法科大学院は複数校を併願することが可能です。

受験日程が重複しない限りは複数校出願・受験できます。

現在国内で募集を行っている法科大学院は34校程度ありますが、どうやって志望校を決めるのか分からない人も多いのではないでしょうか。

本コラムでは、法科大学院の併願校の選び方から入試準備・スケジュールまでを解説します。

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法科大学院(ロースクール)同士の併願はできる?

法科大学院(ロースクール)同士の併願はできる?

法科大学院は複数校併願受験するのが一般的です。

試験日は概ね重ならないように設定されているため、併願受験することが可能です。

また、試験日が重なっても、書類選考がある場合はとりあえずどちらも出してみることもできます。

何校受験するかは人によって異なります。

自分の実力・経済面・志望度に応じて選ぶとよいでしょう。

上位ローのみを志望している場合は、早慶・国立のみを受験するという方も多いです。

一方、学力面に自信がない場合は、未修者コースとの併願を検討する場合もあります。

もっとも、未修者コースと既修コースの併願は出来るところと出来ないところがあるので注意が必要です。

また、一次募集を経ても募集人員に達しなかった法科大学院は二次募集を行うこともあるので、一次募集で不合格になった場合は二次募集のスケジュールも見ておく必要があります。

併願する法科大学院の決め方

併願する法科大学院は、自分の実力・学費・志望度の3点を軸に選ぶのが基本です。

試験科目の範囲(行政法・商法の有無など)や奨学金制度も比較しながら、受験可能な校数を絞り込みましょう。

まずは自分に見合った法科大学院を受験することが重要です。

たとえば、試験科目に行政法・商法がある場合とない場合や、訴訟法の出題範囲が限定されている場合があります。

したがって、それらの学習が進んでいない方はそのような法科大学院を受けた方がよいといえます。

試験範囲を確認するようにしましょう。

また、出題形式も法科大学院によって違います。

いわゆる上位ローといわれる東大や慶應などの法科大学院は司法試験を意識した事例問題を出題することが多いですが、知識問題や短答式の問題を出題する法科大学院もあります。

リーガルライティングにあまり慣れていないという方は、知識問題で受験できる法科大学院を選んだ方がよいかもしれません。

また、私立の法科大学院は国立の大学院と比べて格段に学費が高いです。

奨学金の充実度も法科大学院によって異なります。

経済的な面も考慮して受験校を決定しましょう。

さらに、国立上位ロースクールの場合はGPAやTOEICスコアも見られます。

たとえば、一橋大学法科大学院は、書類審査はほとんどTOEICスコアで判定されます。

たとえば一橋大学法科大学院はTOEICスコアに自信がない場合、受験を見合わせるか、他の国立校を検討するとよいでしょう。

色々と考えることはありますが、結局は自分がどこで学びたいかが重要です。

カリキュラムや学修環境をパンフレットなどで確認し、説明会などにも参加した上で志望校を選んでみてください。

その上で、合格できるように実力を上げていきましょう。

複数の法科大学院を受ける場合の入試準備・スケジュール

法科大学院の併願受験では、志望校選びから受験対策まで計画的に進めることが重要です。

まずは志望校を決めて募集要項を確認し、その内容に沿って受験対策を進めましょう。

志望校を決める

法科大学院入試は8月~12月にかけて、私立から国立の順に行われます。

もっとも、地方や夜間など特殊な日程で募集を行う場合もあるのでそれらは個別に確認する必要があります。

まず、志望校を決めましょう。

多くの法科大学院は入試の前に説明会を行っていますし、HPからパンフレットを取り寄せることも出来ます。

また、HP上には過去問も掲載されています。

これらの情報と自分の実力、経済面等を照らし合わせて志望校を決定しましょう。

募集要項を入手する

志望校を決めたら、志望校のHPから募集要項を手に入れましょう。

募集要項で試験の日程を確認し、願書がいつから配布されるのかも確認して、今後のスケジュールを把握します。

法科大学院によってはTOEICスコアが必要になったりするので、ギリギリに焦らないようにこれらの確認作業は法科大学院の受験を決めたらすぐに行いましょう。

一般的に私立の願書は大体7月初旬から配布されます。

どの法科大学院でも、エントリーシート(いわゆるES)に自己アピール等を記入する必要があります。

ESの分量は法科大学院によって異なるため、早めに願書に目を通しておく必要があります。

また、国際法曹枠や女性枠などの特別枠を設けている法科大学院もあり、特別枠を受験する場合通常より多くの必要書類の提出を求められる場合もあります。

したがって、願書が配布されたらすぐに手に入れて、必要書類を揃えましょう。

ただし、予備試験論文受験者は時間的余裕がないケースが多いため、まず願書を取り寄せておき、ESは予備試験受験後すみやかに準備しましょう。

受験対策を始める

予備試験を受験されている方は一定の実力が備わっているため、法科大学院の過去問演習を中心に対策を進めるとよいでしょう。

そうでない法学部の方で法律の勉強があまり進んでいない方や、未修者受験の方は受験を決めたら予備校などを利用して早めに勉強に取り組みましょう。

まとめ

法科大学院(ロースクール)同士の併願は可能で、併願受験が一般的
・試験日は重ならないことが多く、併願スケジュールを立てやすい
・併願する法科大学院は実力、経済面、志望度に応じて決めるのが重要
・法科大学院の併願では、出題形式や試験範囲、学費、奨学金制度も比較する必要がある

法科大学院併願は、合格の可能性を高める賢い戦略です。志望校の募集要項を早めに確認し、併願校ごとの試験日程や必要書類、出題傾向を把握して効率的に準備を進めましょう。

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