次世代リーダー研修は、自社の課題・対象階層・実践量で選ぶと失敗しません。
そもそも次世代リーダー研修とは、将来の経営を担う候補を育てる取り組みです。
現役リーダーの底上げではなく、次の経営を任せる人材の輩出をねらいます。
とはいえ、どの会社に任せ何を学ばせるか、迷う担当者は少なくないでしょう。
本コラムでは、おすすめ7社の比較から目的・内容・選び方・費用までを順に整理します。
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目次
次世代リーダー研修のおすすめ会社7選【比較】

次世代リーダー研修を選ぶときに、まず意識したいのが自社との相性です。
というのも、同じ名前の研修でも会社ごとに強みや進め方が大きく異なるからです。
経営知識に強い会社もあれば、実践やオンラインを得意とする会社もあります。
どの会社が優れているかではなく、自社にどれが合うかという視点が大切です。
ここでは主要な7社を取り上げ、それぞれの特徴を一覧表にまとめました。
| 会社名 | 特徴 | 提供形式 | 費用の目安 |
|---|---|---|---|
| インソース | 中堅・管理職候補向けに体系的に学べる | 公開講座・講師派遣・eラーニング | 公開講座は1名から |
| グロービス | MBA知見で経営戦略と連動 | 集合・スクール・eラーニング | 講師派遣型が中心 |
| リクルートマネジメントソリューションズ | 異業種交流による相互研鑽 | 公開講座・オンライン | 1名から参加可 |
| アルー | 実践・行動変容重視のオーダーメイド | 講師派遣中心・グローバル対応 | 一社研修が中心 |
| リスキル | 明朗で導入しやすい | 一社研修・eラーニング | 見積制 |
| 産業能率大学 | 通信で経営知識を体系学習 | 通信研修(SBCP) | 通信講座型 |
| Schoo | オンラインで継続的に学べる | オンライン動画 | 1ID月1,650円〜 |
株式会社インソース
インソースは、官公庁から民間まで幅広く研修を手がけてきた大手の会社です。
もともと実務直結の研修を得意とし、その積み重ねが豊富な実績に表れています。
年間の総受講者数は業界トップクラスとされ、信頼の厚さがうかがえます。
次世代リーダー向けでは、安定力・思考力・指導力をバランスよく養えるのが特徴。
対象は28〜45歳の中堅層や昇任前の層が中心で、現場に即して学べます。
また、公開講座・講師派遣・eラーニングと形式が幅広いのも便利です。
1名から参加できる公開講座もあり、まず少人数で試すこともできます。
研修後のフォローや効果測定にも対応し、学びの定着まで支えてくれます。
自社の課題に合わせて細かく設計したい企業に、とくに向いているでしょう。
※公式サイト:インソース
株式会社グロービス(GLOBIS)
グロービスは、MBAの知見を生かした次世代リーダー育成で広く知られています。
経営大学院で磨かれた理論を、企業研修の形に落とし込んでいるのが持ち味です。
まず自社の経営戦略と連動させ、あるべき人材像から逆算して設計します。
講師は470名規模を抱え、国内では最大級の研修体制を築いてきました。
なかでも特徴的なのが、他社の受講者と学び合う「スクール型」の存在です。
立場の違う仲間との「他流試合」は、視野を大きく広げてくれます。
経営知識を体系立てて学ばせ、選抜で幹部を育てたい企業に向いています。
理論と実践の両方を重視する企業にとって、心強い選択肢といえるでしょう。
※公式サイト:グロービス
株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
リクルートマネジメントソリューションズは、60年以上の歴史を重ねた老舗です。
個と組織の成長を支援し続けています。
