OJT研修におすすめの研修会社は、本コラムで比較する8社が有力な候補です。
結論として、業界への特化度・トレーナーの専門性・料金や研修形式の3つの軸で選ぶのがおすすめです。
OJT研修とは、現場の実務を通じて人材を育成する手法です。
導入を検討する人事・教育担当者の多くは、おすすめの会社や失敗しない進め方を知りたいと考えています。
本コラムでは、おすすめのOJT研修会社8社を比較表で整理し、選び方や進め方まで解説します。
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目次
【比較表】おすすめOJT研修会社8社一覧
OJT研修におすすめの研修会社8社を、料金や研修形式などの客観データで比較しました。
以下の比較表で全体像をつかみ、気になる会社は各社の詳細解説で確認できます。
料金は公開講座型で1人2万円台から、トレーナー育成型で数十万円までと幅があります。
| 会社名 | 料金(1名) | 研修形式 | 研修期間 | 導入実績 | おすすめ企業 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社インソース | 26,400円〜 | 講義・演習 | 半日〜1日 | 43,726社以上 | 実績重視・大手志向 |
| デロイト トーマツ ノビテク株式会社 | 要問い合わせ | 講師派遣・Web | 1日〜 | デロイト トーマツグループ | カスタマイズ重視 |
| 株式会社リクルートマネジメントソリューションズ | 要問い合わせ | トレーナー派遣 | 要問い合わせ | 花王・ダイハツ工業ほか | 事例に基づく行動変容 |
| ANAビジネスソリューション株式会社 | 49,500円 | 来場・Web | 1日(8時間) | ANAグループの接遇ノウハウ | 接遇・ホスピタリティ重視 |
| ナビゲート有限会社 | 要問い合わせ | 集合・eラーニング | 1日〜数ヶ月 | 教材・マニュアル開発で多数 | 現場定着・仕組み化重視 |
| 株式会社ジェック | 66,000円〜 | オンライン・面談 | 継続型 | 支援企業22,000社以上 | 継続的な伴走・可視化 |
| SMBCコンサルティング株式会社 | 要問い合わせ | 集合・セミナー | 1日〜 | 銀行系セミナー多数 | 経営視点・コンプラ重視 |
| 株式会社PDCAの学校 | 要問合せ | 実践コーチング | 全11回(各6時間) | 3,000社以上 | トレーナー育成・成果直結 |
料金や対応領域は会社ごとに大きく異なります。
そのため、導入目的に合わせて選ぶことが大切です。
たとえば、実績を重視するなら大手、コストを抑えるなら公開講座型が候補になります。
研修形式や対応領域もあわせて見比べれば、自社に合う会社を効率よく絞り込めるはずです。
各社の特徴は以下で順番に解説します。
OJT研修におすすめの研修会社8選

OJT研修におすすめの研修会社8社を、それぞれの強みとともに個別に紹介します。
各社は料金体系や研修形式、得意とする領域がそれぞれ異なります。
まず、各社の料金や研修形式を見比べ、自社の課題に合う一社を見つけてください。
株式会社インソース
株式会社インソースは、国内最大級の研修実績を持つOJT研修会社です。
公開講座のOJT研修は1人26,400円から受講でき、講義と演習を組み合わせた形式が特徴です。
研修期間は半日から1日が目安。
また、導入実績は50,000組織以上にのぼり、豊富な登壇で蓄積した知見を反映しています。
年間の受講者数も多く、幅広い業種の知見がプログラムに活かされている点も強みです。
現場ですぐ使える演習を重視し、研修の最後には実践報告会を設けています。
学んだ内容を発表する機会があるため、知識が定着しやすくなります。
全国に拠点があり、対面とオンラインを柔軟に選べる利便性も魅力です。
公開講座なら1名から参加でき、少人数の企業でも導入しやすい点が便利です。
OJT以外の育成課題にも幅広く対応できる体制が整っています。
そのため、実績や大手の安心感を求める企業におすすめです。
※公式サイト:株式会社インソース
デロイト トーマツ ノビテク株式会社
デロイト トーマツ ノビテク株式会社は、組織の課題に合わせた設計力が強みのOJT研修会社です。
