勉強法

行政書士の記述式試験対策について

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

記述式の対策総論

記述式問題の対策(記述対策)は,行政書士試験に合格するうえで重要です。

行政書士試験は300点満点で行われますが,そのうちの60点が記述に割り振られているからです。

合格するうえで重要であるにも関わらず,記述対策について,詳しく語られる機会はあまりありません。

そこで,今回は,記述対策について少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

記述式問題の特徴

記述は,行政法と民法の2科目が出題されています。

その特徴を科目ごとにお伝えします。

⑴ 行政法

行政法は記述が例年1問出題されます。

過去10年の試験においては,ほとんどが「行政事件訴訟法」(行訴)から出題されています。

これまでの出題実績は,一言でまとめると,「記述で出題される論点は,出題された年よりも前の年において,択一で出題されたことのあるもの」です。

例えば,2015年の記述で出題された「原処分主義」は,2006年の試験の択一で出題済です。

他に,2012年の記述で出題された「形式的当事者訴訟」は,2007年と2009年,2011年の択一で出題済です。

⑵ 民法

民法は記述が例年2問出題されます。

過去10年の試験においては,様々な分野から出題されていますが,比較的「物権」「債権」から多く出題されています。

民法は,行政法とは違い,出題の仕方がバラバラです。

前の年と同じような出題の仕方をしてきません。

そのため,民法の記述は,問題のなかで一体何を書けばよいのかを,その場で自分の力で見つけ出し解答を作成していく力が求められます。

行政法はコツを掴んでいただけると比較的書けるようになりますが,民法は問題の検討の仕方をマスターしないと,なかなか書けるようにはなりません。

記述式問題の対策

記述対策は,科目によって変わります。

⑴ 行政法

行政法は,用語そのものがよく問われます。

そのため,まずは用語を覚えなければなりません。

そして,その用語に関連する情報を覚えていくことになります。

例えば,2015年は「原処分主義」という用語と,その内容が問われました。

他に,2012年は「形式的当事者訴訟」という用語と,この裁判のやり方が問われました。

⑵ 民法

民法は,用語そのものよりも,ある制度を利用するのに必要な条件(要件)や,ある制度を利用することによってどんなことが起こるのか(効果)がよく問われます。

そのため,勉強していて新しい制度が出てきたら,その制度の要件と効果を覚えなければなりません。

例えば,2013年の試験では「無権代理人の責任」という制度の要件と効果が問われました。

他に,2012年の試験では「検索の抗弁」という制度の要件が問われました。

最後に

このように,行政書士試験の記述は,問われる内容が異なることから,記述対策も科目ごとに変えていかなければなりません。
したがって,記述対策においても,過去問の分析・検討が必要になります。

なお,現在の記述式の問題になったのが,現在の試験制度が始まった2006年からです。

記述の過去問集を用意するときは,2006年からの問題が載ったものにしましょう。

最短合格を目指す最小限に絞った講座体形

行政書士試験合格率全国平均6.28倍

1講義30分前後でスキマ時間に学習できる

現役のプロ講師があなたをサポート

20日間無料で講義を体験!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

20日間無料で講義を体験!