自己紹介

名前:R.Oさん
年代:20代
属性:法科大学院生
総合順位:62位

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。
合格者の方の受講年度と異なります。

■ 総合講義100
■ 論証集の「使い方」
■ 重要問題習得講座
■ 旧司法試験 論文過去問解析講座

合格体験記

短答対策

短答対策は,市販の過去問集を利用して11月頃から開始しました。

肢別の問題集ではなく過去問集を使った理由には①過去問集の方が問題数が少なく短時間で回すのに優れること,②肢別の問題集では消去法などのテクニックを身に付けられないこと,の2つがあります。

実際,本番までに過去問集を3~4周(2周目以降は間違った肢を中心に)したところ,一般教養を除いた法律科目のみで合格点に達することができたので,過去問集のみで演習量は足りるかと思います。

ただし,肢別の問題集の方が網羅性は高いため,完璧を目指す方は肢別の問題集を選んだ方がよいかもしれません。

過去問集を回す際には,①1週目をなるべく早く(年明け前に)終わらせること,②○×の理由づけまでいえるようにすること,に気を付けていました。

判例六法をまとめ本とすべく,出題された条文や判例を全てマークし,キーワードを書き込むなどしていました。

この作業をしつつ過去問を1~2周した時点で,論文演習の際に参照条文がすぐ浮かぶといった学習効果を実感できた記憶があります。

そのおかげで短答合格後も論文の勉強にスムーズに移行することができました。

論文対策

論文対策は,旧司法試験過去問解析講座を中心に行っていました。

具体的には,旧司法試験の問題をみて15~20分の間に答案構成し,すぐに解説・参考答案を読み,発見があれば論証集に書き込むという流れで勉強していました。

答案構成にとどめた理由には①論文試験まで時間が少なかったこと,②書く速さをあげるより答案構成の速さと精度をあげる方が伸びしろがあると考えたこと,の2つがあります。

予備試験では20分で解答の道筋がたてば,よほどのことがない限り時間不足になることはありません。

そこで,答案構成の速さと精度を意識して演習を重ねました。

実際,この作戦が当たり,本番ではどの科目も余裕をもって書ききることができました。

旧司法試験で出題数が少なかったり,出題されていない分野については重要問題習得講座で補強的につぶしました。

実務科目については,ロースクールの最終学年ということもあり,授業の復習で十分対応することができました。

口述対策

論文試験直後の手ごたえは悪くなかったのですが,合格している自信がもてず,口述試験の発表まで口述対策はほとんどしていませんでした。

論文の合格後,去年合格した友人たちに口述試験の過酷さを言い聞かされ,あわてて対策を開始しました。

特に民事保全・民事執行については全くの初学者状態だったので対策に苦労しました。

市販の実務科目の対策本で知識を詰め込むことでなんとか本番に間に合わせた感じです。

論文にそれなり以上の手ごたえがあった場合には,せめて執行・保全について軽く見ておくことをお勧めします。

また,近年の口述試験では民事・刑事ともに論文知識を深く問われる傾向にあります。

なので論証集の確認は最後までしっかりすべきかと思います。