受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

土地家屋調査士試験｜【2025年（令和7年度）合格目標】中上級総合講義／中上級カリキュラム

土地家屋調査士試験を目指した理由・契機

私は、新卒から19年間測量や登記申請とは縁のない会社で働いておりました。実家は不動産屋で父と妹が経営しており、測量や分筆登記・境界確定をする土地家屋調査士が不動産屋には必要だと聞かされ、令和元年に会社を退職し、実家の不動産屋で働きながら、第二の人生として土地家屋調査士にチャレンジしたいと思い,勉強を始めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

土地家屋調査士の勉強を始めた時は、他校に通学しておりました。なかなか合格には至らず、気分転換にYouTubeでアガルートの中山先生の『令和元年の択一の過去問解説』を見つけ聞いてみると、とても分かりやすく、頭の中に印象強く残りました。それから高野先生の『調査士一日一問』を見たときも、わかりやすい内容だったので、次に結果が出なかった時は、アガルートを受講したいと思いました。

合格体験記・学習上の工夫

まず、合格体験記が届き次第、私と同じ様な受験回数の方の体験記を読みました。なかなか頭に入ってこない勉強をどう乗り越えていくのか、アガルートを選んで良かったという感想を読んで、私もアガルートで頑張ろうと思いました。

学習上の工夫として、定期カウンセリングを申し込み、毎月の学習計画を高野先生にお聞きしました。勉強に対してモチベーションが下がっている時や他の受験生と比べて勉強の進捗状況に対する不安な気持ちに、いつも励ましの言葉をいただきました。

年間の計画として12月民法・不動産登記法・土地家屋調査士法のインプット・1月～10月過去問択一（1ケ月にH17年～R5年分を解く）・5月～10月過去問記述と計画を立てました。勉強時間は平日1時間30分を必ず取り、朝30分・昼30分・夜30分の勉強時間を確保しました。

朝30分に過去問択一20問・昼の30分に択一の見直し・夜の30分で記述の土地・建物の登記申請書を書きました。1月～4月まで1時間30分勉強していると、択一の正答率が上がり昼の30分に勉強する択一の見直し時間が減ってきましたので、求積の勉強時間にしました。5月には、勉強時間をもう30分増やして2時間にしました。朝30分・昼30分・夜1時間の勉強時間を確保しました。

【土地家屋調査士】総合講義のご感想・ご利用方法

総合講義は、民法・不動産登記法・土地家屋調査士法どれもわかりやすい内容でした。動画を1.25倍速から1.5倍速で見ていても問題なく聞き取りやすく冊子もとても見やすかったです。

ただ私は、民法に苦手意識があったので、中里先生の民法の講義を何度も繰り返し見ました。本試験では、民法は３問しか出ませんが、この３問は落としてはいけない問題だと思い、集中して聞いていました。

不動産登記法・土地家屋調査士法の高野先生の講義では、民法の後に聞く不動産登記法・土地家屋調査士法は、少しリラックスして聞いていたと思います。

どの講義も冊子には『ＭＥＭＯ』のページがありノートの様に講義で印象深い内容や講義で言っていた暗記方法や図を記入しました。この冊子は教科書兼ノートとして活用しました。

また、冊子の中に過去問の抜粋もあり、講義で習った後すぐに過去問で習った問題を確認することができます。講義の後に解く過去問は、イメージが頭の中に入りやすく、ただ問題を解いて解説を聞くよりも記憶に残ると思います。

私は、冊子の過去問で確認するページに全て付箋を貼り、カバンに入れて隙間時間に何度も読みました。過去問択一を勉強するときも見直しをするときには、解説だけでなくこの冊子を活用しました。

過去問解説講座（択一・記述）のご感想・ご利用方法

択一はH17年～R5年分の冊子が2冊ですので、過去問択一が19回分あります。1ケ月にH17年～R5年分の択一を一周する様に勉強しました。解説も1.5倍速で聞いていてもわかりやすく、間違えた問題は、何度も繰り返し聞きました。

また、択一の正誤は1問から20問ではなく各肢100問として〇×を付け記憶が曖昧な肢に△を付けました。見直しはノートに×と△の肢を記入して覚えました。結果として私は、１月から10月の試験まで択一H17年～R5年分を10周勉強し、過去問の正答率は100問中90問正答の90％以上になっていました。

