受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

昨年土地家屋調査士試験をアガルートさんで受けて見事1発合格できました。そのことを調査士の先生に報告すると「行政書士持ってると仕事の幅が広がるよ」とコメントいただいたので「それなら取るか」と思い、行政書士試験を受けることにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

前述の土地家屋調査士試験の時にアガルートさんの講座と教材がとても良かったので、行政書士試験もお世話になるしかないと思ったのが理由です。豊村先生の講座を選んだ理由は講座紹介の宣材写真で拝見した際に、厳しそうな方で素晴らしいと思ったためです。受講したらすごくアグレッシブな方で全然第一印象と異なり驚きました。

合格体験記・学習上の工夫

調査士試験が最終合格まで出てから漸く勉強を始めたので、開始時期は3月中旬からでした。

調査士試験からだと民法の基本法、物権法や相続のところはそのまま知識を活かせるので、元々苦手な債権法を民法では重点的に学習する意識を持って勉強を開始しました。

基本的には動画講義を職場への行き帰りで倍速視聴し家に帰ったら行き帰りに見た部分をもう一回視聴しながらテキストブックにマーカーを引き、短答式の問題を解くということを反復継続していました。

行政書士試験の場合、使う法律科目の数が多いので民法・行政法・憲法の視聴をするだけで夏に突入。少々間に合うか焦りながらも会社法・商法・一般知識を9月までに視聴は終わらせました。

8月くらいから過去問(年度ごと)を解き始めました。「ここ見たことあるけどどうだったっけ?」の箇所が多く、最初は「この得点だと流石に受からない」という点数が多かったですが、その箇所をノートに取り、テキストを見て復習、動画を見て行間の知識をチェックして着実に潰して回るということをつぶさに行いました。この勉強法自体は調査士試験時代にも行っていたので経験が生きたと思います。

総合講義のご感想・ご利用方法

動画講義のボリュームが非常にありました。

一本15分くらいかな?と思ったら30分台というのもあり、「見るの大変だなぁ」とは思いましたが、めげずに視聴しました。

1回目見る時は豊村先生のおっしゃる通り、塗装前の下地づくりと思って見た方がいいかと存じます。全回1度だけの視聴でインプットは本当に大変なので、短縮する方法としては倍速で1度目は流しつつ(テキストも手元に置かなくていい)、時間を空けずにテキストを用意して「1度目で言っていたことはこのことか」と思い出しながらテキストチェックするのが良いかとは思います。動画での解説はとても丁寧でした。テキストに載っている箇所も実際に書いてみてどこの何が問題なのかを解説してくださり、要点の理解が進みました。総合講義で見れる動画講座の知識を全部インプットできれば試験で用いる知識自体は十分だと思います。商法・会社法に関しては覚えにくい科目だったため、この動画講義で効率的に知識をインプットすることができ、おかげで商法・会社法は試験本番で良い点を取ることができました。

これから行政書士試験をアガルートさんの総合講義で受ける方はこの圧倒的なボリュームに心折れずに見続けてください。必ず力にはなります。

後述の各講座を使った感想で細かくは書きますが、大体600時間の勉強で受かることができました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

何周もしました。繰り返し解くことで一番効果になります。

同じ問題を何度も繰り返すと覚えてしまって効果が薄れると思う方もいるでしょうが、それぞれの択が何故アウトなのかがソラで言えるようになるのが重要です。知識をそのまま詰め込むのではなく「この択がダメなのはなぜ?→この説明が条文と整合取れない。」と解けるようにするのが本番で戦える体系的な知識の習得になります。

記述の問題も「状況に応じて、どの条文の知識で回答するか?」の作業になるのでその練習問題の量が非常に多いと思ってください。だいたい解説に条文番号が出てくるのでそのチェックも勿論忘れずに行いましょう。講義で何となくで済ましていたところがこの作業で条文理解も進むのでおすすめです。7・8周はしたと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

短答の後にこれに着手すると「どの知識を使えばいいんだろう」となることが多いですが、解けなくても解説読んでとりあえず真似して書いてみてください。手を動かすのが一番大事です。問題文を解くときは傍にコピー用紙を置いて、

  • 聞かれている問は?
  • 誰のどんな課題を解決する必要がある?
  • 解決のために書かなきゃならないことは?

