受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

MBAを目指すきっかけ

キャリアゴールである経営コンサルタントとして起業するにあたり、経営学を体系的に学び、そして多様な視点で物事を考えて、判断する、意思決定する力を磨く必要があった。

また、山積する組織課題に立ち向かうため、というのももう一つの理由である。組織の整備、人材定着、スタッフの教育、DX化推進のためのマーケティングの手法、集客(患者)戦略、など課題は多岐にわたる。

看護は特殊な世界、丸腰であることが多い。経営戦略、マネジメント、リーダーシップなど、医療を超えた越境学習が必要と感じた。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

働きながら受験勉強を進めるにあたり、まずはオンラインでの予備校を検討していた。そんな中、飯野先生のキャラクターと、ポジティブな考え方に惹かれた。またサンプル授業をみて、初学の私でもわかりやすかったため、こちらを選択した。

音声ファイルのダウンロードもあり、通勤時間を勉強時間として有効に活用できることや、研究計画書の指導などフォロー体制が充実していることも魅力的であった。費用面でも他の予備校と比較してお手頃であったことや、合格特典もあったことも決め手の一つである。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

仕事がある時には、朝早く出社し2時間ほど経営学の基礎講座を中心に勉強。休みの日は8時間ほど費やしていた。経営学の基礎講座を一通り終えた後、研究計画書に着手した。これまで使ったことのないビジネス用語などに難しさを感じたこともあった。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

現在の実務の中で感じていた課題をそのまま研究テーマにしたため、選定には困らなかた。2度目の受験の際には研究テーマを見直し、先行研究の情報収集を再度徹底的に行った。似た内容の先行研究は実際にどういうデータをどう集めて、どのように解析して結果を出しているかを知ることで、新規性のある研究テーマを設定できた。

③勉強のスケジュール

7月 アガルートに申し込み、基礎講座を集中的に勉強

8月 提出書類、研究計画書作成、マンスリーゼミ参加

9月 基礎講座2周目、マンスリーゼミ参加

10月 早稲田の直前課題エッセイを作成・推敲 

11月 面接準備、マンスリーゼミ参加

12月 提出書類、先行研究調査、研究計画書の見直し・修正

1月 簿記3級の勉強、マンスリーゼミ参加

2月 簿記3級取得、面接の準備、マンスリーゼミ参加

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

音声をダウンロードとして、移動中にラジオ感覚で聴いていた。志望校選定の参考になった。

▼経営学の基礎講座

平日は、朝の2時間程度をオンラインで勉強。テキストに書き込む形で2周した。休日は最低8時間は勉強した。通勤時間は、音声データをダウンロードして視聴。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:0回

志望校は小論文なしであったため、活用せず。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)

提出した回数:6回

早稲田大学秋入試で3回、冬入試で3回

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:2回

▼面接対策講座

模擬面接を受講し、話す順序や伝達効率の高い話し方などのアドバイスを頂いた。圧迫面接の可能性も考慮し、アドリブでの対応が求められる場面に向けて準備をした。実際に模擬面接を通して、早口であることにも気付かされた。また志望校の教授の研究について調べておいた方がいい、と言われたので準備をした。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

音声をダウンロードし、移動中に聴いていた。新規性のある、また仮説が新しいものが重要であることを知り、研究テーマ設定の際に大変役立った。

▼各種フォロー制度について

質問制度があるおかげで、飯野先生とコンタクトがとれるのは非常にありがたい。これにより、個別の疑問や不明点に対して専門的なアドバイスを受けることができ、学習の理解度や進捗を向上させる手助けとなった。

スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫

看護師の属性に不安を感じながらも、飯野先生に相談し、早稲田大学院でも十分受け入れられる可能性があると背中を押して下さったことは非常に励みになった。

希少性が強みとなるが、特定の課題をクリアする必要がある、とアドバイスを受けたことで、簿記、英語などの勉強を通じて、合格への一歩を進める方針を立てた。

上記にも挙げたが、マンスリーゼミや質問制度などは、私自身の不安や疑問点を解消するために、非常に有用であった。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

仕事の日は、始業前に確保した2時間はMBA受験の勉強に充てた。主に経営学の基礎講座と、先行研究をリサーチして深堀りする作業に集中した。休日は、多くの時間を受験勉強に活用した。

