「北海道の職員として働きたいけどどのような試験なんだろう?」
「北海道庁の職員って好待遇なの?」

と考えている方はいませんか?

人生を左右する「受験先」を選ぶ際に、試験内容や待遇は大きな判断材料ですよね。

当コラムでは、一緒に検討されやすい「札幌市」との比較を行いながら、北海道庁の仕事内容や待遇、試験データなどを解説しているため、是非最後までご覧ください。

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「北海道」の仕事

北海道庁の仕事にはどのようなものがある?

北海道庁の仕事のイメージは「国と北海道内の市町村への橋渡し」「北海道内に事業所を置く法人への対応」です。

住民に直接対応するという事はほぼなく、国の政策の取りまとめなど、スケールの大きな仕事を行うことができます。

一方「北海道庁」とよく比較される公務員として「札幌市役所」があります。

札幌市役所では主に「札幌市内に居住する方々への対応」が大まかなイメージです。

「より住民と近い距離間で仕事をする」ということが北海道庁との大きな違いです。

受験先を「北海道庁」と「札幌市役所」で迷っている人は「住民との距離感」や「スケールの大きさ」を選択のポイントとしてみてはいかがでしょうか。

北海道庁の給料は?

北海道職員の初任給は以下の通りとなっています。(令和3年4月時点)

採用区分初任給(地域手当含む)
A区分(大卒程度)187,666円
B区分(高卒程度)155,118円

なお上記の額は「大学(高校)新卒」かつ「札幌市内勤務」の場合の初任給です。

職歴がある方や、札幌市外へ配属された方は初任給が増減します。

こちらの額に住居手当や通勤手当など、条件に該当する各種手当が初任給となります。

更に、11月~3月には、地域の区分に応じた「寒冷地手当」が月支給されます。

また、北海道庁の行政職における平均収入は以下の通りです。(令和4年月10時点)

平均年齢平均給料平均諸手当平均給与平均年収
41.5歳320,387円39,195円364,562円約6,015,273円

こちらは札幌市役所と比較した際に同等、もしくは若干高い額となっています。

※出典:給与課 – 人事委員会事務局給与課

北海道庁で働くと異動がある?

北海道職員となると、本庁がある札幌市内以外にも、道内の様々な土地で勤務をする可能性があります。

ご存じの通り、北海道は広大な面積があるため、転居を伴う異動を避けることはできないでしょう。

一方で、札幌市役所で働く場合は、基本的に転居を伴う異動はありません。

異動のほとんどは部内異動もしくは区内での異動のためです。

転勤の有無は将来設計にも大きく影響するため、異動の範囲を参考にして受験先を決めるという選択肢もあります。

「北海道」で働くためには?

北海道職員採用試験の受験資格は?

北海道職員採用試験の行政職に係る採用区分と受験資格は以下の通りです。

採用区分 受験資格
A区分
(大卒程度)
以下のいずれかに当てはまる方
・22歳から30歳の方
・21歳以下で、同年中に大学卒業見込み方もしくは人事委員会が上記とと同等の能力があると判断された方
B区分
(高卒程度)
18歳から21歳の方
C区分
(社会人経験者)
31歳から59歳で民間企業等における職務経験が5年以上の方

北海道職員採用試験の試験内容は?

北海道職員採用試験の行政職A区分における試験内容は以下の通りです。

試験内容試験範囲配点
1次試験職務基礎試験社会事情・言語能力数的・論理的能力2分野各30点
計60点
2次試験小論文試験5点
人物試験20点

通常の「教養択一試験」「専門択一試験」ではなく、北海道庁独自の問題が採用されています。

一見、1次試験の配点が大きく見えますが、1次試験は、1次試験合格者を決定するために使われ、2次試験ではリセットされます。

そのため、人物試験の結果が非常に重要と言えます。

1次試験は「社会事業・言語能力」が40分「数的・論理的能力」は70分と、他の試験と比べて短い時間での試験となっていることが特徴です。

また、北海道職員採用試験の行政職A区分における試験は計2回行われます。

それぞれ試験日程が他の地方上級と異なる点も特徴であり、令和6年度の試験日程は以下のようになっています。

試験日

項目第1回試験第2回試験
申込期間令和6年3月22日(金)9時~4月1日(月)17時令和6年8月13日(火)9時~8月22日(木)17時
第1次試験日令和6年5月12日(日)令和6年9月29日(日)
第1次試験合格発表令和6年5月31日(金)令和6年10月18日(金)
第2次試験日(小論文・適正)令和6年6月16日(日)
第2次試験日(口述)令和6年7月中旬~下旬令和6年11月中旬~下旬
最終合格発表令和6年8月上旬令和6年12月中旬

なお、試験内容に大きな違いはありません。

1次試験及び小論文試験は札幌会場に加えて、東京会場もありますが、人物試験は札幌会場のみでの実施となります。(第1回試験・1次試験においては京都会場もあります。)

北海道職員採用試験の倍率や難易度はどのくらい?

行政職の各試験区分における、令和5年度試験の結果はこのようになっています。

採用区分採用予定人数受験者数最終合格者数倍率
一般行政A(第1回)1606412662.4倍
一般行政A(第2回)35161463.5倍
一般行政B1203662371.5倍
一般行政C30236564.2倍

A区分(第1回)については例年4~5倍程度の倍率で推移しています。

また、A区分については例年第2回試験が行われますが、採用予定人数が非常に少ないため、2回目は高倍率な試験となっています。

A区分において、試験難易度はそれほど高くなく、筆記試験では5割程度の得点で合格圏内となっています。

また札幌市役所における一般事務職の難易度が5倍から9倍程度となっているため、倍率だけを見ると、北海道庁の方が優しい試験と言えるでしょう。

採用試験に向けて何を行うべきこととは?

北海道職員採用試験の問題は、他の公務員試験よりも難易度は低めとなっています。

数的、論理的能力についてはSPIと同等くらいのレベルであると感じる人が多いです。

しかし一方で、社会事情、言語能力については国家公務員一般職レベルも問題にも関わらず、40分という短い時間で解く必要があります。

全問解き終わらないという方も多いため、普段から短い時間で解けるよう、訓練を行う必要があります。

「北海道」で働くメリットは?

様々な地域で仕事ができる

北海道職員は主に、本庁と、北海道各地にある14の振興局をで勤務します。

例えば、日本の最北端である稚内にある「宗谷総合振興局」や北海道の最南端の函館市にある「渡島総合振興局」などがあります。

同じ北海道内であっても約600キロも離れた場所で勤務をする可能性があるのです。

非常に栄えている札幌内の雰囲気はもちろん、北海道庁職員にならなければ行かないような地域での生活も味わうことができます。

気候や地域制が異なる様々な場所で働くことでより「北海道」について理解を深めることができるでしょう。

様々な部署で仕事ができる

北海道庁の行政職で入庁すると、数年に一度の異動により様々な仕事を経験します。

「数年に1度仕事が変わるなんて大変」と思う人もいるでしょう。

しかし、同じ「北海道に係る問題」に取り組んでいるにも関わらず、様々な方向から問題に立ち向かえるため、多角的な見方をすることができるようになり、より自分自身も成長できるでしょう。

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この記事の監修者

小林 美也子講師 (講師紹介はこちら


大手資格予備校・地方自治体・企業・教育機関等様々な場所で,長年にわたり公務員試験,宅建試験の受験指導,職員研修を行う。

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