受講されていたカリキュラム

内定先

大阪市役所

公務員をめざした理由・契機

大学三年生の夏、就職活動で周りの友人が動き始めました。私自身特別にやりたい仕事や業界などなく、様々な企業の説明会やインターンシップに参加しました。特に惹かれた仕事などなく、改めて自分がどのような仕事に就きたいかを考えました。
そこで、今まで視野に入れていなかった公務員も見始めました。特定の分野にとらわれず、また行政という人々の生活に根本的に、直接的にかかわれる公務員に惹かれました。私は、インターネット回線の営業のアルバイトをしていました。そこでは、ネット回線の導入や改善など、ネット環境をよくすることでお客様の生活に貢献します。
公務員でなら、1つの分野にとらわれることなく、様々な分野から人々の暮らしに貢献できると考えました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

公務員の予備校に通うとなると、平日の夕方がつぶれてしまいます。自分の好きな時間で受講できる講座を探し、アガルートアカデミーにたどり着きました。
サンプル動画を視聴し、面白いし分かりやすいと感じ、ここでなら最後まで頑張れそうだなと考え受講しました。

勉強の方針と進め方

初めに数的処理、現代文に取り組みました。10月頃から専門科目にも取り組み始めました。
憲法から始め、民法へと進みましたが、民法が自分に合わずなかなかはかどりませんでした。そこまで危機感を感じていませんでしたが、定期カウンセリングでこのペースでは試験には間に合わないよと言われ、この状況ではいけないのかもしれないと気づきました。
専門科目が一通り終えることができたのは3月頃でした。追い込まれたらやる気になるタイプなので、3~6月頃が一番勉強していたと思います。

失敗経験や挫折とそれを乗り越えるための工夫

東京特別区に受験し、一次試験で落ちてしまったことです。第一志望の自治体で必要な専門科目しか勉強しておらず、そもそも科目不足でしたがなぜか自信があり結果的に落ちてしまったのは精神的に大きなダメージを負いました。
第一志望の自治体の試験日が地方上級の試験日で多くの自治体と重なっており、東京特別区は数少ない併願先でした。第一志望の自治体はSPIと専門択一という珍しい形式でしたが、そこに照準を合わせて勉強していました。
落ちてしまったことは、結果的に、絶対第一志望のところに合格したいという思いをより強くしました。

教養試験対策講座のご感想・ご利用方法

数的処理の講座は、わかりやすく楽しかったという印象が強いです。公務員独自の問題の解き方であったり、そのような解き方もあるのかと色々気づくことができました。
第一志望の自治体はSPIでしたが、似たような問題があり、SPIの参考書に載っている解き方より早く解ける解法を知れたので良かったです。現代文の講座も読み方だけではなく、消去法で消せる選択肢など知れました。公務員の問題に慣れていると、SPIがとても簡単に思えました。
時事対策講座では、たまに雑談などを交えながら学ぶことができ、面接対策にも役立ちました。

専門試験対策講座のご感想・ご利用方法

第一志望の自治体の教養科目がSPIであったこともあり、専門科目の講座は私にとって特に大切でした。公務員の勉強として学んでいるのはもちろんですが、常識として知っておいた方がいいことも知れたのがよかったです。
また、丸暗記派の私ですが、単語だけでなくきちんと内容が頭に入りながら学べたのは大きかったです。法律というと難しいイメージでしたが、事例を交えたり、簡単に言うとこうなるなど知識が乏しい私にとっても理解しやすかったです。

人物試験対策講座のご感想・ご利用方法

公務員は勉強でどうにかなると思っていた自分にとって、面接は最大の壁でした。面接に苦手意識があり、初めはエントリーシートの添削をしてもらいました。その際に、面接が苦手ということを伝えると、話しててそんな感じは全然しないよ自信持って!と言ってもらえました。
小林先生にとっては何気ない一言かもしれませんが、私はこの言葉で少し気持ちが晴れました。面接対策では、そこが深堀りされるのかであったり、全然対策できていなかった分野に気づけました。ボロボロでしたが、まだ時間はあるから頑張ろうと言ってもらえ、最後までやりきることができました。

学習時間をどのように確保し,一日をどのように過ごしていましたか?

自室で勉強していましたが、誘惑が多くまた、時間ができ勉強時間が増えるといつも同じではつまらないなと感じるようになりました。そこでリビングで勉強してみたり、図書館やカフェなど外出もしました。外に出るといい気分転換になりました。
その日の勉強内容は、ある程度前日に決めていました。直前期は専門科目ばかり行っていましたが、基本的には1日中一つの科目をするのではなく、色々な科目と向き合っていました。勉強のやる気をなくしても、教科を変えてみると気分が切り替わり意外とやる気が戻ることも多かったです。
教養科目であれば判断推理、専門科目であれば憲法が勉強してて楽しかったので、行き詰まった時はどちらかに切り替えることが多かったです。