長く現場に向き合った知見の厚みが、多くの企業からの信頼を支えています。
重視するのは、異業種交流を生かしたグループワークです。
受講者同士が高め合う「相互研鑽」が、視野を広げる学びを生み出します。
実務経験の豊富な講師陣が、現場感覚に基づく助言をくれるのも心強い点。
さらに、会場は東京・大阪・横浜に加えオンラインでも1名から参加できます。
少人数から始めやすく、まず試したい企業にも合うでしょう。
他社のリーダー候補と切磋琢磨させたい企業に、とくに適しています。
※公式サイト:リクルートマネジメントスクール
アルー株式会社
アルーは、2003年設立で2018年に上場した、人材育成の専門企業です。
とりわけアジアでの育成に強く、海外展開する企業からの支持も厚い会社です。
まず新人や若手の育成で高い実績を誇ります。
次世代リーダー育成でも一貫しているのが、座学に偏らない実践重視の姿勢です。
現場の課題を題材に据え、行動変容まで促すオーダーメイド研修が強みです。
経営人材像の定義から育成計画の運用まで、一気通貫で任せられます。
しかも、アジア各国に現地法人を持ち、海外での育成にも強いのが特色です。
定着まで伴走してほしい企業や、海外で通用する人材を求める企業に向きます。
幅広い階層を一貫して育てたい企業にも、頼れる選択肢といえるでしょう。
※公式サイト:アルー
株式会社リスキル
リスキルは、進め方の明快さと導入のしやすさで選ばれる研修会社です。
難しく構えず、現場ですぐ使える形に落とし込んでくれる点が好評です。
次世代リーダー研修では、チームをまとめる管理能力の習得を軸に据えます。
あわせて、組織を前へ動かす変革の力も養える構成になっています。
受講者の特性をふまえ、その人に合ったリーダー像を描けるのも魅力です。
標準は6時間で、内容や形式は自社の状況に合わせて柔軟に変えられます。
さらに、56分で要点をつかめるeラーニング動画も用意されています。
料金は見積もり制で、オンラインですぐ確認できるのも親切なところ。
コストを抑えて手早く始めたい企業に、とくに向いているといえるでしょう。
※公式サイト:リスキル
学校法人産業能率大学(SANNO)
産業能率大学総合研究所は、通信研修で次世代リーダーを養成しています。
大学が積み上げた研究の知見を、実務向けの学びへとつないでいるのが強みです。
中心の「SBCP」シリーズでは、MBAの経営管理フレームを体系立てて学べます。
扱う領域は経営戦略・マーケティング・財務会計・人材マネジメント・ITの5つ。
また、基礎の「ベーシック」と応用の「アドバンス」があり、レベルに応じて選べます。
課題はケースを読み込み、仮説を立てて文章にまとめる対話型の形式です。
そのうえ、ネットチューターが丁寧に添削し、一人ひとりに助言を返してくれます。
通学が難しい拠点や多忙な候補者でも、自分のペースで学び続けられます。
費用を抑えつつ経営知識を体系立てて学ばせたい企業に向いているでしょう。
※公式サイト:産業能率大学総合研究所
株式会社Schoo(スクー)
Schooは、オンライン動画でいつでも学べる法人向けの学習サービスです。
まず、決まった研修というより学び放題の環境を提供する点が特徴です。
授業は約9,000本にのぼり、研修にも自己啓発にも活用できます。
次世代リーダー向けにも、リーダーシップ理論や経営戦略の講座がそろいます。
大学教授による実践的な講義もあり、学べる内容の質は高いです。
累計4,000社以上が導入し、規模を問わず幅広く選ばれています。
料金は1IDあたり月1,650円で、20IDから年間契約で利用できます。
低コストのため、まず学習環境を整えたい企業にも導入しやすいでしょう。
集合研修の前後に組み込み、継続的に学ぶ文化を育てたい企業におすすめです。
※公式サイト:Schoo for Business
次世代リーダー研修を実施する3つの目的
