行政書士の語呂合わせ一覧|民法・行政法・憲法を最短で暗記
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行政書士試験は覚えるべき条文や数字が多く、独学での暗記に苦戦する受験生が多い分野です。
語呂合わせを活用すれば、単純な暗記よりも効率よく記憶に残せます。
目次
【民法】覚えておきたい語呂合わせ一覧

民法は意思表示・代理・物権・債権・親族・相続など出題範囲が広く、暗記量の多い分野です。
意思表示・代理に関する語呂合わせ
民法の意思表示は、取消権が消滅するまでの期間の長さが覚えにくいポイントです。
- 取消しは後悔(5)しても20年で消える(取消権は追認をすることができる時から5年、行為の時から20年で時効消滅する点を、「後悔」の「ご」で5を表した語呂合わせ)
「5年」と「20年」で起点が異なる(追認できる時から/行為の時から)点も、あわせて覚えておくと正確です。覚えた語呂合わせは、過去問で実際の事例に当てはめながら復習すると定着しやすくなります。
物権・債権に関する語呂合わせ
民法の物権は、取得時効が完成するまでの期間が善意か悪意かで変わる点が覚えにくいポイントです。
- 善意なら遠(10)い時効、悪意なら二重(20)に待つ(占有開始時に善意無過失なら10年、そうでなければ20年で取得時効が完成する点を、「遠(とお)」で10、二十と同じ読みの「二重(にじゅう)」で20を表した語呂合わせ)
善意無過失かどうかは、占有を始めた時点で判断される点も、あわせて確認しておきましょう。
相続・親族に関する語呂合わせ
民法の相続は、相続放棄や限定承認を選べる期間の短さが覚えにくいポイントです。
- 相続放棄は身(3)近な3か月(自己のために相続の開始があったことを知った時から3か月以内に単純承認・限定承認・放棄を選ぶ必要がある点を、「身近」の「み」で3を表した語呂合わせ)
期間の起点は「相続の開始」ではなく「知った時」である点を、混同しないように注意しましょう。
また、法定相続分は配偶者と子が半分ずつ、配偶者と直系尊属は2対1、配偶者と兄弟姉妹は3対1の割合になります。誰が相続人になるかを図示したうえで整理しておきましょう。
【行政法】覚えておきたい語呂合わせ一覧
行政法は行政書士試験で配点が高く、似た制度の比較が多いため語呂合わせによる整理が効果的です。
行政手続法に関する語呂合わせ
行政法の中でも行政手続法は、命令等を定める際の意見公募手続の期間の長さが覚えにくいポイントです。
- 意見公募は晦日(みそか)まで=30日(命令等を定める際の意見公募手続の期間が原則30日以上とされる点を、三十日を表す言葉「晦日」に置き換えた語呂合わせ)
また、許認可等の取消しのような重い不利益処分は聴聞、それ以外の不利益処分は弁明の機会という手続の違いもあります。意見公募手続とセットで整理しておきましょう。
行政不服審査法・行政事件訴訟法に関する語呂合わせ
行政法の中でも行政不服審査法と行政事件訴訟法は、審査請求と取消訴訟の期間の違いが覚えにくいポイントです。
- 不服はミッ(3)チリ3か月、訴訟はロク(6)に6か月(審査請求期間が3か月、取消訴訟の出訴期間が6か月である点を、「みっちり」の「みっ」で3、「ろくに」の「ろく」で6を表した語呂合わせ)
期間の起点(処分があったことを知った日の翌日)も併せて確認しながら覚えると、誤答を防げます。
地方自治法の直接請求の覚え方
行政法の中でも地方自治法は、直接請求に必要な署名数が請求の種類によって異なります。
条例の制定改廃請求・事務監査請求は原則有権者の50分の1以上の署名が必要です。
議会の解散請求・解職請求は原則3分の1以上の署名が必要です。
分数は音に変換しにくいため、語呂合わせでは覚えにくい分野となっています。
そのため、請求の種類と必要な署名数をセットで整理して覚えるのがおすすめです。
なお、有権者の多い自治体では、解散請求・解職請求の署名要件が緩和される特例がある点にも注意しましょう。
請求先の違い(条例・監査は首長や監査委員、解散・解職は選挙管理委員会)も、あわせて整理すると効果的です。
【憲法】覚えておきたい語呂合わせ一覧
憲法は人権分野と統治機構分野で暗記の型が異なります。
人権の覚え方
憲法の人権分野は、権利の種類によって違憲審査基準の厳しさが変わる点が覚えにくいポイントです。
表現の自由や信教の自由といった精神的自由権と、営業の自由などの経済的自由権を区別して覚えることが重要です。
精神的自由は厳格な基準、経済的自由は緩やかな合理性の基準で審査される傾向。
この区別は数字を伴わないため、語呂合わせではなく権利の性質による整理が向いています。
また、実際の判例の結論とセットで覚えると、事例問題で判断しやすくなります。
統治機構に関する語呂合わせ
憲法の統治機構分野は、衆議院と参議院で議員の任期の長さが異なる点が覚えにくいポイントです。
- 衆議院はシ(4)ンプルに4年、参議院はロク(6)に6年(衆議院議員の任期が4年、参議院議員の任期が6年である点を、「シンプル」の「シ」で4、「ろくに」の「ろく」で6を表した語呂合わせ)
