合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

行政書士試験を目指した理由・契機

妻が税理士で家業を継いでおり、行政書士事務所も併設しています。いずれ事業承継をし、何か手に職をつけて仕事をしたいと思っていました。

また、自分は趣味が多く、自由にできる時間を多くとりたいという考えがあり、会社の指示一つで全国を飛び回るサラリーマン時代には違和感を感じながらの日々でした。自分でスケジューリングをしながら仕事をするほうが自分の性格に合っているような気がします。

その後サラリーマンをやめ、実際に行政書士補助業務を行う中で、専門的なアドバイスができ、地域の事業者のお役に立てる行政書士業務に魅力を感じ、受験に至りました。

何かの縁で結婚し、補助業務ですが行政書士業務を行う中で、書類作成・相談者の応対等自分に向いているのではないかと思うことが多くあり、この資格に不思議な縁を感じています。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

他予備校の通信教育を受講し不合格になったあと、アガルート記述式的中!の広告が目に入りました。

豊村講師の動画をチェックしてみると、派手な感じで最初は・・・と思いましたが、他の講師にはない勢いを感じ、不合格により落胆している中、もう一度頑張ってみようという気力がわいてきました。

自分は他予備校時代は、模試などで合格ラインぎりぎりのところで伸びずにとどまっており、応用力の足りなさ、法的思考力の欠如が不合格の理由だと考えていましたので、予備校を変えることを決めました。

他資格セレクト問題集等が自分の足りていない部分にぴったりだと思い、受講の決め手となりました。また合格者特典も魅力的でしたし、通信に特化したスタイルも地方に住んでいる自分に合っていると思いました。

アガルートは教室を多く持たず通信に特化しているため、細かなカリキュラム・詳細な問題解説・わかりやすいテキスト等に注力されており、場所的な理由で通学できない人も、自宅勉強スタイルの人にもぴったりだと思います。

合格体験記・学習上の工夫

2月より勉強をスタートしました。教材別の学習方法についてはそれぞれの項目で記載しますので、ここでは全体的なことについて書いていきます。

まず、スタート時点で今年一年で絶対合格する。一点でも合格ラインに到達すると強い気持ちをもって臨みました。

途中モチベーションが途切れることもありましたが、最後は気持ちです。
強い気持ちをもって挑むことが最後の合否を分けると思います。
豊村先生の明るい励ましには本当に助けられました。

2回の不合格、これまでの学生時代等の受験の経験を踏まえて、自分に何が足りていないか、自分にとって直すべきところはどこか、大変つらい作業ですが見つめなおし、それを念頭に勉強を進めました。

私の場合、比較的要領のいいタイプと自分で思っていますので、暗記は得意ですぐ答えを覚えパターン化して回答する勉強法で今までやってきました。

しかし、これまで合格ラインに届かなかったということは、その部分の改善が必要だと考えました。安易な暗記に頼らない、わからない部分は逐一テキスト・六法に戻る、基本的なことですがこれをしっかりやることが合格への近道だと思います。

常に頭に置いていたことは「法の深い理解を心がける」「法的センス(特に民法)を身につける」「法全体の体系図を常に確認する」ということです。

法律の勉強が初めての私は、不合格の時に過去問中心の勉強を行ってきましたが、その部分が足りていないためにあと一歩届かなかったのだと考えました。

「法の深い理解を心がける」はこの法律は何のためにあるのだろうか、など考えながら問題を解いたり、条文を読むことで徐々に理解に努めました。

「法的センス(特に民法)を身につける」は、過去問は解けても本試験で出るような初見の問題が解けない私は合格者に比べ「法的センス」が足りていないのだと考えました。

条文を読んだり、講義を聞く中で特に民法ですが、「こんな悪いヤツを守るのはおかしい」「この結論はなんか違和感がある」等自分の感覚を上げていくことを心掛けました。そのことにより安易な暗記に走らなくなり、深い理解につながった気がします。

「法全体の体系図を常に確認する」は不合格の時にあったことですが、自分がいまどこを勉強しているのかわからない、ということです。

やみくもに勉強せず、体系づけて理解することが重要です。常にテキストの法のツリーのページにさかのぼりながら学習しました。

各カリキュラムの勉強方法については後の項目で記載しますので、一年間のスケジューリング、試験当日のこと等について記載します。

2~8月はインプットの期間です。
この時点では講義を一通りと半分、ゼミは一通り。他資格セレクト問題集は一回解いたくらいで半分くらいしか正解しない状態です。
正直、講義を一通り聞くだけでも大変ですが、直前期に向け地道に勉強を進めました。

