社労士試験の概要~2024年日程・受験料・受験者数の推移等~
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社会保険労務士(社労士)とは
社会保険労務士(社労士)とは、社会保険労務士法という法律に基づく国家資格です。
社会保険労務士(社労士)は労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家。
企業経営の3要素(ヒト・モノ・カネ)のうち、ヒトの採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらには年金の相談に応じるなど、ヒトに関するエキスパートとなります。
社労士の仕事内容は、以下のように、書類の作成を通して就労者の権利義務関係の実現をフォローすることです。
- 社会保険の加入手続や労働保険料の計算
- 社内の賃金台帳や労働者名簿の作成
- 労働契約や就業規則の作成など
※関連コラム:社労士とは?仕事内容をわかりやすく解説!気になる将来性や需要はどう?
社会保険労務士になるには、社会保険労務士試験(社労士試験)に合格した後、連合会に備える社会保険労務士名簿に登録(実務経験2年以上又は事務指定講習の修了が必要)することが必要です。
また、社労士として登録した後、紛争解決手続代理業務試験に合格し、社会保険労務士名簿にその旨の付記を受けた特定社会保険労務士は、他人の求めに応じ、報酬を得てあっせん手続等の代理業務を行うことが可能となります。
【2024年第56回】社会保険労務士試験の試験日
2024年(令和6)第56回社会保険労務士試験の試験日程は、2024年4月ごろ公示予定です。
社会保険労務士試験は、毎年8月の第4日曜日に実施されます。
2024(令和6)年第56回社会保険労務士試験の試験日は、8月25日(日)に実施されます。合格発表日は10月2日(水)です。
初めて社会保険労務士試験を勉強する方:【2024年合格目標】キックオフ社労士(初学者向け)
2回目以降再度社会保険労務士試験を勉強する方:【2024年合格目標】中上級総合講義/中上級カリキュラム
内容 | 令和6年度 第56回社会保険労務士試験の概要 |
---|---|
インターネット申込 | 令和6年4月15日(月)10:00~令和6年5月31日(金)23:59:59 |
郵送申し込み | 令和6年4月15日(月)~令和6年5月31日(金)消印有効 |
試験日 | 令和6年8月25日(日) |
合格発表 | 令和6年10月2日(水) |
試験の方法 | マークシート式(択一式 70問/選択式 8問) |
受験手数料 | 15,000円(非課税) |
※インターネット申込の場合:払込み手数料396円
※郵送申し込みの場合:払込み手数料313円。
※別途簡易書留料金(320円)と郵便料金がかかります。
試験当日の試験時間・スケジュール
出題形式 | 着席時間 | 試験時間 |
---|---|---|
選択式 | 10:00 | 10:30~11:50(80分) |
択一式 | 12:50 | 13:20~16:50(210分) |
※着席時刻から試験の説明が始まるため、上記時間までに試験室に入室し着席してください
令和5年度、第55回社会保険労務士試験の開場時刻は9時30分です。9時30分より早く入場することはできません。
選択式試験は、10時までに着席し、10時30分から11時50分までの80分間(1時間20分)が試験時間となります。
一方、択一式試験は、12時50分までに着席し、13時20分から16時50分までの210分間(3時間30分)が試験時間です。
夏の暑い日に一日がかりで実施されるのが社会保険労務士試験であり、体力勝負の試験でもあります。
社会保険労務士試験の受験資格
社会保険労務士試験は誰でも受験できる試験ではありません。
以下のいずれかの受験資格を有している必要があります。
- 短大卒と同等以上の学歴がある方
- 概ね3年以上の実務経験がある方
- 厚生労働大臣の認めた国家試験に合格している方
例えば、大卒の方であれば「学歴」での条件を満たしているので受験可能です。
高卒の方の場合、「3年以上の実務経験」か「行政書士などの厚生労働大臣が認めた国家資格に合格する」を満たしていれば受験することが出来ます。
受験資格証明書を忘れずに
社労士試験の受験申込みをするにあたって受験資格を有していることを証明する必要があります。
