受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

公務員を目指すきっかけ

高齢者介護施設で働いていた際に、介護人員の不足を実感して解決したいと思ったことや、高齢者の地域活動を促す仕組みづくりに貢献したいと考え公務員を志望しました。
左記の取り組みは、民間企業でも行うことが出来ます。
しかし、住民や様々な強みを持った団体を巻き込みながら取り組む方が、課題の解決や仕組みづくりがより実現可能になると考えました。
公務員であれば、住民や民間企業、NPOなど、様々な主体を巻き込みながら物事を進めていくことが出来るので魅力を感じました。
また、公務員であれば、様々な業界を知りながら働くことが出来るところも魅力だと考えています。
私は、これまで福祉の業界での経験が長く、他の業界への知見が浅いと感じていました。
やはり、今後の社会人生活では、広い視野を持って、今よりも多くの方の助けになりたいと思うので、公務員という選択をしました。

アガルートをお選びいただいた理由

内定後の全額返金制度
オンラインで講義が受けられる&講義の各回が短くまとまっている
気軽に質問が出来る仕組みやカウンセリングのオプションがある。

①について:
私は地元以外の自治体を受けるつもりだった為、この制度があることで引っ越し資金等を工面できることに魅力を感じました。
また、完全な主観ですが、不合格になった際のセーフティネットではなく、合格後に特典があることでアガルートの講義に信憑性を感じました。
②について:
社会人の私にとっては、如何にスキマ時間を活用するかが重要でした。
そのため、オンラインで講義が聞けることや、講義動画が短く見返しやすいところは大きなポイントでした。
③について:
通学が出来ず一人で学習に取り組む必要があったため、正しい方向で学習ができる仕組みは支えになると思っていました。公務員試験は科目が多く、効率が重視されるイメージがあったため、このポイントは何よりも重要視していました。

学習の方針と進め方

まず、学習の方針としては、国家一般職を第一志望にしていたので、専門科目で得点が出来るように対策を立てました。
次に学習の進め方として、まず専門科目は講義動画を見て、その後アガルートの教材で該当する章の問題集を解いていました。

アガルートの問題集を2周程終えたらスー過去等の市販の問題集を購入し、不明点が無くなるまで繰り返し解きました。
そして、仕上げとして国家一般職用の過去問500を購入して、繰り返し解きました。
教養科目については、数的処理と文章理解に力を入れて対策しました。
数的処理については、まずアガルートの教材で問題集をしました。
その後、市販の問題集を購入し、新しい問題を解く日と復習する日に分けて毎日問題を解いていました。
文章理解はアガルートの教材を1周した後、毎日新しい問題が解けるように教材を買い足しながら対策していました。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

問題演習中や模試を受けた際に、中々得点できず挫折しました。
挫折した状態を乗り越えるため、自分で決めたペースを守って勉強し続けることを意識していました。

私は仕事がある日は3~4時間、仕事がない日は5~8時間勉強するというルールを決めていました。
挫折しても、決めたルールだけは守って学習することで、自分を肯定したり、良い意味で開き直ることが出来ました。
また、挫折を乗り越える他の工夫として、毎日、学習を終えたタイミングで紙に正の字を書いていました。(上記の勉強時間を守ることが出来ると正の字を一画ずつ書いていく。)
その紙を見ると、積み上げた学習時間が把握出来るため、自信につながりました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

①教養試験対策

特に良いと感じたポイントは以下の二点です。

  • 文章理解(英文)の解説がかなり丁寧で、復習の際に単語を調べなおす手間などが省けたところ。
  • 数的処理の講義動画が問題ごとの解説になっており、集中して動画を見ることが出来たところ。
    また、問題演習では特定のテーマに対して類似問題が掲載されており出題のパターンを幅広く知ることが出来たところ。

講座の使い方として、まず、文章理解については問題集を解き、分からないところがあれば講義や解説を見ました。次に、数的処理については、初めから講義動画や問題集の解説を見て、解法を覚えるようにしていました。

②専門試験対策

特に良いと感じたポイントは以下の三点です。

  • 動画が短くまとまっており、気軽に見返すことが出来たところ。
  • 学習に力を入れるべき部分と、そうでない部分についての助言が多く、効率的な学習が出来たところ。
  • 特に法律系科目は分かりやすい例えを用いての説明が多くあり、馴染みが無くても理解が進んだところ。

講座の使い方として、初めに講義動画を見て、その後該当する部分の確認問題や問題集に取り組みました。また、何度も誤答する問題があれば再度、講義動画を見て理解を深めるようにしました。

③人物試験対策

特に良いと感じたポイントは以下の二点です。

  • 模擬面接がほぼ無制限に受けられるところ。
  • 模擬面接でフィードバックの時間が確保されているところ。

模擬面接を活用しました。模擬面接では、主に自分の考えていることが言語化出来ているか。また、話した内容が相手に伝わるか、どんな質問をされるのかなどを知るために活用していました。アガルートの模擬面接は回数の制限がなく、フィードバックの時間が用意されているので上記のポイントを確認しやすかったです。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

私は社会人なので、仕事がある日とそうでない日の2つのパターンに分けて学習をしていました。
仕事がある日は、出勤前の1時間を学習時間に充て、その後、昼休憩時に30分、退勤後は食事等を済ませた後、2時間半程学習しました。
仕事がない日は、朝9時か10時頃から学習を始め、昼休憩を行いつつ学習時間が6時間(直前期は8時間)になるように取り組んでいました。
また、仕事がある日もそうでない日も、毎日1時間以上は自由に使える時間を設けて気分転換をするように心がけていました。

