受講されていたカリキュラム

行政書士試験を目指した理由・契機

育児が少し落ち着いたので、大学時代に苦手だった民法を勉強しなおそうと思ったのが学習を始めたきっかけです。目標があったほうが頑張れるタイプなので、民法が試験科目に含まれる行政書士試験を受験しようと決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

アガルートを選んだ理由は3つあります。
1つ目は、通信制講座という学習形態が自分に合っていたからです。子育て中だと、子どもの学校行事や体調不良などで予定が立てにくいので、自宅で学習が完結する通信制講座は非常にありがたかったです。他の通信制予備校も検討しましたが、アガルートのサイトが一番使い勝手が良いように感じました。
2つ目は、合格特典制度や受講料の安さ等、金銭的に魅力的な講座だったからです。講座内容を考えるとかなりお得だと思いました。
そして3つ目は、講師との相性です。サンプル動画を見て、豊村講師のパワフルな授業を体験し、間違いなく合格まで導いてくれる先生だと確信して受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

・スケジュール管理
学習し始めたのが5月中旬と遅かったため、試験日から逆算してスケジュールを組みました。8月は子どもが夏休みとなり勉強時間がとりにくくなることが分かっていたため、7月末までに授業と過去問を一通り終わらせるようにしました。
・勉強時間の確保
子育て中とはいえ仕事はしていなかったので、勉強時間は確保しやすい環境でした。平日子どもが学校に行っている時間(8時~15時)に毎日6、7時間程度勉強しました。基本的に土日は子どもの習い事等で一緒に過ごすことが多く、平日しか勉強することができませんでした。7月以降の他予備校の模試を受けるときには家族に協力してもらって受験しました。
・学習の工夫
合格した方の多くが口にしているように、手を広げ過ぎないことが大切だと思います。私は、以下のテキストと問題集に絞り、何度も分かるまで繰り返しました。
【参考書】アガルートのテキスト、250個の論点をまとめた参考書1冊(他予備校)
【択一】肢別問題集1冊(他予備校)、アガルートの過去問
【記述】予想問題集1冊(他予備校)、アガルートの過去問
・科目ごとの勉強法
【行政法】条文学習と過去問を徹底的に繰り返す。毎年似たような問題が出題されますので、過去問は完璧に!
【民法】過去問を解く中で自分の苦手分野を知り、テキストに戻って知識を整理し穴を埋めるという作業の繰り返し。量が多いので、早めに取り組むことをお勧めします。
個人的には、民法に苦手意識を持っていたので1回目の過去問演習がかなりきつかったです。民法の膨大な学習内容を単元ごとに細分化して、日々達成感を感じるよう意識して勉強していました。
【憲法】条文、過去問、判例(テキストに出ているもののみで大丈夫)
【商法・会社法】最初は捨てようと思っていましたが、夏以降に「1問でも多く正解したい!」と思うようになり、授業をざっと2倍速で視聴しました。その後は、会社の設立や機関などの重要論点を中心にコツコツと知識をまとめ過去問を解きました。深入りするのは危険ですが、完全に捨ててしまうのはもったいないと思います。
【一般知識】政治経済社会は、授業を2倍速で2回聴いて過去問を解きました。時事ネタについては、直前の講義で先生方が作ってくださったレジュメを覚えて本番に臨みました。
情報関連についても、授業を2倍速で2回聞いて繰り返し過去問を解きました。文章理解については、過去問をやってみてほぼ正解でしたので特別な対策はしませんでした。
択一対策は、過去問を確実に解けるようにすることに尽きると思います。私は、複数回間違えた過去問の箇所に付箋を貼り、できるようになったらその付箋をはがしていくというやり方をしていました。この方法だと、繰り返し間違える問題だけが残っていき何度もその問題を目にすることができるので、効率的に苦手な問題をつぶすことができます。直前期の復習にもお勧めです。

