合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験｜【2025年（令和7年度）合格目標】中上級総合講義／中上級カリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

父が調査士で、将来的に事務所を継ぐためには資格を取得する必要がありました。過去2回受験しましたが、仕事を理由に途中で諦めてしまい、最後まで頑張ることができませんでした。しかし、資格を取得しなければならない事は自分にとって大きな悩みでした。そこで、三度目の正直のつもりで本気で勉強して資格を取ろうと決心しました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

映像授業の講座を最初から探していました。大教室での集団授業よりも、自分のペースで進められる映像授業の方が自分には合っていると感じていたからです。アガルートの講座は、申し込んだその日からインプット講座を視聴できるため、すぐにカリキュラムを進めることができました。

合格体験記・学習上の工夫

調査士試験には、基本問題と、時間がかかる問題が混在しています。本試験中に、時間をかければ解けるかもしれない問題の沼にハマってしまうと、解けるはずだった他の基本問題を取り損ねてしまいます。私自身、そういった問題にとことん突っ込んでしまうタイプでした。そこで、記述式問題に対する以下３つの自分流ルールを作り、本試験前は徹底しました。

① 回答の道筋が浮かばない場合、すぐ部分点確保に切り替える

問題文に対するアプローチが思いつかない場合は、わかっている部分をできるだけ埋めるようにして、部分点で点を稼ぐことを意識しました。

② 座標値が出せない場合でも、作図する

座標値すべてが出せていない状態でも、できる限り作図を行いました。記述の勉強をするときも、座標値が全て出せなかった場合を想定して作図を練習していました。この練習が、本試験で活きたと思います。

③ 登記の目的などの大枠を外さない

記述式は、大きな方向性を間違えないことが一番重要です。問題文で求められている登記内容を絶対に間違えないように意識し、解答しました。

令和6年の本試験では、土地の座標値1点を出すことができなかったので、すぐに作図を行い、7割程度の完成を目指しました。時間的に建物の完走は難しいと感じ、部分点を取ることに切り替えました。土地建物ともに完璧には程遠い解答でしたが、致命的なミスがなかったので、失点を最小限に抑えることができました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

アガルートの講座は、申し込んだその日から動画が視聴できます。時間が取れるのであれば、３日ほどで不動産登記法の講義を1周することも可能だと思います。これは従来型の教室授業では考えられない利点だと思います。

私は時間があるときは一気に講義を進め、忙しくなったときは最小限のチャプターに留めるなど、自分の予定に合わせて進度を変えていました。こういったペース配分が自分でできるのも、アガルートの映像講義ならではの強みだと思います。

講義1周目は情報を大まかに捉えて、2周目以降は1周目で理解できなかったところだけ視聴し直しました。なかでも、私は区分建物の論点を理解するのに非常に苦労しました。そのため、講義を何度も視聴し直す必要がありました。アガルートの講義は、繰り返し何度でも視聴することができます。苦手な部分を何度も繰り返し視聴したことで、しっかりとその部分を定着させることができ、非常に効果的だったと思います。

中上級講義のテキストは右側が空欄になっているため拡張性が高く、非常に使い勝手が良かったです。自分流のゴロ合わせやイラストを自由に書き込めるスペースがあるので、復習にも役立ちました。ネットで調べた地目の写真や、質問制度の解答内容を印刷して貼り付けることで、視覚的に情報を整理でき、試験直前にも重要なポイントを確認できました。最終的に、私は中上級テキストに情報を集約して試験の全範囲を30分で復習できるようになりました。

過去問解説講座（択一・記述）のご感想・ご利用方法

過去問を解いていて間違えた問題は解説講義の音声をダウンロードし、移動中や散歩中に繰り返し聞いていました。

択一式は平成17年～令和5年分、記述式は平成25年～令和4年分を繰り返し解きました。令和5年度の記述は、昨年と同じ論点が出題されることはないだろうと考え、解きませんでした。私は時間的余裕がなかったために記述過去問の勉強範囲を絞りましたが、最後まで不安が消えませんでした。時間がある方は、やはりアガルートで用意されている分の過去問は解いておくと、安心できると思います。