旧ノビテクで、デロイト トーマツグループの一員として研修を提供しています。
料金は要問い合わせで、研修形式は講師派遣とWebに対応しています。
特に、企業ごとの個別課題に合わせた柔軟な設計が魅力です。
画一的なプログラムではなく、現状分析にもとづいて内容を組み立てます。
研修後のフォローまで一貫して支援する体制も強みです。
加えて、コンサルティングで培った知見を、指導者の育成にも活かしています。
豊富な研修テーマから、自社に必要な内容だけを選んで構成できます。
専門のコンサルタントが伴走するため、研修の精度を高めやすい点も魅力です。
自社の課題に合わせてOJT研修をカスタマイズしたい企業におすすめです。
※公式サイト:デロイト トーマツ ノビテク株式会社
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
株式会社リクルートマネジメントソリューションズは、豊富な事例数を背景にした体験学習型が特徴です。
料金は要問い合わせで、研修形式はトレーナー派遣に対応しています。
また、数多くの支援実績から導いた知見をもとに、本質的な行動変容を促します。
導入企業は花王やダイハツ工業など大手が中心。
受講者が自ら気づきを得る体験学習を重視し、現場での実践につなげます。
知識を一方的に教えるのではなく、考えさせる設計になっている点も特徴です。
さらに、研修後には導入実態の調査も行い、効果の定着を支援する体制が整っています。
調査結果をもとに改善を重ねるため、研修の質が高く保たれています。
受講後の行動の変化まで追跡し、効果を見える化する取り組みも特徴的です。
新人から管理職まで、幅広い階層に向けたプログラムをそろえている点も見逃せません。
事例に裏打ちされたOJT研修で、確かな行動変容を求める企業におすすめです。
※公式サイト:株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
ANAビジネスソリューション株式会社
ANAビジネスソリューション株式会社は、ANAグループの接遇ノウハウを活かしたOJT研修会社です。
料金は1人49,500円で、来場とWebの両方の研修形式に対応しています。
研修期間は1日(8時間)が基本。
特に、世界水準の接遇をベースにした丁寧な指導技術が大きな強みです。
あいさつや言葉づかいといった基本動作から、後輩への伝え方まで体系的に学べます。
また、ロールプレイ中心の実践的な内容で、現場ですぐ使える対応力を養えます。
実際の場面を想定した演習が多く、学んだ動作を体で覚えられる構成です。
指導者自身の振る舞いを見直すきっかけにもなり、現場全体の質が高まります。
接遇やホスピタリティを重視する企業に、ANAのOJT研修はおすすめです。
※公式サイト:ANAビジネスソリューション株式会社
ナビゲート有限会社
ナビゲート有限会社は、OJTと人材育成を多面的に支援するOJT研修会社です。
研修だけでなく、教材や業務マニュアルの開発まで一貫して手がけています。
料金は要問い合わせで、研修形式は集合とeラーニングに対応しています。
研修期間は1日から数ヶ月までと幅広い点も特徴。
特に、前後半の2段構えで、研修後の現場定着を強力に後押しする点が魅力です。
前半で基礎を学び、後半で実践の振り返りを行う流れが定着を支えます。
さらに、実務計画書を研修中に作成するため、学びがそのまま業務へつながります。
OJTノートなどの独自教材も活用でき、現場での指導の標準化に役立つ点も特徴です。
仕組みとして人材育成を定着させたい企業にも向いています。
現場定着と仕組み化を重視する企業に、ナビゲートのOJT研修はおすすめです。
※公式サイト:ナビゲート有限会社
株式会社ジェック
株式会社ジェックは、継続的な伴走と可視化に強みを持つOJT研修会社です。
料金は1人66,000円からで、研修形式はオンラインと面談に対応しています。
単発で終わらない継続型のため、育成の成果が定着しやすい仕組み。
また、1on1の代行やデータによる育成状況の可視化を提供しています。
指導者の負担を減らしながら、客観的な数値で成長を確認できる点も強みです。
ご支援企業数は22,000社以上にのぼり、上場企業約450社を含む実績があります。
