測量士補試験合格者の声|正解できる問題であっても何度も過去問を繰り返しました 尾形 裕之さん
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目次
受講されていたカリキュラム
下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。
測量士補試験を目指した理由・契機
おそらく多くの受講者の方たちと異なると思いますが、私は趣味でフォトグラメトリをやっていて、精度を高めるためにGNSSを購入したものの「趣味でこんな高額なものを購入するのはどうなんだろう」と疑問を持っていました。
ある時、プロとしてフォトグラメトリをやっている知人が、測量士補試験を受けることをSNSで発信していました。
ふと、私も「資格を持ったうえでこういった機材を使う方が説得力が出るな」と考え、測量士補への受験を模索するようになりました。
アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ
最初は試験を受けるか受けないか、しっかりと決めていなかったので、参考書でも見てみようと近所の書店の資格コーナーに行ったところ、中山先生の「一冊合格!測量士補試験」があったので、手に取りました。
他の書籍はもっと分厚く情報量が多いように感じ、それらに比べると中山先生の本は物理的に薄く「これ一冊で合格できるのかなあ」と思いつつも、情報収集として考えれば値ごろであったので購入しました。
帰宅して読みましたが、感想としては勘どころの良い、あるいは数学の素養がある人はこれでも行けるのかもしれないなと感じました。
私は勘どころも数学もダメなので、次の情報収集としてアガルートのWebを見てみました。
Webを見ると、凄まじい合格率と「数学苦手だけど合格したよ」という合格者の動画がいくつもあり、中山先生が若い先生だったので、勢いが強そうだ。また、期間中は何度でも動画が見直せるといった面から、もしかしたら自分も合格できるかもしれないと思ったことによりアガルート受講を決めました。
他に検討したのはオンラインではなく対面の専門学校を少し探してみたのですが、夜間とは言え二年間通うといったスタイルは期間として厳しく感じたことから、採用しませんでした。
合格体験記・学習上の工夫
学習の方法については、二転三転しました。
私はとにかく数学が苦手で、ともすれば数学どころか算数も苦手です。小学五年生の辺りから大分怪しいです。
いざ試験を受けることを決めた際も「文章問題だけで合格できないだろうか」と甘く考えていました。
そのため、学習初期は総合講義の文章問題の箇所だけ動画を見て、計算問題が出てくると、飛ばして次の章に移動していました。
ほどなくして、この方法の難点に気づきました。良く言われる「過去問を〇周くらい回せば合格できる」ですが、確かに過去問を踏襲した問題は出てきますが、ひっかけ的な文章の対応が難しい時があり、「文章問題だけをノーミスで試験クリア」という作戦は運任せであるという結論に至りました。
そこで、小学生辺りからの算数の解説本を再勉強し、そこから講義の計算問題に移行していく、という作戦はどうだろう、という仮説を立てました。計算問題を除外しないというスタンスです。
「大人の学び直し〇〇」のような本を二冊ほど購入して学習を再開したのですが、これだと最後まで学習が終わらないような気がしてきました。
すでに1月です。最終的に、中山先生が動画の中で仰っていた「計算問題は決まったパターンがある」という言葉に従い、解き方を丸暗記することにしました。
先生の計算問題の説明を聞き、それから過去問を解く。解くというか、解説の手順に当てはめていくようにしました。最初は久しぶりに筆算をやったせいか、ケアレスミスの計算間違いが多く、気力が削がれがちでした。
しかし繰り返して行っていると、ポツポツ答えまでたどり着くようになってきました。
実務の経験が無いため、やっていることはあまりピンと来てはいませんが、自分の出した答えと解答が合っていると嬉しいです。
副次的な効果として、それまで学習に所々穴が開いているような状態だったのが「ここまでは終わっている」というのが実感できるようになりました。
とはいえ、解き方を頭に入れただけなので、理解はしていません。繰り返さないとすぐに頭から出て行ってしまいます。馬鹿の一つ覚えのように、正解できる問題であっても何度も過去問を繰り返しました。
私は職場に自転車で通勤しているため、電車の中で動画を見る、あるいは教科書を見るといった方法が取れないため、通常よりも早く出社し、職場で朝活のような勉強を行いました。
夜はなるべく早く身の回りのことを済ませ、勉強に向かうことを心がけました。平日は朝30分、夜は1時間~1時間半、休日は最低でも3時間問題に向かいました。
忘れてしまったところや計算が間違っていたところを再度学習していたため、計算問題については応用測量の箇所が中途半端になり、最後まで行きつきませんでした。
YouTubeの直前動画で中山先生が「捨て問は作らない方がいい」と仰っていたのですが、どうにも間に合わないので、応用測量については毎年最後の問題が河川測量の文章問題だったので、それだけは頭に叩き込みました。
私は東京だったため、試験会場は東大です。到着すると、人でごった返していました。これが全員受験者なのか、とびっくりしました。正直、皆さん私より優秀そうにしか見えません。
私は「パターンで攻略!」と自分で作った計算方法の手順書を会場に持っていきました。
同じアガルートの教材を持っている人もいて、仲間を見つけた気分になり、少し嬉しくなりました。
