エグゼクティブMBA(以下、EMBA)は、管理職や経営者層など、実務経験豊富な社会人を対象としたプログラムです。

MBAに興味をお持ちの方は、EMBAとMBAの違いを把握し、自分に合ったプログラムを選びたいですよね。

本コラムでは、EMBAの特徴やMBAとの違いをわかりやすく解説します。

日本のEMBAランキングや入試の難易度にも触れるため、ぜひ参考にしてください。

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エグゼクティブMBA(EMBA)とは?

エグゼクティブMBA(EMBA)とは、実務経験が豊富な社会人を対象としたMBAプログラムのことです。

一般的なMBAは、20代から30代前半の若手ビジネスパーソンを含めた幅広い年齢層を対象としています。

対して、EMBAは、管理職や管理職候補、経営幹部といった中堅からシニア層のビジネスリーダーが主な対象です。

そのため、EMBAプログラムでは、ビジネスリーダーや上位の経営層に求められるスキルを養うことに焦点を当てています。

全社戦略やグローバル戦略レベルの意思決定力、組織変革を推進する力など、ビジネスに関する高度なスキルを習得できるでしょう。

また、EMBAのクラスには実務経験が豊富な生徒が集うため、ディスカッションでは高度な経験に基づく知見や戦略を学べます。

さらに、EMBAは現役のビジネスパーソン向けのプログラムであるため、働きながら通える平日夜間や土日に開講されます。

EMBAとMBAの違いとは?

EMBAとMBAの主な違いは、以下の通りです。

項目EMBAMBA
主な対象者管理職・経営幹部・経営者など中堅~上位層のビジネスパーソン若手・中堅のビジネスパーソン
受講者の年齢層40代以上20代~30代
カリキュラム全社的・戦略的な視点からの学びプロのビジネスパーソンとしての総合的な学び
学習スタイル週末と夜間に開講されるパートタイム平日昼間に開講されるフルタイム、またはパートタイム
実務経験年数約8年〜15年以上実務経験不問〜3年以上
卒業後の進路昇進・役員登用、幹部就任、起業、経営者など転職・昇進、スタートアップ参画、外資企業への転職など