長年の支援で培った現場目線のノウハウが、伴走支援に活かされています。
定額制のプランもあり、コストを抑えながら継続しやすい点も魅力です。
データにもとづく振り返りで、育成のPDCAを回しやすくなります。
継続的な伴走と進捗の見える化を求める企業に、ジェックのOJT研修はおすすめです。
※公式サイト:株式会社ジェック
SMBCコンサルティング株式会社
SMBCコンサルティング株式会社は、銀行系ならではの視点が強みのOJT研修会社です。
料金は要問い合わせで、研修形式は集合とセミナーに対応しています。
経営視点を持つ指導者の育成に注力。
また、豊富なビジネスセミナーと連携し、幅広いテーマを学べる環境が整っています。
財務やコンプライアンスなど、ビジネスの土台となる知識も合わせて学べる環境です。
特に、論理的な思考とコンプライアンス意識の醸成に定評があります。
金融機関で培った厳格な基準が、指導者育成の質を支えています。
セミナーと組み合わせれば、指導者のスキルを継続的に伸ばしていける点も強みです。
経営視点やコンプライアンスを重視する企業に、SMBCのOJT研修はおすすめです。
※公式サイト:SMBCコンサルティング株式会社
株式会社PDCAの学校
株式会社PDCAの学校は、OJTトレーナー研修に定評のあるOJT研修会社です。
全11回(各6時間)の実践コーチング形式です。
数値と行動を連動させ、曖昧さを排除した成果直結型の育成を行います。
研修には定着確認テストを取り入れ、学びの抜け漏れを防ぐ仕組みです。
また、指導者ごとの教え方のばらつきを抑え、再現性のある育成を目指します。
回数を重ねる継続型のため、学んだ内容を実務で試しながら定着させられます。
導入実績は3,000社以上にのぼる点も信頼材料です。
成果を数字で確認できるため、研修の効果を経営層へ説明しやすくなります。
目標と実績のギャップを明らかにし、次の打ち手につなげられます。
指導者のスキルを底上げし、現場全体の生産性向上につなげられる点も魅力です。
徹底したトレーナー育成と成果直結を求める企業に、PDCAの学校はおすすめです。
※公式サイト:株式会社PDCAの学校
OJT研修とは?意味をわかりやすく解説
OJT研修とは、On-the-Job Trainingの略で、現場の実務を通じて人材を育成する手法です。
日常業務のなかで上司や先輩が指導役となり、知識とスキルを実践的に教えます。
もともとはアメリカで体系化された育成手法とされ、現在も幅広い企業で使われています。
実際の仕事を題材にするため、学んだ内容をすぐ業務へ反映できる点が特徴です。
新人だけでなく、異動者や中途入社者の育成にも活用されています。
実務に直結するため、学んだスキルが無駄になりにくい点も特徴です。
そのため、座学では得にくい実践力を養える点が、OJT研修の大きな魅力です。
OJT研修とOFF-JTの違い
OJT研修とOff-JTの違いは、学びの場が現場かどうかにあります。
OJTは現場の実務を通じて指導し、Off-JTは職場を離れた座学や集合研修で学びます。
なお、Off-JTはOff-the-Job Trainingの略で、体系的な知識をまとめて習得しやすい手法です。
両者の特徴を以下の表で整理しました。
| 項目 | OJT | Off-JT |
|---|---|---|
| 学ぶ場所 | 現場・実務のなか | 研修会場・座学 |
| 強み | 実践力が身につく | 体系的な知識を習得 |
| 弱み | 指導者により差が出る | 現場で活かす工夫が必要 |
OJTは現場ですぐ役立つ一方、指導者によって質に差が出やすい面があります。
Off-JTは知識をそろえやすい反面、現場での応用には一定の工夫が求められる点に注意が必要です。
そのため、OJTとOff-JTは対立する手法ではなく、組み合わせで育成効果を高められます。
新人研修ではOff-JTで基礎を固め、配属後にOJTで実践力を伸ばす流れが一般的です。
OJT研修とメンター制度・ジョブローテーションの違い
OJT研修とメンター制度・ジョブローテーションの違いは、主な目的にあります。
OJT研修の主目的は、現在の業務に必要なスキルの習得です。
一方で、メンター制度は精神的な支援やキャリア相談を担う仕組みです。
