受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

MBAを目指すきっかけ

まず自分は文学部出身で、経営を学問として学んだ経験がなかったからです。新卒で会計専門の仕事に就き、必要に応じて専門的な知識を自分で身に付けてきました。

30歳という節目の年に転職し、現在金融業界に所属しておりますが、経営者に伴走する立場として、知識と経験が不足していると感じており、30代半ばのこのタイミングで経営を体系的に学びたいと思いMBAを目指しました。

とくに現職において事業承継においての後継人材の登用について課題意識を持っているため、大学院で専門的に学びたいと考えております。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

比較的忙しい職場であり、外出や出張も都度発生するため通学は難しいと感じており、オンラインメインの予備校で絞っていました。アガルートはYouTube等で積極的に情報発信をしており、以前から知っていました。

模擬授業や面談を通して、すき間時間を有効活用しながら学習できる環境が整備されていると分かりましたので、たくさんある予備校の中でもアガルートを選択しました。

月1のHRも現状の他の受講生の状況を確認出来て、モチベーションへ繋がりましたし、注目の大学院をピックアップしてお話し頂いた中で私は志望校を選択出来ましたので、非常に有意義な時間であったと思います。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか:失敗体験や挫折についても触れていただけると幸いです

①勉強の方針

通勤時間や趣味であるランニングやお散歩の時間も、基礎講座の音声をスマホで聞き流すことで自然と経営の基礎知識をインプットしてきました。また、教科書以外にも日経ビジネスや専門書籍など自分で購入し、知識を増やしてきました。

基礎講座が一通り終わると平日は基礎講座の授業の振り返り視聴、週末は小論文の練習に分けて勉強を進めました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

自分の実務での課題を中心に洗い出しから始めました。また、課題に対する書籍や先行研究を検索し、具体的なイメージを掴むようにしました。研究計画書を作成するコツとして、大きなテーマではなく項目を絞ったテーマにすべき、と言われていましたので、大きな課題を細分化して最終的な研究テーマを決定しました。

③勉強のスケジュール

3月 受講開始 基礎講座 初回のためPC上でテキストを見ながらしっかり受講

4月 基礎講座をメインに受講 すき間時間に「ながら視聴」を繰り返す

5月    〃

6月 小論文受講開始 週末に対応し、月曜日に提出するルーチンを繰り返す

7月    〃

8月    〃

9月    〃

10月    〃

11月 研究計画書作成開始 添削と提出を繰り返す

12月    〃

1月 模擬面接

2月 試験本番

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

各大学の入試対策が幅広く学べました。志望校が決まっていない段階で視聴したので、選択の幅が広がって良かったです。

▼経営学の基礎講座

何度も繰り返して視聴しました。一つの動画の再生時間もそこまで長くないため、集中力が切れたら動画を止めて休憩するなどメリハリをつけて学習することができました。

▼小論文対策講座(基本編)

提出した回数:おそらく11回

平日は基礎講座の「ながら視聴」、週末に小論文を作成し、週明けに提出するルーチンで学習しました。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)

提出した回数:0回 

第1志望の大学院の試験科目に小論文がなかったため提出はしなかった

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:3回

初回提出は出願締め切りの1か月半前。初回提出後に添削面談を受けて、その後2回ほど提出して、出願しました。

▼面接対策講座

大学ごとに分かれており、自分の志望する大学院や同じレベルの大学院の面接内容を把握できるため大変勉強になりました。模擬面接は面接本番1か月までに実施したため、修正箇所などしっかり修正して本番に臨めました。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

夏から秋にかけては志望校も研究テーマも決まらず何となく気分がのらずスランプに陥っていたが、ライブラリーを見ることで自分が何を研究テーマとしてMBAを受験するのか気づくことに大いに役立った。また、先行研究に調べ方など丁寧に教えていただけて大変参考になりました。

▼各種フォロー制度について

マンスリーゼミはアーカイブで視聴していました。他の受講生の状況の確認ができるため刺激になりました。初回添削フィードバックはまったく自信がなかったが、良い点悪い点を明確に指摘頂き、何が足りないか、修正すべきか、イメージ出来ました。

スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫

漠然とMBAに行きたいと思い、勉強を開始したため初夏に各大学院の説明会にオンライン参加するようになり、在校生や受験生と自分の気持ちの落差に落ち込みました。そこからなぜ国内MBAなのか意義が見いだせず、秋ぐらいまで勉強するやる気がまったくなかったです。

