東京大学教養学部4年次に司法試験を目指し、アガルートアカデミーとのダブルスクールでロースクール在学中に予備試験に合格した中村美依奈さんにインタビュー!

学生生活、履修内容や授業について、そしてダブルスクールについてもお聞きしました。

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【インタビュイー】中村美依奈さん

氏名:中村美依奈
出身大学・学部:東京大学教養学部教養学科総合社会科学分科国際関係論コース
出身高校:愛知県立西春高校
生年月日:1995年1月9日
法律の学習スタート時:2017年11月(学部4年次)
趣味・特技:化粧品の情報収集

中村さんがアガルートアカデミーで受講された講座・勉強法に関してはこちら

中村美依奈さんインタビュー

Q なぜ教養学科総合社会科学分科国際関係論コースへの進学を決めましたか?

A 進振りのときにギリギリまで迷っていましたが、ひとつの分野に縛られず学際的な学びが推奨されているため履修の自由度が高く、自分の興味の赴くままに学問を深められそうな点、周りのレベルが高そうで刺激になりそうだった点から教養学部国際関係論コースに決めました。

Q どんな学生時代を過ごしましたか?

A 好きなことにしか集中できないので、前期教養時代にはとにかく自分の興味のままに国際関係や環境問題、ジェンダーに関する授業を多く取っていました。

あとフランス語を一生懸命やっていた覚えがあります。

とはいえサークルやバイトをけっこうやっていたのでそれほど熱心には勉強してなかったかな…(笑)

後期課程では毎週凄まじい速度で講義が進み、大量の英語論文を読まされるのでそれについていくのに必死でした。

学科の研究室みたいなところがあったので、そこに入り浸って同じ学科の友達と文句を言いながら深夜まで勉強してたりしました。

Q サークル活動やバイトは?

A 複数のサークルの幹部をやったり、五月祭の店舗の責任者を何回もやったり、いろんなバイトをやったり興味があちらこちらに行きがちでした…(笑)

主軸にしていたのは国際協力サークルで、長期休暇にはベトナムやミャンマーやバングラデシュなんかに行っていました。

その費用を稼ぐために、大学受験予備校での個別指導のバイトに加えて単発の試食販売のバイトを何回かしたりもしていました。

途中で喫茶店のホールスタッフを一瞬だけしてたこともあります。

卒論を書き始めてから予備試験を受験するまでの間はサークルもほとんど引退して、バイトも宿泊施設のフロントで座っているだけのバイトだけに切り替えました。

予備試験の論文受験後からは、化粧品専門店でバイトをしています。学生生活を通してずっとなんらかのバイトはしていました。

Q 履修はどういう観点から決めましたか?

A シラバスを読んでの直感や第1回の講義の印象で、自分が興味を持って取り組めそうなものを選びました。

あとは重いものとそれほど重くないもののバランスをとろうとも考えていましたが、それはあまりうまくいっていないです(笑)

Q おススメの授業や履修のテクニックは?

A 教養学部の田髙先生の「法学研究」という授業は法学部進学予定の1、2年生にもぜひ受けてほしいです。

私は田髙先生の授業を受けて「法律って面白い」と思い始め、結局それが始まりで法曹を目指すに至ったので。あとは森肇志先生の国際法演習もおすすめです。

重いですが非常に勉強になるし、英語の判決文に抵抗がなくなります。

履修のテクニック的なことを考えて履修を決めたことはあまりないのですが、学期始まりの妙なモチベーション(いわゆる4月病とか9月病)でやたら授業を取らないようにして、自分がきちんと取り組める上限を見定めてとるようにはしていました。

それでも常にキャパオーバー気味でしたが…。

Q 思い出に残っている授業はありますか?

A 上の内容とかぶってしまうのですが、田髙先生の法学研究ですね。

恥ずかしながら文一で入学したにもかかわらず、1、2年次はどうしても法律が好きになれず、法律って杓子定規なものだと思っていたのですが、田髙先生の授業を受けて法律のおもしろさに気づきました。

権利外観法理の話をやったのがとくに印象に残っているのですが、最高裁の判決文の文体の美しさと、法律を自由に操って妥当な結論を導く論理操作の美しさにとても惹かれた覚えがあります。

Q 法曹を目指した理由は?

A 私は学部4年生の前半まで国際法の研究者を目指していて、卒論も国際法の国家責任法で書いていたのですが、国際法分野において自分が何か学問的に意味のあることができる気がしないと思い始めて、将来について考え直しました。

そうして前記の田髙先生の授業での高揚感を思い出し、法律を使って人の役に立てる法曹という仕事は自分に向いているのでは?と思い法曹を目指すに至りました。

あとはアナーキーでパワーがすべてな国際社会との対比で、法治国家である日本において法律を自由に操れるって最強なのでは?と思ったのもあります(笑)

Q 予備試験を意識した履修にしたのはいつですか?

A 2017年(1回目の4年生のとき)の10月から予備試験の勉強を始めていたので、そのときはすでに単位もほとんど取り終わっており、かつ2018年(2回目の4年生のとき)4月から留年しつつ半年間休学することにしていたので、予備試験を意識した履修にする必要がなかったですね。

強いて言えば、卒論もあったのでほかの授業はまったくとらないようにしました。

Q 予備試験に向けた勉強はいつ始めましたか?

A 2017年の10月で、法曹を目指しはじめたのと同時期です。

Q ダブルスクールをしようと思ったのはなぜですか?そして、なぜアガルートを選びましたか?

A そもそも法学部ではなかったので予備校は必須でした。

アガルートアカデミーを選んだのは、勉強を始めたのが遅かったのでなるべく早く合格したいと思っていたところ、短期合格を推していたのがアガルートだったからです。

Q ダブルスクールをして、授業も出ると大変だったのでは?

