この記事では、「憲法(第七版)」について紹介していきます。

「憲法(第七版)」は、通称「芦部憲法」とも呼ばれ、司法試験受験生の間ではかなりメジャーな基本書です。

芦部憲法は、初版が1992年に出されており、およそ30年の間、受験生からの支持を受け続けている基本書です。

そこで以下では、長年受験生に親しまれている本書について、その特徴や使い方について解説していきたいと思います。

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憲法第7版の内容と特徴

※引用:amazon

「憲法(第七版)」は、大学の教科書としてもよく用いられている、憲法のスタンダードな基本書です。

以下では、本書の特徴について説明していきます。

憲法の全範囲がコンパクトにまとめてある

本書は、憲法の歴史から基本的人権、統治分野に至るまで、憲法のあらゆる論点が1冊400ページほどで解説されています

憲法の全範囲が網羅的かつコンパクトにまとめられているため、憲法学習においては定番の1冊だといえるでしょう。

一方で、コンパクトにまとめられている分、解説が簡潔なので、初学者の方にとっては、難しいと感じられる箇所も多いかもしれません

そのような場合には、本書の行間を補ってくれるような参考書(基本憲法など)を併用して学習すると良いでしょう。

豊富な判例解説

憲法の学習においては、他の科目以上に判例学習が重要であると言われています。

予備試験や司法試験の問題においても、最高裁判例を意識した論述を求められることが多いため、基本的な重要判例についてはしっかりと頭に入れておくことが必要です。

本書では事件ごとに注釈が付されており、事案の概要や判旨についても説明がなされています。

そのため、重要判例の概要についてもインプットしながら、読み進めることができるのです。

もっとも他の説明部分と同様、注釈部分についても、コンパクトで簡潔な説明がなされています。

したがって、事件についてより詳しく知りたい場合には、適宜判例集などを参照することをおすすめします

司法試験の勉強での使い方

ここからは本書の使い方について説明していきます。

短答対策として

本書は網羅的でスタンダードな基本書であるため、短答対策との親和性は非常に高いといえるでしょう。

予備試験や司法試験の短答過去問を見ても、本書の記述とリンクする箇所が散見されるため、一読しておいて損はないはずです。

使い方としては、まず本書全体を通読します。その際、学説の対立などを頭で整理しながら読むと学説の知識を問う問題にも難なく対応できるようになるはずです。

その後は注釈の判例を中心に、必要に応じて判例集を参照しつつ事案と判旨を読み込みます。

そうすれば、短答試験に必要な知識を一通り頭に入れることができるでしょう。

あとは短答式試験の過去問などを解いた後本書を用いて復習すれば、憲法の短答対策としては充分です。

論文対策として

本書は論文対策としても使用できます。

その場合には「第二部 基本的人権」を中心に学習することになるでしょう。

前述の通り本書はコンパクトな解説がなされているため、論述を書く際にも真似できるフレーズが多いはずです。

もっとも本書は近時の判例や学説から見ると、著者独自の見解を採っている部分があるため(規制目的二分論をめぐる議論など)、その点には注意が必要です。

最近の議論状況なども参照しつつ、本書を上手く活用するようにしましょう。

憲法第7版の評価

以上の通り、「憲法(第七版)」は、初学者の方から、ある程度勉強の進んでいる方まで、幅広い層におすすめできる基本書です。

特に、短答対策においては、非常に高い効果を発揮するといえるでしょう。

一方で、コンパクトで簡潔な記載がなされているため、初学者の方にとっては少し難解な場合があるかもしれません。

また、論文対策として使用するときにも、著者独自の見解を採っていないかどうか注意が必要です。

本書を有効に活用して憲法を得意科目にしていきましょう

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