この際、スマホ用暗記カード(アプリ)の作成やテキストへの書きこみ(疑問点・六法ページ)を細かく行いました。

直前期は時間がありませんから、この作業が役に立ちました。

地味ですが、マーカーでの色分けを細かく行うことは感覚的に覚えることに役立ちます。

〇の項目はピンク、×の項目はブルーでマークしてテキストを使っていくと、ここポイントなんだけど〇か×かわからないなぁという状態から、色で判別し頭に入るようになります。

お盆明けからは直前期と位置づけ、毎週模試を受け(自宅受験)、復習を行いました。最初は180点ギリギリでしたが最後のほうは230点くらいとれる模試もあり、毎週の模試をペースメーカーとしていました。

試験3週間前にはアガルートの模試を受けましたが、一番歯ごたえがありました。180点に届かなかったのですが、逆に気合が入りました。こんなに簡単にいくわけないよな、と。

今までだったらここで失速しているところですが、アガルートの模試で再度勢いがつき試験日まで勉強を進めることができました。一週間単位で模試に向けて他資格セレクト等の問題を解き、模試に向かうというサイクルです。

あくまでアウトプットを中心にしようと思い、他資セレを中心に間違えたところは逐一テキスト・六法に戻るの繰り返しです。これが勉強の基本だと思います。最終的に7回くらいは他資格セレクト問題集を解きました。(行政法・民法に限る)

インプットとしては同時にゼミと逐条ローラーインプット講座を再度2倍速で受講しました。試験直前までゼミは4回、逐条ローラーインプット講座は3回聞きました。これは法的思考力の育成と、記述式対策です。

試験当日についてのことを書きます。

これは今までの不合格の体験から自分なりに考えた対策です。

まず試験申し込みは早めに行います。ギリギリになって申し込む人は途中退出しますので、こちらの集中力がそがれる危険性があります。

受験番号が若い人はしっかり勉強されていて落ち着いています。また試験当日は時間もありませんし、自習・模試とは違う独特の緊張感があります。

模試で時間が余っても本番は時間が足りません。適当にマークした、パニックになって記述式でわけのわからないことを書く等を防止する必要があります。

模試で時間調整の練習を行い、難しい問題は飛ばす、一般常識(特に文章理解)は余裕を持った時間配分で挑むことにつきます。

とにかく深追いせずにサクサク解いていくことを念頭に、全然問題が何を言っているのかわからない、いわゆる「絶望タイム」が来ても、「来たな、これが来たということはいい線いってる!」という感じで冷静に努めて解き進めていきました。最後の一分一秒まであきらめないことは当然ですが、力を入れるところを間違うと時間が足りません。

また試験中はマスクを着用し、なるべく自分の世界に入り込める環境を作りました(意外と効果あります)。

あと、直前までチョコや羊羹など甘いものを食べ、集中力が切れないようにしました(3時ごろ凄くおなかが減ります)。

難しい問題が続き、流れが悪いなと感じたときはトイレ休憩をうまく活用しました。自分は2回行きました。

この当日対策は今までの不合格の経験から導き出した自分なりの方法です。択一108点/多肢選択20点/記述30点/一般28点を目標点としてきました。

本試験の難易度に左右されると思いますが、本番はこれ以上の点数を取ることができました。

演習総合講義のご感想・ご利用方法

演習総合講義はインプットの中心です。6月頃までに演習総合講義とゼミを一通り視聴しました。その合間に復習として他資格セレクト問題集を解いていきました。

まず演習総合講義の豊村先生の講義が非常にわかりやすく面白いので、これまでの不合格時代の疑問点が解消されていくような気がして、いい感じに学習を進めることができました。

テキストに細かく書き込みを行いましたが、あくまで作業にならないように心掛けました。

前述した〇×マーカーの色分けや、イメージかつかめるような図解も念入りに書き込み六法の番号も記入していました。

同時に暗記部分と記述対策として暗記カード(アプリ)の作成も行いました。

憲法は判例を中心に、結論はもちろんそこに至るプロセスまで興味をもってイメージしながら読み込むことに注力しました。統治は条文読み込みと豊村先生のYouTubeを移動中に聞いていました。

