自己紹介

名前:右田 圭吾さん
年代:20代
属性:専業受験生
受験資格:法科大学院卒業

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

■ 司法試験C(司法試験アウトプットカリキュラム)
■ 短答知識完成講座Ⅰ/憲法・民法・刑法
■ 刑事訴訟法「伝聞」対策講座
■ 重要判例解説解析講座
■ 改正会社法対策講座

合格体験記

前年度の不合格を受けて自分なりの敗因分析をした結果、私に必要なものは、①徹底した過去問のやりこみと②強者のメンタルの構築だと考えました。

①については、「具体的に試験現場で再現可能なレベルの答案は、どの程度のものなのだろうか」ということを常に考えました。司法試験の過去問解説がなされている市販の教材には、超上位答案から下位合格者の答案まで幅広く掲載されています。しかし、そのいずれもが合格者が試験後に制限時間を気にせず作ったものであるため、やたらに規範の論証が長かったり、あてはめが充実し過ぎていたりします。試験本番の時間のなさを経験から知っていた私は、「自分の能力では試験現場でこんな答案は再現不可能」と考え、さらっと読み飛ばせるような超平凡的答案を目指すことにしました。採点実感でいうと「良好な答案」を上限に、どの範囲が書けなくてはならないのかを徹底して分析しました。

②については、「試験本番では完全な解答は不可能。三段論法だけ守って、法曹としての素養だけ採点官に見せられたらO.K.」と割り切ることで、今年の問題のように出題傾向が変わった際にも、落ち着いて解答作成に取り組むことができました。また、5日間にもわたる司法試験の最初の試験である選択科目(環境法)の出来は、自分のメンタルに多大な影響を与えると考えたため、他の受験生よりも比較的時間は割きました。その際には、自分が合格して「環境法 総合講義」を担当することをイメージして、いかに点数を取るかということに重点をおいて、まとめノートを作成しました。結果として環境法で60点近い点数を取れたことが、今年の合格に跳ね返ってきたと思います。