受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名: 笹倉 菜々 (ささくら なな) 

年齢:48歳

合格した研究科:早稲田大学大学院 経営管理研究科 夜間主総合コース

MBAを目指すきっかけ

30代後半に勤めていた会社がIPOを目指しており、当時私は総合企画室に在籍し、IR作成に関わったことで経営に関心を持った。
当時は研究をしたいとは思わず単科授業を履修するだけに終わったが、その後単科で学んだことが実務に非常に役に立った。
忙しくしばらく受験は考えていなかったがコロナで時間ができたことと、下の子が大学進学で家を出たことを機に自分自身の人生を考えるようになった。
今の会社で自然と出世して60歳でシニア職制になって、65歳で引退する人生だけでは面白くないなと思った。
今の業務範囲を超えた仕事ができるよう、MBAで幅広い知識をつけたいと思ったため志望した。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

受験を決意した後、出願書類の作成に着手しましたが、研究計画書の作成をどのように進めたらいいかわからず悩んでいました。
YouTubeでアガルートアカデミーのことを知り、すぐに受講相談を申し込みました。
研究計画書作成や志望校選びに悩んでいることを相談しましたら、カリキュラムの中で過去の受験生の研究計画書を見られることや、添削サポートが受けられることを教えていただきました。
さらには、期待していなかった志望校相談や質問制度もあるということで受講を決めました。

ほかの予備校は、特に比較はしませんでした。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

どこかの大学院には合格したいと思っていたので、当初は3~4校受験するつもりだった。
一番出願の早い、早稲田大学の準備から始めた。
経営知識はある程度あったので、基礎講座はあまり取り組まず、当初から研究計画に集中して進めた。
6月までにテーマを決定し、8月末までに書き上げたいと思っていた。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

6月にはテーマを決めたいと思っていたがなかなか決まらなかった。

7月8月非常に仕事が忙しかったこともあり、何も進まないまま9月が近づいてきた。
これはまずいと思い、まず「研究計画書の書き方講座」視聴した。

視聴しながら、教材に思いつく研究テーマを付箋で張り付けていった。
付箋の内容をWordに転記し、吟味して決定した。

③勉強のスケジュール

3月 受験を決意。

4月 アガルート申込。なんとなく志望校候補を絞る。

5月 研究テーマを考えないといけないなと思い始める。

6月 研究テーマを考えないといけないなと思いつつ何も進まない。

7月 志望校のうち一番受験日の早い早稲田の入試詳細が発表された。
   研究テーマを考えないといけないなと思いつつ何も進まない。

8月 研究テーマを考えないといけないことが重荷になってきた。
   「研究計画書の書き方講座」視聴。教材で合格者の研究計画を熟読。

9月 研究計画を突貫工事で記載。関連個所を基礎講座の動画で勉強。
   先行研究を探し読む。併せて出願エッセイ1・2を仕上げる。
   「研究計画書添削」を依頼。
   添削されたものを読み、ふとエッセイ1・2・3が一連になっていることに気づく。
   書き直しフィードバックのオンライン面談を受ける。
   ぼろくそに言われたが、へこんでいる暇はないと脅威の集中力で軌道修正した。
   再度添削を依頼。研究計画書を修正しながら追加エッセイの作成。
   小論文添削の枠で添削してもらえるはずだったが時間がなくそのまま出した。
   何とか出願完了。

10月 「受験校相談」依頼。併願校を決めたが、WBSの受験準備を通じて、
   絶対にWBSに行きたいと思うようになり併願はしないことにした。

11月 一次合格。「模擬面接」依頼。さらに慶応ビジネススクール出身の知り合いに模擬面接を依頼。
   自組織以外の会社全体の課題等整理するため役員にレクチャーを依頼。
   一人で面接を録画し確認するなど対策した。マンスリーゼミ参加。
   面接本番。合格発表。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

どういった大学にMBAコースがあるのか、それぞれの特徴はどうなのか非常によくわかり志望校選びの参考になった。

▼経営学の基礎講座

出願書類の指導だけでなく、こんな講座も提供してくれるのかと驚いた。
これをきちんとマスターしたら、かなり知識がつくだろうと思った。

私は研究テーマに関連するところのみ視聴したが、過去の研究系譜概要が効率的に理解できて、その後先行研究を探す手掛かりになったので助かった。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:利用しなかった

▼小論文対策講座(大学院別対策編) 

提出した回数:利用しなかった

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:2回

丁寧に添削いただいた上に、オンラインで直接指導いただけたのはとても役に立った。
限られた時間内に、充分な指導をしていただけたと思っている。
講座を通じていろいろなことに気づくことができたおかげで、研究計画書をうまく修正することができたと思う。

もっと早く取り組んで何度も添削を受ければ、もっとよかったんだろう、と思う。
この講座がなければ、なぜMBAを志望するのかすら気づけなかったと思う。

▼面接対策講座

テキストでは過去の面接の内容が紹介されており、どんなことを聞かれるのかイメージすることができた。
志望動機・キャリアゴール・研究計画をしっかりと説明できるようにすることが大事だということが分かったので、きちんと準備し当日は自信をもって挑むことができた。