直前期の過ごし方

直前期はひたすら専門科目の問題を解いていました。理解をするというよりは忘れていたところを補ったり、知らない問題に出会うと丸暗記していました。
私が受験する自治体の専門科目は経済学などなく、法律と社会事情であったので知識勝負でした。SPIは試験1週間前からSPI独自問題を中心に取り組みました。
しかし、直前期だからといって勉強だけでなく、友人と遊びに行くなど勉強以外のこともしていました。
私の性格上、勉強だけしていても身に入らないので気分転換もしていました。ここまで、勉強してきたから絶対に大丈夫という強い気持ちで挑みました。

試験期間中の過ごし方

東京特別区の受験から第一志望の自治体までは、一か月以上あったのでそこでの問題の復習をしたりして過ごしていました。第一志望の一次試験が終わってからは、結果が出るまでの間、面接対策をしなければいけないのはわかっていましたが、なかなか切り替えできませんでした。
しかしこのままではいけないと考え、面接講座の動画を視聴したり、面接対策を予約し始めました。また、公務員として働いている先輩と話をし、私も公務員になりたいと意識を高めました。

教養試験を受験した時の手ごたえ

よくできたと感じ合格点を大きく超えているだろうなという自信しかありませんでした。
その後の専門科目で取り返さなければいけないという焦りがなく、専門科目へいい橋渡しができました。第一志望の自治体の SPIでしたが、公務員の勉強をしていたのは強いなと感じました。非言語で九割五分取れた自信がありました。
これは、数的処理の講座の影響大きかったと思います。時間に余裕をもって解くことができました。
また言語に関しても公務員の問題より、比較的文章が読みやすく八割五分取れた印象です。

人物試験を受験した時の手ごたえ

とても完璧とは言えないですが、言いたいことは言えたなという印象でした。想定される質問はある程度準備していたのですが、予想していなかった質問にはボロボロになりながらもなんとか答えました。内容も大事ですが、それよりも熱意をもって自分自身のことを伝えることができる方が大事だと言われていたので、はきはきと話すようにしました。
リセット方式ではなく、またうまく答えられた質問もあり合格の望みはゼロではないなと感じました。

専門試験を受験した時の手ごたえ

専門科目では、迷っていた選択肢を後回しにしながら解き進めました。ゆっくり読むともしかして、この項目の問題なのかと気づけ、回答に導けた問題もありました。一方で、絶対に見たことがあるにもかかわらず、忘れて解けない問題があり、終わってから検索すると間違えていたのでショックでした。
また、政治学や行政学の人物名を試験直前に確認していたのですが、1問しか出ず、残念でした。試験結果は出ていないので正確にはわかりませんが、七割ほど取れた印象でした。

合格・内定した時の気持ち

第一志望であり、この自治体のために勉強してきたと言っても過言ではないので、合格した時は本当に嬉しかったです。友人と遊んだりはしていたものの、友人は民間企業で内定があり、不安や罪悪感があったので、気兼ねなく遊べるようになり、解放感がありました。民間就活を放棄し、公務員一本で取り組んでいたので、両親も不安にさせていました。
両親は試験期間中は心配している素ぶりを見せていませんでしたが、大丈夫か心配していたと合格してから教えてくれました。安心させることもできたので嬉しかったです。

いま振り返ると,合格の決め手は何だと思いますか?

面接で言葉に詰まってしまっても、最後まで気持ちを伝えることができたところです。内容も大事ですが、最後は熱意で決まると感じたので、この自治体で働きたいという強い気持ちを表明しました。
また、リセット方式ではなく一次試験と面接での総合評価であったので、一次試験で高得点を取れた自信があったのは大きかったです。心に少し余裕をもって面接に臨むことができました。面接官の圧に飲み込まれないよう、自信を持ちはきはき話すことが大切であると感じました。

公務員として実現したいこと,取り組みたいこと

私の第一志望の自治体には、よく訪れる公園があります。公園といっても隣に動物園があり、飲食店やアスレチックなど様々な体験ができる広場です。私が子供の頃は、危ないから動物園以外は行ってはいけないと言われていました。
現在では行政と民間企業との連携により整備され、家族連れや学生などが多く訪れる憩いの地となっています。この街で私は、子ども達が住みやすい、子育てがしやすい街づくりに取り組みたいと考えました。アルバイトで障害のある子どもたちの成長支援をしています。
子どもだけでなく、親子を行政面から支援したいです。公園の整備などのハード面ももちろんですが、相談しやすい体制づくりなどソフト面でも取り組みたいと考えています。

受験生に対するメッセージ

公務員になりたいという明確な理由がなく、目指し始めた人もいると思います。私は、そのタイプで、勉強や自治体研究を進めるうちに公務員になりたいという強い意志を持ちました。
アガルートアカデミーでは、自分のペースで取り組むことができます。一人で勉強するのが不安という方も大丈夫です。
定期カウンセリングを付けることで月に一度、進捗状況の報告や不安なことを聞いてもらえます。自分一人ではなく、親身になってくれる講師の方たちがいます。 そこでのアドバイスは、自信に繋がり、公務員として働きたいという気持ちを高めることができます。勉強を進めるうちに不安なことが出てくるかもしれませんが、一人で抱え込まず相談してください。また勉強に行き詰まったら気分転換をしながら、勉強のモチベーションが途切れないよう自分のペースで取り組んでください。皆さんの合格を祈っています。