合格者インタビュー

受講されていた講義・カリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

合格体験記

賃管と併願で初受験した,建築学科の大学生です。

ネット出願が既に終わっていた頃に不動産業界に興味が湧き,取り急ぎ郵送で出願,アガルート様の宅建講座を申込みました。

その時点ではネット上の“最も手頃な国家資格”という言葉を信じ,2か月半あれば受かるだろうという認識でした。

とはいえ,1か月程宅建の学習を進めた頃には,7月末の出願という点を含め,都内の人気であろう会場を選んだことからかなり12月受験に“賭け”る思いになっていました。

そのような状況でも,アガルート様の賃管講座とその特典を知り,賃管を宅建の模試と捉えて敢えてダブル受験という道を選んだことは,結果からすると成功だったと思います。

学習上の工夫 

小林講師が講義中何度も仰っていたように,何よりもまず過去問かと思います。

以下,購入した教材や利用した予備校・サービスなどを羅列します。

《予備校》 

① アガルート様(以下,A) 

② B:平成元年以降の過去問解説ページを無料で公開されている予備校です。現行法・現状に適合できる問題はすべて改題されているため,非常に助かりました. 

③ S:模試1セットを無料で提供されていたため頂戴しました。

《教材》 

① 『みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』(TAC出版):様々なサイトやYouTubeなどでおすすめされていたため購入しました。

内容はもちろん,カラフルなデザインやA5サイズの分冊であることなど,素直に買って良かったと感じました。

② 『みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別』(TAC出版): “問題集”という言葉を“予想問題集”と勘違いして購入し,結局使用しませんでした。 

③ 『うかる! マンガ宅建士入門』(宅建スピード合格研究会):導入的には面白いと思いますし,内容も実務的で面白いです。

④ 『正直不動産』(小学館):③以上にただの漫画で,より“本音”が分かります。  

《サイト他》 

① Westlaw Japan:法律に関する総合DBです。

大学のアカウントで利用できたため,判例研究などに活用しました。

② 不動産流通センターの不動産相談:不動産流通センターが行っている相談サービスの実例に関するアーカイブ記事です。

実際にご対応された弁護士の方が記述されており,事実関係や根拠条文,参照判例が非常によくまとめられています。

判決文は素人には読みにくいですし,②のようなサービスを利用できるのでなければ,本サービスが事例研究用のツールとしてベストではないでしょうか。

「借地権」や「担保責任」といったカテゴリ検索も可能です。

③ 『Real Patner』の「紙上研修」:全宅連(ハトマークの保証協会)の季刊誌である『Real Patner』の1コーナーです。

「紙上研修」以外も非常に勉強になりますが,特に本コーナーは試験対策としての意味を最も持つコーナーかと思います。

既刊分が全てサイト上でアーカイブされています。

④ 棚田行政書士の不動産大学:宅建に関するYouTubeチャンネルはビーグッド含め非常に沢山ありますが,家坂講師とは異なるベクトルで有用だと感じた唯一のチャンネルがこのチャンネルです。

チャンネル名の通り,行政書士の方が実務経験を元に毎日動画をアップされています。

「語呂で覚える」が好きでない自分にとって,「歌で覚える」という手法はなおのこと理解に苦しみましたが,それ以外は暇つぶし以上のものとして楽しめました。

《全体的な学習計画》 

各科目を1周した後は,1つの科目をやりすぎず,忘却曲線を意識してまんべんなく学習することを心掛けました。

過去問を解く際には常に時間を計測し,1セット(50問)解く際には1時間で解き切ることを目標として演習しました。

問題ごとの正答率を調べ,自分の正答率と比較し,優先順位を明確にして学習を進めました。

直近5年分に関しては合格者・不合格者の正答率も手に入ったため,「差が付く問題」も意識できました。 

単元ごとの詰めが甘く,業法や国土法,景表法での致命的な失点(6点)に繋がりました。

直前期は1セットごとの演習に注力しがちな気がしますが,直前期だからこそ単元ごとの学習が効いてくるように思います。

《本試結果》 

① 法令:7/8(10分) 

② 税他:3/3(3分) 

③ 業法:16/20(25分) 

④ 免除:4/5(3分) 

⑤ 権利:10/14(20分) 

※解答順。括弧内はおおよその解答時間。マークは見直し後,残り15分になった段階で始めました。

時間に余裕のない試験ではないので,まとめてマークする方がミスも減るかと思います。

入門総合講義のご感想・ご利用方法 

TAC出版の教材①と総合談義の教材とを相互に参照しながら,講義動画を用いて「業法」→「権利」→「法令」→「税他」の順に学習しました。

下記の《過去問解析講座》の内容と重複しますが,「業法」のインプットが終わったら「業法」のアウトプット(過去問の演習)と「権利」のインプットを同時に,「権利」のインプットが終わったら「権利」のアウトプットと「法令」のインプットを同時に,という順序で学習を進め,ざっくりとまずは1周しました。

この方法で,1周(イン+アウト)にかかった時間/期間は100時間/2か月程度,過去問の正答率は63%でした。

主に入門総合談義を利用したのはこの1周目だけですが,全く知識のなかった自分にとって小林講師の解説は非常にわかりやすく,知識の基礎を上手く築けたように思います。

また,教材①に比して,教材がかなり網羅的だったことも,様々な点で理解の助けになりました。

過去問解析講座のご感想・ご利用方法 

上述の通り,1周目は単元別(100時間/2か月→63%)に,2周目はランダム(40時間/1か月→80%)に,3周目は年度別(30時間/1か月→91%)に演習しました。

3周もスムーズにできたこと,また2周目でランダムに演習できたのは,教材のpdfデータが配布されていて印刷やランダムに並べ替えることが容易だったからです。

細かい点かもしれませんが,この点は特に学習のしやすさという意味でありがたかったです。 

より細かく学習方法を記しますと,1・2周目は8問を1セット(両面4p集約の都合)として,1日1,2セットこなすようにしていました。

印刷した1セット分を解き,頂いた教材本体に補足情報を書き込む形で利用しました。

演習時間の目安は1セット16分(2分/問),初めの頃は「演習→答え合わせ→解説等参照」で1時間以上かかっていたかと思います。

3周目は50問1セット,1時間を目安に演習しました。

1周目から6割の正答率(本試で言えば30点)を取れたのはインプット直後かつ単元別に演習したからですが,「1周だけでもそれなりに取れるのだな」と上手く自信を持てたように思います。

ただ,逆にその後は思ったよりも正答率100%に近付けず,(2010~2018年の9年分の演習的には)自信をもって本試に望めたとは言えません。 

全くの初学者で時間のある方は,4,5周を目安にされた方が良いかも知れません。

模擬試験のご感想・ご利用方法 

過去問3周後の本試までの1週間の間に,「予備校Sの模試」→「アガルート様の模試」→「2019年度の本試」→「2020年度10月分の本試」の順で演習する中で利用しました。

比較的優しく作られており(過去問の引用・改題が多いため?),自信を持てました。

受講されていた講義・カリキュラム

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