直前期の過ごし方:どのような学習をして、どのような心構えで試験を迎えたか

学習内容としては、アガルートの問題集や市販の問題集で間違った問題を、正答出来るまで解き直していました。
また、優先順位を低くしていた科目や単元を確認して、出題頻度を参考にしつつ学習していました。

さらに、模試を活用して問題を解くペース配分を考えたり、本番に近い緊張感で問題を解く経験をするよう意識していました。
試験を迎える心構えとしては、とにかく試験が終わった後に後悔しないよう、出来ることは全てやると思いながら試験当日まで学習していました。

試験期間中の過ごし方

まず、筆記対策としては、直前期と変わらず、問題演習集の解き直しをしていました。
また、自己採点や試験問題の解き直しはあえて行わず、予定されている試験の準備に努めていました。

次に、面接対策としては、聞かれた質問と自身の回答、回答の改善点をノートにまとめて次の面接に活かせるよう準備していました。
並行して模擬面接も実施していました。
試験対策にかける時間は直前期よりも少なくして、休むことも意識していました。

受験した時の手ごたえと通過・合格・内定した時の気持ち

①教養試験を受験した時の手ごたえ

まず、文章理解は手ごたえを感じており、実際に得点も出来ていました。
一方で、数的処理はほとんど手ごたえがなかったです。
ただ、問題演習集と比べて基礎的な問題がいくつかあり、その部分では得点出来ていました。
時事は対策をしていたので、半分以上は正答出来ていました。
上記以外の科目(人文科学や自然科学など)はほとんど対策をしていなかったため、運任せになっている部分がありました。
もう少し、手広に対策しても良かったと思っています。

②専門試験を受験した時の手ごたえ

特に時間をかけて対策していた分、全体的に教養試験よりも手ごたえを感じました。
特にミクロとマクロは、どの自治体でも得点源になりました。
一方で、憲法や民法は問題の難易度にばらつきがあり、対応が難しいと感じる問題もありました。
ただ、専門科目は10科目学習していた為、他の問題を正答することでカバーしていました。
専門科目は学習する科目数を増やして余裕を持たせることや、投げ出さずに学習を継続すれば本番で得点できる印象でした。

③人物試験を受験した時の手ごたえ

想像していたよりも、遥かに苦戦しました。
私は既卒で転職歴があり事務職をした経験もなく、また、地元以外の自治体を受験していました。
そのため、面接官に納得感を持ってもらうことや、面接官の不安を解消する必要があり、その部分が難しかったです。

面接の質問は、一部イレギュラーに感じるものもありましたが、基本的な内容のものが多く、自己分析をしていれば対応可能でした。
また、面接の雰囲気は和やかなことが多く、話しやすい印象でした。

④合格・内定した時の気持ち

合格してとにかく安心しました。
私の場合、受験をした自治体が4つあり3つが不合格で後がない状態になった為、とにかく不安で自分に自信が持てない状態でした。
そのため、内定通知の電話で「一緒に働きたい」と言って頂けた際に、不安が解消され全て報われた気持ちになりました。

諦めず取り組み続けていて良かったと感じています。
今回の試験対策期間では、辛い期間だったと同時に良い経験が出来たとも感じています。
今回の経験を糧に、今後も精進していきたいと思っています。

振り返ってみて合格の決め手

合格の決め手は、受験した全ての自治体の選考を受けたことだと考えています。
今回内定を頂いた特別区は、元々志望度が一番低い自治体でした。
また、受験当時は福岡に住んでいたため、筆記試験や面接を受けるだけでもかなりの費用と時間がかかり、選考を辞退しようと考えたこともありました。
しかし、自ら合格の可能性を閉ざすのではなく、粘り強く選考を受け続けたことで内定を頂くことが出来ました。
結果論ではありますが、特別区以外の自治体は全て不合格だったので、選考を受け続けて良かったと感じています。

公務員として実現したいこと・取り組みたいこと

高齢者の社会参加を促進させたいです。
上記に取り組むことで、より一層の地域の活性化と高齢者自身の自己実現に貢献したいと考えています。

また、内定先の特別区は高齢者の独居や孤独死が課題の一つとしてあり、その解決をしたいという思いもあります。
私はこれまで介護士として高齢者介護施設で働いており、そこで、どんなに年をとっても身体が不自由でも、誰かの役に立ちたいという思いは残り続けることに気づきました。
また、高齢者はただ守られる存在ではなく、地域や現役世代の人々にも活力を与えうる存在だと思います。
そのため、高齢者の自己実現のサポートと、これまでの経験を地域に還元できる仕組みづくりに取り組みたいと考えました。

受験生に対するメッセージ

私が伝えたいメッセージは『自分ができることだけをやり続けるべき』というものです。
具体的には、未来のことを過度に心配したり、模試や選考結果などの過去を後悔するのではなく、自分でコントロールできることに注力してほしいと考えています。

私自身、今回内定を頂いた自治体は、学習当初最も志望度が低いところでした。
選考が進む中で、他の自治体の選考が全て不本意な結果になった為、選考を受けざるを得ないという思いもありました。
しかし、その中でも、自治体のイベントに参加したり、職員の方にお話を伺ったりなど、自分に出来ることをやってその自治体を知ることや好きになるよう努力しました。
結果、最終選考では、本当に入庁したいという気持ちで受けることが出来ました。
筆記試験においても、日々出来ることを積み重ねることで、社会人であった私でも全て突破することが出来ました。
皆さんも不安や焦りを感じることはあると思いますが、そのような状況でも、自分でコントロールできることとそうではないことを分けて、建設的に取り組んでほしいです。
きっと良い結果が待っています。