自己紹介

名前:秋丸 ハルカさん
年代:20代
属性:学生

受講されていたカリキュラム

■ 司法試験 論文過去問解析講座
■ 予備試験1年合格カリキュラム

合格体験記

【勉強の方針とどのように勉強を進めていたか】

私はマネージメントオプションをつけていなかったので、勉強計画の作成や進捗管理は自分で行っていました。

テキストが届いてから試験までにやらなければならないことを全て洗い出し、それらを1日単位のタスクに分解して、○月○日~△月△日までの1日のノルマはこれ、というふうに勉強計画を立てていました。

1日単位のノルマに分解することでやらなければならないことが明確になるので、「今日はやる気が出ないから全く勉強しなかった」というようなことがなく1年間過ごすことができました。

ただ、実際に勉強を進めてみると「意外と時間がかかる」「この分野が分からなくて予定以上に時間を使ってしまった」ということがけっこうあったので、一気に1年分のスケジュールを立てるよりは、最初は数週間程度のスケジュールに留めて、自分のベストなペースを見つけてから長期的な計画を立てたほうが良かったかなと思います。

インプットとアウトプットの時間的な比率は3:7くらいだったと思います。

最終的には必要な演習量をこなせましたが、インプット段階で分からないところをいろいろ調べてしまい講義を聞き終えるまでに思っていた以上に時間を使ってしまいました。

どのみちアウトプットの段階で総合講義のテキストを参照しながら学習を進めることになるし、その繰り返しによって理解が定着するので、インプット段階で必要以上に調べたり考え込んだりせず、分からないところはある程度割り切って先に進むことをおすすめします。

【学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか】

最低でも1日8時間ほどは勉強するようにしていました。

アウトプット期間に入ってからは、午前は短答・午後は論文というようにルーティンを決めて勉強を習慣化するようにしていました。

【直前期の過ごし方】

論文までちょうど1年という短期間での受験だったので、短答・論文・口述すべてギリギリの精神状態で臨んでいました。

私は基本的に直前まで粘るタイプの性格なので、短答前日も論文前日も口述前日もいつも通り勉強していました。

精神的に一番きつかったのは口述試験の直前期です。口述試験は毎年ほとんどの人が合格しますし、私が受験した年も合格率98%でしたが、それはあくまでも結果論であって、合格発表で自分の受験番号を確認するまでは決して安心できるような試験ではありませんでした。

短答や論文のように分からない問題は後で考える、メモを取りながら六法を見ながら考えるということは一切できず(場合によっては六法を見れますがあくまで例外)、自分の頭の中だけが頼りの一発勝負の試験なので、のしかかるプレッシャーは尋常ではありませんでした。

ただ、どの試験にも通ずることですが、試験への不安は勉強でしか解消できないのでひたすらずっと勉強することで心を落ち着けていました。

また、身近な人に頼ることも大事だと思います。

私は不安なときはその感情を素直に吐き出して、何が不安なのか、どうすれば不安が和らぐのかということを声に出すことで自分のやるべきことを確認するようにしていました。

【試験期間中の過ごし方】

短答後論文までは思っている以上に時間がないので、短答の自己採点後すぐ重問と論文過去問の復習を始めました。

【受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち】

論文は本当に落ちたと思っていたので、合格発表で自分の番号を見つけたときは嬉しさよりも驚きの方が大きかったです。その後「口述やばい」という焦りが襲ってきました。

本当の意味で嬉しさと安堵を感じられたのは言うまでもなく最終発表の時でした(ちなみに口述も落ちたと思っていたので、合格した時は本当にもう「良かったあああ」と声に出ました)。

【振り返ってみて合格の決め手は?】

アガルートの講座から特に合格に有益だったものを選ぶとすれば、総合講義と重問です。

王道の2点セットですが、これらなくして短期合格はあり得なかったと思います。

つくづく、奇をてらった勉強法というのは不要だということを実感しました。

手を広げすぎる必要もないと思います。

基本的なことを何度も何度も繰り返すことが大事だと思います。

ただ、その前提として、工藤先生が講義で話されている内容は一言たりとも聞き逃さない心づもりで聞くことが重要だと思います。

私は、総合講義も重問も予備試験論文過去問解析講座も、工藤先生が重要だと話していた補足事項や強調していた点はすべてテキストに書き込んでいました(おかげでテキストの大半には余白がありません)。

アガルートの講座は本当に合格に必要十分なので、与えられたものを最大限に生かし切るという意識をもって取り組むことが何よりも大切だと思います。

【アガルートアカデミーを一言で表すと】

アガルートの教材だけで1年で合格できたので、やっぱり「最短ルートアガルート」です!

【受験生に対するメッセージ】

予備試験は文字通り過酷な試験です。予備試験に合格するまでの道のりを「大変ではなかった」と言う人はおそらくほとんどいないのではないかと思います。

そして、短期での合格を目指すほど、その過酷さは増していくと思います。

ただ、試験当日は自分1人で戦うことになりますが、それまでの過程は決して1人ではありません。

アガルートをはじめとする予備校の講師の方たちやネットで情報を提供してくれている合格者の方たち、家族や友達などの身近な人たち、多くの人が受験生を応援しています。困ったときには手を差し伸べてくれるはずです。

私も、本当に文字通り1人で勉強していたらこのように1年で合格することはおろか、予備試験にチャレンジすることすら諦めていたと思います。

ひとりぼっちではない、応援してくれている人がいる、それを知るだけで人は強くなれると思います。私もこの過酷な試験に臨むと決めた受験生の皆さんを心から応援しています!