受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名:男成 祐香 (おなり ゆか)  

年齢:29歳

合格した研究科):立教大学大学院 ビジネスデザインコース

MBAを目指すきっかけ

現在所属する敷島製パン(株)の営業DX推進部で業務を進める上で、経営のスキル知識が必要であると感じたためです。
私は新卒入社の同社で6年間営業、2年間現在の営業DX推進部に在籍しており、営業での経験とDXでの経験から現状延長の改善策は考えられるが、経営視点での課題抽出や解決策の引き出し不足を感じていました。
他企業を模倣しようにも、日本ではDXが進んでいません。
それこそ、現状延長の改善や失敗事例しかないのです。
DXは企業としての競争優位を高める手段なので、手段を有効に活用するためには、経営的視点で課題を抽出する必要があります。
そこで、業務と同時並行でそのスキルを習得するために、MBAの進学を決意しました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

私の場合、開始時期が7月であり、効率的に情報収集と学習を行う必要がありました。
アガルートでは質問対応や模擬面接対応など、受験準備の体制がフルで揃っていたため、アガルートを選択しました。
特に小論文は他人に採点してもらったことで、自身の書き方の癖などがわかり、書くごとに早く書けるようになりました。

また、仕事で忙しい中通学や時間帯を指定されるのは厳しかったので、オンラインで完結出来るのもかなり良いポイントでした。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

目標は「経営視点で現在自分が抱える業務課題を語れるようになること」に設定していました。
そのためには、基礎的な経営知識はもちろん、ロジカルシンキング、経営者的な視座視野を身につけることを意識して進めてきました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

日々の実務においてDXの進まなさを感じていました。
その課題感をベースに研究テーマを設定しようと考え、国立国会図書館に行き先行研究などを調査したが、先行研究が少ない上に抽象的な内容が多く、具体化させるのが難しかった。

③勉強のスケジュール

4月 社内公募で受験資格を獲得。

5月 受験校調査及び受験対策調査。個人の対策だけでは難しいのではと感じる。

6月 アガルートの2024/国内MBA/秋入試カリキュラム/フルに申し込み勉強計画を立てる。

7月 平日は5時起き8時半が始業なので、それまで会社で勉強。基本的に経営基礎講座。
   土日は7時から12時までスタバで小論文や面接対策。

8月 平日は5時起き8時半が始業なので、それまで会社で勉強。基本的に経営基礎講座
   土日は7時から12時までスタバで小論文や面接対策。
   祝日に研究計画書対策で国立国会図書館へ行き、作成。

9月 16日の立教面接までは、なぜ立教かや3Cで考える自社の経営課題などを中心に対策。
   25日に合格
   早稲田対策(出願書類や研究計画書)は8月から徐々に行い、
   課題エッセイに対応し20日ごろにエントリー完了

10月 立教合格と、早稲田のエントリー完了で中弛み。ほぼ何もしていませんでした。

11月 そろそろやばいと思い、早稲田の面接対策や日経ビジネスへの登録などを行うも、
   9日に不合格通知。立教への進学が確定。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

学校の選定に役立つと思います。
通常の大学と異なって、MBAの大学院の選定軸はネット上に掲示されていないため、学校の情報収集とそれが自身の将来にとって必要か否かを照らし合わせていく必要がありますが、その作業が効率的になるので、目標を早急に設定することが可能です。

▼経営学の基礎講座

とにかく猛スピードで全話聞きました。
全体感を捉えた後、ゆっくり読み返しながら、各小論文を書いていきました。

インプットとアウトプットを行うことで、理解が深くなると感じました。
また、常に自社と照らし合わせて考えていました。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:7回

理系学科卒のため、小論文というものに触れてくる機会がこれまでなかったので、言葉だけの論文(数値や記号がない)を書くことに難しさを感じていましたが、書いていくうちに慣れる部分もあるなと考え、とりあえず量をこなすようにしました。
結果、回を重ねるごとに書くのが苦痛でなくなってきました。

▼小論文対策講座(大学院別対策編) 

提出した回数:

利用していません。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:4回

自身で書いた内容をベースに赤ペン先生のように、事細かにご指導いただけ非常によかったです。
最後の方は、時間もないので、返却されたらその日中に内容を確認し、再提出するようにしていました。

自身の業務課題と関連付けられている点を評価いただき、自信を持って提出することができました。

▼面接対策講座

不合格になってしまったので、利用していません。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

一通りみましたが、引っ張られ過ぎてもいけないので、参考程度にみておりました。
ただその中でも抽象化させ、どのようなテーマが最適なのか、どのような構成で組むと読みやすいのかなどは考えながら読んでいました。

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

質問制度では、ちょっとしたことをすぐにご返答いただけるので、非常に助かりました。
全部で10回以上利用していたと思います。

大学の課題エッセイがどこに掲示されたかわからなかった時も、質問したら即返信いただき、見落とすことがありませんでした。

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

学習初期の頃、何から手をつけていいのか、どういった対策が必要なのかわかりませんでした。
その際はとりあえず手を動かしてみることを意識して、とりあえず基礎講座を勉強して、とりあえず小論文を出していました。

そうすることで、知識やロジカルシンキングが自然と身についてきて、現状の自身の課題や意見を固めておくべきことなどが、見えてきました。
そこから自身の考えや意見を固めることができたので、面接でどんな問いかけがきても答えられたのかと思います。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

立教受験前は早稲田の出願書類作成と同時並行していたので、その時の1日でいうと、平日は5時起き、8時半の始業まで会社の食堂で勉強していました。
基本的に、経営基礎講座を視聴したり小論文を書いたりしていました。

土日は7時から12時までスタバで小論文や面接対策し、他の時間は余力があれば、入りたいゼミの教授の書籍を読んだり、祝日に研究計画書対策で国立国会図書館へ行って作成する、のような過ごし方をしていました。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

