2020年#3 G検定合格者 佐々木様

合格者の声

受講されていた講義・カリキュラム

データサイエンス|G検定対策講座(日本ディープラーニング協会)

データサイエンスの学習の動機

国内の製造業にて、開発業務に従事しています。統計学に基づくデータ解析手法については、学生時代に習得し、業務にて活用しています。しかし、近年発達した機械学習の手法は、名前を耳にしたことがあっても、体系的に学んだことはなく、ほとんど知識がありませんでした。

機械学習は、現在、様々な会社が投資・導入している技術であり、基本的なリテラシーを習得しておくことが、今後長きにわたって製造業で仕事を続けるには必須であると考えておりました。

G検定の受験を決めた動機

従事する会社でも、昨今のAIブームの中、「機械学習を活用した効率化」が掲げられ、専門部署が設立されております。しかしながら、この「機械学習の専門部署」は、経営上重要な領域にパワーを集中させており、私が所属する部署との連携は限定的なものでありました。私のような専門外の者が、社内の業務として機械学習を取り入れたりしようとしても、「導入によって、どれくらいの成果が出せ、どれくらいの効率化が達成できるのかを定量的に示す」ことが要求され、それを示せる知識がなければ、業務として取り組むことは認められませんでした。すなわち、社内に専門家が居ながら、専門外の社員がスキル向上として機械学習を学んだり、機械学習を試したりできる環境にはなく、業務外で自己啓発として取り組む必要がありました。

そこで、専門外の一般の人が身につけるべき知識を問うG検定に着目しました。この検定を目標として学習し、合格することで、データサイエンスに関する一通りの基礎知識を身につけることができ、業務への適用の提案ができるようになるのではないかと考えました。

G検定に向けて受講を決めた理由

G検定は、プログラミングの専門外の人を対象とした資格であり、かつ、合格率が6~7割という情報から、1か月程度勉強すれば問題なく合格できるのではないかと考えました。ただし、技術の進化、法制度の整備、社会への技術応用のスピードが早い分野であることから、古い情報ではなく、いかに最新の情報を入手し、効率的に学習するかを考えて取り組む必要があると思いました。

書籍での学習も検討しましたが、その前に、まず短時間で学ぶべき内容の全体像を俯瞰することが、学習のパワー配分を考えるうえで有用と判断し、そして、その手段としては、オンライン講座が適していると考えました。また、多くの書籍は発売から時間が経っているものが多く、最新の情報かどうかという点に不安がありましたので、最初は受験講座からスタートすることとしました。

アガルート社の講座を選んだ理由は、新規オープンした講座だから、という単純なものです。上で述べましたように、最新の技術動向や社会動向を効率的に学ぶことが重要と考えておりましたので、できるだけ新しい教材で学びたい、と考えたからです。

データサイエンス|G検定対策講座(日本ディープラーニング協会)の学習の仕方

最初は、動画は見ず、資料のみを全章読み通しました。これにより、どういうことを学ばなくてはならないか、全体像をつかむことができました。また、一般向けの書籍や記事などですでに知っている領域と、ほとんど知識のない領域を知ることができ、今後の学習に向けての心構え、そして、方針を立てることができました。
次に、再度資料のみを丁寧に読み通し、その際、読んで理解したことを自分で説明できるかどうかを、自らに問うことで、自分の理解度を試しました。ここまでで、細かく見ると知識があやふやな点はあるものの、データサイエンスの全体像について、また、どういう領域でどういう技術があるのか、どういう社会応用がされているのかについて、一通り理解することができました。
本来のアガルート社のおすすめ受講方法とは異なるかもしれませんが、一通り自分なりに理解をした後で、動画を1.5~2倍速で観ました。このスピードでも講師の説明が瞬時に理解できるか、また、誤って理解しているところはないか、それを確認しました。動画を観る段階では、すでに自分なりに全体像を把握していましたから、漫然と動画を観るのではなく、分かっているところは高速で、自信のないところはやや速度を落として観ることで、集中力を維持したまま学習を続けることができました。
さらに、総まとめとして練習問題を解いて、受講を終了しました。その後、G検定の受験当日まで時間がありましたので、他社の書籍も活用して、さらに理解を深め、試験当日に臨みました。

データサイエンス|G検定対策講座(日本ディープラーニング協会)の感想

資料がよくまとまっているため、動画を見ずに資料をざっと読むだけでも、全体像が十分理解できる点がよかったです。世の中の一般的な講座の中には、資料に文字がほとんどなく、動画で説明を聞かないと資料だけでは理解できないケースがありますが、本講座はそうではありませんでした。動画で説明されていることは資料に書いてあり、資料だけでも理解できる。そして、動画を見て説明を受けることで、その理解を深めることができる。そのような、いろいろなタイプの受講者が自分なりのスタイルで活用できる教材だと思いました。