受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

氏名: 森田 莉可(もりた りか) 

年齢:28歳

合格した研究科:一橋大学大学院 経営管理研究科(ホスピタリティ・マネジメント・プログラム)

MBAを目指すきっかけ

新卒で今の会社に入社し5年が経過したところで、今後のキャリアについて真剣に考えるようになりました。
転職も考えましたが、部署異動の転機もあり、今の会社や業界に身を置きながら成長していく方法を探していました。
将来的にマネジメントができる人材になりたいと思っていたこともあり、国内MBAに関心を持つようになりました。
今後仕事をしていくうえで、今のうちから経営学を学ぶことに意義があると思ったことや、20代を後悔が無いように過ごしたいと思い、挑戦することを決めました。

アガルートアカデミーをお選びいただいた理由

自分のペースで受験勉強を進めたかったため、通学ではなくオンラインで受講できる予備校を探していました。
国内MBAの知識が全く無かったため、ホームページのコラムなどを読んで国内MBA自体の概要を掴んでいくなかで、アガルートは必要な情報が揃っているように感じました。
他校と比較しつつ、合格体験記の動画を見て受験準備に対するイメージが湧いたことや、合格実績が安心感に繋がり、アガルートで受験準備をすることに決めました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

①勉強の方針

計画的に勉強を進めることが苦手なので、毎日どの動画でも良いので1本は見ようと決めていました。
1本毎の動画が短いので、1本見てしまえば続けて次も再生するようになり、結果的に1時間くらいは勉強することができました。
入試攻略講座を視聴して研究計画書の内容が1番重要だと理解していたので、研究計画書を書く時間に多くを割きました。
結果的に、小論文対策や面接対策は出願後に取り組むこととなりました。

②研究計画書のテーマ設定までの流れ

日頃の業務の中で問題意識を持っていることが明確にあったため、題材は決まっていました。
それをどのような切り口で研究内容とするかを、経営学の基礎講座や研究計画書の研究テーマライブラリーを視聴しながら、探して当てはめていく作業をしていました。

③勉強のスケジュール

6月 中旬入会
   [1日1時間程度]国内MBAの入試攻略講座・過去のマンスリーゼミを視聴。
   国内MBA受験の概要を学び、今後の対策方針などを立てました。

7月 [平日1時間半~2時間程度]経営学の基礎講座を視聴。
   経営学の知識が全くなかったため、覚えるというより理解することに重点を置きました。
   [土日]各大学の入学説明会に参加し、志望校を絞りました。

8月 [平日各1時間程度]経営学の基礎講座を視聴。
   研究計画書に使用できそうなテーマを見返しました。
   [土日]研究計画書の研究テーマライブラリーで興味のあるテーマを視聴。研究計画書の作成。

9月 1度目の研究計画書の提出・フィードバック。
   [平日1時間半~2時間程度、土日]フィードバックを経て大きく方針を変更することになり、
   研究計画書の修正と参考文献の読み漁りに時間を割きました。
   2度目の提出・フィードバックを経て再修正し、出願しました。

10月 [平日1時間半~2時間程度]小論文対策。
   小論文対策講座(基本編)と(大学院別対策編)の受験校のみを視聴。
   受験校の過去問のみに絞って問題を2回ずつ解きました。
   日数がなかったため、添削に提出することができず、自分で添削をしました。
   1回目の添削で回答方法の構造を理解し、2回目は時間内に解き切ることを重視しました。
   [1次試験終了後]面接対策。面接対策講座を視聴。
   模擬面接を経て準備に必要な点を理解し、志望動機や想定問答の準備をしました。

受講された講座の良さ・当該講座の学習方法(使い方)

▼国内MBAの入試攻略講座

1番最初に受講をして、国内MBAの概要を理解することに使いました。
国内MBAの知識がほとんどなかったため、各大学院の特性や立ち位置を知ることができて、志望校を検討するのに役立ちました。

国内MBAを経て自分がどうなりたいか、等の志望動機となる核の部分を整理して考えるための手順を学ぶことができました。

▼経営学の基礎講座

経営学の知識が全くなかったため、覚えるというより理解することに重点を置いて1周視聴しました。
手元のテキストに線を引いたり、書き込んだりして、重要だと思う箇所をハイライトしていました。
研究計画書を書く際には、関連すると思う箇所をピックアップして2度目の視聴をしました。
その際は、ノートに使えそうなものを書き出して頭の整理をしました。

