合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

社労士試験を目指した理由

前職では大規模な組織に所属していたのですが、働き方がイマイチ合わず悶々とする日々。

スキルや知識を磨くことで自分が勝負できる場所はどこなのか? と毎日考えていました。

そんなとき、ふと思ったのが社労士の資格を取ることだったんです。

私は、年金や健康保険、労災、雇用保険」など、日常会話でも登場する社会保険制度について理解できていないことにモヤモヤしていました。

社会保険制度について詳しく知りたいと考えたことも、社労士試験を目指そうと決めた理由のひとつです。

2020年11月の行政書士試験に一発合格できたので、その勢いのまま社労士試験の勉強をスタート。

学習が習慣化されていて、ためらわずに社労士試験の勉強をはじめられたのも良かったと思います。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

社労士試験の合格ラインに到達するには、一般的に800~1,000時間の勉強時間が必要といわれます。

それだけの時間を費やすわけですから、予備校は慎重に選びました。

まず、当時の状況と勉強スタイルを整理すると以下のようになります。

  1. 勉強時間は合計1,000時間以上確保できる
  2. 繰り返し暗記していく作業はあまり苦にならない
  3. 是が非でも一発合格したい

これらの条件で考えると、アガルート一択でした。

というのも、総合講義の充実度が他社の講座とは段違いだからです。

総合講義の時間数も他社に比べると圧倒的に多く、私は講義を一通り見ただけで「これは大変だ……」と感じました。

しかし、間違いなく血肉となる内容だと思います。

勉強時間が600時間を超えたあたりから、一気に理解が深まり講義内容がリンクしていく感覚がありました。

アガルートアカデミーは、ギリギリまで必要な知識を絞って軽量化した講義ではなく、合格に向けて余裕を持った知識量を身につけられる重厚な講義だといえます。

合格体験記・学習上の工夫

私が勉強を開始したのは11月の半ば。

勉強時間は合計1,000時間を超えているので、合格者の平均よりも勉強量は多めです。

社労士試験は暗記に始まり暗記に終わる試験で、極端なことをいうと理解が浅くても暗記が確実であれば合格できると思います。

ただ、暗記量が膨大なため闇雲に覚えるだけでは合格レベルの知識量には到達できません。

そこで私が行った暗記法は以下の5つです。

  1. 講義の映像(目と耳から暗記)
  2. テキストの黙読
  3. テキストの音読
  4. ゴロ合わせ
  5. 他の知識とのリンクづけ

ベースとなっていたのは、(1)と(2)です。

講義は全体を2周視聴、テキストの黙読は合計5周ほどしたと思います。

(3)〜(5)では、覚えにくいところを中心に取り組みました。

本番直前は、試験日が長くなるにつれ知識が頭の中で整理されてくるので(5)にある他の知識とのリンクづけが効果的です。

たとえば、国民年金法と厚生年金法をそれぞれやるのではなく、障害基礎年金と障害厚生年金を比較して違いをおさえていく方法だと暗記のレベルが一段階深まります。

試験中はベストを尽くすことだけを考えて完全燃焼。

試験終了直後、「ようやく終わった……!」という安堵感はあったものの、夜に自己採点をすると選択式30点以上、択一式50点以上ながら労一の基準点割れの結果となりガッカリしました。