そのため、受験申込みを行う際には受験資格証明書を提出しなければなりません。
例えば、「大学、短期大学又は高等専門学校(5年制)を卒業した者」の場合、「卒業証明書又はその写し」や「卒業証書の写し」、「学位記の写し」のうちいずれか1つを提出します。
※「社労士試験の受験資格・受験資格証明書」については変更される可能性がありますので、必ず実施団体である「全国社会保険労務士会連合会試験センター」にて受験される年のものをご確認ください。
試験科目及び配点
試験科目 | 択一式 計7科目(配点) | 選択式 計8科目(配点) |
労働基準法及び労働安全衛生法 | 10問(10点) | 1問(5点) |
労働者災害補償保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) |
10問(10点) | 1問(5点) |
雇用保険法 (労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。) |
10問(10点) | 1問(5点) |
労務管理その他の労働に関する一般常識 | 10問(10点) | 1問(5点) |
社会保険に関する一般常識 | 1問(5点) | |
健康保険法 | 10問(10点) | 1問(5点) |
厚生年金保険法 | 10問(10点) | 1問(5点) |
国民年金法 | 10問(10点) | 1問(5点) |
合計 | 70問(70点) | 8問(40点) |
社労士試験の合格基準の推移(救済措置含む)
択一式、選択式それぞれで基準点以上の点数をとる必要があり、いずれも6~7割で推移しています。
しかし、それ以上にネックになるのが科目別必要最低得点です。
特に選択式は5問中3問とらなければならないので、非常にシビアな戦いになります。
そのため、難易度の高い問題については例年、科目別必要最低得点を引き下げる救済措置が講じられています。
※かっこ内は救済措置による合格基準を指す。
年度 | 択一式 合格基準点 | 択一式 科目最低点 | 選択式 合格基準点 | 選択式 科目最低点 |
---|---|---|---|---|
令和5年 | 45点 | 4点 | 26点 | 3点 |
令和4年 | 44点 | 4点 | 27点 | 3点 |
令和3年 | 45点 | 4点 | 24点 | 3点 (労一→1点, 国年→2点) |
令和2年 | 44点 | 4点 | 25点 | 3点 (労一・社一・健保→2点) |
令和元年 | 43点 | 4点 | 26点 | 3点 (社一→2点) |
平成19年~平成30年の社労士試験の合格基準の推移(救済措置含む)
年度 | 択一式 合格基準点 | 択一式 科目最低点 | 選択式 合格基準点 | 選択式 科目最低点 |
---|---|---|---|---|
平成30年 | 45点 | 4点 | 23点 | 3点 (社常・国年→2点) |
平成29年 | 45点 | 4点 (厚年→3点) | 24点 | 3点 (雇用・健保→2点) |
平成28年 | 42点 | 4点 (常識・厚年・国年→3点) | 23点 | 3点 (労常・健保→2点) |
平成27年 | 45点 | 4点 | 21点 | 3点 (労常・社常・健保・厚年→2点) |
平成26年 | 45点 | 4点 (常識→3点) | 26点 | 3点 (雇用・健保→2点) |
平成25年 | 46点 | 4点 | 21点 | 3点 (社常→1点, 労災・雇用・健保→2点) |
平成24年 | 46点 | 4点 | 26点 | 3点 (厚年→2点) |
平成23年 | 46点 | 4点 | 23点 | 3点 (労基安衛・労災・社常 厚年・国年→2点) |
平成22年 | 48点 | 4点 | 23点 | 3点 (国年→1点, 健保・厚年・社常→2点) |
平成21年 | 44点 | 4点 | 25点 | 3点 (労基安衛・労災・厚年→2点) |
平成20年 | 48点 | 4点 | 25点 | 3点 (健保→1点, 厚年・国年→2点) |
平成19年 | 44点 | 4点 | 28点 | 3点 |
社労士試験の平均点の推移
令和5年度(第55回)の社労士試験の平均点は、択一式の合格基準点が45点に対して平均点は31.8点、選択式の合格基準点が26点に対して平均点は23.3点という結果でした。