記述は、解説を見ながらどのような手順で問題を解くのか見ておき、休日を中心に土曜日に土地の問題1時間（求積20分・登記申請書作成20分・作図20分）、日曜日に建物の問題50分（登記申請書作成20分・建物図面10分・各階平面図10分）で解くように勉強しました。

書式ひな形対策講座のご感想・ご利用方法

アガルートの書式ひな形対策は基本的な書式ひな形で、他校を受講した経験がある方には少し物足りないのでは…と感じる内容です。この講座のテキストを見て、動画を聞いて勉強する場合は、そうかもしれません。

しかしこの講座の音声だけを聞いて頭の中に登記申請書の添付書類や１行目・2行目・3行目…を思い浮かべるのは、なかなか難しいと思います。私は、建物表題部変更登記で、主である建物を取り壊し、附属建物が主である建物に変更する場合の順番や建物分割合併登記の1行目から5行目までをどう書くのかを音声だけ聞き、間違えたら動画で見直しをして、とにかく基礎をしっかり頭に入れる様に勉強していると難しい登記申請書にも対応できると思いました。

実践答練のご感想・ご利用方法

私は、他校の実践答練を経験していますので、今までは自称『答練病』だと思います。今までは、実践答練を何度も繰り返し勉強し、過去問で自分の実力を確かめる方法で勉強していました。その勉強方法では合格できませんでした。

アガルートを受講して、私の認識が逆だと知りました。実践答練は、自分の実力を確かめるものであって、何度も繰り返し勉強する基礎的なものは、過去問なのだとアガルートで認識させられました。

アガルートの実践答練は過去問に近い問題分だと思います。ひねくれたマニアックな問題はなかったです。むしろ過去問に近い問題文の様に思えました。ですけれど、実践答練は確かめ程度の認識でいましたので、私は、4回しかやりませんでした。

法改正対策過去問解説講座のご感想・ご利用方法

法改正対策過去問解説講座の感想は、総合講義と同様に動画を1.25倍速から1.5倍速で見て勉強しました。総合講義と同様にわかりやすい冊子でとても聞きやすい内容だと思います。

法改正対策は、どの受験生も必ず勉強する分野だと思います。ここは本試験に出たら落としてはいけない所であり、もし法改正のすごく難しい問題が出て、解けなかったら私も出来ないならば、他の受験生も解けないだろうと割り切って勉強していました。

記述式過去問実演講座のご感想・ご利用方法

記述式過去問実践講座は、近年長文化する記述式の問題をどの様に解けばいいのかとても参考になります。過去問を繰り返し解いていると、経験で読み解くことができるのですが、本試験では、緊張と焦りで何の登記申請書を書けばいいのか迷ってしまいます。

私は、記述式過去問実践講座を一通り見た後、土地の記述問題を解くときは答案構成用紙に【聴取結果の概要】を箇条書きにして書く練習をしました。

答案構成用紙に書く練習は、本試験でも役に立つと思います。実際に令和６年度の土地の記述問題【聴取結果の概要】を箇条書きにまとめ書きをして、どの土地の分筆登記をするのかわかりました。

建物の記述問題も答案構成用紙に【事実関係】の箇条書きと各階平面図を簡単に書いて床面積を解きました。

直前予想模試のご感想・ご利用方法

アガルートや他校の直前予想模試は、自分の実力がどれくらいか試すためのものであり、間違った問題は素直に覚えて本試験に臨もうと軽い気持ちで取り組みました。直前予想模試の結果が悪いから落ち込むのではなく、直前予想模試と同じ問題が本試験に出題されればラッキーだと思うくらいでいいと私は思います。

ですが、本試験と同じ様に図書館の学習室を利用し時間も午後1時から３時30分までと本試験の様に問題を解きました。

アガルートの実践答練・直前予想模試は、過去問に近い感じがします。超難問ではなく、基本的な内容が多く、私は自信に繋がりました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

定期カウンセリングを受講していましたが、中山先生は、いつも予約枠がなく受講できませんでしたが、高野先生を予約し毎月の進捗状況と来月の定期カウンセリングまでにやるべきことの確認とたくさんの励ましの言葉をいただきました。

私の中では1時間30分しか勉強時間を確保していなくても『大丈夫ですよ』と言ってもらい、安心感とモチベーションアップが出来ました。

講師へのメッセージ

中山先生には、本試験当日お会いしました。顔を見て『大丈夫だな！』と言われ『合格シール』を頂きました。ありがとうございました。

高野先生には、定期カウンセリングでとてもお世話になりました。ありがとうございました。