受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

MBAを目指すきっかけ

MBAを漠然と目指そうと考えたのは、社会人3年目で参加をしたプロボノというNPO法人等の課題解決を行うボランティア活動に従事したときです。一緒のプロジェクトに参加をした方からMBAというものがあること、いろいろと勉強になるらしいということを聞いて興味を持ち始めました。

もともと社会人生活を始めて感じていたのは、若手が上司に意見するためには、経験則や感情論では意見が通らないことです。何度か痛感する場面がありましたので、課題に対して根拠を提示するためのリサーチ力やデータ分析などの知識を学びたいと考えておりました。

MBAではそのような力を身につけるためのカリキュラムが用意されていることが分かり、本格的に目指そうと考えるようになりました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

個々人のスケジュールに合った対策ができることが一番の決め手です。転職などを行った影響で、8月ごろから受験校などを検討していたので、他の予備校のスケジュールでは既に授業が進んでおり、フルで対応できないことが判明しました。

アガルートでは動画視聴がメインなため、この時期からも自分次第で対策ができることが分かりましたので、決め手となりました。また、飯野先生が多くの著書などでコラムなど国内MBAの情報を発信されているのを拝見して、一番対策ができると考えました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

私が目指していた大学がアカデミックな研究をする大学なため、研究計画書に一番時間を費やそうと考えて計画を立てました。小論文が必要な大学もありましたが、研究計画書が提出できる状態になってから対策をしようと考えました。また面接対策については、飯野先生からのアドバイスもあり、研究計画書を十分に自分の言葉で考えることができれば特段不要と考え、直前に行おうと考えました。

もともと秋受験に向けて動いていましたが、なかなか自分が思うような研究計画書が完成しなかったので、冬受験のみに絞って動きました。結局、冬入試に向けて動きましたが、研究計画書の完成が直前となり、小論文や面接対策は出願書類を提出してから対策をはじめました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

研究計画書のテーマ選択には、アガルート教材の研究テーマライブラリからインスピレーションを受けました。実務上の課題からテーマを抽出するといい、というアドバイスを受けました。実務に関係がありそうな論文をインターネットや国会図書館で探して読んだり、専門書を読んでテーマの深堀りを行いました。

③勉強のスケジュール

7月 研究テーマの検討

8月 先行研究の読み込み

9月 研究計画書の執筆、1回目の研究計画書の提出

10月 研究テーマの練り直し、先行研究の読み込み

11月 研究計画書執筆

12月 2・3・4回目の研究計画書の提出

1月 出願書類の提出、面接対策

2月 小論文対策

大まかな勉強スケジュールは以下の通りです。

  •  基礎講座:2か月間
  •  小論文対策:1か月
  •  研究計画書:6か月
  •  面接対策:2週間

研究計画書は結果的に十分な時間を確保できたと思いますが、基礎講座に時間をかけるべきだったと思います。小論文があるなしに関わらず、志望理由や研究計画書の研究テーマを決める際には、経営学の知識がないと選択肢が狭まってしまうためです。

東京都立大学の面接で、研究したいテーマと志望する研究科が異なる、と指摘を受けました。経営学全般の知識があれば、明確な回答ができたな、と思っております。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

大学ごとにタイプがあることを知ることができたことが大きかったです。漠然と人気な大学を受験しようと思っておりましたが、自分がMBAで何を学びたいのかを深堀して受験することができたので、モチベーションにもつながりました。

▼経営学の基礎講座

先ほど少し書きましたが、基礎講座は有益な内容だったと考えております。経営学に関する基本がピックアップされて紹介されていますので、どの対策を始める際にも土台となる部分だと思いました。社会人は隙間時間を確保するしかないと思いますが、動画を繰り返し視聴することができますので、忙しい方ほどテキストの内容に絞って学ぶことがおすすめだと思います。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:0回

小論文を書く際のポイントを学ぶことができたことが有益でした。

▼小論文対策講座(大学院別対策編)

提出した回数:0回

研究計画書に時間がかかってしまい、添削まで行き着きませんでしたが、小論文の見本を見ながら、過去問をチェックできたことが非常に有益でした。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:4回

私は大学生の時に卒業論文を書いていないこともあり、論文の書き方も全くわからないところからのスタートでした。最初に提出した研究テーマがほとんどやり直しに近いものになった際に、心が折れそうになりましたが、一回目の添削指導の際に疑問に感じていたことを沢山聞けましたので、なんとか合格段階までやり遂げることができました。法政大学の面接の際にも、よく書けている、という評価をいただけたのも添削講座のおかげだな、と考えております。

▼面接対策講座

よく出る質問については、テキストに書いてあったため、ある程度面接のイメージができたことが大きかったです。また、自分の回答を客観的にフィードバックいただけたのが、非常に良かったです。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

先述しましたが、研究テーマライブラリ―で研究テーマを選択する際のポイントについてインスピレーションを得ました。これを視聴しなければ、何から手を付けていいかわからず、研究テーマを選択することもできなかったと思います。