メンターは直属の上司以外が務める場合が多く、中長期的に新人を支えます。
ジョブローテーションは、複数の部署を計画的に異動し、幅広い経験を積ませる制度です。
視野を広げる効果は大きい反面、専門スキルの習得には時間がかかります。
短期間で即戦力を育てたい場合は、OJTのほうが向いています。
3つの手法は役割がそれぞれ異なるため、組み合わせて使うと育成の幅が広がる点も特徴です。
そのため、業務スキルの習得に直結する点で、OJT研修は両者と役割が異なります。
OJT研修会社の3つの選び方
OJT研修会社は、業界特化型プログラムの有無・トレーナーの専門性・料金と研修形式で選びましょう。
そのため、自社の課題や予算に合う軸を意識すると、研修会社選びの失敗を防げます。
3つの軸はどれも重要で、優先順位は企業の状況によって変わるものです。
迷ったときは、現場の課題が最も大きい軸から検討すると決めやすくなります。
あわせて、課題別にどの軸を重視すべきかも紹介します。
業界特化型のプログラムがあるか
OJT研修会社を選ぶ際は、自社の業界に特化したプログラムがあるかを確認しましょう。
必要なスキルは業界によって大きく異なるためです。
たとえば製造業では安全管理、サービス業では接客スキルが重視されます。
業界に合わないプログラムでは、現場で使える知識が身につきにくくなります。
同じ研修内容でも、業務の進め方や専門用語が違えば効果は半減しがちです。
なお、同じ業界での導入実績があるかも、あわせて確認しておきましょう。
実績が豊富な会社ほど、その業界特有の課題を理解している傾向があります。
導入事例やカリキュラムの具体例を見れば、自社との相性も判断しやすくなります。
公式サイトに事例が少ない場合は、問い合わせ時に直接確認するのが確実です。
そのため、OJT研修の効果を高めるには、業界適合性を最初の判断材料にするのがおすすめです。
トレーナーの専門性・実務経験
OJT研修会社を選ぶ際は、トレーナーの専門性と実務経験を必ず確認しましょう。
研修の効果は、指導するトレーナーの力量に大きく左右されるためです。
たとえば、実務経験が豊富なトレーナーは、現場の課題に即した助言を提供できます。
一方で、知識が中心のトレーナーは、実践とのギャップが生まれやすくなります。
受講者からの質問に具体的な経験談で答えられるかどうかも、見極めの目安です。
なお、トレーナーの経歴や登壇実績は、事前に調べておきましょう。
研修プログラムの監修体制も、信頼性を見極める判断材料になります。
可能であれば、無料セミナーや体験講座で指導の雰囲気を確認するのも有効です。
担当トレーナーが固定か交代制かどうかも、確認しておくと安心です。
専門性の高いトレーナーがそろう会社ほど、OJT研修の成果を期待できるでしょう。
料金・研修形式(対面/オンライン)
OJT研修会社は、予算と実施環境に合う料金体系や研修形式で選びましょう。
料金は1人あたり数万円の公開講座から、数十万円のトレーナー育成まで幅があります。
研修形式も、来場型・Web型・eラーニングなど会社によってさまざま。
たとえば対面は実践的な演習に向き、オンラインは遠隔拠点の参加者を集めやすい利点があります。
特に、オンライン中心の会社なら、複数拠点でも均一なOJT研修を実施できるでしょう。
受講人数が多い場合は、1人あたりの単価が下がる料金プランも確認しておきたいところです。
料金には教材費やフォロー費用が含まれるかどうかも、事前に確かめましょう。
追加費用の有無まで把握すれば、予算オーバーを防ぎやすくなります。
なお、現場の人数や勤務体制を踏まえ、無理なく続けられる形式を選ぶことが大切です。
各社の料金は冒頭の比較表でまとめているので、あわせて確認してみましょう。
OJT研修の3つのメリット
OJT研修には、実務直結のスキル習得・研修コストの抑制・個別最適な指導という3つのメリットがあります。
現場で成果を出しながら人材を育てられる点が、OJT研修の強みです。
新人だけでなく、教える側の指導者にとっても学びの機会になります。
導入のハードルが低く、すぐに始められる点も人気の理由です。
まず、それぞれのメリットを具体的に解説します。
実務に直結したスキルが身につく
OJT研修の1つ目のメリットは、実務に直結したスキルが身につく点です。
