自己紹介

名前:疋田 雄大さん
年代:20代
属性:大学生

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。

■ 総合講義300
■ 重要問題習得講座
■ 予備試験1年合格カリキュラム
■ 予備試験1年合格カリキュラム マネージメントオプション
■ 倒産法 3講座パック

合格体験記

法曹を目指すきっかけ

自分の核となる専門分野を何か1つ身につけたいと思ったためです。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

・アガルートに入るまでロースクール入学後の数ヶ月は指定された教材を使って授業の予習復習をしていました。

しかし、授業は一年かけて全科目のインプットを行うので、科目の全体像をつかむのに時間がかかります。

また、アウトプットの機会もほとんどないので、授業を勉強の中心に据えるのは自分にあっていないと感じました。

そこでロースクールの前期の期末試験がおわった9月にアガルートのマネージメントオプションを受講しました。

・論文対策総合講義300を聞くことから始めました。

アガルートの先生には、最初から講義を完全に理解するのは無理といわれていたので、わからない所は深入りせず、とにかく一周させることを最優先に進めました。

10月半ばには総合講義300が聞き終わったので、そこからはひたすら重要問題を繰り返し、わからないところは都度総合講義テキストを見返すといった勉強をしました。

重問をやると、最初の講義では理解できなかったところがわかるようになっていたりと、新しい発見がありました。

年が明けてからは重問と平行して、予備試験の過去問をはじめました。最初は何を書けばよいかわからず、すぐに答えを見てしまっていましたが、何度も繰り返すうちに徐々に書けるようになってきました。

ちなみに、過去問はできるだけ早く着手した方がいいと思います。私も最初はできていないうちに潰すのはもったいないと思っていたのですが、2回目やるときは答えをすっかり忘れているので、全然大丈夫です。

4月頃、延期が発表され、何か新しいことをやろうかと迷いましたが、講師の先生の指導で、結局重問と過去問を繰り返しやりました。

さすがに何度もやるとある程度答えを覚えてしまうのですが、答えを思い出すという思考ではなく、初見の問題だとおもって当事者の主張から考える、といった思考をするよう意識しながらやりました。

過去問は何度やっても、新しい発見があるので、何度やってもいいと思います。

短答後の論文直前期も、ひたすら重問と過去問を繰り返しました。結局本番までに重問は5周以上、過去問は全年度3周はしました。

一方で、全くの未知の問題に現場で対応するという応用力を養う必要もあると先生には言われていたので、その点については石橋先生の日吉ゼミ(司法試験の過去問を解くゼミ)で鍛えて頂きました。

このように、基本的には重問と過去問のみをひたすら回したのですが、それでも重問は問題数が多く(計400問以上あります)すべてを模範答案同様に完璧に再現するまでには至りませんでした。

しかし何周もすることによって、メジャー論点で書き負けることはなくなりますし、マイナー論点がでても、重問は網羅性がすごいので、相対的にいい答案がかけるようになります。

令和2年度は刑訴法と行政法が比較的マイナーな所から出ましたが、重問には出題されていたので、どちらもA評価をもらうことができ、この二科目のおかげでなんとか合格することができました。

・実務科目対策実務科目のインプットは10月の半ばから始め、年内に終わりました。

2月以降、過去問を解きはじめ、ひたすら過去問のみを繰り返し解きました。

全年度3周、年度によっては4周以上したと思います。実務科目は、民事と刑事で2科目分で配点が大きく、合格に大きく左右するといわれていたので、かなり重点的に対策していたと思います。

・短答対策10月半ばから短答過去問にも年内に一周させる事をめどに、着手しはじめました。

1月は学校のテストがあったので、ほとんど手をつけることができず、2月に2周目に入りました。

最終的に8月の試験までに7周はしたと思います。

私は、短答がとにかく苦手で、一般的に十分といわれる4周が終わった時点でも、答練や模試で法律科目だけで130点を超えることができませんでした(先生からは法律科目だけで150点を超えることを目標にしろと言われました)。

そこで、従来問題ベースで解いていたものを、肢単位でやるようにし、すべての肢を理由を含めて正誤がいえるようになる事を目標にやるようにしました。

また、エクセルによく間違える肢の知識を科目別に打ち込み、本番はこれだけを見返せばよいというまとめシートを作りました。そのおかげで答練や模試などの初見の問題でも2つから4つの肢は確実に正誤がわかるようになり、点数も直前期の模試でなんとか法律科目140点を超えることができました。

また、本番でも法律科目だけで140点を超えることができました。

・口述対策論文合格発表後、友人と過去問を全年度出し合い、本番ですぐに答えをいえる練習を繰り返しました。

模試は、4回受けました。民事については、訴訟物、請求の趣旨、要件事実、執行保全の基本的な部分でつまづかないよう、特に重点的に対策をしました。

民法、民事訴訟法の基本的な論点についても過去に聞かれていたので、総合テキストを見返すようにしていましたが、2週間ですべてを復習することはできませんでした。

刑事については、『基本刑法Ⅱ』と『刑事実務基礎の定石』の2冊が鉄板と言われていたので、それを読むようにしていました。

口述では目立たないことが大事と言われたので、みんながやっていて知っているところが答えられないのはまずいと思ったためです。

刑法総論と刑事訴訟法についても過去に出題されていたので、アガルートの総合テキストで復習しました。

・ロースクールの授業や試験との付き合い方アガルートに入ってからは基本書等はほとんど使わず、授業の予習復習はなるべく総合講義テキストを使って行うようにしていました。

試験対策についても、重問や予備試験の過去問を中心とし、補充的にロースクールの過去問をやり、傾向をつかむといった形をとり、できるだけ一元化するように心がけていました。

ただ、2年目以降はそれが通用しない科目もあったので、それらの科目については、授業でとったノートで試験対策をしていました。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

家で勉強するのが苦手だったので、大学や地元の図書館、アガルートのラウンジ、カフェなどをローテーションで回っていました。

4月に延期が発表されて、自分の勉強場所が次々と閉鎖されていく中で、家しか勉強できる場所がなくなってしまい、最初はかなり怠けていました。

しかし、ロースクールの友人とZoomをつないで、お互いを監視しあうようにしてからは、今までのなかで一番集中できたといっても過言ではないくらい勉強に集中できるようになりました。

直前期の過ごし方

・短答試験ひたすら間違えた肢をやり続けました。

また、エクセルでまとめシートを作って、友人と問題を出し合ったりしていました。

・論文試験短答が終わってからは、一週間に2通から3通程度、答案を書いて、書く感覚を失わないようにしました。

また、まとめノートを作ったりしていました。

試験期間中の過ごし方

本番前はこれだけを見返せば大丈夫、というまとめシートを短答、論文、口述すべての試験で作りました。

これのおかげであれもこれも、という迷いを感じることなく、落ち着いて頭の中を整理することができました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

論文式試験が終わった直後は、途中答案がなくてよかったー、という感覚しかなかったです。

その後合格発表までは、あれも間違えた、これも間違えたという間違えた部分ばかり思い出してしまい、結構不安になっていました。

しかしいざ合格ということがわかると、すべてがどうでもよくなり、嬉しさが爆発しました。

振り返ってみて合格の決め手は?

間違いなくマネージメントオプションです。