もう何年も面接を受けたことがなかったので、本番前に模擬面接をしていただけたのは有意義でした。

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

受験校相談を利用したが、「〇〇大学、〇〇大学がいいと思います」とはっきり言ってもらえた。
考えていたより詳細にアドバイスいただけたことに驚いた。

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

出願書類の準備をしなきゃしなきゃと思いながらも、仕事が忙しいことを理由に、本当にぎりぎりまでなにもやらずにいた。
何とかしないといけないと思い「研究計画書の書き方講座」を視聴した。
動画を見るとやる気が出てきたので、もっと早く見ればよかったと思った。

動画は1本が10分程度と気楽に見れる長さで、倍速設定もできるので、サクサクと楽しく視聴することができた。
視聴しながら、テキストに思いついた研究テーマを付箋で張り付けていき、一歩一歩前進した。
本当の挫折は「出願書類・研究計画書」の初回添削が返ってきた時だと思うが、その時は落ち込んでいる時間がなかったためすぐに立て直した。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

一番勉強しないといけなかった7月~8月に仕事が非常に忙しかったため、主に土日と在宅勤務の日の夜に作業をしました。
基本講座はほとんどやらなかったので、①研究テーマを決めること、②なぜMBAに行きたいのか自問自答すること、に多くの時間を使いました。
これらは、出勤途中や寝る前などに考えていました。
研究テーマを決めてから行った先行研究の調査は、もっと時間がかかりましたが、夜間や土日のまとまった時間にCinii検索をして複数の論文にあたりました。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

出願直前に研究計画書を仕上げたため、研究計画書添削とフィードバックを依頼し、慌ただしく過ごした。
エッセイの3つのテーマが一連となって、整合性があるかどうかを考えながら出願書類を作成した。

試験期間中の過ごし方

出願後面接までは以下3点を行った。

  1. 研究計画書のブラッシュアップ
    研究計画書に書いた自分の研究を具体的な手法に落とし込んだ。
    知り合いに研究計画を説明してわかりにくくないか確認し、スマートに説明ができるようになるまで練習した。
  2. 面接対策
    一人で面接を録画し見返して、受け答えがしどろもどろな部分を修正した。
    また、知り合い3人にオンラインで模擬面接を実施してもらった。(当日より厳しかった。)
  3. WBS研究
    ホームページで各領域の教授の略歴と顔を確認した。
    取りたい授業を中心にシラバスを確認した。(面接で役に立った。)

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

研究計画書は短い時間で作成したが、精一杯書けたと思う。
今までこういうキャリアを歩んだ私が、将来このようなキャリアゴールを目指し、そのためには何が不足していて、WBSで学べばそれが埋まる、というストーリーがしっかりできていた。

大阪在住のため、面接で「通えるのか?」と質問されたら合格すると予想していたにもかかわらず、聞かれなかったので落ちたと思った。

②合格した時の気持ち

合格は半々だと思っていたのでほっとした。
これから2年間、仕事しながらの勉強は大変だが頑張ろうと改めて覚悟した。
勉強したいという気持ちを認めて、門を開いてくれた大学に感謝の気持ちが沸き、思う存分勉強しようとわくわくした。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

出願書類を準備する過程で「なぜMBAで勉強するのか?」「将来何をしたいのか?」をとことん考えたことが良かったように思います。
考えていく中で、はじめはぼんやりしていた志望動機がクリアになり、過去現在未来を一本のストーリーで説明することができるようになったことが大きかったと思います。

②講座の影響度

出願書類・研究計画書の初回添削が「なぜMBAで勉強するのか?」を考えるきっかけになりました。
オンラインのフィードバックで率直に辛辣な意見をいただき、目指すクオリティと今の自分の立ち位置の差がはっきり見えた。
「これはやばい」と気づき、出願書類・研究計画書の作成に200%の力を出せたと思う。
影響度はかなりあった。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

経営学を体系的に学び、ゼネラリストとして必要な知識をつけたい。
教授や他の学生の影響を受け、計画した研究が、今思っている何倍もいい研究になることを期待しています。

②今後のキャリアビジョン

今の会社で活躍の幅を広げ、役員を目指したいと思う。
社員のパフォーマンスは、組織や目標設定など仕組みに左右される部分も大きいと思っているので、気持ちよく健全に仕事ができる組織作りと、効率的な経営での業績アップに貢献したい。

受験生に対するメッセージ

私は、出願準備の過程でも得るものが多かったな、と感じています。
合格するに越したことはありませんが、チャレンジする中で自分自身を見つめることができ、気づきを得たことに意味があったと思います。

MBAに合格することがゴールではないですし、受験の経験自体が、キャリアゴールに向かう一コマだと思って取り組めるといいと思います。
アガルートアカデミーは、受験のプロが揃っていらっしゃるので、安心して指導を受けることができます。
過去の研究計画書を見たいという理由だけで受講しましたが、結果的に期待以上のご支援をいただき感謝しています。
最後に40代で受験される方へ。
データ的にも、40代での合格は厳しいという声も聞こえてきて不安になると思いますが、面接で恥ずかしげもなく聞いてきた結果、「年齢は関係ない」とはっきり回答いただいたので、気にせず、自信をもって受験されるといいと思います。