16日の立教面接までは、なぜ立教かや3Cで考える自社の経営課題などを中心に対策しました。
特に自社を3Cで語る際には、数字を絡めて話せるように、会社でも帳票を見たり、利益の構造などについても競合他社と比較し把握しておくようにしました。

面接の全体への対策としては、文章を作って覚えるのではなく、自分の意見を固めるイメージで宙に向かって話していました。
そして、自分の言葉が詰まったポイントが、考えがまとまっていないポイントなので、書き出してその部分について意見を固める、のような作業を繰り返していました。

試験期間中の過ごし方

受けるものを一通り受けた後は、勉強に身が入らなかったので、本を読んでいました。
勉強したいと思って
いる分野の教授が出されている書籍を購入し、線を引きながら考え方などをインプットしていました。
また、私はDXの部署におりDXをテーマとしていたので、試験期間中に市場や業務で変化があった際に、考えがぶれたり、まとまっていない状態にならないように調整することや、新たな情報を入れることを意識していました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

立教

7割ほどの手応えでした。
書類審査も企業からの推薦の場合、課題や志望理由などを提出しなくても良いことから、推薦であればほぼ合格なのかな?と思いました。

面接でも、最後に面接官から「今すぐにでも、討議に参加していただけるくらい理路整然と話せている」や「通うとなるとこの辺りに引っ越すと思うけど、池袋は治安が悪いから1駅2駅離れた方がいいよ」という発言から、ある程度手応えを感じていました。

早稲田

3割ほどの手応えでした。
早稲田の傾向が「大手企業幹部候補」or「起業者・事業継承者」という点から難しいチャレンジなると感じていました。

ただ、現在担当している業務(DX)に関連する研究テーマである点にかけてみましたが、やはり結果は書類審査(1次試験)で不合格でした。

②合格した時の気持ち

立教

早稲田より立教の方が先に結果が出ましたので、「まずは、よしよし」という気持ちでした。
一方合格した安心感で、早稲田の書類は提出しているとはいえ、だらけてしまい早稲田の一次発表まであまり勉強が進みませんでした。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

立教に関しては、私は企業推薦のため出願書類がほぼないことから、合格の決め手の多くは企業推薦にあるかと感じております。
ただ、面接の中で、なぜ立教なのかという問に「DXと経営という一般的な知識を食品メーカーや食品流通で生かすためには業界特有の知識や傾向の把握も必要。それに最適なのが立教である」という点が最も響いていたように感じました。

②講座の影響度

面接中に面接官から「論理的な話し方ですね」などの発言があったので、小論文対策によりロジカルシンキングが身につき、わかりやすく話せるようになったのかなと思いました。
小論文はテーマ云々や課題の有無ではなく、論理的に話せるようになるためのトレーニングとして量をこなしておくことがいいなと思いました。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

まずは、基本的な経営者の視座視点を習得するとともに、自社の属する業界・市場特有の課題をクリアに出来るスキルを身につけ、自社の強みをより強くしていきたいと思います。
今回試験勉強をする中でDXについて深く考えましたが、これまで改革が出来た企業とは、自社の強みを理解し、より強く打ち出せた企業だったのではないかと考えたからです。

社内では自社の弱いポイントが数字にも現れやすいので、どうしてもその弱点を埋めようと改善を繰り返してしまいますが、強みを的確に捉えることに、企業の存続があるのではと考えているので、MBAでの経験を通して、自社の強みを的確に捉え、改革を進めたいと思います。
さらに、社外の方々と触れ合えるまたとない機会であるため、スポンジのように吸収して今後のキャリアに繋げていきたいです。

②今後のキャリアビジョン

30代に突入する2024年から大学院に行けるというのは、非常に楽しみです。
2年間の大学院での研究や学習を通して、実務課題に取り組んでいきたいです。

30代では既存事業で成果をあげ、40代では新規の事業を立ち上げたいです。
50代では後継者を育成し、現場を支える主たるメンバーを育成することにより、社内の守りを固めます。
そしてキャリアゴールとしては、自社の取締役としてDXをリードし企業競争力を上げ、ステークホルダー企業も巻き込み、食品製造業界の発展に貢献したいです。

推薦書について

①提出されましたか?

  • 立教:提出しました。
  • 早稲田:夜間主総合には推薦書提出枠がなかったので提出しませんでした。

②提出された方はどなたに推薦書をご依頼しましたか?

人事部長。
署名を求めるものだけでしたので、費用負担部署の人事部長に記入してもらいました。

受験生に対するメッセージ

まだ入学もしておりませんので、何も語れないのですが、現状でお伝え出来るとすれば、まだMBAに進学しようか迷われている方には、とりあえずやってみることをおすすめします。
今回「MBAとはなんぞや」から始まった私も、色々調べたり勉強したりしただけでも、少し見える世界が違いますし、業界外の方や考え方と触れ合えることは貴重な経験かと思います。

また私は現在29歳なのですが、一般的に30歳を目前とすると、女性は色々と悩みが出てくるのかもしれません。
しかし、私はMBAに通えるということで、30代が楽しみになっています。
女性の人生では選択を迫られるシーンが多いですが、自分が楽しいと思える方にチャレンジしてみるのが私はいいんじゃないかなと思います。

ご感想

受験に向けて、多大なるご支援ありがとうございました。
小論文や受験校選定など一人では出来なかった部分を多くサポート頂き、受験当日も自信を持って挑むことが出来ました。

第一志望はかないませんでしたが、立教でたらふく学んで考えて充実した2年間にしてこようと思っています。
今後も、またどこかでご縁があればよろしくお願いいたします。
お世話になり、ありがとうございました。