笑)一番初めに受けました。9月中旬頃です。

1回目ということもあって、時間内に終わらせられたのが嬉しくて、できたつもりになっておりましたが、点数は150点ほどで合格点にはまだまだでした。解説が一つ一つ丁寧にされていて、その量に圧倒されました。

まずは時間配分、解く順番を意識することを心掛けることにしました。

模擬試験は他には、他社の模試2つを通信で、近くのカフェで解きました。模試会場に赴いて受けたものも1回あります。あとは市販の模試3回分も受けました。10月に受けた模試あたりから合格点を超えるようになってきたので、もしかしたら行けるかも! と自信がついていきました。

合格点を超えたり超えなかったりギリギリの模試もありましたが、模試はあくまでも模試と割り切って、本番10日前からは過去問やテキストの基礎に戻りました。

講師へのメッセージ

本格的に法律の勉強をするのが初めてで、右も左も分からないところからでしたが、先生方の講義を聞いて学習して、励ましてもらいながら合格にたどり着けました。アガルートを受講して本当に正解でした。ありがとうございます! 豊村先生の個性的なファッションや髪形も楽しみの一つになっておりました(笑)。お体に気を付けて!