次世代リーダー研修を導入する主な目的は、経営者の視点の獲得・リーダーシップの醸成・自社課題の解決の3つです。
一見ばらばらに見えますが、それぞれ深くつながり合っています。
視点が広がれば判断が変わり、行動が変われば課題解決にも近づくからです。
つまり、経営者の視点・リーダーシップ・自社課題の解決力の3つを同時に育てることで、候補者は経営の担い手へと近づいていきます。
経営視点と意思決定力を養う
1つ目の目的は、経営の視点と意思決定力を養うことです。
というのも、リーダーになると求められる視点が大きく変わるためです。
自分の成果を追うプレイヤーの感覚のままでは、組織全体を動かせません。
事業の全体像をとらえ、数年先まで見据えて判断する姿勢が欠かせないのです。
とはいえ、こうした視点は日々の業務の延長ではなかなか身につきません。
だからこそ研修で経営者の立場を疑似体験し、視座を引き上げていきます。
たとえば、自社の決算や事業計画を題材にすれば、数字の裏側まで読み解く力が育ちます。
視点が変わると、同じ事実からでも読み取れるものが大きく変わるものです。
全体最適で考える癖がつくほど、部分にとらわれない判断に近づきます。
こうした訓練を重ねるほど、不確実な場面でも決めきる胆力が養われるでしょう。
リーダーシップとマインドセットを醸成する
2つ目は、人と組織を動かすリーダーシップを育てることです。
次世代リーダーに必要なのは、役職の力ではなく信頼から生まれる影響力です。
立場で人を従わせるだけでは、本当の意味で組織は動きません。
周囲を巻き込み、同じ方向へ導く力があってこそ、変革は前に進みます。
ただし、こうした力や覚悟は、知識を覚えるだけでは身につきにくいものです。
鍵になるのが、自分自身と向き合う内省の時間です。
過去の成功と失敗を振り返るほど、自分の軸や価値観がはっきりしてきます。
自分を深く知る人ほど、ぶれずに人を導けるようになるからです。
信頼は小さな言動の積み重ねから生まれ、一朝一夕には築けません。
研修では対話や振り返りを重ね、内面からリーダーを育てていきます。
自社の経営課題を解決する
3つ目は、研修を自社の経営課題の解決に直結させることです。
学んだ知識をその場の演習だけで終わらせては、現場は何も変わりません。
有効なのが、自社が実際に抱える課題を研修のテーマに据える進め方です。
候補者は解決策を練り上げ、経営陣へ提言するところまで踏み込みます。
本気で課題に向き合うからこそ、学びは一気に自分ごとへと変わっていきます。
しかも提言が実際に採用されれば、候補者の自信と成長にも直結するでしょう。
自社の現実に向き合う経験は、教科書では得られない深い学びをもたらします。
課題を自分の手で動かした記憶は、研修後も長く残り続けるものです。
次世代リーダー研修の主なプログラム内容・カリキュラム例
次世代リーダー研修の主なカリキュラムは、経営知識を学ぶインプット、手を動かす実践演習、そして自己内省の3つです。
どれか一つでも欠けると、学びは中途半端なまま終わってしまいます。
知識を入れて使い、振り返る流れがそろってこそ定着するからです。
インプットだけでも演習だけでも、学びはどこか欠けたままになります。
それぞれを組み合わせ、学びを行動へと変えていきましょう。
経営知識・ビジネススキルの習得
土台になるのが、経営に関する知識とビジネススキルのインプットです。
まず、経営戦略やマーケティング、財務会計などを体系立てて学びます。
いわゆるMBAの基礎領域を、ひととおり押さえる段階です。
ここで共通言語が身につくと、経営層との議論がぐっと深まります。
数字や戦略を同じ目線で語れるようになり、提案の説得力も増していきます。
とはいえ知識は、それ自体が目的ではなく、次の実践を支える土台にすぎません。
基礎が曖昧なままでは、応用の場面で判断がぶれてしまいます。
逆にしっかりした土台があれば、新しい状況にも応用が利くものです。