択一式は、20問100肢すべてを１から解いていると、メンテナンスすべき問題数が膨大になってしまいます。私は重複しているものや、絶対に正解できる問題に関しては、肢をペンで消したり、ページごと破ってファイルに保管するなど、物理的に復習する量を減らしました。これで復習がかなり早くなりました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

アガルートのサイトで白紙のひな形をダウンロードして、間違えたものだけ音声ダウンロードして寝る前や移動中に解説を聞いていました。

代理権限証書は「代」、所有権証明書は「所」など、省略して書いていました。アルファベットで書いてみたり、色々な省略方法があると思います。ひな形は結構な枚数を書くと思いますので、自分なりの省略文字を考えてみるのは便利だと思います。

最初はすべて書いて覚えていましたが、途中から暗唱できれば良しとしました。しかし、直前期はもう一度書いてみて、本当に書けるのかを確認しました。

中山先生も仰っていましたが、ひな形の「～に」「～から」などの細かい文言はそこまで気にする必要はないと思います。それよりも、登記の内容を間違えないように問題文を読み解くことが重要だと思います。

実践答練のご感想・ご利用方法

実戦答練は、各回1度、図書館の自習室で、本試験と同じ13時から15時30分まで時間を計って解きました。なるべく本番をイメージして、初見問題への対処を練習しようと考えました。過去問とは一味違ったアプローチの問題が多く、自分の中の知識をより強固にすることができました。過去問だけでマンネリ化したところに答練を入れると、勉強にメリハリがつくと思います。難易度は高く感じましたが、答練で高得点を取ることは最初から考えていなかったため、自分の知識の中に抜けがないか確認するために利用しました。

答練を通しで解くことによって、練習とは違う試験の雰囲気やペース感をつかむことができ、試験本番前の良いシミュレーションになりました。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

土地家屋調査士試験に関連する法改正だけを自分で調べてまとめるのは非常に大変だと思います。その時間をほかの勉強に充てたいというのが受験生の思うところだと思います。

アガルートでは法改正講座が用意されていたので、テキストも最新のものにアップデートすることができ、なんの不安もなく勉強に集中することができました。講義自体がコンパクトにまとめられているため、時間をかけずスピーディーに法改正の対策は完了させることができました。自力で法改正について調べていたら、不安が残ってしまい、勉強に集中することができなかったと思います。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問を解き始める前に、実演講座で記述式解答時のプロセスを確認できたことは非常に良かったと思います。人が作図する様子はなかなか動画で見ることがありません。先生がどのように情報を整理して解答を導いているのかを実際に見て学ぶことができ、作図をするプロセスイメージができました。

動画を繰り返し視聴した後、自分でも図面を書いてみて、再現できるようになるまで練習を繰り返しました。この反復練習を通じて、記述問題を解く際の情報の整理方法や、自分なりの作図の工夫を発見し、徐々に解答スピードが上がっていきました。また、自分が記述式を解くうえで忘れやすい記載事項に気づくことができ、無駄のない解答ができるようになりました。

直前予想模試のご感想・ご利用方法

直前期に実戦答練と同じく、自習室で13時から時間を計って解きました。難易度、分量ともに本試験そのままという感じで驚きを感じました。結果は厳しめに採点しましたが、択一40点、記述が25点でした。ちょうど合格目安点まで10点足りなかったと記憶しています。この段階で諦めそうになりましたが、最後まで頑張ろうと思い、間違った部分を復習しました。択一は安定し始めており、反省はしましたが落ち込まないように努めました。あくまで本番で合格点を取ることが目的だったためです。この模試を通して、危機感が増し、直前期の勉強効率が加速度的に上昇した気がします。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

山崎先生にカウンセリングでお世話になることが多かったです。山崎先生には、とくに私が苦手としていた作図について親身になってご指導いただきました。もし先生からいただいたアドバイスがなければ今年の調査士試験に合格することはできなかったと思います。本当にありがとうございました。

講師へのメッセージ

アガルートのおかげで合格することができました。

本当にありがとうございました。