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これから社会保険労務士(社労士)を目指す方へ

【アガルートアカデミー社会保険労務士試験】
ガイダンス①社会保険労務士試験について
大河内満博講師

大河内満博講師が,社会保険労務士の役割,社会保険労務士試験の流れについて説明します。ガイダンス②,ガイダンス③は,傾向と対策ページにてご覧いただくことができます。

社会保険労務士(社労士)とは

社会保険労務士(社労士)とは,社会保険労務士法という法律に基づく国家資格です。
社会保険労務士(社労士)は,労働・社会保険に関する法律,人事・労務管理の専門家として,企業経営の3要素(ヒト・モノ・カネ)のうち,ヒトの採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題,さらに年金の相談に応じる,ヒトに関するエキスパートです。
社労士は,社会保険の加入手続や労働保険料の計算,社内の賃金台帳や労働者名簿の作成,労働契約や就業規則の作成など,書類の作成を通して,就労者の権利義務関係の実現をフォローします。
社会保険労務士になるには,社会保険労務士試験(社労士試験)に合格した後に,連合会に備える社会保険労務士名簿に登録(実務経験2年以上又は事務指定講習の修了が必要)することが必要です。
また,社労士として登録した後,紛争解決手続代理業務試験に合格し,社会保険労務士名簿にその旨の付記を受けた特定社会保険労務士は,他人の求めに応じ,報酬を得て,あっせん手続等の代理業務を行うことができます。

社会保険労務士試験(社労士試験)とは

試験を受けるには受験資格が必要です。受験者数は毎年約4万人~5万人で,大きく増えている傾向はないものの,合格率は約7~10%,一昨年と昨年はそれぞれ2.6%と4.4%と低く,難易度の高い試験に思えるかもしれません。
しかし,社会保険労務士の試験には,明確な合格ラインが設定されています(実際の合格基準は毎年変更され,合格発表日に公表されます)。合格率に気をとられるよりも,合格ライン(7割基準)を確実に超える勉強の仕方を理解して前進するべきです。

受験資格

  • ・短大卒と同等以上の学歴がある方
  • ・概ね3年以上の実務経験がある方
  • ・行政書士資格を有している方

※詳細は,試験実施機関の公式情報をご確認ください。

試験情報

受験案内の配布期間 郵送:3月上旬から5月下旬
窓口:4月中旬から5月下旬
郵送申し込み 郵送:4月中旬から5月31日消印有効
窓口:4月中旬から5月最終営業日の17:30まで
試験日 毎年1回,例年8月の第4日曜日
合格発表 11月上旬から中旬
試験の方法 マークシート式(択一式 70問/選択式 8問)
受験手数料 9000円

例年の情報を掲載しております。受験される方は,必ず当該年度の公式情報をご自身でご確認ください。
全国社会保険労務士会連合会 試験センター(試験実施機関)のホームページ

試験科目及び配点

試験科目 択一式 計7科目(配点) 選択式 計8科目(配点)
労働基準法及び労働安全衛生法 10問(10点) 1問(5点)
労働者災害補償保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
10問(10点) 1問(5点)
雇用保険法
(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
10問(10点) 1問(5点)
労務管理その他の労働に関する一般常識 10問(10点) 1問(5点)
社会保険に関する一般常識 1問(5点)
健康保険法 10問(10点) 1問(5点)
厚生年金保険法 10問(10点) 1問(5点)
国民年金法 10問(10点) 1問(5点)
合計 70問(70点) 8問(40点)

社労士試験の合格率の推移

受験者数は,平成22年を境に減少傾向にありますが,資格試験全般の受験者数が減少している中,社労士試験のそれは,減少幅が小さく,根強い人気がある資格の一つです。
例年,7~8%の合格率で安定していましたが,平成27年に合格者数が前年の4分の1に減少し,合格率も2.6%になりました。平成28年に4.4%にまで持ち直しましたが,今後の合格率の推移は,見通すことができない状態です。

(単位:人)
年度 申込者数 受験者数 合格者数 合格率
平成19年度 58,542 45,221 4,801 10.6%
平成20年度 61,910 47,568 3,574 7.5%
平成21年度 67,745 52,983 4,019 7.6%
平成22年度 70,648 55,445 4,790 8.6%
平成23年度 67,662 53,392 3,855 7.2%
平成24年度 66,782 51,960 3,650 7.0%
平成25年度 63,640 49,292 2,666 5.4%
平成26年度 57,199 44,546 4,156 9.3%
平成27年度 52,612 40,712 1,051 2.6%
平成28年度 51,953 39,972 1,770 4.4%
平成29年度 49,902 38,685 2,613 6.8%

社労士試験の合格基準の推移(救済措置含む)

択一式,選択式それぞれで基準点以上の点数をとる必要があり,いずれも6~7割で推移しています。しかし,それ以上にネックになるのが科目別必要最低得点です。特に選択式は5問中3問とらなければならないので,非常にシビアな戦いになります。そのため,例年,難易度の高い問題については,科目別必要最低得点を引き下げる救済措置が講じられています

年度 択一式(計7科目) 選択式(計8科目)
合格基準点 科目別必要最低得点 合格基準点 科目別必要最低得点
平成19年度 44点 4点 28点 3点
平成20年度 48点 4点 25点 3点
(健保→1点,厚年・国年→2点)
平成21年度 44点 4点 25点 3点
(労基安衛・労災・厚年→2点)
平成22年度 48点 4点 23点 3点
(国年→1点,健保・厚年・社常→2点)
平成23年度 46点 4点 23点 3点
(労基安衛・労災・社常・厚年・国年→2点)
平成24年度 46点 4点 26点 3点
(厚年→2点)
平成25年度 46点 4点 21点 3点
(社常→1点,労災・雇用・健保→2点)
平成26年度 45点 4点
(常識→3点)
26点 3点
(雇用・健保→2点)
平成27年度 45点 4点 21点 3点
(労常・社常・健保・厚年→2点)
平成28年度 42点 4点
(常識・厚年・国年→3点)
23点 3点
(労常・健保→2点)
平成29年度 45点 4点
(厚年→3点)
24点 3点
(雇用・健保→2点)

※ かっこ内は,救済措置による合格基準を指す。

社労士試験の効率的な勉強法

社労士試験の試験科目は10科目に上りますが,大きく「労働保険」と「社会保険」の2つの分野に分けることができます。
労働保険に分類される労働基準法,労働安全衛生法,雇用保険法などは,それぞれの関連性が強いため,まとめて学習するのが有益ですし,社会保険に分類される健康保険法,厚生年金保険法なども同様です。また,労働保険では労働基準法が,社会保険では健康保険法がそれぞれの分野の基本となるので,これらの科目から順番に進めていくのがよいでしょう。
社労士試験は,出題範囲が膨大ですので,あまり深入りをせずに,メリハリを付けて学習していくことも重要です。細かい知識は後回しにして,全体を俯瞰できるようになることを目標にどんどん進めていきましょう。

社労士試験における過去問の重要性

社労士試験では,毎年似たような問題がいくつも出ていて,パターン化されています。ここ数年の傾向として,組合せ問題や個数問題など,出題形式に変化が見られるものの,問題のレベルや出題範囲にほとんど変化はありません。
過去問の中には,いわゆる奇問難問の類も存在しますが,解けるようにならなくてもかまいません。むしろ,深みにはまる危険がありますので,手を出さない方がよいでしょう。
試験で繰り返し出題されている基本問題を解けるようになることを指針にしながら学習を進めていきましょう。

アガルートアカデミーのカリキュラム

アガルートアカデミーでは,「社労士試験合格講座/カリキュラム」をご用意しております。

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