▼小論文対策講座(基本編) 

提出した回数:0回

小論文を書くこと自体初めてだったので、小論文とはどのように回答するものなのかを丁寧に説明していただき助かりました。
受験日まで日数がなかったため、添削に提出することができず、基本編の問題も解きませんでした。

▼小論文対策講座(大学院別対策編) 

提出した回数:0回

受験校の動画のみを視聴しました。
受験校の特性を理解することができたので、対策方針を定めることができて良かったです。

受験校の過去問のみに絞って問題を2回ずつ解きました。
受験日まで日数がなかったため、添削に提出することができず、自分で添削をしました。
1回目の添削で回答方法の構造を理解し、2回目は時間内に解き切ることを重視しました。

▼出願書類・研究計画書の書き方講座

提出した回数:2回

講義を一通り受講した後、合格実例を読むことで、非常にイメージが湧きました。
合格実例は何度も読み返し、押さえるべきポイントを理解しました。

添削・フィードバックの際は、自分の書類にどのような問題点があるのか、研究計画書の構造や大学院では何を学ぶのか、といった基本的な視点から適切な指摘をしていただいたため、修正する方針を明確に定めることができました。
添削時も内容自体に加筆修正等が入るのではなく、どのように直すべきかの方向性を示していただき、自分で考えて納得しながら修正することができました。

▼面接対策講座

講義を一通り受講した後、面接レポートに目を通しました。
研究計画書を添削いただいた方に模擬面接をしていただけたため、自分の弱みに関連した質問もしていただき、良い対策になりました。
自分だけの準備では、研究計画書の内容を簡潔にまとめることが難しく感じていたため、回答の順序などをアドバイスしていただき参考になりました。

▼研究計画書の研究テーマライブラリー

関心のあるテーマや、自分の研究計画書の題材に関連のあるテーマのみをピックアップして、視聴しました。
講義内容を自分の研究計画書の題材に当てはめるとこうなるだろう、という仮説を立てて、研究テーマを検討する際に使用しました。

▼各種フォロー制度について(初回添削フィードバック、受験校相談、マンスリーゼミ、質問制度等)

初回添削フィードバックとマンスリーゼミのアーカイブ視聴、質問制度を利用しました。
初回添削フィードバックでは、研究計画書の内容に限らず、受験校の小論文の傾向・対策やMBA受験のうえで弱点になるだろう部分等も解説いただき、非常に参考になりました。
マンスリーゼミは、通勤時等の空き時間に自分の欲しい情報の部分を掻い摘んで視聴しました。
質問制度では、出願する際に念のために確認したいような細かな質問に回答いただき、不安を解消することができました。

スランプ・挫折・それを乗り越えるための工夫

約5か月の受験準備期間の中で、やる気が出ない時期が何度かありました。
受験日まで日数がある時期は、割り切って勉強しない日を作り、思いっきりリフレッシュをしてストレスを溜めないようにしていました。
受験日に近づいてきた時期は、普段は自宅で勉強をしていましたが、カフェに行って勉強してからでないと帰れない、というように決めて勉強する環境を作るようにしました。
出願前は本当にこの書類で大丈夫か、と強く不安になることもありましたが、目の前のやることに集中して、余計な考えをしないように心がけていました。

学習時間はどのように確保し、一日をどのように過ごしていたか

平日は通勤時に動画の講義を視聴し、終業後は家に帰って食事等を済ませてから寝るまでの間に勉強をしていました。
時間や勉強内容をきっちり決めるのではなく、その日の気分や体調に合わせて、できる分を進めるようにしていました。

土日は予定を入れる日と入れない日に分け、予定を入れていない日に集中して取り組みました。
準備期間がある程度確保できていたので、無理をして継続できなくならないように、普段の睡眠時間を削るようなことはしませんでした。

直前期の過ごし方(どのような勉強をして、どのような心構えで試験を迎えたか)

