受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。合格者の方の受講年度と異なります。

自己紹介

年齢:22
在卒高校名:
在卒大学名・学部名:早稲田大学法学部
在卒法科大学院名・コース:
受験回数と短答、論文の通過経験:初受験
学習期間:2年

アガルートアカデミーを知ったきっかけや選んだ理由

まず、オンラインで受講することができるため、好きな場所で自分のペースで学習することができることです。通学講座は教室まで通うのが大変なので挫折すると思います。
また、民法の無料体験講座を受講してとても分りやすいと感じたからです。どのような講義が行われるのかを確認することができたので安心して講座を購入できました。

勉強の方針とどのように勉強を進めていたか

主に論点学習を中心に行っていました。論証集を暗記したり、重要問題習得講座の事例問題を解きながら論点を確認したりして論点を身に着けていました。もちろん、論点だけでなく条文の基本的な操作も確認しました。
論証集は論点を効率的に確認することができるのですが、これを暗記するだけでは論文をうまく書けるようにはなりませんでした。重要問題習得講座の中で論点をどのように活用するのかを確認するようにしたことでかなり実力が上がったと感じました。短答は過去問学習を中心に行いました。

受講された講座の良さ,当該講座の学習方法(使い方)

総合講義300

予備試験の勉強を始めたのは大学学部1年の夏休みで、憲法・民法総則・刑法総論の学習途中だったので、予備試験の科目のほぼ全てのインプットを総合講義300で行いました。判例通説を軸として解説しているため、複雑な学説対立に惑わされずに一貫した立場で論点を習得することができました。判例の解説も論文を解くために必要な範囲で事案と判旨を解説しているため、百選などの判例集を読むよりも効率的です。予備試験に合格する上で知らなければならない事項を網羅しているため、無駄な勉強をせずに済みます。

論証集の「使い方」

論証集を眺めて暗記することもできるのですが、この講座は音声で論証を解説してくれるため、どの部分が重要で重点的に覚えるのか、どういう事案で書く論証なのかを確認することができました。論証の内容が理解できない場合に講義で解説を聞くと理解できたということがよくありました。総合講義を受講した後に論点だけ再度確認したいという場合には効率的に復習することができます。通学中の電車の中で音声だけ聞いて勉強するといった使い方もできるため、時間を効率的に使用することが可能です。

重要問題習得講座

重要な論点について事例問題を通じてその使い方を理解することができました。予備試験や旧司法試験の過去問では初期の頃は問題が難しい上に、過去問では論点が網羅できないため、難易度がちょうどよく論点の網羅性も高い重要問題習得講座は重宝しました。全部の問題に模範解答がついているため、答案の書き方を学ぶのにも適していると思います。
簡単な問題は1回目を通すだけでしたが、難しい問題は5回くらい確認しました。この講座で論文を書く上での基礎体力をしっかり身に着けて、過去問講座に進むことができました。

旧司法試験 論文過去問解析講座

旧司法試験の問題の傾向は予備試験の傾向と似ている部分があり、思考力が要求されるため、解いたほうがいいです。旧司法試験の改題のような問題が予備試験に出題されることもあります。しかし旧司法試験の問題は信頼できる解説や答案例が手に入りづらい上に、法改正によってそのままでは利用できなかったりそもそも問題が手に入らなかったりします。
この講座は旧司法試験の中でも予備試験対策において重要な問題が登載されており、法改正を踏まえた解説や答案例がすべての問題についているため、とても役立ちました。答案は起案までは必要なく、答案構成で十分だと思います。

予備試験 論文過去問解析講座

予備試験対策をする上では過去問対策が最重要だと思います。これまで学習した知識や論点がどのように生かされるのかを確認することができます。予備試験の過去問では難しい問題や細かい知識が必要とされることもあるのですが、この講座では合格する上ではどこまでできる必要があるのかも教えてくれるので、合格する上で何が必要なのかを的確に把握した上で過去問対策に取り組むことができます。
予備試験でどのような問題が出題されるのかを早期に把握するためにも、過去問対策は早めに手を付けておいたほうがいいです。受験する一年前くらいに一度通して解いて、直前の一ヶ月に再度解き直しました。

学習時間はどのように確保し,一日をどのように過ごしていたか

大学の講義がない時間帯を使って勉強していました。講義がない日は一日中勉強していることが多かったです。勉強は、家ではあまり集中できないので、大学の図書館で行っていました。起床後や就寝前などの時間には論証集の確認など、腰を据える必要のない勉強を行い、有効活用していました。論文対策は隙間時間に行うよりもまとまった時間に行うほうが身につきやすいと感じました。息抜きも重要だと思ったので、法学以外の勉強をしたりしていることも多かったです。

直前期の過ごし方


短答試験は、過去問を直前期にたくさん解きました。細かくて不正確な知識を沢山詰め込むよりも重要な知識を理解して身につけるほうが重要だと思いました。
論文試験は、過去問を中心に論点の処理を確認したり、論証集を暗記しました。細かい論点よりも重要な論点をきちんと再確認して、周りよりも書き負けないようにすることを心がけました。自分が周りと比べて劣っている分野は能力は何かを把握してそれを補うように勉強しました。

試験期間中の過ごし方

短答試験は、試験会場では過去問を持ち込んで空いた時間に勉強していました。短答プロパー分野の知識を重点的に再確認しました。試験中に知らない知識が出題されても、「解けなくても差はつかないだろう」と考え、特に気にしませんでした。
論文試験は、論証集を確認して忘れている論点がないかを確認しました。周りの受験生はとても優秀そうに見えますが、自分も十分勉強してきたので気になりませんでした。次の科目で焦らないようにするためにも、あまり手応えなくてもあまり気にしないようにしました。

受験した時の手ごたえと合格した時の気持ち

短答試験終了直後の手応えは良かったです。解答速報で採点したときも例年の合格点を上回っていましたが、合格発表を見て無事合格していることを確認できたので安心しました。
論文試験は、典型論点については、論証は正確に貼り付け当てはめも十分できたと感じたので、試験終了直後の手応えは概ね良かったです。公法系が例年と傾向が変わって不安でしたが、最善は尽くしたので大丈夫だろうと感じました。解答速報を見たときは、典型問題については自分が本番に書いた答案と解答筋が同じだったので安心したのですが、公法系については論点落としをしてしまったことに気づいて不安になりました。合格発表を見たときはとても安心しました。

振り返ってみて合格の決め手は?それに,当該講座はどの程度影響したのか

重要事項をきちんと身につけることができたことだと思います。過去問講座に早期に取り組むことで、予備試験は細かい知識や高度な思考力を問う試験ではなく、重要な事柄を正しく理解できているかを問う試験であることに気づけたのが大きいです。総合講義や論証集、重要問題習得講座は重要な事柄について網羅的に正しく身に着けられるように設計されているため、合格に必要な事柄とそうでない事柄とを区別することができました。これらの講義のおかげで合格できたと思います。

アガルートアカデミーを一言で表すと

判例通説を深く理解している

受験生に対するメッセージ

予備試験は決して難しい試験ではありません。過去問を分析して合格には何が必要なのかをきちんと把握して、それに向かって勉強すればきっと合格できます。アガルートはそれに必要な教材と講義を提供してくれます。