実際の業務をこなしながら学ぶため、知識をすぐ行動へ移せます。
また、座学では理解しづらい暗黙知や現場の判断基準も習得できます。
新人が早期に戦力化しやすく、教育期間の短縮にもつながる点も魅力です。
さらに、学んだ内容をその場で試せるため、定着率が高まりやすくなります。
うまくいかない場面でも、その場で指導者が補足できる点が心強いところです。
実践のなかで成功体験を積めば、新人の自信にもつながります。
即戦力化を重視する企業にとって、OJT研修は有効な選択肢です。
研修コストを抑えやすい
研修コストを抑えやすい点も、OJT研修の大きなメリットです。
外部講師や会場を手配する必要がなく、社内の指導者だけで実施できます。
そのため、Off-JTのような講師料や会場費を大幅に削減できます。
特別な教材も不要で、日々の業務そのものが教材になる点も強みです。
さらに、浮いた予算は、ほかの育成施策や設備投資にも回せるでしょう。
新人を早く戦力化できれば、採用や外注にかかるコストの抑制にもつながります。
指導者育成だけ外部に頼り、日々のOJTは社内で回す方法もコスト面で有効です。
限られた予算で人材育成を進めたい企業に、OJT研修は適しています。
個人に合わせた指導ができる
個人に合わせた指導ができる点も、OJT研修の魅力です。
集合研修と異なり、一人ひとりの理解度や進み具合に合わせて教えられます。
たとえば飲み込みの早い新人には次の課題を、つまずく新人には丁寧な補足を用意できます。
本人の性格や得意分野に応じた声かけも、やる気を引き出すのに効果的です。
さらに、きめ細かな指導は、早期離職の防止にもつながります。
信頼関係を築きながら教えられるため、新人が相談しやすい環境も生まれます。
つまずきの原因をその場で把握できるため、新人に合わせた的確なフォローも可能です。
新人の成長度合いに応じて柔軟に対応したい企業に、OJT研修はおすすめです。
OJT研修の3つのデメリット
OJT研修には、指導者依存・知識の偏り・成果のばらつきという3つのデメリットもあります。
ただし、デメリットを理解し対策を講じれば、OJT研修の効果は安定します。
あらかじめ弱点を知っておけば、運用の工夫で十分に補えるものです。
対策をセットで押さえておけば、安心して導入を進められます。
それぞれのデメリットと対策を順に見ていきましょう。
指導者の負担・スキルに左右される
OJT研修の1つ目のデメリットは、成果が指導者の負担やスキルに左右される点です。
指導者の力量や経験によって、新人の習得スピードに差が出ます。
また、通常業務と指導を兼任するため、指導者が多忙だと教育がおろそかになりがちです。
対策として、指導者向けのトレーナー研修で教え方を標準化する方法があります。
さらに、指導マニュアルを整備し、属人化を防ぐ仕組みづくりも有効です。
指導者の業務量を調整し、教育に充てる時間を確保することも欠かせません。
指導役を1人に集中させず、複数人で分担する体制も負担の軽減につながります。
指導者を支援する体制を整えれば、OJT研修の質を安定させられます。
体系的な知識が抜けやすい
体系的な知識が抜けやすい点も、OJT研修のデメリットです。
現場対応が中心となるため、業務全体の理論や背景まで網羅しにくくなります。
そのため、目の前の作業は覚えても、応用が利かないケースが生まれがちです。
対策として、Off-JTを併用し、座学で体系的な知識を補う方法が効果的です。
また、集合研修やeラーニングを組み合わせると、知識の偏りを防げます。
習得すべき項目をリスト化し、現場で抜けがちな内容を補う工夫も大切です。
定期的に知識の確認テストを行えば、抜け漏れに早く気づけます。
各社のOJT研修は冒頭の比較表で確認でき、Off-JT対応の有無も比べられます。
教育成果にばらつきが出やすい
教育成果にばらつきが出やすい点も、OJT研修の注意点です。
指導者や部署ごとに教え方が異なると、新人の到達度に差が生まれます。
たとえば同じ時期に入社しても、配属先によって成長スピードが変わります。
対策として育成計画書を作成し、習得項目と期限を明確にしましょう。
また、評価基準を標準化すれば、指導者が変わっても一定の品質を保てます。
定期的に進捗を共有する場を設ければ、遅れに早く気づいて対応できる体制です。