各予備校の基準点予想からも間違いなく不合格だと思っていたので、合格発表からしばらく経った今でも合格の実感がありません。

ただ、どんな場面でも諦めずにコツコツやってきてよかったと思います。

基礎講義の感想・利用方法

総合講義はボリュームが多く、テキストの厚みを見ただけで驚いてしまう人が多いと思います。

だからこそ、基礎講義を使い安心感を持ってスタートを切ることが大切でした。

基礎講義の内容は、すべて総合講義に含まれているのでそれほど集中して聞かなくても大丈夫。

最初はのんびり聴いて徐々に脳を温め、社労士試験の全体像を掴むという感覚で使えたのも良かったです。

基礎講義を視聴することによって、各科目の特徴を把握できるのもメリットだと思います。

学習をスタートした時点では、労働科目と社会保険科目それぞれの徴の違いはもちろん、社労士試験で学ぶ内容の全体像をイメージできないケースがほとんどです。

基礎講義によって各科目の基礎的な内容をザッと見通すことができたのは、意義があったと感じています。

また、社労士試験の勉強を進めるなかで条文の学習は絶対に避けて通れません。

基礎講義を通じて条文への向き合い方を知っておけば、総合講義に進んだときも安心して学習を進められます。

私にとっては総合講義を反復したことが、社労士試験に合格できた秘訣です。

総合講義にすんなり進んでいくために基礎講義を受けておくことは、ウォーミングアップとして有効だと思います。

総合講義の感想・利用方法

9カ月にわたす勉強期間のなかで、常に学習の中心となっていたのは総合講義です。

総合講義の特徴は、圧倒的な情報量の多さと情報の質が高いこと。

ボリュームの多さに躍りきますが、講義との相性が良いと感じていたので総合講義を繰り返すことで学習を進めていきました。

まずは、1.5倍速で講義を1周することからスタート。

1周目はゼロからのスタートなので、聴いてもわからないことがたくさんあります。

そのため、あまり悩まずにどんどん進めていきました。

社労士試験は科目同士の関連性が高く、学習が進むにつれて「あの科目のあそこはこういうことだったのか」と思う場面が増えていくので、最初はとにかく見ることが重要だと感じています。