年度 | 択一式 合格基準点 | 択一式 平均点 | 選択式 合格基準点 | 選択式 平均点 |
---|---|---|---|---|
令和5年 | 45点 | 31.8点 | 26点 | 23.3点 |
令和4年 | 44点 | 30.9点 | 27点 | 24.6点 |
令和3年 | 45点 | 32.3点 | 24点 | 21.8点 |
令和2年 | 44点 | 31.5点 | 25点 | 22.7点 |
令和元年 | 43点 | 30.2点 | 26点 | 23.7点 |
平成27年~平成30年の社労士試験の平均点の推移
年度 | 択一式 合格基準点 | 択一式 平均点 | 選択式 合格基準点 | 選択式 平均点 |
---|---|---|---|---|
平成30年 | 45点 | 32.1点 | 23点 | 20.5点 |
平成29年 | 45点 | 31.9点 | 24点 | 21.3点 |
平成28年 | 42点 | 28.8点 | 23点 | 20.5点 |
平成27年 | 45点 | 31.3点 | 21点 | 18.6点 |
社労士試験の合格率の推移
社労士試験の過去10年間の合格者数を基に、近年の合格率(受験者数ベース)を確認してみましょう。
2015(平成27)年度に、合格率が前年度の9.3%から約2.6%へとガクンと下がったことはありましたが、概ね5〜7%前後で推移しています。
この数字からもわかる通り、社労士試験は決して一朝一夕に合格できる試験ではありません。
間違った傾向分析に沿った学習で遠回りをせず、最新の情報を手に入れられる環境を整えておくことは、社労士試験の一発合格・短期合格を目指すうえでとても重要です。
※関連コラム:社労士試験の難易度を他の資格と比較しながら解説!なぜ難しい?
社労士試験の受験者数と合格者数の推移
社労士試験の受験者数が最も多くなったのは2010(平成22)年度で、55,445名の方が受験されました。
これを境に年々減少し、2018(平成30)年度の受験者数は38,427名となっています。
年々減少はしているものの、近年は受験者の減少も鈍化傾向にあることから、社労士試験は約4万人程度の方が受験するものだと考えてよいかと思います。
なお、社労士試験は申込者のうち約75%程度の方しか受験しません。
それぞれ受験されない事情があるかと思いますが、学習不足という理由であれば、是非来年に向けて本番の雰囲気を確認するためにも受験してください。
年度 | 受験申込者数 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
令和5年度 | 53,292人 | 42,741人 | 2,720人 |
令和4年度 | 52,251人 | 40,633人 | 2,134人 |
令和3年度 | 50,433人 | 37,306人 | 2,937人 |
令和2年度 | 49,250人 | 34,845人 | 2,237人 |
令和元年度 | 49,570人 | 38,428人 | 2,525人 |
平成20年度~平成30年度の社労士試験の受験者数と合格者数の推移
年度 | 受験申込者数 | 受験者数 | 合格者数 |
---|---|---|---|
平成30年度 | 49,582人 | 38,427人 | 2,413人 |
平成29年度 | 49,902人 | 38,685人 | 2,613人 |
平成28年度 | 51,953人 | 39,972人 | 1,770人 |
平成27年度 | 52,612人 | 40,712人 | 1,051人 |
平成26年度 | 57,199人 | 44,546人 | 4,156人 |
平成25年度 | 63,640人 | 49,292人 | 2,666人 |
平成24年度 | 66,782人 | 51,960人 | 3,650人 |
平成23年度 | 67,662人 | 53,392人 | 3,855人 |
平成22年度 | 70,648人 | 55,445人 | 4,790人 |
平成21年度 | 67,745人 | 52,983人 | 4,019人 |
平成20年度 | 61,910人 | 47,568人 | 3,574人 |
【令和5年度】社労士試験合格者・不合格者の特徴
第54回(令和4年度)社会保険労務士試験の合格者の特徴を解説します。
「平日と休日の平均勉強時間」「学習期間」「受験回数」を軸にご紹介します。
