基本情報

行政書士試験とは?受験資格や合格のポイントを解説

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行政書士試験は、どんな試験なのか?

受験資格や試験の形式や出題範囲は気になりますよね。

当コラムでは、行政書士試験の概要や出題科目と配点、そして合格のポイントを解説します。

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行政書士試験とは

行政書士試験は、行政書士法に基づき、総務大臣が定めるところにより、行政書士の業務に関し必要な知識及び能力について、毎年1回以上行うこととされています。

行政書士試験は、総務大臣により「指定試験機関」として指定された行政書士試験研究センターに、行政書士試験の施行に関する事務を委され、実施されています。

行政書士試験に合格した場合、行政書士法第2条1号で定める「行政書士試験に合格した者」にあたり、「行政書士となる資格」を有していると扱われます。

行政書士法第2条各号には、他にも「行政書士となる資格」の取得方法が挙げられていますが、行政書士試験に合格することが行政書士になるためには一番の早道となります。

関連コラム:行政書士とは?主な仕事や働き方・資格の活かし方を解説

受験資格

行政書士試験には、受験資格はありません。

年齢・学歴・国籍を問わず誰でも受験できる国家試験です。

参考までに,令和元年度の最年長合格者は79歳,最年少合格者は15歳でした。

日程(スケジュール)

行政書士試験は毎年1回行われます。

例年11月第2日曜日の13時〜16時に実施され、翌年1月に合格発表があります。

2021年度は11月14日(日)です。

【7月〜8月】
受験申し込み(申し込み方法によって日程が異なるので注意)

【11月】
本試験

2021年度は11月14日(日)

【1月】
合格発表

一般財団法人行政書士試験センターで、本年の詳細について確認できます。

関連コラム:行政書士試験はいつ?日程・費用を解説!

関連コラム:行政書士の試験会場は場所を選べる?気になる疑問も解説

絶対評価の試験

行政書士試験は上位から何人かが合格する競争試験ではなく、基準点以上を得点すれば必ず合格できる絶対評価の試験です。

必然的に試験問題が難しい年は合格率が低く,逆に優しければ高くなることになりますが、近年は10〜15%で推移しています。

行政書士試験の出題科目と配点

行政書士試験は,3時間で60題の問題を解く試験です。

出題科目は、大きく以下の2つに分けられ、全部で300点分の出題がされます。

行政書士の業務に関し必要な法令等(以下、「法令等」に関する問題)

行政書士の業務に関連する一般知識等(以下、「一般知識」に関する問題)

出題科目内容等配点
行政書士の業務に関し必要な法令等
(出題数46題/60題)
憲法
行政法
民法
商法
基礎法学
244点
/300点
行政書士の業務に関連する一般知識等
(出題数14題/60題)
政治・経済・社会
情報通信・個人情報保護
文章理解
56点
/300点

「行政書士の業務に関し必要な法令等」は、憲法・行政法・民法・商法・基礎法学を内容としています。

「行政書士の業務に関し必要な法令等」では、択一式に加えて記述式による出題もなされているため、配点が高く設定されており、300点の内244点の配点となっています。

他方、「行政書士の業務に関連する一般知識等」は政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解を内容としています。

法律のような専門的知識は問われておらず、また、出題も択一式のみであるため、配点が低く、300点の内56点の配点となっています。

行政書士の試験範囲はかなり広く、裏を返せば、これが行政書士の扱える分野が多岐に渡る(担当できる書面は10,000種類にも上るといわれています)ことの所以でもあるわけです。

関連コラム:行政書士の試験科目を徹底解説! 出題範囲・配点・科目別攻略法まで

出題形式

【法令科目】
マークシート(5肢択一・多肢選択)および記述

【一般知識】
マークシート(5肢択一)

※5肢択一:5つの選択肢から正解を1つ選ぶ問題で1問4点
※多肢選択:20個の語群から正解を4つ選ぶ問題で1問8点
※記述式:40字程度にまとめる記述の問題で1問20点

行政書士試験の出題は、筆記試験によって行われます。

出題の形式は、「行政書士の業務に関し必要な法令等」は択一式及び記述式、「行政書士の業務に関連する一般知識等」は択一式です。

択一式は、5肢択一式と多肢択一式いずれかの方式で出題されています。

5肢択一式は5肢の中から正解の肢を選び出すマークシート方式であり、多肢択一式では20肢の中から空欄に入る適切な語句を選択するマークシート方式となっています。

記述式は、与えられる問題に対し、40字程度で記述解答するものが出題されます。

記述式では、例年行政法から1問、民法から2問出題されており、このような傾向は今後も継続されていくと考えられます。


5肢択一式

5肢択一式5肢の中から,正解を選ぶマークシート式の試験です。
サンプル問題はこちら

多肢選択式

多肢選択式20肢の中から,空欄に入る適切な語句を選択する,マークシート式の試験です。
サンプル問題はこちら

記述式

記述式問題に対して,40字程度の記述で解答する試験です。
サンプル問題はこちら

合格基準について

行政書士試験では、合格基準が設定されています。


行政書士試験の合格基準の要件は以下になります。

  1. 「行政書士の業務に関し必要な法令等」科目の得点が満点(244点)の50パーセント(122点)以上である者
  2. 「行政書士の業務に関連する一般知識等」科目の得点が満点(56点)の40パーセント(24点)以上である者
  3. 試験全体の得点が満点(300点)の60パーセント(180点)以上である者

