合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

定年退職まで,あと5年という期限が迫った2013年に宅地建物取引主任者(現 宅地建物取引士)の資格を取得し,その勢いでステップアップ資格として2015年に初めて行政書士試験に挑戦しました。

民法が宅建で学習経験ありという,かなり浅はかな受験理由だったのですが,記憶力の低下というか衰退,加えて行政書士試験の民法の範囲の広さと,レベルの高さに圧倒されました。私の場合は1回の受験で受かる試験ではなかったですね。(結局4回受験)今思うと本当に甘い考えだったと恥ずかしい限りです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

2017年度の試験が176点で不合格,なぜあと1問取れなかったんだろうと落ち込み,腐っていた2月の上旬,ユーチューブで豊村先生の講義を視聴した時に,先生の講義の内容はもちろん,お話のトーン,リズム,テンポが私の波長に合い,もう一度チャレンジしてみようと思ったのがきっかけです。それとアガルートアカデミーの合格お祝い金,合格者返金制度も魅力でした。

合格体験記・学習上の工夫

2月の中旬からテキストを広げパソコンで演習総合講義,並行して他資格セレクト問題集+行政書士過去問の勉強を再開し5月までに民法,行政法一通り終わらせました。6月7月で憲法,会社法を民法,行政法の復習と合わせて開始しました。
過去の失敗を反省した時に,あと10分,あと1日,あと1週間あればと後悔した経験を基に,私個人の仮の試験日を1か月前倒しして,10月の第2日曜日を試験日に設定し,模試や市販の予想問題を本試験と思って挑戦しました。

そして,その時点での知識不足,勉強もれを再確認し,最後の1か月に集中しました。ただ本試験で民法が前年度は8問正解が,今回は3問しか正解できなかったので,この方法が正しかったのかどうかは分かりません。ピークを1か月早く持って行ってしまったのかも知れません。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

受講した演習総合講義のテキストの目次を自分なりに月割り,週割り,日割りしスケジュールを組み,それに従って講義を視聴し勉強を進めました。

視聴速度が変更できるので,繰り返し勉強しているうちに1.5倍,2倍とスピードアップでき,それまでなかなか理解できなかった分野,間違って理解していた箇所が浮き彫りになり,復習がとても効率よくできました。演習総合講義は中上級レベルという事だったので,初めて他資格セレクト問題集にトライした時はレベルが高くて不安になりましたが,先生の解説も丁寧で分かり易く2回転,3回転とする内に理解が深まり,自信が付いて来ました。

予想1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

コンパクトサイズだったので,7月から主に通勤の往復の電車内で出来る限り活用しました。定年後も継続雇用で勤務しておりまして,朝夕往復の2時間は貴重な時間でした。

単独肢の正誤なので,どこの部分が正解なのか間違っているのかを1問ずつ潰して行きました。択一では消去法で正解にできるなど,知識が曖昧な問題でも何とか正解にたどり着く事が出来ますが,それを許さない予想1000肢は持ち運びの手軽さと理解を深める上で強力なツールでした。

予想記述60問攻略講座のご感想・ご利用方法

記述は講義の中で,先生の丸記マークの指示があれば,その都度対策はしてました。予想記述60問は9月に入ってから1日10問で1週間で60問,1月で4回廻して試験直前まで繰り返しました。今回の本試験,民法の択一で3問しか取れなかったにも関わらず合格できたのは,民法においては,この予想記述60問から2問出題があったおかげです。助かりました,本当に感謝です。

模擬試験のご感想・ご利用方法

学習リズム,学習する上での工夫でも書きましたが,10月の第2週を本試験本番と仮定して模試に挑戦しました。他に別の予備校の模試に挑戦もして,それなりの合格点には達していましたが,それで安心してしまい油断が出る危険があるように感じました。当たり前ですが模試は模試だと,それを意識づけるのが大事です。模試と本試験は完全に別の物です。

行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ

再受験に挑戦する方々へのメッセージとなりますが,私が過去の不合格を通して気付いた事は,176点の不合格は何の価値もないという事です。私の反省点としての事ですが,惜しいとか,残念とか,その事実を形容する事は出来ますが,結果は不合格の3文字しか残りません。0点と一緒です。

もちろんそこまでの努力,経験は無駄にはなりません。知識が蓄積され,ある程度のアドバンテージは次につながるでしょう。しかし,それはあくまでも個人の内側の話だと思うのです。ですから再チャレンジをするには決して,驕らず,ふてくされず,失敗を謙虚に受け止め,反省して対策を練り直し,1日も早くリスタートをした方がいいと思います。

そして,一度決めたからには迷わず,それに突き進むという事だと思います。人間ですから10か月以上の長丁場,体調の良し悪し,モチベーションの高低,遊びの誘惑いろいろと邪魔が入りますが,それも予定のうちというくらいのゆとりも必要だと思います。そして最後は他人は他人,自分は自分と思う事です。試験当日までに完璧に準備ができる訳がないという開き直りも大事です。

今回の本試験,一般知識もそれなりに対策はしたつもりですが,14問中1問たりとも自信を持って正解肢を選ぶ事は出来ませんでした。ですが,あらゆる知識,常識をフル回転させて,最後の1秒までもがき,何とか足切り+3問の正解を選ぶ事が出来ました。

毎日地道に勉強を積み重ねれば,その努力は必ず報われるという事を信じる事です。頑張ってください。合格者のメッセージを読む側から書く側にいる自分が不思議でもあり,恥ずかしくもありですが,再受験を目指す方々に少しでもお役にたてるのであれば幸いです。

豊村先生へメッセージ

通信というワンウェイではありましたが,教室にいるような臨場感のある講義を受ける事が出来ました。先生の一人二役の寸劇事例解説はとても分かり易かったです。ルパン3世ばりの勝負服赤ジャケット,かっこよかったです。ありがとうございました。

林先生へメッセージ

林先生には記述の本試験再現採点でお世話になりました。50名限定であきらめていたと所,200名まで増員してくださり感謝です。先生の採点で,この2か月不安と闘う事ができました。ありがとうございました。

※合格者アンケートは,合格者がインタビュー前に回答したアンケートの結果に,インタビューでの内容を加味して表記しております。

受講されていたカリキュラム