受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

現在私は、金融・不動産を中心とする業務に従事しており、対クライアント・対公的機関等との折衝において、法律知識を問われる場面もある為、かねてより自身の法律関係の知識を整理/深耕しようと考えていました。

そのタイミングで、行政書士試験科目(特に行政法・民法)の学習を法曹界の知人より薦められたことがきっかけです。

既に保有している他の資格と一定の親和性もあり、役立ちそうでしたので、受験の検討を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートさんは、当初、TV-CMにてその存在を知りました。

①仕事と両立の為の効率性 ②こういった時節柄並びに時間的制約から通学講座は難しく また、③独学では学習のペースメイクが困難と考えたので、通信(オンライン)講座を中心に検討しました。

正直、受講料が相対的に割高かとも感じましたが、無料サンプル講義・テキストを拝見し、自身の学習スタイルにおいて最もしっくりきそうでしたので、選定致しました。

合格時の全額返金も、ポイントです。

合格体験記・学習上の工夫

本業の仕事に影響が及ぶことは本末転倒なので、試験対策と仕事が重なった場合は必ず仕事を優先させることが、今回の受験の大前提でした。

結果的に、受験前2か月弱の学習期間となった為、土・日は5~7時間、平日は0~2時間と設定した総学習可能時間より逆算し、出来ること/出来ないこと を選択する作業から開始しました。

上記を踏まえ、行政法/民法に偏重した学習方法を採る事とし、「逐条ローラーインプット講座(テキスト・動画有り)」「他資格試験過去問ベストセレクション(テキスト5冊・動画無し)」に重点的に時間配分をする計画を策定しました。

また、各科目別に上手く纏められている「図表まとめ講座」の理解度をマイルストーンとし、進捗確認用として補助的に使用しました。

「START UP 判例 解説講座」は、興味深い判例を多数収録頂いていたので、音声ダウンロードし、通勤時や運動時のスキマ時間を活用して可能な限り受講しました。

各講義の試聴は、基本2.0~2.5倍速、重点学習したい箇所や不安な箇所は必要に応じ画面を止めながら1.5~2.0倍速で行い、後日テキストのみでフォローアップする体制です。

各カリキュラム付属のテキスト・講義のインプットと、適切なアウトプットとの組合わせのみで、極めて充実した学習が可能な為、他参考書の使用は基本的に不要と感じました。

講座付属テキスト以外では、豊村先生お薦めの「ニュース検定」「個人情報保護・マイナンバー」の本と、進捗に不安があった記述対策の他社携帯問題集1冊のみ使用しました。

その他工夫としましては、下記となります。

①消せる多色カラーボールペンの活用(私の場合はフリクション10色0.5ミリ ※テキスト欄外への書込みや消込が容易であり、科目ごとの配色組み合わせにより学習の気分転換にもなります 替芯もあり)

②講義の音声無料ダウンロードの活用(スマホのファイルマネージャー+ (プラス)アプリがダウンロードに便利でした)

③公立図書館や街中カフェなどの活用(勉強場所を時々変えることにより集中力が保てました。特に公立図書館は、周辺に適度に人が居る為、模試を受験するのに良い環境でした)

図表まとめ講座のご感想・ご利用方法

B6サイズの、其々220ぺージ/263ぺージの2分冊に、合格するには完答出来なければならない5科目の知識を纏めて頂いており、外出時の携帯学習に非常に便利でした。

また、上級講座のハードな学習内容に入る前の、過去知識の振り返りと整理にも役立ちました。

総合講義テキストと、順番を合わせて頂いていることから、学習後半では、自身の頭の中で徐々に積み上げられていく各教科別知識・理解のインデックス代わりとしても活用しました。良いテキストでした。

(※総合講義テキストは、上級総合フルカリキュラムの付属物ではない為、昨年版を使用しました)

「START UP 判例」解説講座のご感想・ご利用方法

テキストが無く、動画のみでしたので、スマホの音声ダウンロード機能を活用し、平日の片道電車内30分程度の通勤中に拝聴していました。

今回は学習時間に余裕がなく、こちらの講座に関しては全部の視聴は不可でしたので、

■受験生の皆さんが当然ご存じと思われる、落とせない基本判例を、知識の漏れ確認と整理の為に試聴 (「マクリーン事件」など)

■入門総合講義では触れない上級講座ならでは 且つ興味を持った「塩釜レール入事件」「新宿たぬきの森事件」などをピックアップし、スキマ時間が許す限り、気分転換を兼ねて拝聴しました。

行政書士試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

以前、アガルート択一式過去問題集10年分を解いたことがあり、見覚えのある問題や、解答を覚えてしまっていた問題もあったので、時間的制約から行政法/民法については2回転、他3科目については1回転の学習です。