だからこそ、まずはこの土台をていねいに固めることが大切になります。
アクションラーニング(自社課題の実践演習)
インプットを成果に変える中核が、アクションラーニングです。
自社が現実に抱える課題を題材に、分析から構想、提言までを実際に行います。
答えのない問いに挑むことこそ、知識を使いこなす近道。
さらに、うまくいかない場面にぶつかっても、その試行錯誤が学びになります。
自ら答えをつくる経験こそ、思考の幅を大きく広げてくれるでしょう。
こうして学びの軸足は、覚えることから生み出すことへと移っていきます。
頭で分かることと、実際にやり切ることの差を体で知る機会にもなります。
ここで得た手応えは、研修後の現場でも確かな自信として残るでしょう。
自己内省・キャリアデザイン
3つ目の層は、自分自身と静かに向き合う自己内省です。
歩んできた経験を振り返り、自らの価値観やリーダー観を言葉にしていきます。
問い直すほど、自分の強みや弱みがはっきりと見えてくるものです。
見えてきた軸は、迷ったときに立ち返るよりどころになってくれます。
また、感情や価値観に向き合う時間は、人を動かす力の源にもなります。
知識と実践だけでは届かない深さを、内省が補ってくれるのです。
立ち止まって考える時間は、忙しい日常ではつい後回しになりがちです。
だからこそ研修という場で、あえて内省の機会をつくる意味があります。
次世代リーダーに求められる5つのスキル・資質
次世代リーダーには構想力・決断力・推進力・育成力・自己変革力が求められます。
つまり、立場が上がるほど質の異なる力が求められます。
役職が上がるほど、これらの力が問われる場面は増えるものです。
だからこそ、早い段階から意識して鍛えておく価値があります。
どれも現場の専門スキルだけでは補いにくい力だといえます。
ビジョン構想力・事業構想力
1つ目は、将来のあるべき姿を描くビジョン構想力です。
まず市場や社会の変化を読み解き、数年先の方向性を思い描く力を指します。
目先の数字を追うだけでは、進むべき道を見失いかねません。
だからこそ、ありたい姿から逆算して考える視点が問われます。
描いた未来像がはっきりするほど、組織は迷わず一つにまとまっていきます。
逆に方向が曖昧なままでは、現場は優先順位を見失いがちです。
だからこそ、未来を言葉にして示すことがリーダーの大切な仕事になります。
その旗印は、メンバーが日々を踏ん張る理由にもなってくれるでしょう。
意思決定力・決断力
2つ目は、状況を見極めて決断する意思決定力です。
情報が出そろわない場面でも、責任を持って判断する覚悟が要ります。
決めきれずに先送りを続ければ、組織の動きはたちまち止まってしまいます。
完璧な答えを待つより、最善と思える一手を選ぶ姿勢が大切です。
ただし、決めるだけでなくその理由を語れることも欠かせません。
小さな決断を日々重ねることでも、決める力は確実に鍛えられます。
判断の場数こそが、いざというときの落ち着きを生むからです。
判断の速さと納得感がそろえば、周囲は安心してついてきてくれるでしょう。
事業推進力・実行力
3つ目は、構想を実行へと移しきる事業推進力です。
まず、立派な計画も動かなければ絵に描いた餅で終わります。
周囲を巻き込み、現場を前へ進めてこそ、はじめて成果が生まれます。
しかも、途中では想定外の壁や反発にぶつかることも少なくありません。
それでも粘り強く取り組む胆力が構想を現実の成果へと変えていきます。
計画を小さく区切り、一歩ずつ前進を確かめる工夫も大切です。
小さな達成の積み重ねが、チームの自信とともに勢いを生み出します。
最後までやりきる姿勢こそ、リーダーへの信頼を確かなものにするでしょう。
人材育成・組織マネジメント力
4つ目は、人を育てて組織をまとめる人材育成・マネジメント力です。
メンバーの強みを引き出し、チーム全体の力を高めていく役割を担います。