行政法は行政三法の条文を中心に、基本に忠実に受講しました。地方自治法は深入りしないようにしました。

民法は深い理解・イメージを念頭に受講しました。

たとえば自分は委任・請負等が得意だったのですが、それは自分が仕事の中でかかわりのある分野であり、イメージ化しやすく頭に入るからです。

同じようになじみのない分野でも図解したり、身近なものに当てはめる等工夫をして深い理解につなげる努力をしました。

これは法的思考力・センスの育成に役立ったような気がします。

商法は2、3問取れる程度であまり深入りせず、その部分は記述式に時間を充てました。

一般知識は私の場合文章理解はいつも3問取れますので、個人情報保護法等の基本部分の条文を中心に学習しました。

また、??な問題対策としてゼミの「ニュース検定」のテキストを2、3回学習しました。

これで足切りになる不安は解消されましたので、その部分の時間を行政法・民法に充てました。

次にゼミですが、自宅学習者の自分にとって非常に心強くアガルートにしてよかったと思う部分の一つです。

教室の中継を後から見るのですが、皆さんの進行状況が刺激になり、共に勉強している気分になりモチベーション維持ができました。

試験直前まで4回ほど倍速で受講したのですが、民法だったら民法の全体像を俯瞰で見るような格好でハイスピードで復習できます。

総合演習講義で忘れているような部分を思い出しながら、テキストを確認しながら受講しました。

また、豊村先生が都度ゼミ生を当てられます。

その時は自分も答えるようにして、記憶喚起に努めました。

テキストを読むだけの勉強はなかなか続かないと思いますが、豊村先生がテキストに沿ってポイントを逐一解説して下さるので、高速で何度も復習できたと思います。

続いて、他資格セレクト問題集ですが、この問題集があることがアガルートに決めたポイントの一つでもあります。

たいへん解説も充実しており、とても難しい問題が多いですが、深い理解につながる問題集でした。

今まで過去問はたくさん勉強してきましたので、正直今回は過去問は答えも覚えてしまっているしあまりやりたくありませんでした。

その点、この他資格セレクト問題集は問題が非常に難しいというか、一ひねりあるというか、簡単に答えを覚えてなんとかなるような問題ではありません。

解けない部分は豊村先生の詳細な解説動画に戻って何度も視聴しました。こんなに一問一問詳細な解説は他にないと思います。

また、問題集に書き込みながら学習しましたが、解説欄にテキストのページが書いてありますので、復習がしやすく助かりました。

他資格セレクト問題集は「問題文+解説」と「問題文」の2冊が送られてきます。

問題集が2冊ありますので、最終的には問題文のほうにも自分なりのポイントを書き込むことができ、便利でした。

総まくり択一1000肢攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり択一1000肢は主に直前期に3、4回解きました。直前に知識を大量に流し込むイメージでサクサクと解いていきました。

他資格セレクト問題集にない部分や基本部分が補完できるという意味で、良かったと思います。また、他資格セレクト問題集とは違い、ある程度ヤマあてという感覚で解き進めました。深い理解というよりはここから同じような問題が少しでも出たらもうけもん的な感覚です。

一問一答式は私の場合結論を覚えてしまうので、深い理解とはベクトルが違う問題集だととらえていました。サイズがコンパクトなため、移動中やスキマ時間などには有効かなと思いました。こちらの問題集は他資格セレクト問題集に煮詰まった時にサラーと解いていくという位置づけでした。民法と行政法は解説を2、3回視聴しました。

総まくり記述80問攻略講座のご感想・ご利用方法

総まくり記述80問及び、記述対策について書きます。

総まくり記述80問は主に知識を文字数におさめる訓練に使えると思います。

この部分は私は苦手としていない部分ですので、この問題集は1、2回解いたのみです。

不合格時代に同様の問題集を丸暗記し、それが出なかったときにパニックになることがありましたので、記述に関しては同じ問題集のやりすぎ注意!と思っていました。

記述に関しては、暗記部分と記憶喚起部分がポイントであると考え、準備をしていきました。

暗記部分については豊村先生の〇記述マークを中心に暗記カード(アプリ)の作成を行い、スキマ時間に見ていました。

記憶喚起部分は今年私が重点的に取り組んだ部分です。

記述式はほとんど暗記部分・見たことある問題は出ない!と自分の中で決め、初見の問題を見たときにこれは何のことを言っているのか、記憶を喚起できるかがポイントだと思います。