部署をまたいで指導内容を共有すれば、現場ごとの差も小さくできます。
仕組みで成果を均一化すれば、OJT研修の効果を安定させられます。
OJT研修の進め方4ステップ
OJT研修は、Show・Tell・Do・Checkの4ステップで進めるのが効果的です。
やってみせる・説明する・やらせてみる・評価するという流れで、新人を着実に育てます。
4つのステップを繰り返すことで、新人のスキルは段階的に定着するものです。
1つの段階を飛ばさず、順番に進めることが成果につながります。
まず、各ステップのやり方とポイントを具体的に解説します。
ステップ1:Show(やってみせる)
ステップ1のShowでは、指導者がまず手本を見せます。
言葉で説明する前に、実際の作業を目の前でやってみせる段階です。
そのため、新人は完成イメージや作業の流れを、視覚的に理解できます。
手本を見せる際は、ポイントとなる動作をゆっくり丁寧に示しましょう。
なお、なぜその手順なのかを意識させると、後の説明が頭に入りやすくなります。
良い見本だけでなく、ありがちな失敗例もあわせて見せると、新人の理解が深まるでしょう。
新人が注目すべき点を事前に伝えておくと、観察の質が上がります。
OJT研修の出発点として、質の高い手本を見せることが重要です。
ステップ2:Tell(説明する)
ステップ2のTellでは、業務の意味や手順を言葉で説明します。
Showで見せた作業について、理由や背景を言語化して伝える段階。
特に、手順の暗記ではなく、なぜ必要なのかを理解させることが大切です。
また、専門用語は避け、新人がわかる言葉に置き換えて説明しましょう。
さらに、要点を絞って伝えると、情報過多による混乱を防げます。
一度に詰め込まず、新人の反応を見ながら少しずつ伝えることも効果的です。
質問を促せば、理解が浅い部分をその場で補えます。
理解度を確認しながら進めることで、OJT研修の効果が高まります。
ステップ3:Do(やらせてみる)
ステップ3のDoでは、実際に新人本人へ作業を任せます。
見て聞いた内容を、自分の手を動かして実践する段階です。
まず、最初は失敗してもよいので、本人に考えながら取り組ませましょう。
また、指導者は口を出しすぎず、見守る姿勢を保つことが大切です。
ただし、安全に関わる場面では、すぐ介入できる距離で見守りましょう。
本人が達成感を得られるよう、小さな成功体験を積ませることも意識します。
できたことをその場で言葉にして認めれば、新人の次への意欲も高まるでしょう。
実践の機会を十分に与えることが、OJT研修の成果につながります。
ステップ4:Check(評価・改善する)
ステップ4のCheckでは、成果を評価し改善につなげます。
新人の取り組みを振り返り、良かった点と課題をフィードバックする段階です。
まず、できた部分はしっかり褒め、本人の自信とやる気を高めましょう。
また、改善点は具体的に伝え、次の行動を一緒に考えることが大切です。
そのため、評価と改善を繰り返すと、Showの段階へと学びが循環します。
感情的に叱るのではなく、事実にもとづいて前向きに伝えることが欠かせません。
本人に振り返りを書かせると、課題を自分で言語化する習慣もつきます。
振り返りを習慣化すれば、OJT研修の効果を継続的に伸ばせます。
OJT研修に関するよくある質問
OJT研修について、検索でよく調べられる質問に回答します。
研修期間・費用相場・他手法との違いなど、導入前に気になる点をまとめました。
OJT研修の期間はどのくらいですか?
OJT研修の期間は、数時間の短期から数ヶ月の長期までさまざまです。
研修の目的や対象者によって、適切な期間が変わります。
たとえば指導者向けのトレーナー研修なら、1日や数回の集中講座が一般的です。
一方で新人を一人前に育てるOJTは、3ヶ月から半年ほどかけるケースが多く見られます。
短すぎると定着しにくく、長すぎると指導者の負担が増える点に注意が必要です。
業務の難易度や新人の経験によっても、必要な期間は前後します。
計画段階で対象者のレベルを把握しておけば、期間も見積もりやすくなるはずです。
節目ごとに達成度を確認すると、計画とのずれにも早く気づけます。
そのため、育成計画書で期間の目安を決めておくと、無理なく進められます。
OJT研修の費用相場はいくらですか?
