自己紹介

名前：志田 直実さん
合格した法科大学院名：中央大学（既修／全額免除）

受講されていた講座

※現在販売している講座と名称が異なる、また講座が販売終了している場合がございます。

• 論文答案の「書き方」

アガルートアカデミーを選んだ理由

ジモティー経由で知り合った予備試験合格を目指す勉強仲間と自主ゼミを組んでいたのですが、そのうちの一人がアガルートの重要問題習得講座のテキストを使用していました。

アガルートの教材は、それまで私が使用していた他社オンライン予備校の教材に比べて、論理の飛躍がなく、加点要素になる部分も詳しく解説されていて、論点の網羅という点でも申し分ありませんでした。

論文のお作法や基本ルール（例：刑法の客観的構成要件→主観的構成要件→違法性阻却事由→責任阻却事由）などを学ばないまま、予備過去問の起案を始めてしまったため、いくら問題をこなしても文章のまとまりや論理的なつながりが欠けたままで、何ら成長を感じられずにいました。そこでアガルートの「論文の書き方」講座を購入しました。

教材の質は上記の通りすでに知っていたので他社と迷うことはありませんでした。もっとも本来であれば当講座はもっと早い段階で受けておくべきで、私が今から受講するのは遅すぎるのではないかとも思いましたが、知識が散乱している今こそ基礎に立ち返ることが大事と思い、購入に至りました。実際、各科目のインプットを終え、H23〜R2の予備短答・論文の過去問を1〜2回まわした段階の私にとって、当講座の設問レベルはぴったりでした。

当講座を50％受けたぐらいの段階でも、答案構成能力・文章作成能力が自分でも分かるぐらい飛躍的に上がりました。問題を読んでからの思考の整理方法・頭の中身をどこまで答案に書くべきか・原則／例外／再例外の順序など、アウトプットの方法を体系的に学べたからだと思います。

そして当講座を一巡した段階（復習なし）で法科大学院を受験し、全額免除の特待生で合格することができました。私の学部GPAは1.85/4.00という惨憺たる成績で、その他国家資格やTOEICなどの参考資料も添付せずに、院試成績一本勝負というなかなか破天荒なチャレンジでしたが、自分でも期せずして合格を掴み取ることができたので、GPAが低くても諦めずにチャレンジすることが大事と思います。

合格体験記

大学院の受験日まであまり日がなかったので、一日最低3問解くことを目標に、ひたすら問題演習→解説講座を聞く→分からない部分の確認のサイクルを進めました。科目や問題の難易度にもよりますが、1問45分〜90分の所要時間でした。

分からない部分は後回しにせずに、基本書を横に置いて、「基本書の索引→分からない箇所のキーワード→関連部分を一通り読む」という流れで、自分の中で論理飛躍がないように整理をしていました、基本書は文章で書かれているので「理由→結論」の順序で書かれていることが多いのですが、本番時の規範再現および記憶としての定着を重視した場合、「結論→理由」の順序で整理した方が、個人的には頭の中にスッと入ってきました。

上記のサイクルを一巡した後、受験日の2週間前から各科目のオリジナル規範集を総まくりで復習しました。ジムのトレッドミルで60分間歩いたり走ったりしながらiPadを前非部分に置いて、「しっかり憶える」というマインドではなく、小説など「文字を読む」というマインドで画面をスクロールしていました。記憶系は、限られた時間で、じっとして覚えるよりも体を動かしながらの方が、集中力も定着率も良いように思います。

規範集は他社で購入した超最低限レベルの記載にとどまった薄いものしか持っておらず、新しく購入するか迷ったのですが、他人の作った論理順序・言い回し・言葉選びよりも、自分の納得のいく論理順序・言い回し・言葉選びの方が理解しやすく記憶しやすいと思ったので（行政法の原告適格など判例独特の文言をそのまま再現すべき場合は除く）、当講座の問題を解くたびにちまちま作っていました。これについては悪手かどうか分かりかねます。

受講された講座の良さ、当該講座の学習方法（使い方）

【基本7科目】論文答案の「書き方」

問題を読んでから、どのような思考を経て、答案ができていくのか。講師の頭の中を追体験するような形で、この一連の流れを余すことなく学習することができます。説明を省きがちかつ書き漏らしがちな大前提の部分から答案が始まるので、解説がスッと頭の中に入ってきます。また、論理の飛躍もないので解説途中に迷子になることもありません。