講義2周目は、ひたすらテキストを読み込み。

基本は黙読ですが、重要なポイントは声に出して読みんで暗記していくことを優先しました。

総合講義を繰り返して理解が深まれば、試験本番も落ち着いて対応できるはずです。

私にとっては、「これをやっておけば大丈夫」という安心感が、勉強を乗り切るための精神的な支柱にもなっていたように感じます。

過去問解析講座の感想・利用方法

社労士試験の勉強を進めるうえで、過去問対策は必須です。

アガルートの過去問解析講座では重要問題をピックアップして解説しているので、効率よくポイントを掴めるところが魅力でした。

また、各科目が冊子になっていて持ち運びが便利なのも特徴です。

私は、移動中のスキマ時間を使って繰り返し解くことで理解を深めました。

過去問を解きはじめた頃、1周終えるのに想像の倍以上の時間がかかり正直かなりしんどかったです。

しかし、2周目、3周目と回数を重ねるごとに時間が短くなっていき、知識が整理されていく感覚がありました。

基礎知識を身につけるには、過去問を繰り返すことが最短の道だと感じています。

選択式集中特訓講座の感想・利用方法

社労士試験において、多くの受験生が悩むのが選択式ではないでしょうか。

選択式の問題のなかには意外な角度から出題されるもののもあり、十分に勉強していても一筋縄ではいきません。

私は、択一の点数を安定して7割ほど取れるようになってからは選択式にビクビクしていました。

というのも択一と違い、「これをやっておけば大丈夫!」という確実な対応方法がないからです。

それでも、やるしかありません。

総合講義を繰り返して知識の定着を図りつつ、選択式に対応できるようテクニックを身につける勉強もしました。

テクニックを身につけるには数をこなすことが重要で、選択式集中特訓講座が役に立ちます。

選択式は知識で解ける問題以外に、文脈から予想できる「国語的」な問題もあります。

選択式集中特訓講座で問題に多くあたることで、予想するための勘を養うことができました。

年金基礎力養成セミナーの感想・利用方法

社労士試験において、年金を得意科目にできるかどうかは大事なポイントですす。

国民年金法と厚生年金法は、似ている部分が非常に多いため頭のなかがゴチャゴチャになります

勉強をはじめてしばらくは、わからないことが多すぎて理解できるようになるまで時間がかかりました。

国民年金法と厚生年金法を別々に勉強していると知識が整理されるまでに時間がかかります。

年金基礎力養成セミナーで横断的に国民年金法と厚生年金法を学習できたのは有益でした。

年金基礎力養成セミナーは早い段階で配信されたので、年金法の苦手意識を克服するのに役立ったと感じています。

科目別横断整理講座の感想・利用方法

各科目の知識量が増えてくることで、似ている部分がゴチャゴチャになって混乱するくるという問題が生まれます。

わかりにくい部分は、都度該当する箇所をそれぞれのテキストに書き込んで整理しましたが、それだけでは対応しきれないところもありました。

試験直前、科目別横断整理講座を受けたことで混同しやすい部分を整理できたのは非常に良かったと思います。

薄いテキストにまとまっているため、ちょっとしたスキマ時間にパラパラとめくって確認できるのも魅力です。

法改正対策講座の感想・利用方法

法改正対策講座は、項目ごとに重要度が記されているので優先的に学習すべき内容を理解できました。

さらに、関連した知識についても整理でき法改正対策をしながら学習全体の総まとめができるのも良かったポイントです。

はじめて社労士試験を受ける私にとって、法改正への対応は大きな課題のひとつでした。

法改正対策講座に取り組んだおかげで、十分な法改正対策ができたと思います。

法改正対策は重要ですが、基本はベースとなる記憶を書き換えていく作業です。

ゼロから暗記していく作業に比べて負荷は格段に少ないので、法改正対策講座に取り組めば完璧だと思います。

白書対策講座の感想・利用方法

選択式で5点中3点の確保が原則となる以上、労一や社一で出題可能性の高い統計や白書の内容を把握しておくことはマストです。

ただし、実際に白書を読んでいくとなると数百ページを読み込まなければならないため非効率です。

対象となる統計も数多くあるため、時間の確保が難しいという方がほとんどではないでしょうか。

アガルートの白書対策講座は出題される可能性の高い部分に絞ってテキストがまとめられており、繰り返し読むことで重要ポイントの理解を深められます。

私は勉強時間を多めに確保できたので、白書対策講座に加えて模擬試験の復習にも力を入れて一般常識の対策を行いました。

模擬試験の感想・利用方法

5~8月上旬にかけて模擬試験は4回受験。

択一式は5~8月まで一貫して7割程度取れていたのですが、選択式が安定せず不安な状態のまま受験当日を迎えることとなりました。

試験本番の2週間は寝つけない日々が続き、非常に苦しかったことを覚えています。

社労士試験は午前中の選択式が1時間20分、午後の択一式が3時間30分の長丁場です。

事前に模試を受けて集中力を持続させる練習と時間配分のトレーニングをしておかないと、試験当日に力を発揮するのは難しいでしょう。

また、試験直前に模擬試験を行うことで、知識の抜け漏れがないか確認できます。

模擬試験で間違えた部分は弱点なので、復習することで実力アップにつながりました。

社労士試験合格を目指す方へのメッセージ

社労士は膨大な範囲の学習に加えて、独特な試験制度に戦略的に向き合わなければならない厳しい試験です。

私は勉強が進むにつれて択一式の点数は安定してきたものの、選択式は問題との相性によって点数がバラバラで最後まで不安を抱えていました。

試験制度に特徴があるため、合格を確信して受験会場に向かえる人はほとんどいないのではないでしょうか。

常に不安を抱えながらも、今やるべき勉強を試験当日までコツコツ続ける

これはとても苦しい道のりですので、心と体の健康に気をつけながら、一歩ずつ進んでいってください。

講師へのメッセージ

テキストの分厚さは、講師の皆さん方の覚悟であるように感じています。

受験生があれだけの内容を消化して力としていくためには、圧倒的なわかりやすさが必要だからです。

「本当に合格できるのだろうか」と不安になり、勉強が手につかなくなることもありました。

そんなときも、わかりやすく伝えようとする講師の方々の熱意に支えられて何とかゴールまで走り切ることができたように感じます。

アガルートアカデミーと出会いブレずに総合講義での学習を繰り返したことが、合格につながったと考えています。

本当にありがとうございました。