自分が成果を出すより、人を通じて成果を生む発想への転換が問われます。
一人で動かせる範囲には、どうしても限りがあるからです。
また、次のリーダーを育てる視点を持てるかどうかも欠かせません。
任せて見守る姿勢が、部下の挑戦する力をゆっくりと引き出します。
失敗を責めずに学びへと変える関わりが、人を大きく伸ばしていきます。
人が育つ仕組みをつくれる人ほど、組織を長く強くしていくでしょう。
自己変革力・学習継続力
5つ目は、自分自身を変え続ける自己変革力です。
変化の激しい時代には、過去の成功体験がそのまま通用するとは限りません。
むしろ、成功にしがみつくほど、変化への対応は遅れてしまいます。
だからこそ、学び直して行動を変える柔軟さが欠かせないのです。
立場が上がるほど自分を見直す機会は減るため、意識して学ぶ習慣が鍵になります。
過去の延長で考えるだけでは、変化のスピードに置いていかれがちです。
新しい視点を取り入れ続ける柔軟さが、これからのリーダーを支えます。
学びを楽しめる人ほど、変化の波をしなやかに乗りこなしていくでしょう。
失敗しない次世代リーダー研修の選び方5つのポイント
研修会社を選ぶときは、課題との合致・対象レベル・実践性・講師の質・費用と実績の5つを押さえましょう。
冒頭で紹介した7社も、まさにこの観点から選んでいます。
会社ごとに強みは異なるため、最後は自社の基準で見極めることが欠かせません。
自社の課題・目的・育成計画に合致しているか
最も大切なのは、自社の課題や目的にしっかり合っているかどうかです。
どんなに評判のよい研修でも、自社の狙いとずれていれば成果は出ません。
だからこそ、育てたい人材像や育成計画に沿って調整できるかを確かめます。
なお、出来合いのプログラムを当てはめるだけでは効果は半減しがちです。
自社の事情を深く理解し、的確に提案してくれる会社ほど頼りになります。
言いかえれば、研修は買うものではなく、自社に合わせてつくるものです。
課題の共有が深まるほど、研修の精度も自然と高まっていきます。
最初のヒアリングの丁寧さは、その会社の姿勢を映す鏡だといえるでしょう。
対象者の階層・レベルに合っているか
次に確認したいのが、対象者の階層やレベルとの相性です。
幹部候補と管理職候補とでは、必要な内容も難易度もまるで違います。
受講者の現状とかけ離れた研修は、学びを浅いものにしてしまいます。
やさしすぎれば物足りず、難しすぎれば消化不良に終わってしまうからです。
そのため、想定する層に向けた実績があるかどうかも確かめておきたいところ。
同じ内容でも、誰に向けるかで響き方はまるで変わってくるからです。
迷ったときは、想定する受講者像を研修会社と細かくすり合わせると安心です。
対象がはっきりした研修ほど、受講後の満足度も高くなりやすいといえます。
実践(アクションラーニング)中心のプログラムか
実践型のプログラムかどうかも、見落とせない判断材料です。
なお、頭で理解することと実際にできることの間には大きな隔たりがあります。
座学のインプットだけでは、学びが現場で生かされにくいからです。
自社の課題に取り組む演習があれば、行動の変化にも直結しやすくなります。
ロールプレイや事例討議など、手を動かす時間の多さも確かめたいところ。
自分の言葉で考え、手を動かすほど、学びは深く刻まれていきます。
見学・体験ができる研修なら、実践量を事前に確かめておくと安心でしょう。
インプットと実践の両方を備えた設計こそ、定着への近道だといえます。
講師・トレーナーの実績と専門性
講師やトレーナーの実績と専門性も見落とせないポイントです。
教える人の力量によって、研修の手応えは大きく変わるからです。
特に経営の現場を知る講師ほど、語る言葉に説得力が宿ります。
理論だけでなく、実体験に裏打ちされた助言は納得感がまるで違います。