を書き出します。

そこから問題文の中で出てくる関連性のあるキーワードを組み合わせて解答案を作り、そこに含まれている不要な文言を削るというのを一問当たり3分程度で繰り返す作業をしていました。間違ったら解説を読み、該当箇所のテキストをチェック、短答式でも問題を解いて弱点をなくすことの繰り返しです。条文チェックも忘れずに併せて行いましょう。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

動画講義で手一杯だったため活用せずに終わってしまいました。ローラーインプット講座に手が回らない、どうしようと悩む方がいらっしゃれば一つアドバイスとして、短答過去問の解き直しや講義のタイミングでお持ちの六法への書き込みが出来ていて、短答過去問の各択でなぜ間違いなのかがちゃんと言えるようになっていれば条文の知識は試験で使えるレベルで頭に叩き込まれていると思います。

そのため逐条ローラーインプットまで手が回っていなくても、学習ルーティンの中で条文をきちんとチェックする癖がついていれば問題ないかと存じます。六法をどれ選んだらいいかわからないという方は、六法の代わりに逐条ローラーインプット講座のテキストを使うというのも手ではあると思います。

文章理解対策講座のご感想・ご利用方法

8月下旬に1度だけテキストを見ました。動画は視聴せずにこんな感じで解けばいいのかという感触を掴むことに使用しました。

過去問に入っている文章理解を何問も解くのが文章理解の攻略に一番効くとは思います。

文章理解の問題を解くときに大事なのは書いてある情報を読み取って、聞かれていることに過不足なく回答することです。

それができれば問題なく試験本番でも対処できるはずです。特に令和5年度試験の文章理解の問題は非常に簡単だったのでここを落としているとだいぶキツイかと存じます。文章理解でつまずかないように気をつけてください。

『択一式対策完成への問題』解説講座のご感想・ご利用方法

とてもよかったです。行政書士超えたレベルの問題が含まれているので解きごたえがありました。国家公務員試験の問題は見たことある問題で懐かしさを感じました。大体5周はしたと思います。直前期はこれと年度ごとの過去問セットと予想問題だけ解くことをしていました。

これも同じように間違ったら条文テキストチェックが効きます。Yes or No形式なのでサクサク解いて、間違ったところは条文チェック。おそらくこれを解いている頃には試験で戦えるレベルの知識は習得できています。試験で出てくる問題よりかはレベルが高いのでこれをこなせれば安泰です。

模擬試験のご感想・ご利用方法

市販の予想問題のものと合わせて大体4回分手元に揃ったので全部在宅で行いました。全部自分の好きな時間に行えるのは助かります。

実際の試験時間3時間フルで予想問題や模試を解くのではなく、あくまで自分のリズムで解くようにし、1時間半で解いていました。(試験本番だと完全初見の問題ばかりなので、フルタイムで解くことに慣れていると不測の事態に対応できずそのままパンクして終わりというのが一番怖いとは思います。練習では大幅に時間余るくらいが丁度いいです。あくまで私見ですが。)

何度解いても間違える問題は本当に試験でもウィークポイントになります。弱点潰しと基礎固めが一番の合格の近道です。

講座のご感想、講師へのメッセージ等

行政書士試験は法律科目が多く、闇雲に勉強しようとすると試験日までに手が回らず、一般知識や商法・会社法を捨てる可能性が出てきますが少しでも得点源にできる科目が多いに越したことはありません。(現に私の場合、択一の憲法全ミス・行政法半分落とすという大ポカをやらかしましたが民法商法会社法で捲れたので救われました。)

アガルートさんの講座では受験戦略に則り、短期間で効果的に全範囲の知識習得ができるので是非アガルートさんの講座で行政書士試験を突破していただければと存じます。