入門総合講義のご感想・ご利用方法

「わかりやすくて楽しい!」授業でした。最終的に、憲法・民法・行政法の3科目については4周も回しました。1周目はテキストに書き込みなどもあるので1.5倍速で聞き、2周目は2倍速、3周目は2.5倍速、4周目は3倍速で聴きました。初めから4周するつもりはなかったのですが、「やる気がでないときは過去問などのアウトプットは進まないので、授業でインプットしつつ豊村先生から元気をもらおう」という気持ちで受講していたら、思いのほかやる気が出ない日が多かったようで(苦笑)、結果的に4周もしてしまいました。
そのおかげで、豊村先生からたくさんのパワーを頂くとともに、各科目の全体像が把握でき、過去問を解いたときにどこの単元のどの論点の話をしているのかが理解できるようになりました。頭の中でこのように知識を整理することは、記述対策にも非常に役立つと思います。
また、記述で狙われそうな論点である「マル記マーク」については目立つように付箋を貼り、大きめの単語帳を購入し論点ごとにまとめて時間があるときに目を通すようにしました。記述については、他社の予想問題集とアガルートの「マル記マーク」、アガルートの直前予想等すべて合わせて、最終的に民法と行政法で200弱の論点を暗記しました。

短答過去問解説講座のご感想・ご利用方法

速習カリキュラムを受講していたので講座の視聴はすることができず、テキストのみの利用でした。総合講義で詳しい説明があったので、テキストの解説だけも十分だったように思います。
過去問の解き方は人それぞれかと思いますが、私の場合は、最初から過去問を解くのは難しいと感じたので、先に解説を読み、まずは出題傾向と重要論点を把握することに努めました。その後、おおよその傾向と論点を把握したうえでテキストに戻り、表などにまとめて知識を整理して基礎を固めました。
そこまでやってからもう一度問題に戻ると信じられないくらいスラスラと問題が進んだので、結果的に時間の節約に繋がったと思います。

記述過去問解説講座のご感想・ご利用方法

林先生の記述過去問解説講座は大変参考になりました。「民法と行政法とでは、記述問題の学習アプローチが違う」という話を聴いた時にはまさに目から鱗が落ちるようでした。
行政書士試験独自の記述の採点のされ方等、独学では気づけないような点も把握することができ、効率よく学習することができました。心配性のため他の予備校の記述問題集も使用しましたが、答案作成はすべてアガルートの記述講座で学んだことをベースにして訓練しました。記述の勉強をすることで択一の知識が定着したので、早めの時期(7月中旬頃~)に学習を開始してよかったです。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートの模試1回分と他校の模試6回分を併用して行いました。他校の模試は会場受験でしたので、いろいろな受験生がいてちょっとしたハプニングがあったりと本番の疑似体験ができて有意義でした。
回数を重ねるごとに試験慣れすることができたので、時間的に可能であればどこかの予備校で実際に会場受験することをお勧めします。傾向がつかみにくい一般知識等は、模試で出た問題をしっかりと復習するだけでも良い対策になると思います。

講師へのメッセージ

6か月間楽しく勉強を継続することができ、無事合格することができたのは豊村先生のおかげです!学習を始めたきっかけである苦手意識の強かった民法については、本番で満点を取ることができました。
民法は奥が深いのでこれからも学び続けていきたいです。本当にありがとうございました!

自由記載欄(カリキュラム・講座のご感想,講師へのメッセージ等)

余談ですが、私も豊村先生と同じ早稲田大学社会科学部を卒業しており(平成15年4月入学~平成19年3月卒業)、実は何度も西早稲田のキャンパスで豊村先生をお見掛けしたことがあります。(古い記憶なので人違いの可能性もなくはないのですが…おそらく豊村先生だと思います。)
そのような個人的な事情もあり、先生に親近感を持って毎回楽しく授業を受けることができました。これからも一ファンとして応援しています!寒い日が続きますので、くれぐれもお身体ご自愛くださいね。どうもありがとうございました。