OJT研修の費用相場は、研修形式によって大きく異なります。
たとえば公開講座型は1人あたり2万円台から受講でき、手軽に始めやすい形式です。
一方で講師派遣型・トレーナー育成型では、内容が手厚い分、数十万円かかる場合もあります。
本記事掲載の8社では、インソースが1人24,400円から受講できる手軽さも魅力です。
また、ANAビジネスソリューションは1人49,500円で、来場とWebに対応しています。
トレーナー育成に特化したPDCAの学校は、全11回で396,000円です。
受講人数や研修日数によって総額は変わるため、見積もり段階での確認が欠かせません。
複数社から見積もりを取れば、内容と価格のバランスを比べやすくなります。
なお、要問い合わせの会社も多いため、正確な費用は見積もり依頼で確認しましょう。
形式ごとの料金は冒頭の比較表でまとめているので、予算検討に役立ちます。
OJTとOJDの違いは何ですか?
OJTとOJDの違いは、育成の目的と期間にあります。
OJTは、現在の業務に必要なスキルを習得させる短期育成。
一方、OJDはOn-the-Job Developmentの略で、中長期の能力開発を指します。
たとえばOJDでは、将来のリーダー候補に幅広い経験を計画的に積ませる点が特徴です。
目の前の業務に直結するOJTに対し、OJDは数年先の成長を見据えます。
両者は対立するものではなく、OJTで土台を作りOJDで伸ばす関係にあります。
短期と中長期の両輪で育てる視点が、人材育成では欠かせません。
そのため、目的に応じて、OJT研修とOJDを使い分けることが大切です。
OJT研修とOff-JTはどちらが効果的ですか?
OJT研修とOff-JTは、優劣ではなく目的による使い分けが効果的です。
OJTは実践力の習得に強く、Off-JTは体系的な知識の習得に向いています。
そのため、どちらか一方では、実践と理論のいずれかが不足しがちです。
たとえばOff-JTで基礎を学んでから、OJTで現場に応用する流れが効果的です。
また、両者を組み合わせると、知識と実践のバランスが取れた育成を実現できます。
新人研修ではOff-JT、配属後はOJTというように、時期で使い分ける方法もあります。
目的を整理してから、どちらを軸にするか決めるのが失敗を防ぐ近道です。
自社の課題に合わせて、OJT研修とOff-JTを併用するのがおすすめです。
OJT研修がうまくいかないときはどうすればよいですか?
OJT研修がうまくいかないときは、原因を特定して仕組みで対策しましょう。
よくある原因は、指導者の負担過多や育成計画の不在です。
まず、育成計画書を作成して習得項目と期限を明確にする方法が効果的です。
また、指導者向けのトレーナー研修で教え方を底上げする方法もあります。
なお、社内だけで解決が難しい場合は、外部の研修会社を活用する選択肢もあるでしょう。
現場任せにせず、人事や上長が定期的に状況を確認することも欠かせません。
小さな改善を積み重ねれば、研修の効果は少しずつ高まります。
原因に応じた対策を講じれば、OJT研修は着実に成果へ近づきます。
まとめ
OJT研修は、現場の実務を通じて人材を実践的に育成する手法です。
おすすめの研修会社は、料金・研修形式・業界との相性で選びましょう。
たとえば実績重視ならインソース、トレーナー育成ならPDCAの学校が候補になります。
進め方は、Show・Tell・Do・Checkの4ステップを意識すると効果的です。
また、メリットとデメリットを理解し、Off-JTの併用や計画書づくりで弱点を補いましょう。
比較表で各社のデータを見比べれば、自社に合う一社を効率よく絞り込めます。
気になる会社が見つかったら、公式サイトで最新の情報も確認しておきましょう。
自社に合うOJT研修を取り入れ、現場で活躍する人材を育てていきましょう。
「ビジネススキル研修」会社探しにお困りではありませんか?
このような課題をお持ちでしたら
是非一度アガルートにご相談下さい