直前期も、それまでの準備期間と大きく生活リズム等を変えることはしませんでした。
小論文の試験直前は、過去問を解いていましたが、周囲に雑音がある中でも集中力を切らさないように、カフェを利用する機会が多かったです。

ペンで文章を書くことをしていなかったので、数をこなして慣れるようにしたり、問題の設定時間よりも大幅に短い時間内で回答しきるようにしたり、工夫しました。
試験当日は、早めに会場に到着して、座席で温かい飲み物を飲んで心を落ち着けていました。

試験期間中の過ごし方

1次試験の小論文から2次試験の面接までの期間は、落ち着かない気持ちになることが多かったので、研究計画書を声に出して読んだり、参考文献を読みなおしたりしていました。
1次試験の合格発表後に模擬面接を予約したので、面接の数日前に模擬面接を実施しましたが、緊張感を保ったまま本番を迎えられたので良かったと思います。

試験当日は、オンラインでの面接だったため、自宅のパソコン前で何度か想定問答を声に出して練習して本番に臨みました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

①受験した時の手ごたえ

小論文は、問題に対する回答を文中から見つけ、時間内にすべての問題に回答しきることはできましたが、図表の読み取りに関しては自信がありませんでした。
面接も、質問に対して自分の考えをすべて回答することはできました。

オンラインでの面接だったこともあったのか、面接官の方の反応が読み取れず、あまり手応えを感じませんでした。

②合格した時の気持ち

まさか自分が受かると思っていなかったので、受験番号を見間違えたのではないかと何度も確認しました。
準備に時間を費やし、一生懸命取り組んだので、成果が出たことは嬉しかったです。
同時に、これから2年間勉強を続けていくのだと身が引き締まる想いでもありました。

振り返ってみて合格の決め手は?それに、当該講座はどの程度影響したのか

①合格の決め手

研究計画書の内容が、合否に大きく関わっていると感じました。
小論文の試験では、大きく差が出るように思わなかったことと、面接でもほとんどが研究計画書に関する質問だったことが理由です。

研究計画書の作成に最も時間を割き、自分にしか書けない内容だったことが、合格の決め手になったと思います。

②講座の影響度

国内MBAの入試攻略講座や、マンスリーゼミで先生が仰っていたこと(原体験・価値観・実績・課題・研究等)を、自分に当てはめて一つずつ考えていったことで、独自性のある研究計画書を作成できたと思います。
出願書類・研究計画書の書き方講座の添削も、非常に役に立ちました。

卒業後のキャリアについて

①MBAに期待するもの

MBAでは経営学のスキルを身に付けることはもちろん、他の業界に従事されている方との交流を通して、ネットワークや視野を広げていくことを期待しています。
一橋大学では、理論と現実の往復運動を教育方針として重視していますが、日頃の業務で抱いている課題を踏まえ、思考を繰り返すという訓練を2年間しっかりと行っていきたいと思っています。

②今後のキャリアビジョン

卒業後は業界のリーダーとなり、日本の観光産業の活性化に貢献したいと考えています。
そのために、業界の構造的な課題解決に寄与できるよう、新しいビジネスの提案を続けていける人材になりたいです。

更に、私一人ではそういった実績を重ねていくことに限界があるので、MBAで学んだことを活かして広い視野を持った人材を育成し、適切にマネジメントできるようになりたいと思っています。

受験生に対するメッセージ

アガルートの講座は必要な対策を過不足なく揃えていると思うので、時間の限られている社会人には有難い講座だと思いました。
講座内で繰り返し書かれていることや、出てくる内容を忠実に準備すると良い結果に繋がると思います。

また、MBAの受験は、自分を見つめ直す良い機会になりました。
合否に関わらず、受験を通して成長できる部分があると思いますので、挑戦することに意義があると思って、心は楽に準備期間を過ごしていただくと良いかと思います。

ご感想

自分のペースで受験勉強を進めたいという理由でアガルートを選び、結果的に自分のペースで無理なく勉強を続けることができました。
経営学の基礎知識が全くない状態からのスタートでしたが、知っている言葉で実例を交えながら丁寧に説明をしていただいたので、講義は分かりやすかったです。

志望校を一校に絞っていたので、合格できるかどうかとても不安でしたが、結果に結びついて本当に良かったです。ありがとうございました。