A 授業はなかったのですが、卒論があったのでそれとのバランスがなかなか大変でした。

何時までは卒論をやって、何時からは講義を視聴して…みたいに1日を2分割して勉強してました。

ロースクールに入ってからは授業と予備試験の勉強が同じベクトルを向いていたのであまり大変さは感じなかったですね。

Q 定期試験はどうやって乗り切りましたか?

A 学部でもロースクールでも、授業をわりとしっかり受けていたので、授業中にとったノートを見返して過去問を見るくらいしかしていなかったです。

Q ラウンジでの学習はいかがでしたか?

A おもに駒場ラウンジに通っていました。

講師の先生が常にいてくださるので、疑問点をすぐに質問できるのがよかったです。先生との距離感も近かったですし。

駒場ラウンジに通っている他の受験生は大体学部1〜2年生だったので、自分より年下の人たちががんばっているのを見ると私もしっかりしないと、という気持ちになって勉強がはかどりました。

あとは大学の図書館等とちがって開放的で明るいので、気持ちがふさぐことなく勉強できました。

Q 予備試験に合格をするとどんな良いことがある?

A ある程度基礎ができていることが確認できるので、司法試験に向けての不安が軽減されました。

ロースクールの学費も浮きますし、なんとか授業についていかなきゃ、というプレッシャーから解放されたのもよかったです。

あとは、まわりの人たちの目が変わります(笑)学科ではわりとポンコツキャラだったのですが、突然すごいねって言われまくるようになりました(笑)

Q これから法律の勉強を始めようと思っている後輩にメッセージをお願いします。

A 自分を過信したり、自分のやり方に固執したりせずに、人の言うことを柔軟に受け止めつつ謙虚に勉強していくことが大事だなと思います。

いっしょにがんばりましょう。

中村美依奈さんの時間割

1年時の履修

春学期
1限   社会Ⅰ 法Ⅰ 国際プロジェクトを考える-社会基盤学の視点から-  
2限 国際関係論Ⅰ   情報 英語二列 現代生命科学
3限 歴史Ⅰ 身体運動科学 英語一列① 基礎演習 フランス語一列①
4限   フランス語演習① フランス語二列① 美術論 政治Ⅰ
5限     ジェンダー論   フランス語初級(会話)
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
大学入学したばかりで意識が高かったのと、まだ授業が90分の時代でキャップ制もなかったので、興味のあるものを好きにとっていました。結果としてパンク気味でした。

秋学期
1限   心理Ⅱ 法Ⅱ    
2限 科学技術社会論     英語二列P  
3限 社会Ⅱ 身体運動科学 英語一列② 社会環境論 中級英語(LS)
4限 フランス語一列② フランス語演習② フランス語二列② メディア創造ワークショップ : デジタルメディア開発論 政治Ⅱ
5限     フランス語初級(作文)   ソーシャルビジネスの為のプロジェクトマネジメント
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
フランス語に力を入れるのと、ゼミ・グループワーク系の授業を入れようと決めていたと思います。
あとは前期の反省を活かしてとりすぎないようにしました。

2年時の履修

春学期
1限       民法第1部  
2限   憲法第1部   フランス語二列③ 東洋思想史
3限 哲学Ⅰ 刑法第1部      
4限         英語二列C
5限         フランス語初級(作文)
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
今見ると少なさに驚いていますが、必要な単位はほぼ取り切ってしまっていたので本当に惹かれるものだけ履修して、あとは好きなことしようと思っていたんだと思います。
法学部に進学する可能性もあったので憲法・刑法・民法を取っていますが、授業は各1回くらいしか出ていません。

秋学期
1限     共通英語   自然環境論
2限 国際政治   国際機構Ⅰ   文化人類学特殊講義(アフリカ地域における諸問題)
3限 国際協力演習   専門フランス語   農村地域デザイン
4限   国際政治   エネルギー科学概論  
5限 国際政治(ゼミ)        
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
ここで専門課程の授業が始まり、必修の国際政治がかなり重いと聞いていたので、自分のキャパシティと相談しつつとるようにはしました。
学際的な学びが推奨されていたので、都市地理学など他の分野の授業を多く盛り込むようにしました。

3年時の履修

春学期
1限          
2限 国際機構演習 国際法   資源論 リスク/デザインの人類学
3限 計量社会科学研究(統計) アフリカ国際関係   インドネシア語 環境社会学
4限 国際法   比較組織論    
5限 国際法(ゼミ)        
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
その前の学期では演習系の授業が多く、毎週200ページくらい英語論文を読まないといけなくてしんどかったので、演習の割合を減らすようにしました。

秋学期
1限          
2限 アジアの自然と社会 国際経済   法学研究  
3限 都市地理学 国際経済      
4限 国際関係史       経済発展
5限 国際経済(ゼミ) 国際機構   インドネシア語  
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
必修で国際経済をとらないといけなかったのですが、経済が苦手で苦しむことはわかっていたので、自習の時間が確保できるような履修にしました。

4年時の履修

春学期
1限          
2限       法学展開研究 国際政治理論演習
3限          
4限          
5限   国際法演習(法学部)      
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
単位はだいたい取り切ってしまっていたので、卒論や大学院(法科大学院ではないところ)入試との関係であまり授業が多くならないようにしました。(結局は演習が重くて常に追われていましたが…)

秋学期
1限          
2限       異常心理学  
3限     空間秩序と国際法    
4限          
5限          
課外活動          

【履修に際し気を付けたこと】
ちょうどこの学期の履修登録のころに予備試験の勉強を始めようと決意したので、息抜きになるようなものだけ履修することにしました。


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