▼各種フォロー制度について

他の方は分かりませんが、私は質問制度に非常に助けられました。ちょっとした疑問について、テキストやネットで調べてもどうしてもわからないことがあるため、そういった質問についても丁寧にご回答いただいたことが、有益でした。

スランプ・挫折、それを乗り越えるための工夫

秋入試に間に合わなかったことで、来年度にMBAへ通うことができるのか非常に不安になりました。ただ、出願書類のクオリティを上げたことで、MBAに行きたい気持ちを再確認できましたし、より強く感じることができました。

とはいえ、長い対策期間の中でだれてしまうこともありました。そういう時は、思い切って手を付けない・考えない時間を作ることを意識しました。ただ、いつまでもそうするのはまずいので、受験日まであと何日しか残っていないのかを確認することでやる気を出しました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

社会人は通勤時間などのスキマ時間をどう過ごすかで、学習時間の確保に雲泥の差が出ると思っています。出願書類の誤字脱字の確認や先行研究などは、通勤時間中に読んだりしました。そしてまとまった時間が確保出た際に、出願書類の作成などに時間を割いていました。

朝起きた直後と夜寝る直前は記憶力がよい時間ということを聞いたので、この時間は暗記系を行いました。少し疲れたときは、あまり考えなくてよいテキストを読むなどの時間にあてました。

直前期の過ごし方:どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか

小論文に手を付けていませんでしたので、その対策に追われました。他の方々を見習って、基礎講座を受けた後に、専門書を読みました。東京都立大学は小論文のテーマを自分で選択すること・保険をかけて2つのテーマを選択したほうがいいということを参考に対策しました。

過去問は大学のHPに公開されているので、「小論文対策講座(大学院別対策編)」の解答見本を参考に、自分なりの解答を用意しました。当日は自分が対策した範囲がそのまま出たわけではありませんが、まったくわからない状態にならなかったので、過去問をチェックすることは大事だと感じました。

試験期間中の過ごし方

東京都立大学では過去問を自分で解答したものと面接対策用に問答集を作っておりましたので、それらを振り返っておりました。法政大学では小論文がありませんでしたので、面接対策用の問答集を振り返っておりました。どちらも面接の順番によって、待ち時間が全然違うと思います。

東京都立大学の時は、小論文の試験のすぐ後に面接がある順番でしたので、あまり試験期間はありませんでした。逆に法政大学の時は集合時間から面接まで2時間近く待ち時間がありましたので、リラックスしながら過ごしました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

東京都立大学については結果も物語っていますが、まったく手ごたえがありませんでした。私の研究テーマや選んだ専攻が即していないこともあり、面接中にそれがひしひしと感じられたからです。逆に手ごたえがないことが分かりましたので、法政大学の際に反省点を活かして臨むことができ、合格できたな、という手ごたえを感じておりました。

②合格した時の気持ち

合格できそうだな、とわかっていたとはいえ、MBAを目指して3年ほど経っていたのでうれしかったです。友人に連絡をするぐらいには浮かれていました。法政大学に行こうとは思っていたので、本命が合格できてよかったのですが、やはり東京都立大学に落ちてしまったことは少し心残りであります。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

一言に研究計画書に尽きると思っています。私が受けた大学は研究計画書を重視する大学だと飯野先生のご説明から分かっていましたので、そこを重視していることが合格につながったと考えています。自分の言葉で作成するということは苦しい時もありましたが、だからこそ、研究をしたい理由やなぜ経営学を学びたいのかを面接でも話すことができたと思っています。

逆に東京都立大学に落ちたのは、私の研究テーマが経営学に合致しているとは言えないテーマだったからこそだと考えております(どちらの大学でも指摘されました)。

②講座の影響度

私は出願書類・研究計画書の書き方講座がとても役に立ちました。受講していなければ、研究計画書も満足に書けずに受験も難しかったと考えております。また受験校を選ぶ際にも、飯野先生がまとめた大学別のタイプがなければ法政大学を考えてすらいなかったと思うので、すべて講座のおかげだと思います。

 

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

私が経験した限りですが、ビジネスの場では思ったよりも自らの経験則でのみ仕事をされる方が多いです。経営学という先人が試行錯誤してきた歴史があるため、それを活かさない手はないと考えております。正解がない中で、自分の手札を増やして課題に挑むという能力を身につけたいと考えております。

また、アカデミックな研究を通じて、今後異なる課題が出た際にも解決策を模索できる人材になりたいと考えているため、そういった能力が養われることを期待しております。

②今後のキャリアビジョン

 課題に対して、客観的な統計手法を用いて解決策を模索する人材になりたいと考えているので、そういった業務を行うことができる部署に行きたいと考えております。

受験生に対するメッセージ

アガルートが案内しているカリキュラムを十全に行うことができれば、合格はできると考えております。長い期間の中で、中弛みをしてしまう時もあるかもしれませんが、その時には自分がなぜMBAを目指しているのか、来年以降だとどういう影響があるのかなどを考えて、発破をかけることが大事だと思います。

最後までアガルートを信じていただければと思います。用意されているものは全て使い倒す気持ちであれば、問題はないです。ぜひ頑張っていただければと思います。