MBAでは、ビジネススキルを体系的に学べるカリキュラムが提供されます。

実務経験なしで受験できるMBAも存在するため、これからスキルを身に付けたい若手から中堅のビジネスパーソンに向いているでしょう。

一方で、EMBAのカリキュラムは、管理職や経営幹部を対象とした内容が中心です。

大学院によっては、EMBAプログラムの出願条件として一定以上の実務経験が求められる場合があります。

このように、EMBAとMBAの違いは多岐にわたります。

受講者の年齢層や卒業後の進路も異なるため、自分のキャリアに合ったプログラムを選びましょう。

EMBAプログラムがある日本の大学院一覧

EMBAプログラムがある日本の大学院は、以下の通りです。

  • 慶應義塾大学
  • 名古屋商科大学
  • グロービス経営大学院

慶應義塾大学

慶應義塾大学のEMBAプログラムは、2015年に開設されました。

本プログラムは、15年以上の実務経験をもつ管理職や経営幹部候補を対象としています。

講義は土曜日を中心に実施され、現職を続けながら学びを深められるよう設計されています。

慶應義塾大学のEMBAプログラムの特徴は、多様な受講生とともに学べることです。

職種や業種、文化が異なる人材が集うため、多角的な視点が身に付くでしょう。

また、ケースメソッドによって実務を学べるため、理論とスキルの両方を習得できます。

※参考:Executive MBA プログラム | 学位プログラム | KBS 慶應義塾大学大学院経営管理研究科 | 慶應義塾大学ビジネス・スクール

名古屋商科大学

名古屋商科大学のEMBAは、2003年に日本で初めて正式に設立されたプログラムです。

東京・名古屋・大阪にキャンパスを構え、いずれも駅近くの通いやすい立地となっています。

本プログラムの主な対象は、8年以上の実務経験をもつ企業の中核人材です。

週末に集中講義が実施されるため、仕事と学業を両立しやすいでしょう。

名古屋商科大学のEMBAプログラムは、世界的に評価が高いです。

代表的な国際認証である、AACSB・EQUIS・AMBAのトリプルクラウンを取得しています。

国際水準の教育を通して、世界で通用するリーダーを目指せるでしょう。

※参考:Executive MBA | 名商大ビジネススクール – 国際認証MBA

グロービス経営大学院

グロービス経営大学院のEMBAは、2025年度に新しく開講されました。

本プログラムは経験豊富なビジネスパーソンを対象としており、受講生は主に40代以上の経営幹部層や管理職が中心です。

授業は平日夜間と土日に実施され、週末は複数の時間帯から希望するクラスを選択可能。

現役の実務家教員の指導によって、ビジネスリーダーに必要な経営思考や環境変化に適応する力を学べるでしょう。

なお、本プログラムは東京校でのみ提供されていますが、2026年度以降は大阪校・名古屋校・福岡校での提供が開始される予定です。

※参考:エグゼクティブMBA(EMBA)|グロービス経営大学院 創造と変革のMBA
※参考:グロービス経営大学院、2026年度よりエグゼクティブMBAを大阪校・名古屋校・福岡校で提供開始! 経営者教育を日本の各主要都市で加速

その他の大学院のプログラム

学位は取得できませんが、早稲田大学にはEMBA Essenceというプログラムがあります。

本プログラムの対象は、将来的に企業を承継する予定があり、現職で管理職に就いている上級幹部候補生です。

そのため、学歴や10年以上の実務経験などの出願資格が設けられています。

1年間のカリキュラムによって、実践的な経営知識を効率よく学べるでしょう。

※参考:EMBA Essence – 早稲田大学 ビジネス・ファイナンス研究センター

EMBAプログラムの入試難易度は?

本コラムで紹介した4校のうち、入試倍率が公開されている大学院は慶應義塾大学のみでした。

慶應義塾大学のMBAプログラムの入試倍率は、例年2倍以上です。

対して、2025年度における同大学院のEMBAプログラムの入試倍率は約1.95倍であり、出願数は115、合格者数は59名でした。

つまり、入試倍率の観点からは、EMBAプログラムの入試難易度はMBAプログラムより低いといえます。

ただし、慶應義塾大学のEMBAプログラムには、職務経歴による出願資格が設けられています。

常勤の正社員として通算15年以上の職務経歴が求められるため、狭き門といえるでしょう。

日本のEMBAランキングは?

2025年の「QS Executive MBA Rankings」によると、日本国内で1位のEMBAは名古屋商科大学ビジネススクールです。

「QS Executive MBA Rankings」は、イギリスのQS社が発表している世界的に権威のあるランキングです。

つまり、このランキングで上位に入ることは、世界的な評価が高いことを意味します。

世界ランキングの上位は海外のEMBAが中心ですが、名古屋商科大学ビジネススクールは111~120位にランクインしています。

また、同大学院はアジアランキングでは14位にランクインしており、世界的にも一定の評価を得ているといえるでしょう。

※参考:QS EMBA Rankings – Global 2025
※参考:QS EMBA Rankings: Asia 2025

オンラインで取得できるEMBAはある?

日本において、グロービス経営大学院はオンライン受講のみでEMBAを取得できる数少ない大学院のひとつです。

授業だけでなく行事にもオンラインで参加できるため、通学が難しい方も無理なく学習を継続できるでしょう。

まとめ

本コラムでは、EMBAとMBAの違いについて解説しました。

日本でEMBAを取得できる主な大学院は、以下の通りです。

  • 慶應義塾大学
  • 名古屋商科大学
  • グロービス経営大学院

EMBAは、管理職や経営幹部として活躍する経験豊富な社会人を対象としたプログラムです。

MBAとは対象者やカリキュラムの内容が異なり、出願条件として一定以上の実務経験が求められる場合があります。

EMBAに興味がある方は、MBAとの違いや特徴を把握し、自分の目的に合ったプログラムを選択しましょう。

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