要件は出題された問題の難易度の評価によって補正的措置が加えられることもありますが、行政書士試験に合格するためには、このような要件をすべて満たす必要があります。

また、(1)と(2)の要件を満たしても、総得点が不足した場合、(3)の要件を満たすことができません。

配点が高く、専門的知識を問われることからある程度出題される範囲が定まっている「行政書士の業務に関し必要な法令等」でしっかりと得点していくことが重要となります。

関連コラム:行政書士試験の合格点(合格基準)とは?必要な点数について解説

行政書士試験の難易度・合格率

法律系の資格には「弁護士」「弁理士」「司法書士」などさまざまありますが、これらは非常に難易度が高く,試験勉強に相当な時間も労力も費やす必要があるとされています。

行政書士は、それらの他の法律資格に比べると出題範囲は限られているため取り組みやすいものの、日常では使用しないような難解な法律を扱うため、十分な準備なしに合格できるほど難易度が低い試験ではありません。

ここ数年の合格率は例年10~15%前後で推移しています。

年度申込者数受験者数合格者数合格率
2017年度52,21440,4496,36015.7%
2018年度50,92639,1054,96812.7%
2019年度52,38639,8214,57111.5%
2020年度54,84741,6814,47010.7%
参照元:一般財団法人 行政書士試験試験研修センターHP

過去の行政書士試験と比較すると、近年ではより法的な理解力や思考力を問うような内容も多く出題されており、単なる法律の丸暗記では合格が難しくなってきています。

関連コラム:行政書士は国家資格の難易度ランキングでどれくらいなのか

行政書士試験に合格するためのポイント

範囲が広く、記述式まである行政書士試験。

「行政書士試験は、効率的かつ計画的に学習しないとだめなんだろうなぁ」と、考えていらっしゃるなら、大正解です!

合格のポイントについて解説します。

合格までに必要な勉強時間を把握してスケジュールを立てる

行政書士試験に合格するために必要な時間の目安は、個人差がありますが、600〜1000時間前後といわれています。

社会人で、仕事をしながら帰宅後や休日の限られた時間の中で勉強していくことを考えると1年間は学習期間を設けられると、より良いですが、1年未満の学習期間でも合格は無理ではありません。

行政書士に限らず、資格試験合格に必要なのは、①的を射た学習と、②コツコツ毎日継続することが大切です。

本試験までに、どういう状態を目指し、何をやるか、しっかりスケジュールを立てましょう。

①的を射た学習、すなわちどの科目のどの部分をどのように学習するのか、といった情報源があれば、学習時間は短くてすみますし、情報源がなければ自分で情報をつかむ必要があるので学習時間は長くなります。

資格試験予備校の講座を利用すれば、情報源があるので独学よりも学習時間を短縮できますし、効率的なスケジュールで学習できます。

関連コラム:行政書士合格に必要な勉強時間を解説~開始時期と効率的時間活用法も

「過去問」の活用なくして行政書士試験合格なし

行政書士試験に限らず、どの資格試験にも共通することですが,合否を左右するのは何と言っても「過去問」の活用法です。

国家試験は「過去問」からの出題が多く、過去問には将来受ける本試験のための情報が山盛りに詰まっています。

講義を聞いたり、テキストを読んだりした後の腕試しや確認作業として漫然と過去問を解いているのではなく、「過去問」を情報源としていかに使いこなすかが行政書士試験合格への最短ルートなのです。

関連コラム:行政書士試験における過去問の重要性!10年分解いた方がいいのか?

決めた教材で繰り返し学習する

行政書士試験の学習では、「テキスト」「六法」「過去問」「問題集」を使用して学習します。

特に、独学の場合は書店に行くとあらゆる種類の教材が並んでいるので、あれもこれも幅広く揃えたくなりがちです。

しかし、あれもこれも、と手を広げすぎずに決めた教材でしっかりと繰り返し学習することが重要です。

一般知識の足切りは避けなければならない

一般知識は全体に占める割合が小さい(56点/300点)にも関わらず,合格基準点(24点)が設定されているのが厄介です。

したがって、対策に手を抜きすぎると,法令科目でどんなに高得点を取っても不合格の憂き目にあってしまうので要注意です。

継続的に学習することが必要です。

行政書士試験 Q&A

Q 独学で合格できますか?

A 市販の参考書を用い独学で勉強をしている方でも行政書士試験に合格することは可能です。

もっとも、講義では初めのインプットの段階で、試験でよく問われること間違えやすく気をつけること等の市販の参考書にはない様々な情報を得ることができます。

そのため、限られた時間で効率よく勉強していく上では、講義を受講していただくことがおすすめとなります。

関連コラム:行政書士は独学だと無理なのか解説!独学だと難しい人はどんな人?

Q 法改正は試験に影響しますか?

A 平成29年5月26日に「民法の一部を改正する法律」が成立し、一部を除き平成32年4月1日に施行されます。

行政書士試験では、「行政書士の業務に関し必要な法令等」科目の中に民法があり、また民法は行政法と合わせて188点という高い配点があるため、行政書士試験にも民法の改正は大きく影響します。

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