私は記述以外で160点ほど得点できるという計画でしたので、記述で部分点を中心に30点を目指しました。

暗記中心ですと、知らないところが出たときに何も書けない危険性がある、何のこと言っているのか全く分からないという状態を回避したかったのです。

このことは民法を中心に択一対策の深い理解にもつながる学習法です。具体的にはゼミを高速で復習視聴しながら、記述式の目線でここで記述式を問われたらどうだろう?この部分のキーワードと挙げてみようなどという方法です。

そういう目線で考えながら記憶を喚起し学習することにより、何としてでも部分点を取ってやろうという意気込みで取り組みました。

本試験の記述3問目も難しかったですが、ゼミの様子とテキストが頭に浮かび、よっしゃと思いました。

逐条ローラーインプット講座のご感想・ご利用方法

逐条ローラーインプットに関しては基本学習事項ととらえ、移動中・スキマ時間に何度も音声を聞きました。

条文を頭に流し込むイメージです。語句や数字をマーカーで消して暗記する方法は、私にはあまり役立つと思いませんでしたので一回しか取り組んでいません。

条文の復習と考え、演習総合講義を補填する面があると思います。

演習総合講義を条文の面でとらえたときに、あーこういう条文があるからこういうことになってるんだな、と違った角度からの勉強にもなりました。

また講師が田島先生に代わり、説明の仕方が違いますので、それがより深い理解につながった気がします。

また語呂合わせも田島先生の新しい語呂合わせがあり、興味深かったです。

模擬試験

お盆明けからは直前期と位置づけ、毎週模試を受け、復習を行いました。(他校8・アガルート1・市販書籍3)

時間配分もきちんと考え、本番のように受けるよう心掛けました。

最初は180点ギリギリでしたが最後のほうは230点くらいとれる模試もあり、毎週の模試をペースメーカーとしていました。

模試を受けたら間違ったところについて一つ一つ復習しテキストに立ち返りました。この作業が非常につらかったです。

模試を3時間やっただけで疲れ果てているのですが、この復習をやれば点数が伸びると信じやりました。

模試は復習に間違えた部分をテキストに戻ることが中心です。模試の問題は本番では出ないと考え、答えを覚えることはやめました(一般知識は例外)。

6つくらい模試を解くと各分野を網羅的になぞることになり自分の弱点が見えてきます。

この時期は直前期ですのでその弱点をテキスト・他資格セレクト問題集に戻り復習することを行いました。

試験3週間前には本番と位置づけアガルートの模試を受けましたが、一番歯ごたえがありました。

180点に届かなかったのですが、逆に気合が入りました。こんなに簡単にいくわけないよな、と。

今までだったらここで失速しているところアガルートの模試で再度勢いがつき、試験当日まで勉強を進めることができました。

行政書士試験合格を目指す方へのメッセージ

「絶対に合格する!」というイメージを持って、一年間勉強をしていました。

モチベーションの維持にアガルートの合格者特典は魅力的です。

独学でもどこの予備校でも、一年間きっちりと勉強されてきた人は基準点近くまで到達しますが、最後は気持ちの部分が合否を分けると思います。

あとは体と精神の健康に留意して、強い気持ちをもって、最後まで突き進むよう心掛けました。

また努力といっても、やみくもに努力しては無駄になります。

私の場合はこれまでの失敗経験から自己分析をし、自分なりの勉強方法・試験当日対策を常に考え、一年間準備を進めてきました。

きっとそれぞれの人にそれぞれの方法があるのだと思います。

ただその努力の方向性という面で、豊村先生の授業は非常に魅力的ですし、他資格セレクト問題集の解説冊子・動画は他の予備校にはないクオリティーだと思います。

自分の大切な一年間を賭けるに値する内容でした。

豊村先生へメッセージ

一年間ありがとうございました。豊村先生のウィットに富んだ解説が、常に興味を失うことなく法律の深い理解につながりました。

もうしばらく資格関係の勉強はしないと思います。

今はこれまでの不合格時代に何度も動画で見た他校講師の方の顔が浮かび、最後に豊村先生の顔が目に浮かびます。

先生の声・解説には人を引き付ける力があります。アガルートの豊村先生のコースを選択して本当に良かったと思います。

※合格者アンケートは,合格者がインタビュー前に回答したアンケートの結果に,インタビューでの内容を加味して表記しております。

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。