指導してきた業界や企業規模が自社に近いかどうかも確かめたいところ。
同じ内容でも、誰が語るかで受講者の納得感は大きく変わってきます。
可能なら担当講師の経歴まで把握しておくと、安心して任せられます。
費用と導入実績・受講者の声
最後に、費用と導入実績、受講者の声もあわせて比べておきましょう。
金額の安さだけで選ぶと、効果が見合わずに後悔しかねないからです。
導入企業の数や受講後の変化は、信頼度を測る確かな手がかりになります。
口コミや事例に具体的な成果が示されているかも、見ておきたい点です。
そのうえで複数社から見積もりを取り、内容と費用を並べて吟味しましょう。
安いだけの研修より、成果につながる研修のほうが結果的に得になります。
目先の価格よりも、成果との釣り合いを重視する姿勢が後悔を防ぎます。
次世代リーダー研修の費用相場
次世代リーダー研修の費用は、実施する形式によって大きく変わります。
一律の定価があるわけではなく、内容や日数に応じて幅が出るためです。
まずは代表的な3つの形式について、費用の目安を以下の表で確認しましょう。
| 実施形式 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 公開講座型 | 1名あたり約1万〜8万円 | 少人数から参加しやすい |
| 講師派遣・一社研修型 | 1回あたり約20万〜80万円 | 自社向けに内容を調整できる |
| 長期プログラム型 | 1名あたり約10万〜30万円 | 選抜者を中長期で育成する |
表のとおり費用は形式や会社で幅があるため、最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
公開講座型は1名から参加でき、まず試してみたいときに使いやすい形式です。
一方で、自社の課題に深く踏み込むなら講師派遣型や長期型が向いています。
選抜したメンバーをじっくり育てたいなら、長期プログラムが頼りになるでしょう。
同じ形式でも、内容や講師によって料金は大きく変わってきます。
見積もりを取るときは、研修後のフォローまで含めて比べると安心です。
いずれにせよ金額だけで判断せず、得たい成果と照らして選ぶことが大切です。
次世代リーダー研修を成功させる3つのポイント
研修を確かな成果につなげるには、受講者のマインドセット、経営陣の巻き込み、研修後のフォローの3つが欠かせません。
言いかえれば、研修の効果は準備と運用、その後の支えで決まります。
3つのポイントを意識して設計するだけで、成果は大きく変わってくるはずです。
受講者のマインドセット・変革意欲を高める
まず欠かせないのが、受講者のマインドセットを整えることです。
やらされ感の残る研修からは、深い学びはなかなか生まれません。
なぜ自分が選ばれたのかを理解できれば、当事者意識は自然と芽生えます。
期待されている実感が、学びへ向かう姿勢を前向きに変えてくれるからです。
だからこそ、選抜の意図をていねいに伝える一手間が効いてきます。
自分の課題として受け止めるほど、吸収の度合いも大きく変わっていきます。
逆にやらされ感が残ると、学びは表面をなぞるだけで終わりがちです。
だからこそ、入り口で気持ちを整える働きかけが欠かせないのです。
前向きな意欲が高まってこそ、研修の効果は大きくふくらんでいきます。
経営陣を巻き込み実践の場を用意する
次に大切なのが、経営陣を巻き込み実践の場を用意することです。
経営層が本気で関わるほど、候補者の真剣さも周囲の協力も変わってきます。
トップが関心を示すだけでも、研修の重みは大きく変わるもの。
学んだ内容を実際の課題で試せる場があれば、知識はしっかり根づきます。
提言を経営判断に生かせれば、学びは一気に深まるでしょう。
逆に、研修と現場が切り離されると、せっかくの学びも宙に浮いてしまいます。
経営の本気度は、候補者にも驚くほど敏感に伝わるものです。