一方で、終業後の夜は疲れて集中できず勉強が捗らないので、平日の夜は勉強しない!と割り切って、リラックスする時間として過ごした。家族や友人にもMBA受験中であることを伝えて、理解し協力してもらえたことも非常に重要な要素であった。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか

研究計画書の見直しと質問の検討を心がけた。まず、計画書の見直しでは、研究の論理的な展開を再確認し、可能性のある質問に対する準備を進めた。具体的なテーマや方法論において理解を深め、それを簡潔かつ明確に表現することに焦点を当てた。

面接対策の音声や動画を反復視聴し、過去の問答をもとにした想定問答集を作成した。質問がどの方向からきても適切な返答ができるように自らを整理し、強化することができた。提出書類の内容に立ち戻ることは、一貫性を保ちつつ研究の本質に回帰する機会となった。

他者からの壁打ちは、自分のアイデアや構想が他者にどれだけ明確に伝わるかを確認する上で重要であった。フィードバックを受けながら、表現や説明の改善点を知り、それを糧に更なるブラッシュアップを行った。また、絶対に大丈夫という前向きな心の持ち方を意識して過ごした。

試験期間中の過ごし方

自分は必ず合格するというイメージを強く持ち、集中力を高めていた。一方で趣味の時間をもつなど、リラックスできるようにいつも通り過ごすようにも努めた。様々なケースを想定して、それに対する回答の軸がぶれないように、提出した研究計画書やエッセイと整合性を意識しながら準備をした。

移動中などは、飯野先生の音声の講義やマンスリーゼミなどを繰り返し視聴していた。周りの人達にもバックアップ頂き、応援してくれる声を受けて奮起し、力になっていたように思う。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

夜間主総合冬入試直前、悔いの残らないように徹底的に書類を見直した。研究計画書などの書類提出時には、方向性を変えずに1か月かけて準備し、これで合格できなくても悔いはない、という自信を持って提出した。二次の面接では手応えを感じ、発表当日を安心して迎えることができた。

②合格した時の気持ち

一次の合否発表で自分の番号を見つけた瞬間、本当に驚きと同時に嬉しさに包まれた。最終合格発表では、面接で手応えを感じていたこともあり、冷静な心境で受け止めることができた。

これまでの努力が報われ、合格の喜びに感謝の気持ちと希望が湧き上がると同時に、未来への期待と責任を感じ、身が引き締まる思いにもなった。これからも精進し、新たな挑戦に取り組んでいけることに感慨深さを覚えている。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

研究計画書とキャリアゴールを、一貫性をもって説明できたこと。

研究計画書を含む出願書類の作成において、私はストーリー性を重視し、軸をぶれないような構成に焦点を当てた。課題感を明確にし、過去、現在、未来が繋がっていることを強調し、これがなぜMBAが必要なのかを何度も推敲し作成した。

②講座の影響度

面接講座と研究計画書の書き方講座は非常に役立ったと考える。両講座とも、自己表現能力や論理的思考力の向上に効果的であったと感じている。これらの学びは今後の面接選考時などに自信を持って取り組む手助けとなった。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

起業に関するノウハウを習得したい。

これまでは看護師として働いてきたので、そのあたりの知識が不足している。経営学を体系的に学び、そして多様な視点で物事を考えて、判断する、意思決定する力を磨きたい。

②今後のキャリアビジョン

医療福祉業界に特化した経営コンサルタントとして独立起業する。

医療福祉分野において戦略的なアドバイザーが必要であり、その領域に専門知識を持ちつつ戦略的視点で組織やプロジェクトをサポートする。医療業界、また看護業界が発展、持続可能なものとするために、経営的視点から支援したい。

受験生に対するメッセージ

看護師という属性である私でも、飯野先生をはじめ講師の先生方のアドバイスに従い適切なブラッシュアップを行うことで、合格への道が拓けたと感じている。同じように皆さんも、自身の強みを理解し、アドバイス通りに学び続けることで、確実な合格に向けて歩みを進めることができると確信する。

強い気持ちと共に、是非チャレンジしてほしい。マンスリーゼミなどフォロー体制は充実しているので、質問があればどんどん質問されるといいかと思う。