試験は最初の数問から出だしが好調だったので、緊張が解け、不思議と楽しく感じました。
まるで分からない問題と、前日に確認するのが漏れた計算問題もあり、合格していてもギリギリの印象でした。
当日に速報もありましたが、ひよった私は見る勇気が出ず、発表を待つことにしました。
試験そのものは、やり切った感覚がありましたが「落ちていたらまた一年後か」と、学習が最後まで行きつかなかったことを少し悔やんだり「いや、合格できているはずだ」と少し楽観的に考えたりしながら過ごしていました。
通知書が届いたときは「遂に来てしまった」と、ビビりながら封を開けました。
合格した人のブログで、「合格通知が一枚だけ入っていた」とあったのですが、私の封筒からは二枚、パラっと出てきました。
「一枚なら合格、二枚ということは、不合格!?」と焦りましたが、一枚は合格者への資格登録の案内でした。つまり、私は合格していました。少しの時間、あまり実感がなく、「合格通知って三つ折りなんだ」と関係ないことを考えていました。
総合講義のご感想・ご利用方法
最初のうちは、総合講義を活用していたとは言えず、触れたことのない機材のことなど、講義を見てもピンとこないことが多く、総合講義の教科書の分厚さと相まって「全部理解できるんだろうか」と不安でした。
合格体験の動画を見ても、合格した人達の多くが「とてもわかりやすい」と言っているのを見ても、地頭が違うのかも知れない、と思っていました。
この頃は、意味の掴めない講義を何度も見ていて、過去問題は触れていませんでした。
分からないのに過去問題に挑んでも意味がないと思っていました。
どんどん日にちが過ぎていく中、何となく、講義を見てからすぐに過去問を解く。という方法でやってみたところ、講義で先生が説明していた内容が、過去問に全て出てくる、網羅している、ということにようやく気づきました。
「あ、これが合格者インタビューで多くの人が言っているやり方なのか」と理解し、学習方法をある意味オーソドックスなスタイルに変更しました。
すると、理由は分からないのですが、知識の定着が良くなりました。
また「ここまでは終わった」と認識できるようになったことも励みになりました。
しかし、これは一部過信であったことを実力診断模試で知ることになります。
前述の通り、一本が概ね10分ほどの動画に、過去の問題を全て網羅して解説してあり、その説明力には驚嘆です。受講者の感覚もあるとは思いますが、おそらく普段から勉強慣れしている人であれば、私のような無駄な時間はなく、ガンガン学習できると思います。
結果としてですが、計算問題については応用測量の箇所が最後まで行きつかず、河川測量の文章問題だけは毎年の試験の最後の問題に出ていることに目をつけ、頭に叩き込みました。
パターンで攻略!計算問題のご感想・ご利用方法
学習初期は、計算問題を捨てて合格できないだろうか、と考えていたので手に取っていなかったのですが、途中からやはり計算問題を捨てると試験も捨てることになると考えるようになり、解答の説明がシンプルなものに、総合講義の動画を見て解き方を当てはめ、その後に過去問を解くようにしました。
できるようになった箇所は、付箋を貼り、その付箋が増えていくのは励みになりました。
ただ、数学そのものの理解が未熟なため、少し間が開くと忘れてしまいます。
そのため、ランダムに抜き打ちで付箋を貼っている箇所に戻り、解き方の記憶を刺激するようにしました。
先生がYouTubeで「計算問題のパターンは20数種類」とのことだったのですが、私は数学が苦手なので、少しの違いでも別パターンとして考えるようにしたので、私の中ではもっとパターン数は多かったです。逆にそれが良かったのかもしれません。
ローラーで攻略!文章問題のご感想・ご利用方法
ローラーで攻略については、実はほとんど使いませんでした。
ちゃんと活用できる方には有用なのだと思いますが、私は問題形式の方が間違いの肢の確認にもなるため、その文言が正しいかどうかだけだと、使いにくい印象がありました。
とは言え、せっかくの教材です。他の教材に比べると使用頻度は低かったですが、職場で昼食を摂る時間がスキマ時間ではあるので、この時にだけ使っていました。
また、私はローラーで攻略で学習する時の方が正解率が悪く、おそらくですが、過去問の文言から解答の選択肢までを頭に入れるという学習方法を最終的に確立したため、内容としての理解が薄く、単体で文章が出てくると間違っている肢が探せなくなる、といった状態だったのだと思います。
そういった面があったため、最後まで行ったのは一周ほどで、活用できた実感はありませんでした。
実力診断模試のご感想・ご利用方法
診断模試については、最初は自分の実力が合格点に達していないかもしれない現実を知るのが怖く、模試に挑むことに及び腰でしたが、試験一ヶ月ほど前に「やはり自分の実力が分からない方がマズイ」と考えが変わったので受けました。
中山先生はYouTube動画の中で「本試験と同じ難易度です」と仰っていたのですが、感想は「過去問より遥かに難しい」と感じました。
特に文章問題が「こんな表現していた過去問あったっけ?」と一番落ち着く自宅でさえ冷や汗をかく始末でした。
それからは「この結果ではマズイ。今年は止めようか」「いや、さらに一年はキツイ。踏ん張れ」と思考が行ったり来たり。
これが結果として良かったのだと思いますが、寝る時間を削って勉強を粘りだしました。
診断模試で焦ったのが今回の合格に繋がったのは間違いないと思っています。
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