【平日】社労士試験合格者の平均勉強時間
第55回(令和5年度)社会保険労務士試験の合格者の平日1日あたりの平均勉強時間を紹介します。
合格者の平日の平均勉強時間は「2時間」が24%で最も多く、次点が「3時間」が21%となっています。
【休日】社労士試験合格者の平均勉強時間
第55回(令和5年度)社会保険労務士試験の合格者の休日あたりの平均勉強時間を紹介します。
合格者の休日の平均勉強時間は「6時間以上」が36%と最も多く、次点が「5時間」が24%となっています。
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※第55回(令和5年度)社会保険労務士試験結果になります
アガルートのカリキュラム・講座を使った学習期間
アガルートのカリキュラム・講座を使って社会保険労務士試験に合格した方の学習期間をみていきましょう。
アガルートのカリキュラム・講座を使って社会保険労務士試験に合格した人の学習期間は、「10ヶ月」が最も多い結果でした。
【合格者・不合格者別】社労士試験の受験回数
受験回数 | 合格者 | 不合格者 |
---|---|---|
1回目(初受験) | 52% | 61% |
2回目 | 42% | 33% |
3回目 | 4% | 5% |
4回目 | 2% | 0% |
5回目以上 | 0% | 2% |
合格者の受験回数は「1回目」が52%と最も多く、次点が「2回目」が42%となっています。
一方、不合格者の受験回数は「1回目(初受験)」が61%と最も多い結果でした。
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合格者からみる社労士試験の特徴
年代別割合
年代別の割合を見た場合、社労士試験には30歳代以上の方が多く合格しているという特徴があります。
国家試験の場合、合格者の年齢階層別割合を見てみると、一般的に20歳代や30歳代が合格者の多くを占めており、40歳代以上の方の割合は徐々に減っていくという傾向があります。
社労士試験の場合、30歳代と40歳代が約30%、50歳代が約20%を占めており、これは他の試験ではあまり見られない傾向です。
さらには60歳代以上が約10%程度を占めており、合格者の占有率は20歳代とほぼ同じです。
このように、社労士試験の場合、30~40歳代以上の方が合格者の半数以上を占めています。
「年齢が上がることによって不利になるのでは……」とお考えになる方も多いですが、社労士試験に関しては必ずしもそうではないという結果が出ています。
職業別割合
職業別の割合を見ると、社労士試験は会社員の方が多く合格しています。
社労士試験は労働関係や社会保障関係に関する知識が問われます。
会社員の方の場合、これらの話に接する機会が多いため、日常で起こった出来事がそのまま社労士試験の勉強に直結することが多く、理解と記憶がしやすい面があります。
会社員の方が社労士試験の勉強を始めるきっかけとして、労災保険や失業保険を利用することになったことや、将来に向けた生活設計を考えるうえで、年金制度に関する正しい知識を身に着けたいと考えたことが挙げられます。
社労士試験用に勉強していることがそのまま日常生活に役立つとなれば、勉強を続けるモチベーションにもなるでしょう。
会社員の方は社労士試験において少し有利な立場にあるといえます。
また、健康保険や年金制度というのは、社労士試験における重要科目であると同時に、将来の人生設計を考えるうえで外すことのできない話題です。
社労士試験で勉強する内容は常に私たちの生活に影響を与える話題ばかりで、そういった面に興味・関心を持つというのも、社労士試験に一発合格・短期合格するためのポイントとなります。
男女別割合
社労士試験は女性の合格者が多いという特徴があります。
2023年(令和5年)度第55回社会保険労務士試験に合格した方の男女比は、男性が61.2%、女性が38.8%でした。
よく比較される行政書士試験の「合格者の男女別構成」を見てみると、行政書士試験の場合、男性が75%程度、女性が25%程度になっています。
男性と女性の比率が、おおよそ3:1程度です。他の国家試験の結果を見ても、おおよそ同じ比率になります。
行政書士試験の結果と比較してみても、合格者のうち女性が占める割合が高いことが明白です。
社会保険労務士という職業は、結婚や育児などで一度現場を離れた方が復職しやすいという面があることから、女性に人気のある資格です。
