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行政書士試験の攻略法

行政書士試験の攻略法

 行政書士試験の出題範囲は,4つの法律にまたがるだけでなく,対策がしづらい一般知識問題にも及びます。そのため,初めて法律を学習する人にとっては,ハードルが高く感じるかもしれません。
 しかし,出題形式,配点割合,合格基準を総合的に勘案すると,合格戦略が見えてきます

試験科目 内容等 出題形式 配点
行政書士の業務に関し必要な法令等
(出題数46題/60題)
憲法
行政法
民法
商法
基礎法学
◆択一式
・5肢選択式
・多肢選択式(憲法・行政法)
 + 
◆40字程度の記述式(民法・行政法)
244点
/300点
行政書士の業務に関連する一般知識等
(出題数14題/60題)
政治・経済・社会
情報通信・個人情報保護
文章理解
択一式 56点
/300点

攻める科目 | 科目ごとの配点から戦略を練る

「法令等科目については,160点以上を狙う。行政法と民法で150点以上を取る」

 一般知識等で合格最低点である24点を取ると仮定すると,合格基準の要件である「全体で180点以上」を取るためには,法令等科目で156点以上取る必要があります。もっとも,これも156点ギリギリを目指すのではなく,160点以上を目指した勉強をしましょう。

 ここで,ポイントになるのが行政法と民法です。行政書士試験における民法・行政法の配点は,法令等科目の約77%(188点/244点),総合点でも約63%(188点/300点)と圧倒的な比率を占めています。同じ時間をかけて学習をするのであれば,配点比率が高い科目を優先するのが効率的です。行政法と民法では,8割以上(150点以上)の得点を目指しましょう。

 一方で,民法・行政法以外の法令等科目の比率は,必ずしも高くありません。つまり,効率的に点数を稼げない科目です。行政法・民法に大部分の学習時間を費やすことを前提に,他の科目については出題可能性の高い分野を重点的に学習して,可能な範囲で得点を稼ぐというのが効率の良い学習方法です。

守る科目 | 科目ごとの取捨選択

「一般知識等科目については28点以上を狙う」

 科目の中には,抽象的で対策がしにくいものとして「基礎法学」,「一般知識(政治・経済・社会/文章理解)」,配点が少ない上に難易度が高いものとして「商法」があります。これらの科目については,可処分時間に応じて取捨選択することが必要になります。

 出題範囲が広く,対策が立てにくい一般知識等科目は,足切りラインをクリアできれば十分であると考えるべきでしょう。ただし,24点ギリギリを目指すと,目標に届かないことがあるので,28点以上を目指しましょう。
 28点以上を取るためには,情報通信・個人情報保護など行政法を学習する上で,対策が立てやすいもの,文章理解など高校入試や大学入試レベルの知識で対応できるものを中心に点数を稼いでいくのが効率的です。