測量士試験 │ 測量士試験を目指す方へ

測量士とは

測量士は,すべての測量の基礎となる測量である「基本測量」と,国または地方公共団体の実施する測量である「公共測量」について,測量に関する計画を作製し,技術者として従事するために必要な資格です。

測量士補との違い

基本測量と公共測量に従事するためには,測量士または測量士補でなければならないため,測量法による業務独占の国家資格です。測量士は,測量に関する「計画を作製」し,または実施するのに対し,測量士補は,測量士の作製した「計画に従い」測量に従事することになります。

測量士試験とは

特徴

測量士補試験と異なり,試験は午前と午後に分かれます。午前試験では,測量士補試験のように択一式で28問が出題されます。午後試験では,必須1科目と選択2科目について,語群選択,計算,作図,測距などが記述式として出題されます。

また,国土地理院が用意した電卓(カシオ SL-910GT-N)を使用することができます。持ち込みは認められません。

択一式の基準点を超え,択一式と記述式の合計点が合格点を超えれば合格できる絶対評価の試験です。

試験科目

(1)測量に関する法規及びこれに関連する国際条約

(2)多角測量

(3)汎地球測位システム測量

(4)水準測量

(5)地形測量

(6)写真測量

(7)地図編集

(8)応用測量

(9)地理情報システム

試験形式と出題数

午前試験

択一式(28問)

午後試験

記述式
必須問題1題と選択問題4題とし,設問数は各4問で計20問。
4題のうち2題を受験者が任意に選択する。
※基準点測量,地形・写真測量,地図編集,応用測量

配点と合格基準

形式 出題数 配点 合格基準
午前 択一式 28問(1問あたり25点) 700点 択一式が400点以上かつ
択一式と記述式の合計が910点以上
午後 記述式 必須問題1題 300点
選択問題4題中2題選択
(1題あたり200点)

・基準点測量

・地形・写真測量

・地図編集

・応用測量

400点