自身のキャリアに直結した資格であるといえ、これが合格を目指す女性の皆さんのモチベーションにつながっています。
社労士試験の効率的な勉強法
社労士試験の試験科目は10科目に上りますが、大きく「労働保険」と「社会保険」の2つの分野に分けることができます。
労働保険に分類される労働基準法、労働安全衛生法、雇用保険法などはそれぞれの関連性が強いため、まとめて学習するのが有益です。
社会保険に分類される健康保険法、厚生年金保険法なども同様となります。
また、労働保険では労働基準法が、社会保険では健康保険法がそれぞれの分野の基本となるので、これらの科目から順番に進めていくのがよいでしょう。
社労士試験は、出題範囲が膨大ですので、あまり深入りをせずに、メリハリを付けて学習していくことも重要です。
細かい知識は後回しにして、全体を俯瞰できるようになることを目標にどんどん進めていきましょう。
社労士試験は労働関係や社会保障関係の法律に関して学習していくことになります。
様々な科目から出題がされますが、各科目の間には似ている部分が多く存在します。
社労士試験における効率的な勉強法とは、似ている部分をうまく生かし、学習すべき量を圧縮すること。
例えば、「国民年金法」と「厚生年金保険法」はいずれも年金制度に関する法律ですが、社労士試験ではそれぞれ独立した科目とされています。
しかし、実際の年金制度というのは、国民年金制度と厚生年金制度がセットになって運用されているのが実情です。
そのため、国民年金制度と厚生年金制度はそれぞれ別の制度であるにもかかわらず、制度設計の面において似た部分が多く存在します。
似た部分を活かすことにより、2科目分の勉強ではなく、例えば1.8科目分にしたり、1.6科目分にしたりすることが可能となるでしょう。
社労士試験における勉強の順番として、まず「国民年金法」から始め、その後「厚生年金保険法」に進むことが推奨されているのは、効率的な勉強を追求した結果なのです。
※関連コラム:【社労士試験】必要な勉強時間と短期合格者の共通点
※関連コラム:社労士試験の合格におすすめな勉強の順番とスケジュール
社労士試験における過去問の重要性
社労士試験では毎年似たような問題が出ることもありますが、難化傾向が続いています。
ここ数年の傾向として、組合せ問題や個数問題の他、細かい部分を問うような問題も出題が増えてきています。
ただし、過去問の中にはいわゆる奇問難問の類も存在しますが、これからはすべてを解けるようにならなくてもかまいません。
それよりも、試験で繰り返し出題されている基本問題を解けるようになることを指針にしながら学習を進めていきましょう。
社労士試験において、過去問の分析・検討はとても重要です。
なぜなら、合格するにあたりどのような分野を重点的に勉強する必要があるのかを知るためには、過去の出題実績を見るのが一番の近道だからです。
合格者の多くを会社員の方が占めているという結果からもわかるように、社労士試験は働きながら勉強をする方が多い資格試験です。
働きながら勉強をする場合、勉強時間を確保すること自体が大変なのですから、その貴重な勉強時間を無駄にするわけにはいきません。
時間を無駄にしないためにも、過去問の分析・検討をし、試験の傾向に沿って勉強する様に心がけてください。
また、テキストに掲載された知識をただ単に覚えているだけでは、問題が解けるようにはなりません。
覚えた知識を使って問題を解く練習をするうえでも、過去問は重要です。
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▶資料請求して特典を受け取るこの記事の監修者 池田 光兵講師
広告代理店で、自らデザインやコピーも考えるマルチな営業を経験後、大手人材紹介会社で長年キャリアアドバイザーを経験、転職サポートを行う。
面接対策のノウハウや数々の自作資料は現在でも使用されている。
その後、研修講師や社外セミナーの講師などを数多く経験。
相手が何に困って何を聞きたがっているのかをすばやく察知し、ユニークに分かりやすく講義をすることが得意。
ほぼ独学で就業しながらも毎日コツコツと勉強し、三度目の社労士試験で合格した苦労談も面白く、また、三度やったからこそ教えられる「やっていいことと駄目なこと」も熟知している。
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