(但し、正解出来たとしても、解答プロセスを理解し、本番で違った角度から知識を問われた際に完答できる知識レベルではなかった事は反省点です)

掲載されている問題は、出題頻度と重要性の原則順にセレクトされていると思われ、良い問題集だったと思います。

他資格試験過去問ベストセレクションのご感想・ご利用方法

素晴らしい問題集でした、に尽きます。基礎力を付けた上で、こちらの4分冊と、「逐条ローラーインプット講座」を活用し、正解のみならずプロセスを含めた理解を完成させることで、総合で200点オーバー/択一式のみで180点を狙えるかもしれない、という自信につながるテキストでした。

行政法/民法では「国家総合職」「司法試験」「予備試験」の択一問題、憲法では「裁判所職員」「財務専門官」の問題も掲載され、相応に歯ごたえがありましたが、ある意味慣れてしまった行政書士試験の過去問題/想定問題とは違った角度/論点からの出題に刺激を受けることができました。本番で、難易度やクセのある問題が出ても、まず動じなくなります。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

私の場合、記述対策が合否のカギとなることは分かっていたので(特に民法の2問/配点40点部分)、動画視聴を2回、テキストは4回転させました。

豊村先生の講義の中では、単に問いへの解答を覚えるのではなく、解答の作り方/点数配分の仕組み/解答キーワード漏れによる減点の防止/試験委員の方々への対策として論理的な解答が作成できるよう詳細に解説頂きましたので、有効な対策が可能となりました。

(お陰様で本試験での記述は、7割の点数を確保出来ました)

前述のとおり、苦手とする記述のみは念の為の対策として、薄い他社携帯問題集1冊を使用しましたが、結果としては不要であったと思っています。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

私の場合は六法を購入しましたが、手が回らず、ほぼ開くことが無かったので(講義で「六法開いてください」と指示された際のみ当該条文をマーカーした程度)、行政法/民法の条文対策は、こちらの講義の田島先生に全て託しました。

こちらの講義については、私独自の学習法やアレンジをすることなく、田島先生の「ドS」「S」「A」「B」分類/マーカー色指定による論点の整理/講義内のMEMO書き込み指示を素直に行ったことが、理解力を向上させ、合格の要因の一つだと考えています。昨今の行政書士試験では知識や結論のみが問われるだけではなく、条文の制度趣旨やその成り立ち、並びに、本質的な理解力が問われるケースが散見されますので、根幹部分として主要条文のインプットと理解は不可欠であると実感致しました。

行政法/民法以外の条文対策・読み込みは、憲法を一読した程度です。

学習時間の制約で、田島先生の必殺「雑談」を十分に拝聴できなかったことが心残りではあります。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

今回は時間的制約より、申し訳ありません、試聴できませんでした。

(主にジグザグ方式による、行政法・民法対策を優先しました)

テキストの問題を解答し、解説を拝読しました。

文章問題対策として、模試(アガルート模試含め計7回 ※冊子での自宅受験のみ)にて出題傾向を考え、本番に備えました。

本試験での回答順序を、①多種選択式(マークシート真ん中の大きな空欄が最初に埋まると安心感がある為) ②文章理解3問 ③記述(1回目) ④民法マーク ⑤問1より順に回答 ⑥記述(2回目) とし、リフレッシュした状態で文書問題を解けるよう設定しました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

模試の総受験回数は7回です。10月中旬頃に、先ずはアガルート模試を受験してみました。

結果、自己採点にて合計140~150点程度(択一式のみで118点(商法が確率にも負け5問中0点)、記述式も1問が無回答(論点が知識の中から出てこず)にて、今回の受験を止めようかとも考えましたが、試験日当日に知識と理解が完成してれば良いと割り切り、残1か月弱で逆にどこまで点数が伸ばせるのかの反省点と発奮材料にもなりました。

購入した書籍の各模試は、自己採点ですが、記述込みで160~200点程度であったと記憶です。

アガルート模試は、自己採点となりますが解説講義が3時間程度付属されており、本試験での心構えや出題意図など有益な内容でした。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

この度は大変お世話になりました。上級の学習がハードと思う時期も何度かありましたが、その際は興味がある講義のコマの動画をランダム視聴することで、気分転換していました。

学習時間に余裕があれば、豊村先生のYouTube試験対策や田島先生の講座以外のお話も伺えたと思うのですが、残念です。

お陰様で今回は短期学習時間にて7割半ばの得点をすることが出来ました。

末筆ではございますが、受験される皆様が、アガルートさんの講義・テキスト・ノウハウを存分に活用されまして、合格されることを祈念しております。

有難うございました。