自己紹介 

名前:M.Hさん
年代:20代
属性:法科大学院 未修1年(東京大学法科大学院)
論文式試験順位:69位

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

アガルートアカデミーを選んだ理由

アガルートは徹底した判例・通説ベースで論述が展開されるため、論文知識と短答知識の連結が非常によかった。論文・論証として覚えた知識がそのまま短答での正解になるため、短答を練習することが論文で幹として習得した知識の枝葉となって、広がりがあった。
さらに、論証集は百選とのリンクがあって、そこに知識が集約されており、暗記事項をベースとしてさらに一歩知識に深みを持たせる学習が可能だった。そして、論証の表現は判例の文言が多用される一方で論理的なつながりが明快となっており、このような表現が採点にあたって加点事由になることが想像に難くなく、お手本の文章として参考になった。
システムとしても講義動画をダウンロードすることができるので、通信環境にかかわらず、学習を自分のペースで進めることができた。特に通学時間の長い私にとっては、電車の中での勉強が必須であり、教科書などの教材を開けない場合でも、音声で再生することで簡単に論文知識を確認でき、とても有効だった。

合格体験記

私は、当初は独学で勉強を進めており、1周目の基礎学習は自分で勉強したため、誤解の多い状態で、論文の勉強を開始していた。そして、一般的な論証集は各予備校とっている学説によって結論が異なるため、どの学説をどうとるか、どのように答案を書くべきかということに混乱して、なかなか論文が書けない状態だった。
そこで、アガルートの判例・通説ベースの論証があると聞き、論証集の使い方講座を受講することにした。この講座を聴きながら、それまで使っていた論証集を完全にアガルートベースで書き換えた。
この作業をする中で雑多な知識が体系化されていくのを感じた。これが昨年の秋頃の話である。この作業によって、ようやく個々の法律科目の全体像が見えるようになり、一気に答案が書けるようになっていった。年明け以降は答練や過去問の起案を行いながら、アウトプットによって知識をさらに精緻化していった。
論文を書けることに自信がついたのは今年の春くらいである。
2月くらいから徐々に短答も始め、3月は短答・論文が半々、4月以降は短答に専念した。毎週日曜日に短答過去問・答練で7科目1年分をやり、成績を記録することで成長を確認していた。論文までも同様に、答練を使って毎週土日の2日間で1年分10科目の答案を書いていた。

論証集の「使い方」

論証集の使い方講座を受講した。
まず論証集に判例の知識が集約されており、それ単体でシンプルかつ要点を抑えた教科書のようになっていた。
自分なりに論点ごとに答案で短く書く用の暗記用のメモを作り、これを暗記して試験に臨んだ。まとめ直す作業の中で知識が体系化され、全体像が把握でき、論文に直結する知識・理解が深まった。