秋になると対面開催の大学院説明会に行くようになり、そこで授業への参加や教職員や在校生との個別面談を通して、自分も大学院で勉強したいと思うようになり、そこからまたエンジンをかけることが出来ました。

なんとなく、有名大学院を志望校にしていたが、説明会を通して自分が行きたい大学院を見つけることが出来たことは良かったと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

平日は基礎講座の「ながら視聴」などすき間時間を駆使して、勉強時間に充てていました。帰宅後、一時間ほどは机に向かっていたと思います。週末はまとまった時間を確保できるため小論文や研究計画書の作成を行っていました。

スマホやPCがあればどこでも講座は受講できるため、リフレッシュを兼ねてカフェやシェアスペースで勉強するなど、集中力を切らさないように工夫しました。在宅ワークも出来るため、お昼時間など食事をしながら講座を視聴するなどしていました。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか

最後の1か月は面接対策を毎日、自分で実施しました。面接対策講座を通して、想定質問が分かっていたため、どんな状況でも緊張しても喋れるように何度も練習しました。とくに自己紹介や志望動機は2~3分で話せるようにストップウォッチや録音などして練習しました。

また、イレギュラーな質問に対応できるよう、日経新聞や日経ビジネスなどで話題になっているニュースを自分の言葉で語れるよう意識しながら読んでいました。また、当日午前中が試験時間のため、朝型スタイルに切り替え、面接時に体調が良い局面で臨めるように意識していました。

試験期間中の過ごし方

基本的に上記の質問と同じです。面接対策をしっかり行っていました。時事問題や話題になっている最新テクノロジーは質問されても答えられるよう意識して、新聞等メディア媒体を呼んでました。

土曜の午前中にしっかり力を発揮できるよう早寝早起きを意識しました。直前期の土日に志望校のキャンパスを訪問し、自分を奮い立たせていました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

面接は穏やかに終わりましたし、面接対策通りにハマったため手ごたえは十分にありました。模擬面接で課題だった緊張のあまり焦ってしゃべりすぎてしまう点は、模擬面接から本番までに1か月ほど準備期間があったので、しっかり対応できました。圧迫面接ではなかったので良かったです。

②合格した時の気持ち

絶対大丈夫だ、と言う自信はなかったので、合格発表の直前まで緊張感は続いておりました。受験番号を発見したときは嬉しかったです。また、速達で合格通知が届いた際にやっと実感が湧いたので周りの方に報告しました。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

面接で落ち着いた応対が出来たことが大きいと思います。これは、普段人前で話す機会が多くはないのでアガルートの面接対策なくして出来なかったと思います。自分が話した内容が相手にどう印象を持たれるのか、第三者の立場から客観的に指摘頂けるのは非常に参考になりました。

②講座の影響度

小論文対策講座で小論文の基本的なお作法を学ぶことで、課題エッセイの執筆は順調に進めることが出来ました。基礎講座を繰り返し聴講したことで事例の選出も迷うことなく効率的に出来ました。

卒業後のキャリアについて

MBAに期待するもの・今後のキャリアビジョン

将来のキャリアについては、プロ経営者として中小企業の支援を行いたいと考えています。私は現職や前職にて業務として近くで事業承継の現場を見ております。

昨今、M&A業界の活性化により事業承継案件は増加傾向にありますが、後継人材の育成は適切に行われていないと感じているためのプロ経営者の母集団を増やすことは重要であると考えています。

将来的には自分もプロ経営者の一人として中小企業の支援を行いたいと思っていますが、自分一人でプロ経営者になったところで母集団が増えるわけではなく、仲間を作っていくことが必要です。MBAに進学することで同じ思いを持つ仲間と出会い、母集団を形成していくことが出来ると期待しています。

受験生に対するメッセージ

MBAの受験は従来の高校や大学受験と違って、机に向かって学習した時間が多い方が受かる確率が高いわけではないと思います。

自分が今までどんな人生を送り、今課題としていることを認識し、自己実現のためMBAの2年間を通して勉学に励み、卒業後キャリア実現へ向かう一連のストーリーをいかに描けるかが重要になってくると思います。

受験勉強するだけでも多くの気づきがある1年になりますので、大切に過ごしてもらいたいと思います。