トップが関わるほど、研修は単なるイベントから本物の挑戦へと変わります。
だからこそ、研修と現場を地続きにする仕組みづくりが成果を左右します。
研修後のフォローと定着支援を行う
最後のポイントは、研修後のフォローと定着への支援です。
学びは時間とともに薄れ、放っておけば行動の変化も止まってしまいます。
そのため、定期的な振り返りや上司の伴走が欠かせない要素です。
学んだことを現場で試し、結果を共有できる場があると定着は進みます。
たとえば、3ヶ月後にフォロー研修を設ければ、実践の成果を見直せます。
評価制度や目標と結びつければ学びはいっそう定着しやすくなるでしょう。
研修で高まった意欲も、支えがなければ徐々に薄れてしまうものです。
小さな実践を認め合う場があれば、変化はゆるやかに根づいていきます。
一度きりで終わらせない設計こそ、育成の成否を分けるといえます。
次世代リーダー研修に関するよくある質問
次世代リーダー研修について、導入前によく寄せられる質問をまとめました。
また、はじめての導入では細かな疑問が次々と浮かんでくるものです。
判断に迷いやすい点を整理したので、検討の参考にしてみてください。
次世代リーダー研修の対象者は誰ですか?
主な対象は、将来の経営幹部や管理職を任せたい候補者です。
加えて、選抜された中堅社員や、早くから期待を寄せたい若手も含まれます。
近年は20代後半から育成を始める企業も増え、対象の幅は広がってきました。
早い段階で経営の視点に触れさせ、時間をかけて育てる狙いがあるからです。
選ばれること自体が本人の励みになり、成長を後押しすることもあります。
ただし、対象を広げすぎると焦点がぼやけるため、人数の絞り込みも大切です。
自社が描く人材像に合わせて、対象の範囲を決めるとよいでしょう。
次世代リーダー研修の期間はどのくらいですか?
期間は研修の形式によってさまざまで、ひとくちには言えません。
数時間で終わる単発型から、半年や1年に及ぶ長期型まで幅があります。
特に選抜メンバーをじっくり育てる場合は、中長期型が選ばれやすいです。
短期で要点を押さえるか、時間をかけて定着させるかで選び方は変わります。
短ければ手軽な一方、学びが定着しにくいという面もあります。
長期なら定着は進む一方、現場の負担が増える点には注意が必要です。
目的と対象に合わせて、無理のない期間を設計することが大切です。
オンラインでも実施できますか?
多くの研修会社が、すでにオンラインでの実施に対応しています。
加えて、集合研修やハイブリッド型を選べるケースも増えてきました。
遠隔地の拠点や多忙な管理職でも、無理なく参加できるのが利点です。
ロールプレイや議論も、オンライン上で十分に行える環境が整ってきました。
移動の負担が減るぶん、参加のハードルも下がるのが大きな利点です。
一方で、対面ならではの一体感を重んじる企業も少なくありません。
対象者の働き方や勤務地に合わせて最適な形式を選ぶとよいでしょう。
まとめ
次世代リーダー研修は、将来の経営を担う人材を計画的に育てる取り組みです。
今回紹介したおすすめ7社は、それぞれ強みも得意な進め方も異なります。
そのため、目的・対象レベル・実践性・費用を並べて比べることが欠かせません。
そのうえで、自社の課題に最も寄り添ってくれる一社を選ぶことが大切です。
研修は学んで終わりではなく、実践とフォローまで設計してこそ実を結びます。
受講者の意欲を引き出し、経営陣を巻き込む工夫も成果を左右するでしょう。
育成は一度きりでは完結せず、時間をかけて積み上げていく営みだといえます。
焦らず計画的に取り組むことが、強い組織づくりへの確かな近道になります。
まずは気になる会社へ資料請求し、育成のはじめの一歩を踏み出してみてください。
「マネジメント研修」会社探しにお困りではありませんか?
このような課題をお持ちでしたら
是非一度アガルートにご相談下さい