衆議院には解散があるため任期満了前に資格を失うこともありますが、参議院に解散はなく、3年ごとに議員の半数が改選されます。
予算・条約の承認や内閣総理大臣の指名では、衆議院の議決が優先される「衆議院の優越」という制度もあります。任期とあわせて押さえておきましょう。
なお、衆議院の解散中に緊急の必要がある場合は、参議院の緊急集会で対応する点も押さえておくと安心です。
【商法・会社法】覚えておきたい語呂合わせ一覧
商法・会社法は出題数が少ない一方で、機関設計や設立要件など覚える項目が多い分野です。
- 取締役会は「三人寄れば文殊の知恵」(取締役会を置く会社は取締役3人以上が必要という規定を、3人がそろう慣用句「三人寄れば文殊の知恵」に重ねた語呂合わせ)
会社の種類ごとに必要な機関を図で整理してから、語呂合わせで数字を仕上げに覚えると効率的です。
【基礎法学・一般知識等】覚えておきたい語呂合わせ一覧
基礎法学・一般知識等は、法令用語の意味の違いや制度名が覚えにくい分野です。
- 開示決定は晦日(みそか)=30日以内(行政機関情報公開法における開示決定の期間が原則30日以内である点を、三十日を表す言葉「晦日」に置き換えた語呂合わせ)
制度名と期間・対象をセットで覚えると、本試験の細かい設問にも対応しやすくなります。
行政書士試験の語呂合わせの効果的な覚え方
行政書士試験の語呂合わせは、作って終わりにせず繰り返し使うことで効果を発揮します。
語呂合わせは覚えた瞬間がゴールではなく、繰り返し使って初めて本試験で活かせる知識。
覚え方を工夫すると、限られた勉強時間の中でも行政書士試験の暗記を効率よく進められます。
覚えた語呂合わせを問題演習で確認する
語呂合わせで覚えた内容は、行政書士試験の過去問や一問一答で実際に使うと長期記憶に定着します。
語呂合わせを思い出すだけで終わらせず、正しい結論まで導ける練習が効果的。たとえば、語呂合わせを見た直後に関連する一問一答を1問解く習慣をつけると、知識の使い方まで身につきます。
間違えた問題は語呂合わせと合わせてノートにまとめておくと、復習の際に見返しやすくなります。定期的に復習のタイミングを決めておくと、忘れる前に思い出す機会を作れます。
語呂合わせ以外の記憶術も併用する
行政書士試験の記憶術として、語呂合わせ以外の方法を併用すると暗記の精度が上がります。反復学習やアウトプット中心の学習、図表化といった方法を語呂合わせと組み合わせるのが効果的です。
反復学習では、1回で完璧に覚えようとせず、短い間隔で繰り返す復習方法が効果的。
なお、図表化では、条文の内容を表にまとめることで、語呂合わせと視覚的な情報を組み合わせて覚えられます。自分に合った方法を組み合わせることで、暗記の負担を減らせます。
語呂合わせだけに頼らず制度の意味も理解する(注意点)
語呂合わせは暗記の補助であり、制度の趣旨や条文の意味を理解していないと事例問題で対応できません。語呂合わせと理解学習を両方進めることが、本試験で問われる応用問題への対応力につながります。
語呂合わせだけを覚えても、制度の背景にある考え方を理解していなければ初見の問題に対応できません。普段の学習では、語呂合わせで暗記した後にテキストの解説を読み直す時間も確保しましょう。
焦らず、理解と暗記のバランスを意識しながら学習を進めることが大切です。
行政書士試験の語呂合わせを自分で作る方法
行政書士試験の学習で使う語呂合わせは、既存のものが覚えにくい場合、自分で作り直すと記憶に残りやすくなります。
- 覚えたい項目の頭文字やキーワードを抜き出す
- リズムの良い言葉や身近な言葉に変換する
- 声に出して繰り返し覚える
自作した語呂合わせは、他の受験生の語呂合わせより定着しやすい傾向があります。
たとえば、覚えにくい数字の語呂合わせは、自分の好きな芸能人の名前や日付に絡めるのがおすすめ。
作った語呂合わせは、スマートフォンのメモやカードにまとめておくと、通学中などのスキマ時間にも見返せます。
他の受験生が作った語呂合わせを参考にする場合も、自分の言葉に言い換えてから覚えると定着しやすくなります。
行政書士試験の暗記対策には「ゴロ合わせスピードマスター」がおすすめ!
本講座は、単なるゴロ合わせの紹介にとどまらず、各項目の詳しい解説や図表を用いた復習も行い、実践的な知識の定着を目指します。
約50ページとコンパクトなテキストに厳選された暗記項目とその解説をまとめており、短時間で試験対策上必要な重要項目を網羅できるのが特長です。
数字や要件、手続きなど試験に必須の暗記事項を効率的に習得でき、その後の学習をより効果的に進める基盤を築けます。
まとめ
行政書士試験は暗記量が多く、語呂合わせを活用すると効率的に覚えられます。
また、語呂合わせは理解学習と組み合わせて使うことが、合格への近道になります。
語呂合わせを覚えたら、実際の過去問で正しく使えるかを確認する習慣も取り入れましょう。
語呂合わせは復習のきっかけとして活用すると、学習全体の効率も高まります。
過去問演習や講座での体系的な学習も取り入れながら、暗記を進めていくとよいでしょう。
行政書士試験の合格を目指す学習の一助として、本記事の語呂合わせを活用してください。